岐阜県大垣市にある大垣工業高等学校は、1926年(大正15年)に創立された歴史と伝統のある工業高校です。 西濃地区で唯一の工業高校として、これまで多くの卒業生をものづくりの世界に送り出してきました。通称「大工(だいこう)」として地域に親しまれています。
大垣工業高等学校の基本情報
大垣工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
機械工学科群:46 電気・電子工学科群:46 建設工学科群:46 化学技術工学科:46
大垣工業高等学校に設置されている学科・コース
機械工学科:機械の設計や製作、制御など、ものづくりの基本を学びます。機械いじりが好きな人や、新しいものを生み出したい人におすすめです。 電子機械工学科:機械工学と電子工学を融合させ、ロボットやメカトロニクス技術を学びます。ロボット開発などに興味がある人にぴったりです。 電気工学科:電気エネルギーの発生から利用までを幅広く学びます。社会を支える電気のプロフェッショナルを目指したい人におすすめです。 電子工学科:電子回路や通信技術、コンピュータの仕組みなどを学びます。スマートフォンや家電など、身近な電子機器に興味がある人に向いています。 情報技術工学科:プログラミングやネットワーク、Web技術などを学びます。 IT業界で活躍したい人や、アプリ開発などに挑戦したい人におすすめです。 建設工学科(建築・土木):建物の設計や施工、街づくりに必要な土木技術を学びます。快適で安全な暮らしを支える仕事に就きたい人におすすめです。 化学技術工学科:物質の変化や合成、分析技術などを学びます。環境問題や新素材開発に興味がある人に向いています。
大垣工業高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気 専門的な学習に真剣に取り組む生徒が多く、落ち着いた雰囲気があるようです。 男子生徒の比率が高いですが、女子生徒も各学科で活躍しています。
校則 他の高校と比較して校則は厳しいという声が多く見られます。 特に頭髪指導は厳格で、月一回の検査があるようです。 スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用は原則禁止という規則があるようです。
宿題・課題 特に実習前のレポート課題が多く、大変だと感じる生徒もいるようです。 専門性を高めるためには、予習復習が欠かせない環境と言えるでしょう。
アルバイト アルバイトは原則禁止ですが、長期休暇中など条件付きで許可される場合があるようです。
制服 男子は伝統的な詰襟の学生服、女子はブレザーが指定されています。
土曜授業 土曜授業は基本的にないようです。
大垣工業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 特に自転車競技部とレスリング部は全国レベルの実績を誇り、強豪として知られています。 サッカー部も人気があり、専用のウェブサイトで活動を発信しています。
文化部 吹奏楽部や写真部など、文化的な活動も充実しています。
生産系部活動 機械部、電気部、建設工学部など、各学科の学びに直結した部活動があるのが大きな特徴です。 ものづくりコンテストなど、日頃の学習の成果を発揮する大会にも積極的に参加しています。
イベント
工嶺祭(文化祭) 毎年秋に開催される文化祭は「工嶺祭(こうれいさい)」と呼ばれ、各学科が専門性を活かした展示や体験企画を行うのが特徴です。日頃の学習成果を発表する貴重な機会であり、地域からも多くの人が訪れ賑わいます。
体育祭・球技大会 クラス対抗で熱戦が繰り広げられる体育祭や球技大会は、クラスの団結力を高める絶好の機会です。
修学旅行 2年生の修学旅行では、沖縄を訪れることが多いようです。 平和学習やマリン体験など、多彩なプログラムが用意されています。
大垣工業高等学校の進学実績
就職 製造業を中心に、毎年多くの企業から求人が寄せられ、高い就職率を誇ります。学校で学んだ専門知識と技術が、企業から高く評価されています。
進学 国公立大学では、岐阜大学や愛知工業大学、豊橋技術科学大学などへ進学する生徒がいます。 私立大学では、中部大学、名城大学、大同大学、愛知工業大学など、東海地方の工業系大学への進学者が多い傾向にあります。 専門学校へ進学し、さらに高度な技術を身につける生徒もいます。
大垣工業高等学校の特長・アピールポイント
100年近い歴史と伝統:1926年の創立以来、地域産業の発展を支える多くの技術者を育成してきた実績があります。 充実した専門学科:7つの学科が設置されており、自分の興味関心に合わせて専門分野を深く探求できます。 高い就職率と地元企業との強い連携:地元企業からの信頼が厚く、安定した就職実績を誇ります。インターンシップも充実しています。 資格取得への手厚いサポート:危険物取扱者や電気工事士など、将来に役立つ様々な国家資格や検定の取得を学校全体でバックアップしています。 「課題研究」による実践的な学び:3年生になると、各学科で「課題研究」という授業があります。 生徒が自らテーマを設定し、1年間かけて製品開発や研究に取り組むもので、問題解決能力や創造性を養います。 全国レベルで活躍する部活動:自転車競技部やレスリング部をはじめ、多くの部活動が輝かしい実績を残しています。 工業高校ならではの施設・設備:各学科に専門的な実習を行うための工場や実験室、最新の機器が整備されています。
大垣工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「就職を考えているなら最高の環境。多くの企業から求人が来るので選択肢が広い」という声が多数あります。 「専門的なことを学びたい、好きな分野を突き詰めたいという人にはとても良い学校」という意見が見られます。 「資格がたくさん取れるので、将来のために頑張れる」といった、資格取得サポートへの評価も高いようです。
気になる点 「校則が他の高校に比べて厳しいと感じる」という声が最も多く見られます。 特に頭髪に関する指導が厳しいと感じる生徒がいるようです。 「学科によってはレポートなどの課題が多くて大変」という意見もあります。 「施設が全体的に古い」という指摘も一部で見られます。
アクセス・通学
最寄り駅 養老鉄道養老線「美濃青柳駅」より徒歩約10〜14分 養老鉄道養老線「西大垣駅」より徒歩約15分
バス 名阪近鉄バス「工業高口」停留所より徒歩約5分 名阪近鉄バス「本今町」停留所より徒歩約2〜3分
大垣工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス