三重高校は、三重県松阪市にある私立の中高一貫校で、県内でも指折りの進学校として知られています。

野球部やソフトテニス部などクラブ活動の実績も豊富で、文武両道の校風を大切にしている学校です。

この記事では、2027年度(令和9年度)の入試を控えた中学生とその保護者の方に向けて、三重高校の偏差値の目安やコースの仕組み、併願校の例、学費、大学進学実績、アクセス方法などを、公式サイトの情報を中心にわかりやすくまとめました。

志望校選びの参考として、ぜひ最後までご覧ください。

三重高校とはどんな学校?沿革と教育の特色

三重高校の基本情報

  • 所在地は三重県松阪市久保町1232で、運営は学校法人三重高等学校です。
  • 男女共学の私立高校で、同じ敷地内に三重中学校(中高一貫コース)も設置されています。
  • 2026年5月現在、男子698名・女子541名が在籍しており(三年制の普通科NAVISコース・STELLAコースの合計)、六年制コースにも1〜3年生であわせて272名が在籍しています。
  • 学校法人三重高等学校は、2018年(平成30年)4月に学校法人梅村学園から分離・独立して設立された法人で、三重高等学校・三重中学校・梅村幼稚園の3つの教育機関を運営しています。

三重高校の沿革

  • 1961年(昭和36年)4月、普通科・商業科を設置して男女共学の三重高等学校として開校しました。
  • 1962年(昭和37年)には三重中学校が開校し、同じ年に松阪女子高等学校・松阪女子中学校も開校しています(後の1994年に三重高等学校と松阪女子高等学校は統合されています)。
  • 1985年(昭和60年)からは、全国に先駆けて三重中学校との中高一貫教育体制(六年制)を導入しました。
  • 1994年(平成6年)、三重高等学校と松阪女子高等学校が統合し、現在の男女共学の三重高等学校として発足しています。
  • 2008年からは三年制と中高一貫の六年制を分離し、教育内容の充実を図っています。

三重高校の教育方針

  • 校訓は「真剣味」で、日々の学習をはじめとするすべての活動に真摯に取り組む姿勢を大切にしています。
  • 文武両道を掲げ、部活動と学業の両立に力を入れている点が大きな特色です。
  • 2025年には、グラデュエーション・ポリシー(何ができるようになるか)、カリキュラムポリシー(何をどう学ぶか)、アドミッションポリシー(どのような生徒を受け入れるか)の3つのスクールポリシーを新たに策定しています。

三重高校の偏差値とコース紹介(2027年度入試向け)

2025年度からの新しいコース体系

  • 三重高校公式サイトの学校からのお知らせによると、2025年度(2025年4月)入学者から、三年制の新しいコースとして「STELLA(ステラ)」と「NAVIS(ナビス)」が導入されています。
  • STELLAは、多様な目的意識を持つ仲間とともに学ぶことをコンセプトにしたコースです。
  • NAVISは、高い目標に向かって挑み続けることをコンセプトにしたコースです。
  • 2026年8月時点では、2025年度入学者(現2年生)・2026年度入学者(現1年生)がSTELLA・NAVISの名称で案内されている一方、2024年度入学者(現3年生)は、学校からのお知らせ上ではまだ「特進コース」「進学コース」といった以前の名称で案内されています。今後、呼称が順次切り替わっていくとみられます。

STELLAコースの内容

  • STELLAコースには「特進クラス」と「選抜クラス」があります。
  • 特進クラスは、自ら問いを立てる力や知識を組み合わせる力の獲得を目指し、オールラウンドな学力の育成に重点を置いています。
  • 選抜クラスは、基本的な生活習慣・学習習慣の定着を土台に、自分の適性に応じた進路実現をめざすクラスです。
  • 2年進級時のみ、進学クラス(NAVIS)から選抜クラス(STELLA)への編入が可能とされています。

NAVISコースの内容

  • NAVISコースには「進学クラス」と「アスリートクラス」があります。
  • 進学クラスは、基礎学力を養いながら応用力を身につけ、一人ひとりの進路目標に応じた指導を行うクラスです。
  • アスリートクラスは、将来プロのスポーツ選手やコーチ・トレーナーなどの指導者を目指す生徒を対象に、学業と競技力の両立を図るクラスです。主に強化クラブに所属する生徒で構成されます。

六年制(中高一貫)コースについて

  • 三重中学校からの内部進学者を中心とした六年制コースもあり、中学段階から大学進学を見据えた一貫教育を行っています。
  • 三重中学校では「TOP35」という特別選抜クラスが設けられており、難関国公立大学への進学に力を入れています。

