京都女子高等学校は、1899年創立の歴史と伝統を誇る、京都市東山区に位置する私立の女子校です。親鸞聖人の仏教精神を建学の精神とし、知性と豊かな心を兼ね備えた女性の育成を目指しています。京都ならではの落ち着いた環境の中、生徒たちはのびのびと学校生活を送っています。
京都女子高等学校の基本情報
京都女子高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科CSコース:69 普通科Ⅱ類(内部進学):67 ウィステリア科:63 普通科藤華コース:63
京都女子高等学校に設置されている学科・コース
普通科CSコース:難関国公立大学や医療系学部への現役合格を目指すコースです。高いレベルでの学習環境を求める生徒におすすめです。 普通科Ⅱ類(内部進学生徒向け):難関国公立大学を目指す中高一貫の生徒が所属するコースです。 普通科藤華コース:国公立大学や難関私立大学、京都女子大学など、幅広い進路に対応するコースです。文武両道を目指し、バランスの取れた高校生活を送りたい生徒におすすめです。 ウィステリア科:京都女子大学への進学を前提としたコースです。高大連携の独自のカリキュラムを通じて、国際社会で活躍できる女性の育成を目指します。
京都女子高等学校の特色・校風
宿題の量:コースや学年によりますが、進学校ということもあり、日々の予習・復習は欠かせず、量は「多い」と感じる生徒が多いようです。特にCSコースでは、質の高い授業についていくための学習習慣が求められます。 校則:全体的に「やや厳しい」という声が見られます。特にスマートフォンの使用に関しては、校内では朝礼から終礼まで電源を切ることが定められています。スカート丈や髪型についても指導されることがあるようです。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。一方で、文化祭や体育祭などの行事では非常に盛り上がり、クラスの団結力が強いという口コミも多く見られます。 アルバイト:原則として禁止されています。 制服の評判:伝統的な茄子紺のブレザーで、上品で清楚なデザインが好評です。藤の花をモチーフにした金色の校章がアクセントになっています。 土曜授業:土曜日も授業が行われており、週6日制となっています。
京都女子高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
文化祭:9月に行われる一大イベントです。クラスごとの展示や発表、文化部によるステージなど内容は多彩で、生徒たちの創造性や団結力が発揮されます。 体育祭:10月にたけびしスタジアム京都(西京極総合運動公園)で盛大に開催されます。学年やクラス対抗で様々な競技に臨み、学校全体が一体となります。 修学旅行:普通科は高校2年生の秋に、行き先はその年によって異なりますが、国内で数日間の研修旅行を実施します。ウィステリア科は3年生の2月に海外研修旅行があり、異文化理解を深める貴重な機会となっています。
京都女子高等学校の進学実績
国公立大学:京都大学3名、大阪大学、神戸大学などを含む国公立大学に合計81名が合格しています。 難関私立大学:同志社大学、立命館大学などの「関関同立」には合計182名が合格しています。 京都女子大学:附属校の強みを生かし、内部進学制度を利用して136名が進学しています。
京都女子高等学校の特長・アピールポイント
仏教精神に基づく人間教育:週に1時間の宗教の授業や礼拝を通して、「いのち」の尊さや感謝の心を学び、豊かな人間性を育みます。 2025年度からの新校舎:最新のICT設備などを備えた、より快適で機能的な学習環境での学びがスタートします。 充実した高大連携プログラム:附属の京都女子大学との連携により、大学の講義を聴講したり、第二外国語を学んだりと、高校にいながら一足先に大学レベルの学びに触れることができます。 伝統文化に触れる機会:京都という立地を生かし、能楽鑑賞会など、日本の伝統文化を深く学ぶ機会が豊富に用意されています。 手厚い進路指導:生徒一人ひとりの個性や希望に寄り添い、多様な進路実現をサポートするきめ細やかな指導が行われています。 ウィステリア科の独自の取り組み:京都文化論や充実した外国語教育など、国際社会で活躍できる人材を育成するための特色あるプログラムが魅力です。 「女坂」と呼ばれる正門前の坂:学校のシンボルとも言えるこの坂を、毎日多くの生徒や大学生が上り下りする光景は、活気にあふれています。
京都女子高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方がとても熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」という声が多数あります。 「落ち着いた環境で、安心して勉強に集中できる」 「行事がとても楽しく、クラスの仲が深まる」 「内部進学の選択肢があるので、安心して大学受験に臨める」 「歴史と伝統があり、礼儀作法が身につく」
気になる点: 「校則が少し厳しいと感じることがある。特にスマホの使用ルールは厳しい」という意見が見られます。 「坂の上にあるので、駅から歩くのが少し大変」 「施設の一部が古いという声がありましたが、2025年度から新校舎になるため改善が期待されます。」
アクセス・通学
京阪本線「七条」駅から東へ徒歩約15分。 JR・近鉄「京都」駅前から市バス(206、208系統)で「東山七条」下車、東へ徒歩約5分。 JR・近鉄「京都」駅八条口や阪急「京都河原町」駅からプリンセスラインバスで「京都女子中高前」下車すぐ。
京都女子高等学校受験生へのワンポイントアドバイス