北海道釧路工業高等学校は、80年以上の歴史と伝統を誇る、ものづくりを通じた人づくりを目指す工業専門の高校です。 将来、技術者として社会で活躍したい、専門的な知識やスキルを身につけたいと考えている中学生にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。釧路工業高等学校では、充実した設備と経験豊富な先生方の指導のもと、実践的な学びを通して、夢を実現するための確かな力を育むことができます。
北海道釧路工業高等学校の基本情報
北海道釧路工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
北海道釧路工業高等学校に設置されている学科・コース
電子機械科 どんなことを学ぶ場所か：ロボットやコンピュータ制御など、機械と電子の両方の知識と技術を学びます。ものづくりコンテストなどにも積極的に参加しています。 どんな生徒におすすめか：ロボットやメカ、プログラミングに興味があり、新しいものを創り出すのが好きな人におすすめです。
工業化学科 どんなことを学ぶ場所か：物質の性質や変化を化学的に分析し、新しい素材や製品開発につながる知識と技術を学びます。 環境問題についても学習します。 どんな生徒におすすめか：実験が好きで、環境問題や新素材の開発に興味がある探究心旺盛な人におすすめです。
土木科 どんなことを学ぶ場所か：道路や橋、ダムなど、人々が安全で快適に暮らすための社会基盤（インフラ）をつくるための測量、設計、施工管理について学びます。 どんな生徒におすすめか：地図に残るような大きな仕事がしたい、街づくりに貢献したいというスケールの大きな夢を持つ人におすすめです。
電気科 どんなことを学ぶ場所か：発電・送電といった電力システムから、家庭の電気配線、コンピュータの仕組みまで、電気に関する幅広い知識と技術を学びます。 どんな生徒におすすめか：電気エネルギーの仕組みや、電子工作に興味があり、社会を支える電気技術者を目指したい人におすすめです。
建築科 どんなことを学ぶ場所か：住宅や様々な建物の設計（デザイン）から、実際に建てるための構造や施工方法まで、建築に関する総合的な知識と技術を学びます。 どんな生徒におすすめか：建物のデザインやインテリアに興味があり、快適な空間を創造したい、自分の手で家を建ててみたいという夢を持つ人におすすめです。
北海道釧路工業高等学校の特色・校風
宿題の量：専門科目に関するレポートや製図などの課題が出されることがありますが、毎日大量の宿題に追われるというよりは、予習・復習を自分のペースで進めることが求められるようです。 校則：校則は、就職活動を視野に入れているため、頭髪や服装に関しては比較的厳しいという声が多いようです。 例えば、頭髪はパーマや染色、奇抜な髪型は禁止されています。 服装も制服の着こなしについて指導があるようです。 スマートフォンの使用については、校内でのルールが定められており、マナーを守った使用が求められます。 生徒たちの雰囲気：専門分野を学びたいという目的意識を持った生徒が多く、真面目で落ち着いた雰囲気があるようです。一方で、部活動や学校行事には活発に取り組む生徒も多く、メリハリのある学校生活を送っています。 アルバイト：アルバイトは原則として許可制となっている場合が多いようです。学校生活に支障が出ない範囲で行うことが求められます。 制服の評判：男子は伝統的な黒の詰襟学生服、女子はブレザーとスカート（またはスラックス）です。 特に女子の制服は、落ち着いたデザインで好意的に受け止められているようです。 土曜授業：基本的に土曜授業はありません。
北海道釧路工業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 特に全国的な強豪として知られているのがアイスホッケー部です。 過去にはインターハイで4度の優勝を誇るなど、輝かしい実績を持っています。 他にも、ボート部やラグビー部、柔道部なども活発に活動しています。 運動部は全体的に、高い目標を掲げて熱心に練習に取り組む部が多いようです。
文化部 工業高校ならではの部活動として、ものづくりコンテストなどで活躍する計算技術部やマイコン部、工業化学研究会などがあります。 吹奏楽部や美術部、写真部といった文化部も充実しており、地域のイベントなどで成果を発表する機会もあります。
