島根県の豊かな自然に抱かれた地に、キリスト教愛真高等学校はあります。ここは、日本でも数少ない全寮制の小さな高校で、全国から生徒が集まり、共に学び、生活をしています。一般的な高校とは少し違う、ユニークな教育がキリスト教愛真高等学校の魅力です。
キリスト教愛真高等学校の基本情報
キリスト教愛真高等学校の偏差値・難易度・併願校
キリスト教愛真高等学校に設置されている学科・コース
普通科:少人数制のクラスで、基礎学力の定着を重視した授業が行われます。特徴的なのは、単なる受験勉強にとどまらず、「聖書」の授業や平和学習、労働(作業)の時間などがカリキュラムに組み込まれている点です。キリスト教愛真高等学校の普通科は、知識を詰め込むだけでなく、体験的な学びを通して、物事の本質を深く考える力や、他者と協力して生きる力を育みたい生徒におすすめです。
キリスト教愛真高等学校の特色・校風
宿題の量:一般的な高校と比較して、特別に多いという情報はありませんが、日々の授業の予習復習に加え、レポート作成など、主体的な学びが求められる場面が多いようです。 校則:校則はありますが、生徒の自主性を尊重する校風です。ただし、寮生活の規律を守ることは重要視されます。特筆すべき点として、携帯電話や漫画の持ち込みは禁止されており、寮監に預ける決まりになっています。これは、情報過多の社会から少し距離を置き、人との直接的な関わりや自分と向き合う時間を大切にするための配慮です。 生徒たちの雰囲気:全国から様々な背景を持つ生徒が集まっているため、多様な価値観に触れることができます。少人数なので、学年を超えて生徒同士の仲が良く、アットホームな雰囲気のようです。 アルバイト:全寮制であり、学校生活そのものが学びの場とされているため、アルバイトは許可されていません。 制服:制服はありません。生徒は各自、学校生活にふさわしい服装で過ごしています。 土曜授業:土曜日は基本的に休みですが、学校行事などが行われることもあります。
キリスト教愛真高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
AAF (Aishin Art Festival):毎年秋に開催される文化祭です。クラスごとの演劇や合唱、バンド演奏、ダンスなどのステージ発表のほか、模擬店や作品展示など、生徒たちが主体となって創り上げる一大イベントです。 平和学習:各学年で平和について学ぶための研修旅行が実施されます。1年生は広島、2年生は呉・大久野島、3年生は沖縄を訪れ、戦争体験者の話を聞くなどして、平和の尊さを学びます。 大山登山:鳥取県にある大山に全校生徒で登る伝統行事です。 クリスマス礼拝・祝会:キリストの降誕を祝い、全校で礼拝や祝会を行います。 卒業音楽会・感話会:卒業を前に、3年生が感謝の気持ちを込めて音楽会や感話会を開きます。
キリスト教愛真高等学校の進学実績
難関私立大学:早慶上理ICUに1名、関関同立に2名が合格しています。 主な進学先:明治学院大学(2名)、立命館大学(1名)、東海大学(1名)などの大学へ進学しています。 その他:大学だけでなく、短期大学や専門学校への進学、あるいは就職を選ぶ生徒もいます。過去には教育、医薬、芸術など、幅広い分野への進学実績があります。
キリスト教愛真高等学校の特長・アピールポイント
日本で一番小さい全寮制高校:1学年約15名、全校生徒50名ほどの小さな共同体で、生徒と教職員が家族のように深く関わり合います。 聖書に基づく人間教育:「人は何のために生きるのか」という根源的な問いを教育の中心に据え、聖書を通して人間としての生き方を探求します。 「作業」という労働の時間:週に2回、米や野菜作り、山林整備、パン焼きなど、全校生徒で労働する「作業」の時間があります。自分たちの生活を自分たちの手で整えることを学びます。 自分たちで作る毎日の食事:朝・昼・夕の3度の食事は、すべて生徒たちが当番制で手作りしています。 情報から離れる環境:生徒は携帯電話やテレビ、漫画のない環境で生活します。人との直接的な対話や、自分自身と向き合う豊かな時間を過ごすことができます。 充実した平和学習:広島、沖縄、韓国などを訪れ、歴史の事実と向き合い、平和を愛する心を育む独自のプログラムがあります。 夕会(ゆうかい):毎日一人の生徒が、全校生徒と教職員の前で自分の思いや考えを語る「夕会」という時間があります。人の話を真剣に聞き、自分の言葉で表現する力が養われます。
キリスト教愛真高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「人間としての芯を作ってくれる学校」という評価が多く見られます。 少人数・全寮制のため、人間関係で逃げることができず、他者と深く関わる力が身につくという声があります。 先生と生徒の距離が近く、一人ひとりへのサポートが手厚い点が評価されています。 情報機器から離れた生活を通して、自分自身と向き合い、本当にやりたいことを見つけられるという意見があります。 食事作りや作業など、共同生活を通して生きる力が身につくと感じている卒業生が多いようです。
気になる点: 全寮制で、携帯電話も使えないなど、厳しい環境だと感じる人もいるかもしれません。 一般的な高校生活(自由なアルバイト、部活動など)をイメージしていると、ギャップを感じる可能性があります。 最寄り駅から距離があるため、交通の便が良いとは言えません。
アクセス・通学
所在地:島根県江津市浅利町1826-1 最寄り駅からのアクセス: JR山陰本線「浅利駅」から徒歩約46分 JR山陰本線「江津駅」から車で約10分
生徒の出身地:生徒は日本全国、そして海外からも集まっています。そのため、特定のエリアから通う生徒が多いという傾向はありません。
キリスト教愛真高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

