同志社香里高等学校は、大阪府寝屋川市に広大なキャンパスを構える、キリスト教主義に基づいた教育を行う私立高校です。同志社大学の創立者である新島襄の「良心教育」を建学の精神とし、生徒一人ひとりの個性を尊重しながら、知・徳・体のバランスが取れた人間の育成を目指しています。大学受験のための勉強だけに追われるのではなく、豊かな人間性を育むことに重きを置いているのが、同志社香里の大きな魅力と言えるでしょう。
同志社香里高等学校の基本情報
同志社香里高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 :普通科: 66 程度
同志社香里高等学校に設置されている学科・コース
普通科 : 文系・理系といったコース分けは2年生から段階的に行われます。1年生のうちは幅広い科目を学びながら自分の興味や適性を見極め、2年生から少しずつ専門的な分野の学習を深めていきます。同志社大学・同志社女子大学への推薦進学が前提となっているため、受験に特化したカリキュラムではなく、論理的思考力や表現力を養うことに重点を置いた授業が展開されるのが特徴です。
同志社香里高等学校の特色・校風
宿題の量 : 宿題は比較的少ないという声が多いようです。ただし、これは自主的な学習が求められることの裏返しでもあり、日々の予習・復習が大切になります。校則 : 他の私立高校と比較すると、校則は緩やかな傾向にあります。制服はなく、標準服の着用は任意です。ただし、服装の自由には責任が伴うという考え方が基本にあります。スマートフォンの校内での使用は原則として許可されていません。化粧や染髪、アクセサリーなども禁止されています。生徒たちの雰囲気 : 内部進学生と高校からの入学生がいますが、すぐに打ち解け、和気あいあいとした雰囲気のようです。真面目で落ち着いた生徒もいれば、部活動や行事に熱中する活発な生徒もおり、多様な個性を受け入れる土壌があります。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されています。制服の評判 : 指定の制服はありませんが、生徒会の提案で導入された標準服があります。ブレザーやスカート、スラックスなどを自由に組み合わせることができ、品がありながらもおしゃれだと評判は良いようです。土曜授業 : 週6日制で、土曜日も4時限の授業があります。
同志社香里高等学校の部活動・イベント
部活動
ダンス部 : 全国大会で何度も優勝経験のある強豪として非常に有名です。表現力豊かなパフォーマンスは、文化祭などでも注目の的です。ラグビー部 : こちらも全国大会出場の常連で、伝統ある強豪部です。レスリング部、少林寺拳法部 : これらの格技系クラブも全国レベルの実績を誇っています。文化部 : 吹奏楽部やマンドリン部なども近畿大会に出場するなど、高いレベルで活動しています。天文部や生物部といった文化系のクラブも活発です。
イベント
体育祭(5月) : 中学・高校それぞれで開催され、クラス対抗で熱い戦いが繰り広げられます。文化祭(11月) : 毎年大変な盛り上がりを見せる一大イベントです。各クラスや文化部による展示、ステージ発表、模擬店など、生徒たちのアイデアとエネルギーが爆発します。修学旅行(1月) : 高校の修学旅行先はハワイで、生徒たちにとって忘れられない思い出となるようです。キリスト教関連行事 : 毎日の礼拝のほか、クリスマスセレブレーションや宗教教育強調週間など、キリスト教主義学校ならではの行事が年間を通して行われます。
同志社香里高等学校の進学実績
同志社大学・同志社女子大学への推薦進学 : 卒業生の約95%がこの制度を利用して進学します。学部についても、高校での成績や本人の希望に基づいて決定されます。大学受験を気にすることなく、高校3年間を過ごせるのは最大のメリットです。他大学への進学 : 約5%の生徒は、国公立大学や他の難関私立大学、医歯薬系の大学を目指します。学校側も他大学受験を希望する生徒のために「アドバンス講座」を開講するなど、サポート体制を整えています。過去には、神戸大学や京都教育大学、慶應義塾大学などへの合格実績があります。
同志社香里高等学校の特長・アピールポイント
同志社大学・同志社女子大学への高い推薦率 : 卒業生の約95%が推薦で進学できるため、大学受験に縛られず、のびのびとした高校生活を送ることができます。キリスト教主義に基づく人間教育 : 毎日の礼拝や聖書の授業を通して、「良心」を大切にする豊かな人間性を育みます。自由を尊重し、自主性を育む校風 : 制服がないことや、生徒主体で運営される行事など、「責任ある自由」を学ぶ機会が豊富にあります。全国レベルの活発な部活動 : 特にダンス部やラグビー部をはじめ、多くの部活動が全国の舞台で活躍しており、文武両道を実践できる環境です。広大で充実したキャンパス施設 : 甲子園球場の約6倍という広大な敷地に、人工芝のグラウンド、ドーム開閉式プール、礼拝堂、メディアセンター(繋真館)など、最新の設備が整っています。多彩な国際交流プログラム : ホームステイや年間留学制度、留学生の受け入れなどが盛んで、異文化に触れる機会が豊富に用意されています。探究心を深める学習環境 : 2021年に完成したメディアセンター「繋真館」は、図書館とラーニングコモンズが融合した空間で、生徒の主体的な学びやグループワークをサポートします。
同志社香里高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「同志社大学に進学できる安心感から、部活や趣味に思い切り打ち込めた」という声が多数あります。 「先生方が親身で、進路や学校生活について気軽に相談できる雰囲気がある」と、教員との良好な関係を挙げる生徒も多いです。 「行事が本当に楽しく、クラスや学校全体の一体感が素晴らしい」といった、学校行事への満足度が非常に高いようです。 「施設が綺麗で充実している。特に図書館(メディアセンター)は快適で、勉強がはかどる」という意見も多く見られます。 「内部進学生と外部(高校から)入学生の壁はなく、すぐに仲良くなれる」という声も安心材料です。
気になる点 :「最寄り駅から徒歩で約18分と少し距離があるのが難点」という声は少なくありません。 「自由な校風だが、その分、自主性や自己管理能力が求められる」という意見もあります。 「私立なので、やはり学費は公立に比べて高め」という点は、保護者にとって考慮すべきポイントのようです。 「登下校時の通学路でのマナーについて、近隣から厳しい意見がある」という口コミも見られました。
アクセス・通学
最寄り駅 : 京阪本線「香里園」駅アクセス :京阪本線「香里園」駅 東口から 徒歩約18分
同志社香里高等学校受験生へのワンポイントアドバイス