北海道小樽水産高等学校は、115年以上の長い歴史を持つ、水産・海洋分野のスペシャリストを育成する北海道立の専門高校です。普通科の高校では決して体験できない、海や船、水産資源に関する専門的な知識と技術を実践的に学べるのが、この小樽水産高等学校最大の魅力と言えるでしょう。広大な海を舞台に、自分の可能性を試したいと考えている中学生にとって、まさに夢への羅針盤となる学校です。

「水産高校って、具体的にどんなことを学ぶの?」「卒業後の進路は?」そんな疑問や期待に胸を膨らませている皆さんも多いのではないでしょうか。この記事では、小樽水産高等学校がどのような学校なのか、その特色や学校生活のリアルな姿を、進学アドバイザーの視点から分かりやすく、そして詳しく解説していきます。

この記事を読めば、きっとあなたの知らない小樽水産高等学校の新たな魅力が見つかるはずです。さあ、一緒に未来へつながる航海の扉を開けてみましょう。

北海道小樽水産高等学校の基本情報

北海道小樽水産高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 北海道小樽水産高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒047-0001 北海道小樽市若竹町9-1
代表電話番号 0134-23-0670
公式サイトURL http://www.otarusuisan.hokkaido-c.ed.jp/

北海道小樽水産高等学校の偏差値・難易度・併願校

北海道小樽水産高等学校は専門的な知識を学べるユニークな高校ですが、入学の難易度はどのくらいなのでしょうか。ここでは、偏差値や合格に必要な内申点の目安について解説します。

各学科の偏差値は以下の通りです。

  • 海洋漁業科:41 – 43

  • 水産食品科:41 – 43

  • 栽培漁業科:41 – 43

  • 情報通信科:41 – 43

合格に必要な内申点の目安は、Hランク(内申点117点程度)が一つの基準となるようです。 もちろん、これはあくまで目安であり、当日の学力検査や面接の結果も重要になります。

北海道の公立高校入試制度では、基本的に他の公立高校を併願することはできません。そのため、小樽水産高等学校を受験する場合、併願校は私立高校から選ぶことになります。同じ小樽市内の北照高等学校や双葉高等学校、あるいは札幌市内の私立高校などが併願校として考えられます。

北海道小樽水産高等学校に設置されている学科・コース

北海道小樽水産高等学校には、将来の進路に直結する専門的な4つの学科が設置されています。それぞれの学科で学べる内容や、どんな生徒におすすめかを紹介します。

  • 海洋漁業科

    • どんなことを学ぶ?:漁業や船舶の運航、潜水技術、海洋環境について学びます。 2年次からは、潜水や海洋スポーツを学ぶ「海洋コース」と、乗船実習を中心に漁業を学ぶ「漁業コース」に分かれます。

    • どんな生徒におすすめ?:将来、船乗りやダイバー、海洋調査など、海を舞台に活躍したい人におすすめです。

  • 水産食品科

    • どんなことを学ぶ?:缶詰や練り製品など、水産物を中心とした食品の製造・加工、品質管理、流通について実践的に学びます。

    • どんな生徒におすすめ?:食品開発や品質管理、食に関わる仕事に興味がある人におすすめです。

  • 栽培漁業科

    • どんなことを学ぶ?:ヒラメやウニ、アワビなどの種苗生産や養殖技術、水産生物の生態、海洋環境について学びます。

    • どんな生徒におすすめ?:「育てる漁業」に興味があり、水産資源の維持・管理に貢献したい人におすすめです。

  • 情報通信科

    • どんなことを学ぶ?:無線通信や有線通信の基礎知識・技術、コンピュータのハードウェアやソフトウェアについて学びます。

    • どんな生徒におすすめ?:無線従事者や電気通信技術者など、情報通信の分野で活躍したい人におすすめです。

北海道小樽水産高等学校の特色・校風

北海道小樽水産高等学校は、「実学尊重」を教育の柱に掲げ、専門知識と実践力を兼ね備えた人材育成を目指しています。

  • 校風キーワード:実学尊重、実践的、専門性、地域連携

  • 宿題の量:専門教科に関するレポートや実習の課題が出されることが多いようですが、普通科の高校と比較して極端に多いという声は少ないようです。

  • 校則:頭髪や服装に関する指導は、他の高校と比較して厳しいという口コミが見られます。 特に、実習などでは安全確保の観点から、厳しい規律が求められる場面があるようです。スマートフォンの使用については、校内でのルールを守ることが求められます。