イベント
工祭（こうさい）：毎年秋に開催される文化祭は「工祭」と呼ばれ、工業高校ならではの特色あふれる一大イベントです。各学科が日頃の学習成果を発表する展示は圧巻で、ロボットの実演や化学実験、建築模型の展示、測量体験など、見どころが満載です。一般公開もされ、多くの地域住民で賑わいます。 体育祭：クラス対抗で様々な競技に熱中し、学年や学科を超えて団結力を高めるイベントです。リレーや綱引きなどの定番種目に加え、工業高校らしいユニークな競技が行われることもあるようです。 修学旅行：例年、関西方面などを訪れ、歴史や文化を学ぶとともに、クラスメイトとの絆を深める貴重な機会となっています。
北海道釧路工業高等学校の進学実績
就職 就職希望者の就職率は、例年ほぼ100%を達成しており、非常に高い実績を誇ります。 求人数も多く、道内はもちろん、全国各地の優良企業から多くの求人が寄せられます。 多くの生徒が、学校で学んだ専門知識を活かせる技術職や技能職として社会で活躍しています。
進学 進学希望者の多くは、工業系の大学や高等専門学校（高専）、専門学校へ進みます。 国公立大学では、室蘭工業大学や北見工業大学などへの進学実績があります。 私立大学では、北海道科学大学や日本大学など、幅広い大学への合格者を出しています。 専門高校の生徒を対象とした特別推薦枠などを利用して進学する生徒もいます。
進路サポート 3年次には進路に合わせた選択授業が設けられるほか、各科で補習を行うなど、生徒一人ひとりの進路実現に向けた手厚いサポート体制が整っています。
北海道釧路工業高等学校の特長・アピールポイント
圧倒的な就職実績：長年にわたる企業との信頼関係により、就職率はほぼ100%を維持。 地元釧路をはじめ、全国の優良企業への道が開かれています。 専門性を高める5つの学科：機械、化学、土木、電気、建築と、社会の基盤を支える5つの専門分野から、自分の興味関心に合わせて深く学ぶことができます。 実践的な「ものづくり」教育：充実した実習設備とカリキュラムで、座学だけでは得られない実践的な技術・技能が身につきます。 豊富な資格取得サポート：在学中に危険物取扱者や電気工事士、ボイラー技士など、将来に役立つ多くの国家資格や検定の取得を学校が全面的にバックアップします。 地域社会との強い連携：地元の企業でのインターンシップ（就業体験）や、地域のイベントで子どもたちにものづくりを教える出前授業など、社会と関わる機会が豊富にあります。 全国レベルで活躍する部活動：特にアイスホッケー部は全国的に有名で、高いレベルで文武両道を目指せる環境があります。 工業高校ならではの学校祭「工祭」：各学科の専門性を活かした展示や実演は、他校の文化祭とは一味違う面白さがあり、地域でも評判のイベントです。
北海道釧路工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点： 「専門的な知識や技術が身につき、将来の仕事に直結するのが良い」 「就職に非常に強く、先生方のサポートも手厚い」 「資格がたくさん取れるので、自信につながる」 「同じ目標を持つ仲間が多く、刺激し合える環境がある」 「部活動が盛んで、勉強以外にも打ち込めるものが見つかる」 「工祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結力が強まる」
気になる点： 「校舎や施設が少し古いという意見がある」 「専門科目の勉強は、普通科目に比べて難しいと感じることがある」 「校則が他の高校に比べて少し厳しいと感じる人もいるかもしれない」 「学科によっては女子生徒の割合が少ない」 「駅から少し距離があるため、バスの利用が必須」
アクセス・通学
最寄り駅：JR根室本線「東釧路駅」から徒歩で約25分程度です。 バスでのアクセス： JR「釧路駅」からくしろバスに乗車し、「工業高校」バス停で下車するのが最も便利です。 バス停は学校の目の前にあります。
通学エリア：釧路市内の生徒が最も多いですが、近隣の釧路町、白糠町、厚岸町、標茶町など、幅広いエリアから生徒が通学しています。
北海道釧路工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
