島根県立島根中央高等学校は、島根県のほぼ中央、自然豊かな川本町にあります。全国各地から生徒が集まる「しまね留学」を積極的に受け入れているのが大きな特徴で、多様な価値観を持つ仲間と出会える刺激的な環境が魅力です。島根中央高等学校では、地域と連携したユニークな学びの機会がたくさん用意されており、生徒一人ひとりの「挑戦したい」という気持ちを全力で応援してくれます。

「地域を愛し、夢をかなえる若人の育成」を目標に掲げる島根中央高等学校は、勉強や部活動はもちろん、地域の人々との交流を通して、社会で生きる力を育むことを大切にしています。卒業後の進路も、大学進学から就職まで幅広く、それぞれの夢を実現するための手厚いサポートが整っています。

この記事では、そんな島根中央高等学校の具体的な魅力について、偏差値や口コミ、特色ある取り組みなどを詳しくご紹介していきます。この記事を読めば、きっとあなたもこの学校で高校生活を送ってみたくなるはずです。

島根県立島根中央高等学校の基本情報

島根県立島根中央高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 島根県立島根中央高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒696-0001 島根県邑智郡川本町川本222番地
代表電話番号 0855-72-0355
公式サイト https://www.shimanet.ed.jp/chuo/

島根県立島根中央高等学校の偏差値・難易度・併願校

島根中央高等学校の偏差値は、これからの高校生活でどんな目標を立てるかの大切な指標の一つです。自分の学力と照らし合わせ、じっくり考えてみましょう。

学科ごとの偏差値は以下の通りです。

  • 普通科:43

同じくらいの偏差値の高校としては、隠岐高校(普通科)や益田翔陽高校(生物環境工学科、電気科、電子機械科)などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安は、一概には言えませんが、日々の授業に真面目に取り組み、定期テストで平均点以上を目指すことが大切です。

島根県の公立高校入試では、基本的に他の公立高校を併願することはできません。そのため、島根中央高等学校を第一志望とする場合、併願校は私立高校から選ぶことになります。主な併願校としては、県内の私立高校などが考えられますが、自分の学力や将来の進路希望に合わせて、先生や家族とよく相談して決めましょう。

島根県立島根中央高等学校に設置されている学科・コース

島根中央高等学校は、島根県で唯一「普通科コース制・総合選択制」を採用しており、1年生でじっくり自分の興味や進路を考えた後、2年生から自分に合ったコースを選択できるのが大きな魅力です。

  • 人文科学コース

    • どんなことを学ぶ?:国語、地理歴史、公民、英語などを中心に学び、文系の大学や短期大学への進学を目指します。

    • どんな生徒におすすめ?:文学、歴史、経済、教育など、人間の社会的な活動に興味がある人におすすめです。

  • 自然科学コース

    • どんなことを学ぶ?:数学や理科を中心に学び、理系の大学への進学を目指します。

    • どんな生徒におすすめ?:理学、工学、農学、医療系など、自然科学の分野に進みたいと考えている人におすすめです。

  • 地域デザインコース

    • どんなことを学ぶ?:「ふるさと学」や「まちごとキャンパス学習」といった地域をフィールドにした探究活動や、商業・家庭科系の科目を学び、社会で役立つ力を身につけます。

    • どんな生徒におすすめ?:地域の文化や課題に関心があり、将来、地域社会に貢献したいと考えている人におすすめです。

島根県立島根中央高等学校の特色・校風

島根中央高等学校は、「挑戦」「共生」「自立」をキーワードに、生徒の主体性を育む校風が特徴です。全国から生徒が集まるため、多様な価値観に触れながら成長できる環境があります。

  • 宿題の量:口コミでは、宿題の量は標準的という声が多いようです。ただし、進学を目指す「進学ゼミ」などでは、補習や課題が多くなる傾向があります。

  • 校則:校則は、他の高校と比較して標準的か、やや緩やかという意見が見られます。スマホの持ち込みは許可されていますが、授業中の使用などルールは守る必要があります。服装に関する規定はありますが、男女ともにスラックスとスカートを自由に選べる制服が好評です。

  • 生徒たちの雰囲気:地元出身の生徒と、全国から集まった「しまね留学生」が半数ずつ在籍しており、お互いに刺激し合いながら学校生活を送っています。明るく賑やかな雰囲気で、ボランティア活動などに積極的に取り組む生徒も多いようです。

  • アルバイト:アルバイトは原則として許可されていませんが、特別な事情がある場合は学校に相談することができるようです。

  • 制服の評判:紺色のブレザーに、チェック柄のスカートとタックの入ったパンツで、落ち着いた印象のデザインです。ネクタイとリボン、スラックスとスカートを自由に組み合わせることができ、生徒からは人気が高いようです。

  • 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。

島根県立島根中央高等学校の部活動・イベント

部活動

島根中央高等学校は部活動が非常に盛んで、多くの生徒が加入し、勉強との両立を図っています。全国大会で活躍する部も多く、学校全体で部活動を応援する体制が整っています。

  • カヌー部:日本代表選手を輩出するなど、全国トップレベルの実績を誇ります。インターハイや国体での優勝経験も豊富で、最高の環境で世界を目指すことができます。

  • 女子硬式野球部:島根県唯一の女子硬式野球部で、全国から選手が集まっています。甲園出場経験のある指導者のもと、日々練習に励んでいます。

  • 吹奏楽部:「音楽の町」川本の伝統を受け継ぎ、全国大会に出場するなど活発に活動しています。

  • しまんちゅ♥!:地域の課題解決に取り組む、珍しい地域系部活動です。イベントの企画運営などを通して、地域を盛り上げる活動を行っています。

運動部はカヌー部、野球部(男女)、陸上競技部、剣道部などがあり、文化部は吹奏楽部、美術部、写真部、自然科学部などがあります。

イベント

島根中央高等学校では、生徒が主体となって作り上げる学校行事がたくさんあります。

  • 文化祭・体育祭(学園祭):例年8月末から9月頭にかけて3日間の日程で開催されます。文化祭は地元の会館を使い、合唱コンクールやステージ発表、展示などが行われます。体育祭も応援合戦などで大変盛り上がります。地元飲食店によるマルシェも開かれ、地域住民も楽しみにしているイベントです。