  • 生徒たちの雰囲気:水産や海洋という共通の目標を持った生徒が集まっているため、専門分野に対する学習意欲が高い生徒が多いようです。 一方で、口コミでは学力の差が大きいという意見も見られます。

  • アルバイト:アルバイトは原則として届け出制で、学業に支障のない範囲で許可されているようです。

  • 制服:現在の制服は男女ともにブレザータイプです。 女子はスカートとパンツスタイルが選べるようになっています。 かっこいいという評判もあるようです。

  • 土曜授業:基本的に土曜授業はありませんが、実習や行事などで土日に活動が入る場合があります。

北海道小樽水産高等学校の部活動・イベント

部活動

北海道小樽水産高等学校では、専門高校ならではの特色ある部活動と、一般的な運動部・文化部が共に活動しています。

特に有名なのが、全国大会の常連でもある「カッター部」や「ヨット部」です。 これらの部は、水産高校ならではの活動であり、海を舞台に日々の練習に励んでいます。他にも、水産系の知識を深める「水産科学部」など、専門性を活かした部活動があります。

運動部は野球部、サッカー部、陸上部、柔道部、弓道部、相撲部などがあり、文化部も充実しています。 生徒の多くが部活動に加入し、文武両道を目指して活気ある学校生活を送っているようです。

イベント

小樽水産高等学校の学校行事は、海と共に学ぶ学校ならではのユニークなものが多く、生徒たちの楽しみの一つとなっています。

最大のイベントは、実習船「若竹丸」で行われる長期間の「乗船実習」です。海洋漁業科の生徒を中心に、実際の海で漁業や航海の技術を学びます。この経験は、生徒たちを大きく成長させる貴重な機会となっています。

また、学校祭である「水高祭」も大きな盛り上がりを見せます。生徒たちが製造した缶詰や水産加工品の販売は毎年大人気で、地域住民も楽しみにしているイベントです。 体育祭も学科対抗などで非常に盛り上がるようです。 修学旅行のほか、栽培漁業科では古平町の実習施設での宿泊実習など、学科ごとの特色ある行事も用意されています。

北海道小樽水産高等学校の進学実績

北海道小樽水産高等学校の卒業生の進路は、就職と進学がおおよそ75%と25%の割合になっています。 専門高校で学んだ知識と技術を活かし、多様な分野で活躍しています。

  • 国公立大学

    • 水産大学校や北海道大学水産学部など、水産・海洋系の国公立大学への進学実績があります。

  • 難関私立大学

    • 東京農業大学など、関連分野の私立大学へ進学する生徒もいます。

  • その他

    • 進学先としては、各種専門学校へ進む生徒も多いです。

    • 就職先は、新日本海フェリー、東洋水産、北海道電力など、学校で学んだ専門性を活かせる企業が中心です。 また、水族館やさけます増殖事業協会など、ユニークな就職先もあります。 公務員(海上保安庁など)になる卒業生もいます。

    • さらに専門性を高めるため、本科卒業後に2年課程の「専攻科」へ進学する道も開かれています。 専攻科では、より高度な海技士資格や無線従事者資格の取得を目指します。

北海道小樽水産高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、北海道小樽水産高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをまとめました。

