北海道十勝平野の南部に位置する更別村にある、北海道立更別農業高等学校。 広大な大地に抱かれたこの学校は、ただ農業を学ぶだけの場所ではありません。生命を育み、食を創造し、人との繋がりを大切にする、そんな温かい学び舎が更別農業高等学校です。ここでは、少人数教育の強みを活かし、生徒一人ひとりの「夢」に寄り添い、その実現を全力でサポートしています。
更別農業高等学校の基本情報
更別農業高等学校の偏差値・難易度・併願校
農業科: 37 生活科学科: 38
更別農業高等学校に設置されている学科・コース
農業科 農業経営コース : 作物や畜産を中心に学び、将来の農業の担い手となるためのスペシャリストを目指します。大規模農業が盛んな十勝の地で、実践的な経営感覚を養いたい生徒におすすめです。農産加工コース : 農産物の生産から加工、流通、販売までを一貫して学びます。 自分で育てた作物を加工して商品開発をしたい、食の6次産業化に興味がある生徒にぴったりのコースです。
生活科学科 生活文化コース : 草花の栽培や活用、食品製造、地域資源の活用などを通して、生活を豊かにする知識と技術を学びます。 グリーンツーリズムなど、地域の魅力を活かした活動に興味がある生徒におすすめです。生活福祉コース : 介護の知識や技術を学び、地域社会に貢献できる人材を目指します。 介護職員初任者研修の資格取得も可能で、福祉の道に進みたいと考えている生徒に適しています。
更別農業高等学校の特色・校風
校風 : 「アットホーム」「実践重視」「地域密着」宿題の量 : 専門的な実習やレポートが多く、普通高校とは違った大変さがあるようですが、その分実践的な力が身につくという声があります。校則 : 制服の着こなしなど、身だしなみに関する指導は比較的しっかりしているようです。 スマートフォンの校内での使用については、一定のルールが設けられていると考えられます。アルバイトは届け出制で可能な場合がありますが、学業との両立が前提となります。生徒たちの雰囲気 : 農業や食、福祉といった共通の目標を持つ生徒が集まっているため、真面目で協力的な雰囲気があるようです。 少人数なので、学年や学科を越えて生徒同士の仲が良いのも特長です。制服 : ブレザータイプの制服で、落ち着いたデザインが評判のようです。夏服期間には指定のポロシャツを着用することもできます。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
更別農業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 野球部、サッカー部、バスケットボール部、バドミントン部、卓球部などがあります。 全国大会に出場するような強豪部はありませんが、どの部も日々の練習に熱心に取り組んでいます。文化部 : 総合文化部（放送・写真・演劇など）や茶道部などがあります。農業クラブ活動 : 部活動とは別に、生徒全員が所属する「農業クラブ」の活動が非常に盛んです。 プロジェクト発表や意見発表、農業鑑定競技会など、日頃の学習成果を競う大会が数多くあり、全国大会を目指して活動しています。 この農業クラブの活動を通して、専門知識だけでなく、プレゼンテーション能力や問題解決能力も養われます。
イベント
更農祭（学校祭） : 毎年7月に行われる最大のイベントです。 クラスごとのステージ発表や模擬店などが行われ、一般公開もされて地域住民で賑わいます。 生徒たちが実習で生産した野菜や加工品の販売は特に人気です。収穫感謝祭 : 秋の収穫を祝い、全校生徒で豚汁やバーベキューなどを楽しむイベントです。自分たちで育てた農産物を味わうことで、食への感謝の気持ちを育みます。見学旅行（修学旅行） : 2年生の時に実施されます。 近年では広島や四国などを訪れ、平和学習やオリーブの収穫体験など、普段の学習とは異なる貴重な経験をしています。宿泊研修 : 1年生の時には、学校の寮である「泉心寮」での宿泊研修が行われます。 共同生活を通して、クラスメイトとの絆を深めます。
更別農業高等学校の進学実績
大学・短大 : 帯広畜産大学や道内の私立大学、農業系の大学校などに進学する生徒がいます。指定校推薦枠も活用されています。専門学校 : 農業、調理、製菓、福祉、看護など、それぞれの専門分野をさらに深めるために専門学校へ進学する生徒が多数を占めます。就職 : 地元の農業法人や食品関連企業、福祉施設、公務員など、幅広い業種に就職しています。 学校で学んだ専門知識や技術、そして真面目な学習態度が高く評価され、就職率は非常に高い水準を維持しているようです。
更別農業高等学校の特長・アピールポイント
広大な実習農地と充実した施設 : 学校には広大な畑や温室、牛舎、加工施設などがあり、本格的な実習が可能です。十勝の豊かな自然そのものが、最高の学びのフィールドです。少人数教育による手厚いサポート : 全校生徒が100名程度と小規模なため、先生と生徒の距離が近く、一人ひとりに行き届いた指導が受けられます。実践的な「スクールプロジェクト活動」 : 生徒が主体となって、商品開発や珍しい作物の栽培などに挑戦するプロジェクト活動が盛んです。 地域のイベントで商品を販売するなど、実践的な経験を積むことができます。多彩な資格取得が可能 : 農業技術検定や危険物取扱者、食品衛生責任者、介護職員初任者研修など、将来に役立つ多くの資格取得にチャレンジできます。地域との強いつながり : 地元の小学校との交流事業や、村のイベントへの参加など、地域に根ざした活動を多く行っています。 地域全体で生徒を育てようという温かい雰囲気があります。遠隔地からの生徒も安心の「泉心寮」 : 遠方からの通学が困難な生徒のために、学校敷地内に「泉心寮」という寮が完備されています。 寮生活を通して、自立心や協調性を育むことができます。充実した就学支援 : 更別村から通学費の補助など、手厚い就学支援制度が用意されており、保護者にとっても安心です。
更別農業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「普通高校では絶対に体験できないような実習ができるのが楽しい」 「先生との距離が近く、進路相談などに親身に乗ってくれる」 「クラスメイトとの絆が深まり、本当の仲間ができる」 「専門的な知識や資格が取れるので、将来の夢に直結する」 「寮生活が楽しく、親元を離れて自立できた」
気になる点 :「専門科目の勉強や実習は、想像していたよりも大変なことがある」 「最寄りの市街地まで距離があるので、放課後に遊ぶ場所は少ない」 「虫が苦手な人には、農場での実習は少し辛いかもしれない」 「部活動の種類がもっと多いと嬉しい」
アクセス・通学
公共交通機関 : 十勝バスの「更別農業高校前」バス停が最寄りです。 帯広駅バスターミナルからの路線バスが利用できます。スクールバス : 帯広市、幕別町、芽室町方面へスクールバスが運行されており、全校生徒の約6割が利用しています。 保護者会が主体となって運営されています。通学エリア : 村外から通学する生徒が大半を占めており、帯広市や幕別町、中札内村など、十勝管内の広範囲から生徒が集まっています。
更別農業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