三重高校の偏差値の目安

  • 大手模試会社の調査データによると、三重高校(普通科)の偏差値はおおむね50台前半〜60台前半の範囲で示されています。
  • ただし、掲載しているサイトによって数値に幅があり、「52〜62」という比較的広いレンジで示すサイトもあれば、「50〜54」程度とするサイトもあります。
  • この差は、集計対象となる模試の種類や調査時期、また2025年度からのコース再編(旧・特進コース/進学コース → STELLA/NAVIS)によって、偏差値データの更新状況がサイトごとに異なることが一因と考えられます。
  • 偏差値はあくまで模試運営会社が算出した目安であり、学校の教育内容そのものの優劣を示すものではない点に注意してください。
  • 最新かつ正確な出願基準・選考基準は、三重高校が公表する募集要項で必ず確認するようにしましょう。

三重高校の2027年度入試情報

現時点(2026年8月)での公表状況

  • 三重高校の公式サイトでは、2027年度(令和9年度)入試の生徒募集要項について、2026年8月時点で「準備中」と案内されています。
  • 例年、私立高校の募集要項は秋(9〜10月頃)以降に公表される傾向があるため、詳細な出願期間・検査日・選抜方法などは、今後の公式サイトの更新を必ず確認してください。
  • 2027年度入試の詳細情報が公表され次第、三重高校公式サイトの「入試情報」ページ(募集要項)に掲載される予定です。

参考:2026年度(令和8年度)入試の出願方式

  • 直近の2026年度入試では、インターネット出願が導入されており、専用の出願サイトからアカウントを作成して出願手続き・受験料の支払いを行う仕組みでした。
  • 受験料や入学金・施設設備整備費の支払い方法として、クレジットカード決済、コンビニ決済、ATM決済(ペイジー)、銀行のネットサービス決済、銀行窓口振込みなど複数の方法が用意されていました。
  • 願書は学校への提出が不要で、調査書は中学校から提出される仕組みになっていました。
  • 合否は、インターネット上の専用サイトで確認する形式でした。
  • これらの仕組みは2027年度入試でも大枠は継続される可能性がありますが、詳細は必ず最新の募集要項で確認してください。

過去問題の入手方法

  • 三重高校の公式サイトでは、「過去の入試問題」のページから過去の入試問題をダウンロードできる仕組みが用意されています。
  • 受験対策として、まずは公式サイトで最新の過去問掲載状況を確認することをおすすめします。

三重県公立高校の入試日程(参考)

  • 併願を検討する際の参考として、三重県教育委員会が公表した2026年度(令和8年度)三重県立高等学校入学者選抜実施要項によると、前期選抜の検査日は2026年2月3日・4日、後期選抜の検査日は2026年3月10日でした。
  • 2027年度(令和9年度)の公立高校の日程は、例年秋頃に三重県教育委員会から公表されます。三重県公式サイトで最新情報を確認してください。

三重高校の併願校例

併願校を考えるときの基本的な考え方

  • 私立高校である三重高校は、公立高校の前期・後期選抜とは別日程で入試を実施するのが一般的です。
  • そのため、「三重高校を私立の第一志望・併願校として受験し、あわせて三重県内の公立高校も受験する」というパターンが多く見られます。
  • 併願校を選ぶ際は、偏差値の近さだけでなく、通学時間や入試日程が重ならないかどうかも必ず確認しましょう。

三重高校の併願校としてよく挙げられる公立高校(参考データ)

  • 教育情報サイトが公表している2025年度入試の実績データによると、三重高校の併願校例として、津高校(普通科)、津東高校(普通科・単位制)、松阪高校(普通科・理数科)、宇治山田高校(普通科)、伊勢高校(普通科)、上野高校(理数科)、鈴鹿高校(普通科特進コース)などが挙げられています。
  • 鳥羽商船高等専門学校(情報機械システム工学科)も併願例として挙げられています。
  • これらはあくまで「実際に併願した先輩が多かった学校」の集計例であり、年度によって変動するため、参考情報として捉えてください。

三重高校の併願校としてよく挙げられる私立高校(参考データ)

  • 同じデータでは、私立高校の併願例として、高田高校(普通科Ⅰ類進学クラス・Ⅱ類進学クラス・Ⅱ類特別選抜クラス)、セントヨゼフ女子学園高校(アドバンスコース)なども挙げられています。
  • 県外の私立高校を併願するケースとして、清風高校(大阪府・普通科理Ⅲ6か年編入コース)や奈良育英高校(奈良県・総合進学コース)などの例もあり、遠方への進学を視野に入れる家庭もあることがうかがえます。
  • 私立高校同士を併願する場合は、入学金や施設費など初年度納付金が二重にかかる可能性があるため、事前に費用面も確認しておくと安心です。