  • 実習船「若竹丸」での本格的な航海実習

    • 実際の海に出て、漁業や航海、海洋観測などを体験できる乗船実習は、何物にも代えがたい経験となります。

  • 充実した専門施設・設備

    • 食品加工実習室や種苗生産施設、無線通信設備など、各学科の学びに特化した専門的な施設が整っています。

  • 社会で役立つ多数の資格取得

    • 小型船舶操縦士、潜水士、危険物取扱者、食品衛生責任者、無線従事者など、在学中に将来に直結する多くの国家資格や検定に挑戦できます。

  • 生徒が作る大人気の水産加工品

    • 水産食品科の生徒が実習で製造する缶詰や瓶詰は、学校祭や販売実習で大人気。 特に「ホタテマヨネーズ缶詰」はすぐに完売するほどの人気商品です。

  • 「育てる漁業」を学べる栽培漁業

    • ヒラメやウニなどの種苗生産から養殖まで、持続可能な水産業を支える最先端の技術を実践的に学べます。

  • 専攻科への進学でさらに高度な資格を目指せる

    • 高校卒業後、さらに2年間学ぶことで、三級海技士(航海)などのより高度な専門資格を取得し、キャリアアップを目指すことができます。

  • 遠方からの生徒も安心の学生寮「白樺寮」

    • 通学が困難な遠隔地からの生徒のために、110年以上の歴史を持つ寄宿舎「白樺寮」が用意されています。

北海道小樽水産高等学校の口コミ・評判のまとめ

北海道小樽水産高等学校について、在校生や卒業生からはどのような声が寄せられているのでしょうか。良い点と気になる点を公平にまとめました。

  • 良い点

    • 「普通科の高校では絶対にできない貴重な体験ができる」という声が最も多く聞かれます。 乗船実習や潜水実習、食品加工実習など、実践的な学びへの満足度は非常に高いようです。

    • 「専門分野に熱心な先生が多く、質問にも丁寧に対応してくれる」といった、教員の指導に関するポジティブな口コミも見られます。

    • 「将来の目標が明確な生徒が多く、同じ夢を持つ仲間と切磋琢磨できる環境が良い」という意見もあります。

    • 「取得できる資格が多く、就職に有利だと感じた」という声も多数あります。

  • 気になる点

    • 「校則、特に頭髪や服装に関する指導が厳しいと感じる」という声が一部で見られます。

    • 「専門科目の勉強が合わないと、授業についていくのが大変かもしれない」という意見もあります。入学前に、各学科で学ぶ内容をしっかり理解しておくことが重要です。

    • 「施設や設備が全体的に少し古いと感じる部分がある」という口コミもあります。

    • 「生徒によって学習意欲の差が大きいと感じる」という声もあり、主体的に学ぶ姿勢が求められるようです。

アクセス・通学

北海道小樽水産高等学校へのアクセス方法です。

  • 最寄り駅

    • JR函館本線「小樽築港駅」から徒歩約18分

    • JR函館本線「南小樽駅」から徒歩約31分

  • バス

    • 中央バス「築港駅前」バス停から徒歩約5分

小樽市内からの通学者が多いですが、後志管内や札幌市など、比較的広いエリアから生徒が通学しています。また、遠隔地からの生徒のために学生寮「白樺寮」も完備されています。

北海道小樽水産高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

北海道小樽水産高等学校を目指す皆さんへ、進学アドバイザーとして最後に応援メッセージを送ります。

この小樽水産高等学校は、「海が好き」「船に乗ってみたい」「魚や海の生き物に興味がある」「食に関わる仕事がしたい」といった、明確な好奇心や探求心を持つ君にこそ、ぴったりの学校です。普通科の高校とは違い、1年生の時から専門的な学びが始まります。だからこそ、「なぜこの学校で学びたいのか」という強い意志が、3年間の充実した学校生活と、その先の未来を切り拓く大きな力になるはずです。

受験勉強においては、まずは中学校の基礎学力をしっかりと固めることが大切です。特に、理科や社会は水産・海洋の学びに直結する部分も多いので、興味を持って取り組むと良いでしょう。そして何より、面接では君の「熱意」を自分の言葉で伝えることが重要です。「小樽水産高等学校でこんなことを学びたい!」「将来こんな夢を叶えたい!」という情熱を、自信を持ってアピールしてください。君の挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。