愛媛県立小松高等学校は、西日本最高峰である石鎚山の麓、自然豊かな環境に抱かれた歴史ある学校です。1907年創立の小松町立実用女学校を源流とし、100年以上の長きにわたり、地域社会を支える多くの人材を育成してきました。藩校「養正館」の精神を受け継ぎ、落ち着いた環境の中で、生徒一人ひとりが自分のペースで学習や部活動に打ち込めるのが、この愛媛県立小松高等学校の大きな魅力です。
愛媛県立小松高等学校の基本情報
愛媛県立小松高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:42 ライフデザイン科:41
愛媛県立小松高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か:国語、数学、英語、理科、社会といった主要5教科を中心に、大学進学をはじめとする多様な進路に対応できる基礎学力を幅広く身につけます。2年次からは文系・理系に分かれ、より専門的な学習を進めます。 どんな生徒におすすめか:大学進学を目指している人や、高校生活を通して自分の興味や関心を見つけたい人におすすめです。
ライフデザイン科 どんなことを学ぶ場所か:衣食住や福祉、保育など、生活に関わる専門的な知識と技術を実践的に学びます。ファッションショーや地域との連携事業など、体験的な学習が多いのが特徴です。 どんな生徒におすすめか:家庭科分野に興味があり、将来、ファッション、フード、保育、福祉などの専門職に就きたいと考えている人におすすめです。
愛媛県立小松高等学校の特色・校風
宿題の量 :宿題の量は標準的で、予習・復習をきちんと行えば十分に対応できる量という声が多いようです。校則 :校則は、他の高校と比較して標準的か、やや緩やかという意見が見られます。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用には一定のルールが定められています。服装に関する規定も常識の範囲内とされています。生徒たちの雰囲気 :真面目で落ち着いた生徒が多く、いじめなどの話はほとんど聞かれないようです。坂の上にある学校まで毎日通うことで、自然と体力がつき、忍耐力も養われるという声もあります。アルバイト :アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能です。制服の評判 :制服は、伝統的なデザインのブレザーです。特に女子生徒からは、可愛らしいと評判のようです。近年、生徒会の提案により、女子生徒もスラックスを選択できるようになりました。土曜授業 :土曜授業は基本的にありません。
愛媛県立小松高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :特に、野球部、サッカー部、陸上競技部などが熱心に活動しています。専用のグラウンドで練習に打ち込むことができます。文化部 :文化部では、全国的にも珍しい「日本音楽部」があり、地域のイベントなどで琴の演奏を披露しています。また、ライフデザイン科の生徒が中心となって活動する「手芸部」や「食物部」なども人気です。
イベント
小松高祭(文化祭) :毎年秋に開催される文化祭は、最大のイベントの一つです。各クラスや文化部による展示・発表、有志によるステージパフォーマンスなどで大変盛り上がります。特に、ライフデザイン科によるファッションショーは、毎年高い評価を得ており、小松高祭の名物となっています。体育祭 :体育祭も、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げ、生徒たちの団結力が高まる一日です。修学旅行 :2年生の時に実施され、近年は関東方面や沖縄などを訪れています。事前学習から班別自主研修まで、生徒たちが主体的に計画・行動する力を養う貴重な機会となっています。
愛媛県立小松高等学校の進学実績
国公立大学 :愛媛大学、高知大学、香川大学など、地元の四国内の大学を中心に合格者を出しています。難関私立大学 :関西大学、近畿大学、京都産業大学、松山大学など、関西圏や県内の主要私立大学に多くの合格者を輩出しています。その他の進路 :ライフデザイン科の生徒を中心に、服飾、調理、保育、福祉系の専門学校へ進学する生徒も多くいます。また、地元企業への就職にも強く、安定した実績があります。
愛媛県立小松高等学校の特長・アピールポイント
愛媛県唯一の「ライフデザイン科」 :生活産業のスペシャリストを目指せる専門学科があり、実践的な学びを通して専門資格の取得も可能です。藩校「養正館」をルーツとする歴史と伝統 :1802年設立の小松藩学問所を起源とし、200年以上にわたる歴史の中で培われた「積微力行」の精神が今も受け継がれています。地域に根差した探究活動「養正チャレンジ」 :総合的な探究の時間では、西条市の課題発見・解決をテーマに探究活動を行い、地域社会に貢献する力を育んでいます。自然に囲まれた広大な学習環境 :石鎚山の麓に位置する「養正ヶ丘」と呼ばれる高台に校舎があり、広大な敷地と豊かな自然の中で、のびのびと学校生活を送ることができます。活発な地域連携活動 :地元の文化祭やイベントに積極的に参加し、日本音楽部の演奏やライフデザイン科の作品展示などを通して、地域住民との交流を深めています。卒業後50年のOB・OGが参加する卒業式 :毎年3月1日の卒業式には、卒業50周年を迎えた同窓生が招待され、「人生第二の卒業式」が行われるというユニークな伝統があります。生徒の自主性を尊重する校風 :制服のパンツスタイル導入など、生徒会からの提案が実現されることもあり、生徒が主体的に学校づくりに関わることができます。
愛媛県立小松高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、勉強や進路の不安を解消しやすい」 「自然に囲まれた落ち着いた環境で、3年間集中して勉強に取り組めた」 「いじめがほとんどなく、みんな仲が良いので、安心して学校生活を送れる」 「ライフデザイン科のファッションショーは本格的で、大きな達成感を味わえる」 「坂道通学は大変だけど、おかげで足腰が鍛えられた」
気になる点 「最寄り駅から学校まで坂道が続くので、夏場や雨の日は少し大変」 「校舎や施設が全体的に少し古い印象がある」 「周辺にコンビニやお店が少ないため、放課後に寄り道する場所は限られる」
アクセス・通学
最寄り駅 :JR予讃線「伊予小松駅」から徒歩約15分です。バス :最寄りのバス停からもアクセス可能です。通学エリア :西条市内の生徒が最も多いですが、新居浜市や今治市など、近隣の市から電車を利用して通学している生徒もいます。多くの生徒が自転車を利用しており、伊予小松駅から自転車で通う生徒も少なくありません。
愛媛県立小松高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