併願校選びで確認しておきたいポイント

  • 志望する学科・コースが、実際に自分の学力レベルや興味関心に合っているかを確認しましょう。
  • 通学区域(公立高校の場合)や、通学にかかる時間・交通手段も事前にチェックしておくことが大切です。
  • 出願方法(インターネット出願かどうか)や、必要書類の提出期限も高校ごとに異なるため、早めに一覧化しておくと安心です。

三重高校の学費と就学支援金制度

入学までにかかる費用の目安

  • 三重高校の公式サイト(よくある質問ページ)によると、入学までに「入学金」「施設設備整備充実費」「教科書代」「制服・体操服代」などで、合計約40万円が目安とされています。
  • このうち入学金は50,000円、施設設備整備充実費は249,500円です(2026年度入学者向けの金額)。

入学後、年間でかかる費用の目安

  • 入学後1年次は、「授業料」「教育充実費」「修学旅行積立金」「PTA会費」「生徒会費」「学校後援会費」「ICT通信費」「諸費用」などを合わせて、年額で約60万円が目安とされています。
  • 2年次は年額で約50万円、3年次は「卒業諸費用」も含めて年額で約50万円が目安とされています。
  • 公式サイトの学費ページに掲載された2026年度入学者向けの表では、月額4,133円がICT通信費として明記されています。また、月額38,000円という項目もあわせて示されており、上記の「よくある質問」ページの説明とあわせて考えると、これは授業料にあたるものと考えられます。2027年度入学者向けの金額は、今後改めて公式サイトで公表される可能性があるため、必ず最新情報を確認してください。

就学支援金による実質無償化

  • 高等学校等就学支援金制度により、2020年4月以降、世帯年収の目安が約590万円未満の家庭では、私立高校の授業料が実質無償化されています。
  • この制度は国の制度であり、在学する高校を通じて申請する仕組みです。

三重県独自の負担軽減制度

  • 三重県では、保護者等の道府県民税・市町村民税所得割額の合算が8万5,500円未満の世帯を対象に、入学金の2分の1(上限25,000円)を助成する制度があります。
  • また、2024年度からは三重県独自の授業料支援として、世帯年収の目安が590万円以上910万円未満の家庭を対象に、年額12,000円が補助される制度も始まっています。
  • 手続きの詳細や最新の対象要件は、必ず三重県公式サイトまたは三重高校の窓口で確認してください。

三重高校の大学進学実績

2026年度の大学合格状況

  • 三重高校公式サイトの「進路実績」ページによると、2026年度の大学合格状況(過年度生を含む合格の延べ数)は、国公立大学が計97件(文系19件・理系25件・六年制53件)、私立大学が計721件(文系393件・理系104件・六年制224件)となっています。
  • 公式サイトには「(合格数は、過年度生を含む延べ数です)」との注記があり、これは在校時の卒業生だけでなく既卒生(浪人生)の合格も含み、また1人の生徒が複数の大学に合格した場合はその数だけ重複してカウントされる数字です。そのため、卒業生の実人数とは異なる点にご注意ください。
  • このほか、短期大学(国公立)が7件、短期大学(私立)が14件、専修学校が83件、就職が1件という内訳が示されています(いずれも同様に過年度生を含む延べ数)。
  • 三重高校は文系・理系に加えて六年制コースの進学実績も別枠で集計されており、六年制コースの国公立大学合格件数(53件)が、文系・理系合計(44件)を上回っている点が特徴です。

進路指導の特色(参考情報)

  • 教育情報サイトの学校紹介ページでは、三重高校について「三重大学や静岡大学など国公立大学のほか、私立大学の合格者を多数輩出している」と紹介されています。
  • 個別の大学名・合格者数など詳細な実績を確認したい場合は、三重高校公式サイトの「進路実績」ページ内にある学科別のページ(六年制進路実績・進学コース進路実績・特進コース進路実績)を直接ご覧いただくことをおすすめします。

