兵庫県立多可高等学校は、多可町にある自然豊かな環境の中で、「福祉のこころ」を育む教育を特色とする学校です。1976年に開校して以来、地域に根ざした教育活動を展開し、多くの卒業生を社会に送り出してきました。生徒一人ひとりの個性を尊重し、地域社会に貢献できる人材の育成を目指しているのが、この多可高等学校の大きな魅力です。
兵庫県立多可高等学校の基本情報
兵庫県立多可高等学校の偏差値・難易度・併願校
兵庫県立多可高等学校に設置されている学科・コース
普通科 : 1年生では共通の科目を学び、基礎学力の定着を図ります。2年生から以下の3つの類型を選択します。総合カルチャー類型 : 幅広い分野の科目を学び、自分の興味や関心を追求します。多様な進路に対応できる学力を身につけたい生徒におすすめです。福祉ボランティア類型 : 福祉に関する専門的な知識や技術を学び、体験学習も豊富です。 将来、介護や福祉の分野で活躍したい生徒に最適です。情報ビジネス類型 : 情報処理やビジネスに関する知識を学び、資格取得も目指します。 コンピュータや経済に興味があり、実践的なスキルを身につけたい生徒におすすめです。
兵庫県立多可高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気 : 生徒数は1学年2クラス(定員80名)と小規模なため、生徒同士や教員との距離が近く、和気あいあいとした雰囲気です。 真面目で落ち着いた生徒が多いという評判があります。校則 : 校則は、他の公立高校と比較すると標準的か、やや厳しいと感じる生徒もいるようです。特に服装や頭髪に関する指導はきちんと行われる傾向があります。スマートフォンの校内での使用は原則禁止されています。宿題 : 宿題の量は、類型や選択科目によって異なりますが、毎日コツコツと取り組む必要がある量が課されることが多いようです。アルバイト : 原則として禁止されています。 ただし、家庭の経済的な事情など、やむを得ない場合には、学校の許可を得て行うことが可能です。制服 : 男子はブレザー、女子はセーラー服タイプのブレザーで、落ち着いたデザインが特徴です。評判は人によって様々ですが、清楚で好感が持てるという声が多いようです。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
兵庫県立多可高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 野球部、ソフトボール部、陸上競技部、バレーボール部、バスケットボール部、卓球部、剣道部などがあります。特に野球部は地域からの応援も厚く、活気があります。文化部 : 吹奏楽部、美術部、書道部、茶道部、ESS(英会話)、パソコン部、ボランティア部など、多彩な部活動があります。 ボランティア部は、「福祉のこころ」を育む多可高校ならではの部活動で、地域のイベント参加や施設訪問など、積極的に活動しています。
イベント
妙見祭(文化祭) : 毎年6月に行われる文化祭は「妙見祭(みょうけんさい)」と呼ばれ、最大のイベントの一つです。 各クラスや文化部が趣向を凝らした展示やステージ発表を行い、大変な盛り上がりを見せます。体育大会 : 秋に開催される体育大会では、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。修学旅行 : 2年生の秋に実施され、近年は沖縄を訪れることが多いようです。 平和学習やマリンスポーツ体験など、充実したプログラムが組まれています。その他 : 1年生の校外学習、3年生の校外学習(USJなど)、球技大会、芸術鑑賞会など、年間を通して多彩な行事が企画されています。
兵庫県立多可高等学校の進学実績
国公立大学 : 近年では、兵庫県立大学などへの合格実績があります。私立大学 : 卒業生の多くが私立大学へ進学しています。主な進学先として、神戸学院大学、兵庫大学、大阪学院大学などが挙げられます。短期大学・専門学校 : 看護・医療系の専門学校や、美容、製菓、保育などの専門学校へ進学する生徒も多数います。 特に福祉ボランティア類型で学んだ経験を活かし、福祉系の道へ進む生徒が多いのも多可高校の特色です。就職 : 地元企業への就職にも強く、安定した実績があります。 学校のサポートのもと、多くの生徒が希望の就職先に内定しています。
兵庫県立多可高等学校の特長・アピールポイント
「福祉のこころ」を育む教育 : 学校設定教科「福祉」やボランティア活動を通して、思いやりの心や共生の心を育む教育を実践しています。地域と連携した探究学習「グローカル探究」 : 多可町の地域資源や課題をテーマに探究活動を行い、プレゼンテーション能力や問題解決能力を養います。きめ細やかな少人数教育 : 生徒一人ひとりに目が行き届きやすく、個々の学力や進路希望に応じた丁寧な指導が受けられます。類型選択制による専門的な学び : 2年生から興味や進路に応じた3つの類型(総合カルチャー、福祉ボランティア、情報ビジネス)に分かれ、専門性を高めることができます。豊かな自然に囲まれた学習環境 : 落ち着いた環境で、のびのびと学校生活を送ることができます。国際交流活動 : タイの高校との交流など、異文化に触れる機会が設けられており、国際感覚を養うことができます。北はりま特別支援学校との交流 : 日常的な交流や共同学習を通して、多様性を尊重する態度を育んでいます。
兵庫県立多可高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「生徒と先生の距離が近く、質問しやすい雰囲気がある」といった、手厚いサポート体制を評価する声が多く聞かれます。 「いじめが少なく、みんな仲が良い」「アットホームな雰囲気で、安心して学校生活が送れる」という、良好な人間関係に関する口コミも目立ちます。 「地域のイベントに参加する機会が多く、社会勉強になる」「ボランティア活動などを通して、貴重な経験ができた」など、地域連携の取り組みを肯定的に捉える意見も多いようです。
気になる点 :「最寄り駅から遠く、バスの本数も少ないため、交通の便が少し悪い」という、アクセスに関する指摘があります。 「校則が少し厳しいと感じることがある」「スマートフォンの使用制限が不便」といった声も一部で見られます。 「大学進学を目指すには、塾や予備校のサポートが必要になるかもしれない」という、進学指導に関する意見もあります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :JR加古川線「西脇市駅」から神姫バスを利用。 「多可高校前」行きに乗車し、終点「多可高校前」バス停で下車、徒歩約1分。 「鳥羽上」行きまたは「山寄上」行きに乗車し、「多可高校口」バス停で下車、徒歩約12分。
通学エリア :地元の多可町の生徒が最も多いですが、近隣の西脇市や加東市、丹波市などから通学している生徒もいます。遠方から通学する場合は、バスの時刻などを事前にしっかり確認しておくことが大切です。
兵庫県立多可高等学校受験生へのワンポイントアドバイス