  • 修学旅行:行き先は年によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。

  • 球技大会:年に数回開催され、クラス対抗で熱戦が繰り広げられます。

  • 遠足:春には新入生を迎えて遠足が行われ、親睦を深めます。

島根県立島根中央高等学校の進学実績

島根中央高等学校は、生徒一人ひとりの希望進路の実現に向けて、手厚いサポート体制を整えています。国公立大学への進学から、私立大学、専門学校、就職まで、幅広い実績があります。

  • 国公立大学:島根大学、広島大学、山口大学、高知県立大学、都留文科大学などへの進学実績があります。

  • 難関私立大学:京都産業大学などへの合格者も出ています。

  • その他:広島修道大学、広島経済大学、岡山理科大学などの私立大学や、各種専門学校への進学、地元企業への就職など、多様な進路選択がされています。

進学実績を支える取り組みとして、「進学ゼミ」があります。これは、国公立大学や難関私立大学を目指す生徒を対象としたもので、放課後補習や勉強合宿、予備校講師による講習などを通して、実践的な学力を養成します。

島根県立島根中央高等学校の特長・アピールポイント

島根中央高等学校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • 全国から生徒が集まる多様性:在校生の出身中学校は100校以上にのぼり、北海道から沖縄まで全国各地から生徒が集まっています。多様な文化や価値観に触れることで、視野が大きく広がります。

  • 地域と連携した探究学習:毎週1回、地域の事業所で就業体験を行う「まちごとキャンパス学習」や、地域の産業や課題について学ぶ「ふるさと学」など、地域をフィールドにした学びが充実しています。

  • 安心の寮生活と「まち親」制度:学校の敷地内にある寮や、廃校をリノベーションした寮など、3つの滞在施設が用意されています。地元のお母さんたちが作る食事が好評で、専属のコーディネーターが生活をサポートしてくれます。また、地域のボランティアが「まち親」として、病気やケガの時などにサポートしてくれる制度もあり、親元を離れても安心して生活できます。

  • 充実した部活動:カヌー部や女子硬式野球部をはじめ、多くの部活動が全国レベルで活躍しています。学校や地域からの手厚いサポートも魅力です。

  • 選択肢の広いコース制:1年生の間に自分の適性を見極め、2年生から「人文科学」「自然科学」「地域デザイン」の3つのコースから自分に合ったコースを選択できます。

  • 自由度の高い制服:男女ともにスラックスとスカートを自由に選べる制服は、生徒から高い人気を得ています。

  • 手厚い進路サポート:難関大学を目指す「進学ゼミ」から、就職希望者へのサポートまで、一人ひとりの進路希望に合わせた丁寧な指導が受けられます。

島根県立島根中央高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、島根中央高等学校での学校生活について様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「全国から人が集まるので、多様な価値観に触れることができ、視野が広がった」という声が非常に多いです。

    • 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「個別に質問に行くと丁寧に教えてくれる」など、先生のサポートの手厚さを評価する声も目立ちます。

    • 「寮生活が楽しい」「寮のご飯が美味しい」といった、寮生活の充実度に関するポジティブな口コミも多く見られます。

    • 「部活動が盛んで、高いレベルで挑戦できる環境がある」という点も、多くの生徒にとって魅力となっているようです。

    • 「地域の人たちが温かく、イベントなどを通して交流できるのが良い」という、地域との繋がりの強さを挙げる声もあります。

  • 気になる点:

    • 「交通の便が悪く、近くにお店も少ない」という、立地に関する意見があります。

    • 「寮生活には独特のルールや上下関係がある」と感じる生徒もいるようです。

    • 「進学校と比べると、学習環境や進学実績に物足りなさを感じる」という声も一部で見られます。

    • 「学校の雰囲気が合わない」と感じる生徒もおり、特に人間関係についての悩みの声も見受けられます。

アクセス・通学

島根中央高等学校へのアクセス方法です。

  • 最寄りバス停:石見交通バス「役場・合庁前」バス停から徒歩約3分です。

  • JRを利用する場合:JR広島駅から大田行きのバス「石見銀山号」で約1時間50分、「JR石見川本駅」で下車し、そこから徒歩約10分です。

  • スクールバス:学校独自のスクールバスも運行されています。

通学エリアは、地元の川本町や美郷町、邑南町などの生徒に加え、寮生活を送る全国各地からの生徒で構成されています。広島方面から高速バスを利用して通学することも可能です。

島根県立島根中央高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

島根中央高等学校は、「新しい環境で自分を試したい」「多様な人との出会いを通じて成長したい」と考えている君にぴったりの学校です。豊かな自然と温かい地域の人々に見守られながら、のびのびと高校生活を送ることができます。特に、地域活性化や探究学習に興味がある人、あるいはカヌーや女子野球など、特定の部活動に打ち込みたい人には、最高の環境が整っています。

受験勉強においては、まずは中学校の基礎学力をしっかりと固めることが大切です。日々の授業を大切にし、苦手科目をなくすように努力しましょう。また、島根中央高校は面接も重視する傾向があるため、なぜこの学校で学びたいのか、高校でどんなことに挑戦したいのかを、自分の言葉でしっかりと伝えられるように準備しておくことが合格への鍵となります。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。