三重高校のクラブ活動・学校行事

全国レベルの実績を持つ強化クラブ

  • 三重高校には「強化クラブ」として、硬式野球部、陸上競技部、男女ソフトテニス部、剣道部、男女バレーボール部、ソフトボール部、男女サッカー部、卓球部、男女バスケットボール部、自転車競技部、軟式野球部、弓道部、アーチェリー部、ワンダーフォーゲル部、応援部、ダンス部、ゴルフ部、水泳部が設置されています。
  • 硬式野球部は、1969年春の選抜高等学校野球大会で全国優勝を果たしたほか、2014年夏の全国高等学校野球選手権大会では準優勝、2018年春の選抜大会ではベスト4に進出するなど、全国的にも強豪として知られています。2026年春の選抜大会でも2回戦に進出しています。
  • さらに、2026年7月29日には第108回全国高等学校野球選手権三重大会で優勝し、2026年夏の甲子園(全国大会)への出場を決めています(三重高校公式サイトの最新情報より)。
  • ソフトテニス部は、インターハイ(全国高等学校総合体育大会)や全国選抜大会で優勝実績があり、卒業生から日本代表選手も輩出しています。

文化部の主な実績

  • 文化部としては、ボランティア部、書道部、美術部、吹奏楽部、合唱部、図書部、囲碁部、将棋部、日本文化研究(華道・茶道・琴)部、人権サークルフレンズ部、調理部、演劇部、学校新聞・文芸・放送・写真部、I・L・C(外国語)部、バトントワリング部、科学技術部などが活動しています。
  • ダンス部は、三重中学校・高等学校として2018年の「春の日本高校ダンス部選手権」で準優勝、「全日本小中学生ダンスコンクール」で金賞を受賞するなど、高い実績を持っています。

学校行事

  • 「翠巒祭(すいらんさい)」と呼ばれる学園祭・体育祭が開催されており、各学年・各クラス・各部活動が夏休み前から準備を進める、三重高校を代表する行事の一つです。

三重高校へのアクセス・通学方法

電車・バスでのアクセス

  • 最寄り駅はJR紀勢本線の「徳和駅」で、情報源によって多少差がありますが、徒歩でおおむね15〜20分程度の距離です。
  • 近鉄山田線の「東松阪駅」からは、情報源によって自転車で約15〜20分、徒歩の場合は約28〜30分程度と案内されています。
  • JR紀勢本線・名松線・近鉄山田線の「松阪駅」からは、三重交通バスで「三重高校前」または「梅村学園口」バス停まで乗車するアクセス方法があり、バス停から校舎までは徒歩1〜3分程度です。

自動車でのアクセス

  • 三重高校公式サイトによると、伊勢自動車道「松阪IC」から約10kmの距離です。

寮・下宿について

  • 三重高校の公式サイト(よくある質問ページ)によると、寮や下宿のほとんどは学校周辺(半径約2km以内)にあり、例年200名程度の生徒が寮・下宿を利用して通学しているとされています。
  • 寮・下宿の一覧や周辺マップは、公式サイトの「寮・下宿について」のページからPDFで確認できます。ただし、掲載されている情報は前年度時点のものであり、年度によって内容が変更される場合があるため、必ず最新情報を学校に直接確認してください。

まとめ|三重高校の偏差値・併願校・アクセス(2026-2027)

  • 三重高校は三重県松阪市にある私立の中高一貫校で、1961年開校、2018年に学校法人として独立した歴史ある学校です。
  • 2025年度入学者から、三年制のコースとして「STELLA(特進クラス・選抜クラス)」と「NAVIS(進学クラス・アスリートクラス)」という名称が使われています(2026年8月時点で現3年生はまだ旧名称で案内)。
  • 偏差値はサイトによって50〜54、52〜62など幅があり、コース再編の影響もあるため、最新の学校説明会や模試データで確認することが大切です。
  • 2027年度(令和9年度)の生徒募集要項は、2026年8月時点でまだ「準備中」であり、詳細は今後の公式サイト更新を確認する必要があります。
  • 直近の入試ではインターネット出願が導入されており、受験料等の支払いも複数の方法から選べる仕組みでした。
  • 併願校の例としては、津高校・松阪高校・宇治山田高校・伊勢高校・上野高校・鈴鹿高校などの公立高校や、高田高校・セントヨゼフ女子学園高校などの私立高校が挙げられています(2025年度実績データ)。
  • 学費は、入学までに約40万円、入学後1年次で約60万円が目安とされていますが、就学支援金により世帯年収約590万円未満の家庭では授業料が実質無償になります。
  • 2026年度の大学合格状況は、国公立大学97件・私立大学721件など(いずれも過年度生を含む合格の延べ数)、多くの生徒が大学へ進学しています。
  • 硬式野球部(1969年春全国優勝、2014年夏準優勝、2026年夏は三重大会優勝で甲子園出場決定など)やソフトテニス部、ダンス部など、全国レベルの実績を持つクラブ活動が盛んです。
  • 最寄り駅は徳和駅(徒歩15〜20分)で、松阪駅からのバス便も充実しており、寮・下宿を利用する生徒も多く見られます。