宮城農業高等学校は、1885年に農業学校として設立された、長い歴史と伝統を誇る専門高校です。 農業と聞くと、作物を育てたり動物の世話をしたりといったイメージが強いかもしれませんが、現在の宮城農業高等学校では、それだけにとどまらない多様な学びが展開されています。食品の開発や分析、農業機械のメカニズム、バイオテクノロジーといった最先端の科学技術から、食や環境、福祉に関わることまで、私たちの生活に直結する専門的な知識と技術を実践的に学ぶことができます。
宮城農業高等学校の基本情報
宮城農業高等学校の偏差値・難易度・併願校
農業科:42 園芸科:42 生活科:42 食品化学科:42 農業機械科:42
宮城農業高等学校に設置されている学科・コース
農業科
米や大豆などの作物栽培や、牛・豚・鶏といった畜産の知識と技術を学びます。 大きな農業機械の操作も体験でき、動物が好き、食料生産の現場に興味がある人におすすめです。 園芸科
野菜、果樹、草花などの栽培や、造園、バイオテクノロジーに関する専門知識を学びます。 花や緑が好きで、美しい景観づくりや植物の新しい可能性を探求したい人に向いています。 生活科
生活経営や生活福祉の類型に分かれ、衣食住や保育、介護、福祉に関する知識と技術を学びます。 人の暮らしや健康、福祉に貢献したいと考えている人におすすめの学科です。 食品化学科
パンやジャム、ハムなどの食品加工・製造から、成分分析、品質管理、流通までを科学的に学びます。 将来、食品メーカーでの商品開発や品質管理の仕事に就きたい人にぴったりです。 農業機械科
トラクターなどの農業機械をはじめ、エンジンや機械の構造、整備、溶接、CAD(設計)などを学びます。 機械いじりが好きで、ものづくりの技術を身につけたい人におすすめです。
宮城農業高等学校の特色・校風
宿題の量
学科や時期にもよりますが、特に実習に関するレポートや課題研究のまとめなど、専門科目に関する提出物が多い傾向があるようです。計画的に学習を進める習慣が大切になります。 校則
校則は、比較的標準的という声が多いようです。スマートフォンの校内での使用については、ルールが定められているため、説明会などで確認が必要です。服装や頭髪に関する指導は、定期的に行われることがあります。 生徒たちの雰囲気
専門分野を学びたいという明確な目的を持った生徒が多く、全体的に真面目で落ち着いた雰囲気があるようです。同じ興味を持つ仲間たちと、専門的な知識や技術を高め合える環境です。 アルバイト
アルバイトは許可制となっている場合が多いようです。学業との両立を前提に、長期休暇中などに許可されるケースが一般的です。 制服
制服は、男女ともにブレザースタイルです。デザインについては、シンプルで着やすいと評判のようです。 土曜授業
土曜授業は基本的に実施されていないようです。
宮城農業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
ウェイトリフティング部やボクシング部、相撲部は全国大会の常連として知られています。 充実したトレーニング設備のもと、高いレベルで競技に打ち込むことができます。その他、野球部、サッカー部、テニス部、陸上競技部など、多くの運動部が活動しています。 文化部
文化部では、全国大会に出場経験のある美術部や写真部、科学部、和太鼓部などがあります。 専門部
農業高校ならではの活動として「農業クラブ」があり、日頃の学習の成果を発表するプロジェクト発表会や意見発表会、農業鑑定競技会などに多くの生徒が参加しています。また、牛の世話をする「牛部」など、ユニークな活動もあります。
イベント
宮農祭(文化祭)
毎年秋に開催される最大のイベントです。 生徒たちが育てた新鮮な野菜や米、草花の苗、パンやジャムなどの加工品が販売され、毎年多くの地域住民で賑わいます。 各学科の特色を活かした展示や体験コーナーも見どころです。 体育大会
7月に行われる体育大会は、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げ、クラスの団結力を高める一大イベントです。 全校田植え・収穫感謝祭
5月には全校生徒で田植えを行い、11月には収穫を祝う収穫感謝祭が行われます。 自分たちの手で米を育て、収穫し、味わうという一連の流れを体験することで、食と命の大切さを学びます。 修学旅行
