宮城県岩ヶ崎高等学校は、栗原市に根ざし、80年以上の歴史と伝統を誇る学校です。「尚志育英」という建学の精神のもと、生徒一人ひとりが持つ無限の可能性を引き出し、知・徳・体の調和がとれた人間形成を目指しています。地域社会との連携を大切にしながら、落ち着いた環境の中でじっくりと学びたい生徒にとって、岩ヶ崎高等学校は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
岩ヶ崎高等学校の基本情報
岩ヶ崎高等学校の偏差値・難易度・併願校
学科・コースごとの偏差値
普通科：47
（※偏差値は複数の情報源を参考にしていますが、模試によって数値が異なる場合がありますので、あくまで目安としてください。）
難易度のイメージと内申点の目安
主な併願校
古川学園高等学校 東北学院高等学校 仙台育英学園高等学校
岩ヶ崎高等学校に設置されている学科・コース
普通科 文系教養コース どんなことを学ぶ？：国語、地理歴史、公民、英語といった文系科目を重点的に学び、人文科学、社会科学、国際関係などへの理解を深めます。 どんな生徒におすすめ？：大学の文学部、法学部、経済学部、教育学部などへの進学を希望する生徒や、公務員、事務職などを目指す生徒に適しています。
普通科 理系教養コース どんなことを学ぶ？：数学、理科（物理・化学・生物）を深く掘り下げて学び、科学的な思考力や探究能力を養います。 どんな生徒におすすめ？：大学の理学部、工学部、農学部、医療系学部などへの進学を目指す生徒や、専門的な技術職に就きたいと考えている生徒に最適です。
岩ヶ崎高等学校の特色・校風
宿題の量 ：宿題の量は標準的という声が多いようです。日々の予習・復習をきちんと行えば、無理なくこなせる量ですが、長期休暇中には課題が出されることもあります。校則 ：全体的に見て、校則は比較的緩やかで、生徒の自主性に任されている部分が大きいようです。スマホの扱い ：校内での使用は基本的に許可されていますが、授業中の使用は禁止されるなど、マナーを守ることが求められます。服装 ：制服の着こなしについては、ある程度の指導はありますが、厳しすぎることはないという意見が見られます。
生徒たちの雰囲気 ：真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には活発に取り組むなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。いじめに関する声はほとんど聞かれず、生徒同士の仲が良いという評判です。アルバイト ：アルバイトは原則として許可されていませんが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、学校に申請し許可を得ることで可能になる場合があります。制服の評判 ：2025年度から制服が新しくなりました。スクールカラーの紺を基調としたジェンダーフリーのデザインで、男女ともにスラックスやスカート、ネクタイやリボンを自由に組み合わせることができます。「ジャケットが軽くて動きやすい」など、在校生からも好評のようです。土曜授業 ：基本的に土曜授業はありません。模試などが実施されることはあります。
岩ヶ崎高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
硬式野球部 陸上部 バレーボール部 バスケットボール部 ソフトテニス部 卓球部 剣道部 サッカー部
文化部
合唱部 ：長年の活動と功績が認められ、全日本合唱連盟から表彰されるなど、高いレベルで活動しています。吹奏楽部 ：地域のイベントにも積極的に参加し、岩高祭などでは軽音楽部とのコラボ演奏を披露することもあります。美術部 科学部 軽音楽部
イベント
岩高祭（文化祭） ：毎年8月末から9月上旬にかけて開催される最大のイベントです。クラスごとの展示やステージ発表、3年生による模擬店など、趣向を凝らした企画が満載です。特に、クラスや文化部が制作する全長6mの「垂れ幕」は圧巻で、岩高祭の名物となっています。地域住民も多く訪れ、学校全体が熱気に包まれます。球技大会 ：7月に行われ、クラス対抗で様々な球技を競い合います。クラスの団結力が試される熱いイベントです。健康強歩大会 ：10月に行われる伝統行事です。約22kmの道のりを歩ききります。近年は熊の出没など安全面を考慮し、代替行事として全校生徒でボッチャ大会が開催されることもあります。大会後にはPTAによる豚汁の炊き出しがあり、生徒たちの楽しみの一つとなっています。修学旅行 ：2年生の12月に関西方面へ3泊4日の旅程で実施されます。友人との絆を深め、高校生活の忘れられない思い出となるイベントです。
