和歌山県立田辺工業高等学校は、紀南地方で唯一の工業高校として、地域の産業界を支える多くの技術者を育成してきた歴史と実績のある学校です。「ものづくりは人づくり」というスクール・モットーのもと、専門的な知識や技術の習得はもちろん、社会で活躍するための人間性を育む教育に力を入れています。在校生からは、先生と生徒の距離が近く、親身な指導を受けられるという声も聞かれます。
和歌山県立田辺工業高等学校の基本情報
和歌山県立田辺工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
情報システム科:42 機械科:39 電気電子科:39
和歌山県立田辺工業高等学校に設置されている学科・コース
機械科 どんなことを学ぶ?:ものづくりの基本となる機械の設計、製作、制御など、機械全般に関する知識と技術を学びます。 旋盤や溶接などの実習を通して、実践的なスキルを身につけます。 どんな生徒におすすめ?:機械いじりが好きな人、自分の手で何かを作り出すことに喜びを感じる人、将来メーカーなどで活躍したい人におすすめです。
電気電子科 どんなことを学ぶ?:電気エネルギーの仕組みから、電子回路、プログラミングによる制御まで、電気に関する幅広い分野を学びます。 国家資格である電気工事士の取得も目指せます。 どんな生徒におすすめ?:電気の仕組みに興味がある人、社会インフラを支える仕事に就きたい人、論理的に物事を考えるのが得意な人におすすめです。
情報システム科 どんなことを学ぶ?:プログラミングやネットワーク、データベースなど、IT社会に不可欠な情報技術の基礎を学びます。 システムエンジニアやプログラマを目指せる知識を習得します。 どんな生徒におすすめ?:コンピュータやゲームが好きな人、新しい技術に興味がある人、将来IT業界で活躍したいと考えている人におすすめです。
和歌山県立田辺工業高等学校の特色・校風
校風・雰囲気 キーワード:実践重視、資格取得に積極的、地域との連携 生徒たちの雰囲気は、専門的な知識を学ぶ意欲の高い生徒が多く、比較的落ち着いた雰囲気のようです。男女比は男子生徒が圧倒的に多いですが、女子生徒も各学科で専門分野の学習に励んでいます。
宿題・校則など 宿題の量:専門科目が多く、レポートや実習の準備など、一般的な普通科高校とは異なる種類の課題があるようです。 校則:他の高校と比較して、校則はそれほど厳しくないという声が見られます。 ただし、頭髪や服装など、基本的な身だしなみについては指導があるようです。 スマートフォンの使用については、授業中の使用は禁止など、一定のルールが設けられていると考えられます。 アルバイト:アルバイトについては、特別な規定があるか公式サイト等で明記されていませんが、学業に支障のない範囲で許可制となっている可能性があります。 制服:制服は男子が一般的な学ラン、女子がブレザーです。制服に関する評判は様々ですが、機能性を重視したデザインと言えるでしょう。 土曜授業:土曜授業の有無については、公式サイト等で明記されていません。
和歌山県立田辺工業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 体操部や陸上部などが強豪として知られています。 その他、野球部、サッカー部、バスケットボール部など、多くの運動部が活動しており、生徒たちは日々の練習に励んでいます。
文化部 工業高校ならではの部活動として、ロボット研究部や機械工作部などがあります。これらの部では、授業で学んだ知識や技術を活かして、各種コンテストへの出場や作品制作に取り組んでいます。 文化部も充実しており、生徒たちはそれぞれの興味や関心に合わせて活動を楽しんでいます。
イベント
体育大会(10月):クラス対抗で様々な競技が行われ、学校全体が一体となって盛り上がります。 文化祭(11月):各クラスや文化部が日頃の活動の成果を発表する場です。特に、機械科の生徒が製作した巨大なモニュメントは圧巻で、文化祭の名物となっています。 修学旅行(1月、2年生):行き先は年によって異なりますが、生徒たちにとって高校生活の大きな思い出の一つとなっています。 その他:球技大会(12月)や中学生体験学習など、年間を通して様々なイベントが企画されています。
和歌山県立田辺工業高等学校の進学実績
就職 就職率は非常に高く、多くの企業から求人が寄せられます。 主な就職先は、製造業を中心に、JR西日本、関西電力、きんでんといった大手企業や、地域の優良企業など多岐にわたります。 学校で学んだ専門知識や取得した資格を活かして、即戦力として活躍することが期待されています。
進学 専門性をさらに深めるため、大学の工学部や情報学部、専門学校へ進学する生徒もいます。 主な進学先としては、福井工業大学などの工業系大学や、情報系の専門学校などが挙げられます。
和歌山県立田辺工業高等学校の特長・アピールポイント
圧倒的な就職実績:長年にわたる産業界との強いパイプにより、生徒数以上の求人が集まることもあり、安定した就職実績を誇ります。 専門資格の取得を強力にサポート:第二種電気工事士や各種技能士、情報技術検定など、将来に役立つ多くの国家資格や検定の取得を学校全体でバックアップしています。 実践的な「ものづくり」教育:「ものづくりは人づくり」の理念のもと、充実した実習設備を活用し、手を動かしながら学ぶ実践的な授業が豊富です。 地域企業との連携(デュアルシステム):県内の事業所と連携し、実際の仕事を体験することで職業観を養う「デュアルシステム」というプログラムを実施しています。 文化祭の巨大モニュメント:文化祭で展示される機械科製作のモニュメントは、毎年地域でも話題になるほどの高いクオリティを誇ります。 外部講師による専門的な指導:熟練技術者である外部講師を招き、より高度で専門的な技術指導を受ける機会があります。 U-16プログラミングコンテストの開催:地域の小中学生を対象としたプログラミングコンテストを主催するなど、情報教育の拠点としての役割も担っています。
和歌山県立田辺工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「就職に非常に強く、大手企業からの求人も多い」という声が多数あります。 「先生と生徒の距離が近く、親身になって相談に乗ってくれる」という評判です。 「専門的な知識や技術が身につき、資格もたくさん取れるので将来に役立つ」と評価されています。 「工業系の専門的な部活動が充実していて楽しい」という意見もあります。
気になる点 「工業高校なので、男子生徒の割合が非常に高い」という点は、学校の特性として挙げられます。 「進学よりも就職をメインに考えている学校なので、大学進学を目指す場合は自分で努力する必要がある」という声もあります。 「専門科目の勉強は、興味がないと少し大変かもしれない」という意見も見られます。
アクセス・通学
最寄り駅 JRきのくに線「紀伊新庄駅」から徒歩約15〜17分 JRきのくに線「紀伊田辺駅」から徒歩約20分
バス JR紀伊田辺駅からバスで約5分、「田辺工業高校前」バス停下車すぐ
和歌山県立田辺工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