修学旅行では、例年、関西方面などを訪れ、歴史や文化を学びます。
宮城農業高等学校の進学実績
国公立大学
福島大学、山形大学、宮城大学、秋田県立大学など、主に東北地方の国公立大学(農学系学部)への進学実績があります。 私立大学
東京農業大学や酪農学園大学といった農業系の難関私立大学のほか、東北学院大学、東北福祉大学、尚絅学院大学など、地元の私立大学へも多数進学しています。 その他
進路先として最も多いのは、専門学校と就職です。宮城県農業大学校をはじめとする農業系の大学校や、調理、製菓、医療、公務員など、各自の興味関心に応じた専門学校へ進学しています。 就職では、農業関連団体(JAなど)や食品製造会社、機械メーカー、公務員(農業職・技能職)など、学校で学んだ専門知識を直接活かせる企業・団体への就職が目立ちます。
宮城農業高等学校の特長・アピールポイント
広大なキャンパスと充実した実習施設
東京ドーム数個分とも言われる広大な敷地には、水田、畑、果樹園、温室、畜舎、各種の食品加工室、機械整備工場などが整備されており、本格的な環境で実践的に学ぶことができます。 地域ブランド「宮農」の生産物
生徒たちが実習で生産した米や野菜、卵、加工品は「宮農ブランド」として知られ、文化祭や地域の販売会で高い人気を誇ります。高品質な生産物を作る技術が身につきます。 地域と連携した実践的な学び
地域のイベントでの生産物販売や、企業と連携した商品開発、近隣の空港や施設の花壇管理など、社会と直接関わる機会が豊富に用意されています。 将来に役立つ多様な資格取得
危険物取扱者、ボイラー取扱者、農業機械整備技能士、フラワー装飾技能士、食品衛生責任者など、各学科の学びに直結した専門的な資格の取得を学校がサポートしています。 「課題研究」による探究活動
3年生になると、生徒一人ひとりがテーマを設定し、1年間かけて研究に取り組む「課題研究」が行われます。興味のある分野をとことん探究することで、問題解決能力やプレゼンテーション能力を養います。 全国レベルで活躍する部活動
ウェイトリフティング部や相撲部、ボクシング部をはじめ、多くの部活動が全国大会で優秀な成績を収めており、高いレベルで文武両道を目指せる環境です。 食と農を体感するユニークな学校行事
全校生徒で行う田植えや、収穫に感謝する収穫感謝祭など、農業高校ならではの行事を通じて、自然の恵みや命の大切さを実感することができます。
宮城農業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「専門的な知識や技術が身につき、将来の夢が明確になった」という声が非常に多いです。 「実習が多く、座学だけでは学べないことを体験できるのが楽しい」といった、実践的な学びへの満足度が高いようです。 「先生方がそれぞれの分野の専門家で、熱心に指導してくれる」という意見も多く見られます。 「広々としたキャンパスで、のびのびと学校生活を送れる」という点も魅力に感じている生徒が多いようです。 「同じ目標を持つ仲間と出会え、充実した3年間を過ごせた」という声も多数あります。
気になる点 「最寄り駅から少し距離があり、歩くと時間がかかる」というアクセスに関する意見があります。 「農場や畜舎が近いので、虫や動物の匂いが苦手な人は少し大変かもしれない」という声もあります。 「学科によっては、レポートや研究が多くて大変な時期がある」という意見も見られます。 「専門科目に特化している分、普通科目が少なく感じることがある」という声も一部にあります。
アクセス・通学
電車を利用する場合 JR東北本線「館腰駅」から徒歩で約25〜30分。 JR東北本線「名取駅」西口から、名取市コミュニティバス「なとりん号」高舘線に乗車し、「県農業高校前」バス停で下車(所要時間約6〜10分)。
通学エリア
所在地である名取市をはじめ、仙台市南部(太白区など)、岩沼市、亘理町、柴田町など、比較的広いエリアから生徒が通学しているようです。自転車や公共交通機関を利用して通う生徒が多くいます。
宮城農業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