岩ヶ崎高等学校の進学実績
主な大学進学実績（過去の実績を含む）
国公立大学 ：室蘭工業大学、岩手大学、東北大学、山形大学、福島大学、宮城大学など、地元の東北地方を中心に安定した合格実績があります。卒業生の約半数が国公立大学へ合格した年もあり、これは過去最高の実績です。私立大学 ：東北学院大学、東北福祉大学、東北工業大学といった宮城県内の主要私立大学への進学者が多いのが特徴です。また、日本大学、東洋大学、専修大学、神奈川大学など、関東圏の大学へ進学する生徒もいます。その他 ：看護系の専門学校（石巻赤十字看護専門学校、気仙沼市立病院附属看護専門学校など）への進学者も多く、地域医療に貢献する人材を育成しています。
進路サポート
岩ヶ崎高等学校の特長・アピールポイント
地域と連携した探究活動「岩高探究プログラム」
生徒が自ら課題を設定し、地域社会と関わりながら探究を進める学習プログラムです。地域の課題解決に取り組む中で、思考力や表現力を養い、将来社会で活躍するための力を身につけます。 生徒の自主性を育む自由でのびのびとした校風
校則が比較的緩やかで、生徒会活動や学校行事の企画・運営を生徒が主体的に行っています。生徒一人ひとりの個性が尊重され、自分の意見を発信しやすい環境が整っています。 2025年度から一新されたジェンダーフリーの新制服
スクールカラーの紺を基調とした、機能的で現代的なデザインの制服が導入されました。性別に関わらず、スラックスやスカート、ネクタイやリボンを自由に選択でき、多様性を尊重する学校の姿勢が表れています。 伝統と実績を誇る特色ある部活動
全日本合唱連盟から表彰されるほどの歴史と実力を持つ合唱部をはじめ、活気ある部活動が揃っています。生徒のニーズに応じてバドミントン部が新設されるなど、生徒の「やりたい」という気持ちを応援する体制があります。 生徒とPTAが一体となって盛り上げる学校行事
文化祭である「岩高祭」や、伝統の「健康強歩大会」など、生徒の心に残る行事が数多くあります。特に強歩大会ではPTAによる豚汁の炊き出しが行われるなど、学校、生徒、保護者が一体となって学校生活を創り上げています。
岩ヶ崎高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
先生方のサポートが手厚い ：「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「進路について熱心に指導してくれる」といった、教員のサポート体制を評価する声が多く見られます。落ち着いた学習環境 ：「いじめが少なく、生徒同士の仲が良い」「真面目な生徒が多く、落ち着いて勉強に集中できる」という意見が多数派です。生徒の自主性が尊重される ：「校則が厳しすぎず、自由な雰囲気がある」「行事などを生徒主体で進められるのが楽しい」など、のびのびとした校風を魅力に感じる生徒が多いようです。地域とのつながり ：「地域の人と交流する機会が多い」「探究活動などを通して地元の良さを知ることができた」という声もあり、地域に根ざした教育が評価されています。
気になる点
施設の古さ ：伝統校であるため、「校舎や体育館などの施設が少し古い」という意見が見られます。ただし、教室には冷暖房が完備されるなど、学習環境の整備は進められています。交通の便 ：最寄り駅から距離があるため、「交通の便が良いとは言えない」という声があります。多くの生徒は自転車やバスを利用して通学しているようです。進学実績への意見 ：国公立大学への進学者もいる一方で、「より高いレベルの大学を目指すには、塾や予備校の活用も必要になるかもしれない」という現実的な意見も見られます。
アクセス・通学
所在地 ：宮城県栗原市栗駒中野愛宕下1-3主なアクセス方法 ：JR東北本線「有壁駅」からバスまたは自転車 JR東北新幹線「くりこま高原駅」からバスまたは自転車
岩ヶ崎高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
