東京都立富士高等学校は、1919年創立の東京府立第五高等女学校を前身とする、100年以上の歴史と輝かしい伝統を持つ進学校です。 中野区に位置し、落ち着いた環境の中で勉学や部活動に打ち込むことができます。長年にわたり「自主自律」「文武両道」の精神を掲げ、生徒一人ひとりの個性を尊重し、主体性を育む教育を実践してきました。
東京都立富士高等学校の基本情報
東京都立富士高等学校の偏差値・難易度・併願校
東京都立富士高等学校に設置されている学科・コース
東京都立富士高等学校の特色・校風
生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いている生徒が多い一方で、学校行事などでは一体となって盛り上がることのできる、バランスの取れた生徒が多いようです。 中高一貫校のため、先輩後輩の仲が良く、高校生が中学生をリードしていく場面も多く見られます。 校則: 校則は、都立高校の中では標準的か、やや厳しいと感じる人もいるかもしれません。制服の着用が義務付けられており、服装に関する規定が定められています。 スマートフォンの持ち込みは可能ですが、校内での使用にはルールとマナーを守ることが求められます。 アルバイトについては明確な情報は見当たりませんでしたが、進学校という特性上、学業を優先する生徒が多いと考えられます。 宿題・課題: 中高一貫で計画的な学習が進められており、特に探究活動「富士未来学」に関する課題など、自主的に考える力を養うための課題が多いという声があります。 制服: 伝統あるセーラー服と詰襟が基本で、品位があると評判です。 高校生は夏用に、爽やかなデザインの準制服(青色のシャツ、チェックのスカート・スラックス)も用意されており、人気があるようです。 土曜授業: 土曜授業は年に18回程度実施されており、学習時間の確保に力が入れられています。
東京都立富士高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: 運動部は、剣道部や薙刀(なぎなた)部が関東大会に出場するなど、高いレベルで活動しています。 バドミントン部なども活気があり、専門のコーチから指導を受ける機会もあります。 珍しい部活動として、フラッグフットボール部もあります。 文化部: 文化部も充実しており、様々な部が活動しています。 科学系の部活動は、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定校ということもあり、探究活動と連携した本格的な活動が期待できます。
イベント
富士祭(文化祭): 毎年9月に行われる文化祭は「富士祭」と呼ばれ、学校が一体となる大きなイベントです。 中学生と高校生が協力して準備を進め、クラスや部活動ごとの展示・発表は非常にレベルが高いと評判です。 体育祭・合唱祭: 体育祭と合唱祭も、富士祭と並ぶ三大行事として位置づけられています。 特に合唱祭は、クラスごとに練習を重ね、美しいハーモニーを響かせます。 修学旅行: 高校2年生の修学旅行では、台湾などを訪れ、現地の高校生との交流プログラムが組まれるなど、国際感覚を養う貴重な機会となっています。
東京都立富士高等学校の進学実績
国公立大学: 2024年度は、東京大学4名、京都大学1名をはじめ、一橋大学や東京工業大学などの難関国公立大学に合格者を出しています。 難関私立大学: 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学といった難関私立大学にも毎年多くの生徒が進学しています。GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)にも多数の合格者を送り出しています。
東京都立富士高等学校の特長・アピールポイント
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校: 2021年度から文部科学省のSSHに指定されており、先進的な理数系教育を受けることができます。 6年間を貫く探究活動「富士未来学」: 中学1年から高校3年まで続く独自の探究学習プログラム「富士未来学」が教育の核となっています。 課題設定から研究、発表までを主体的に行うことで、思考力や課題解決能力を徹底的に鍛えます。 富士山型の人間育成: 幅広い教養と高度な専門性を両立させ、社会の課題解決に挑戦できる「富士山型の人間」の育成を教育目標に掲げています。 充実した国際教育: 海外の大学との指定校協定や、希望者向けのオーストラリア短期語学研修など、グローバルな視野を育む機会が豊富に用意されています。 生徒主体で盛り上がる学校行事: 文化祭、体育祭、合唱祭などの学校行事は、生徒が中心となって企画・運営され、学校全体が一体となって大きな盛り上がりを見せます。 中高一貫のメリットを活かした教育: 中学生と高校生が共に学び、活動する機会が多く、高校生はリーダーシップを、中学生は高い目標を持つことができます。 伝統と革新の融合: 100年以上の歴史を持つ伝統校でありながら、SSH指定や探究活動の推進など、常に新しい教育に挑戦し続けています。
東京都立富士高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「自主自律の精神が根付いており、生徒の主体性が尊重される」 「勉強だけでなく、部活動や行事にも全力で取り組める環境がある」 「先生方が熱心で、質問にも親身になって対応してくれる」 「探究活動が本格的で、自分の興味をとことん追求できる」 「中高一貫で生徒同士の仲が良く、一体感がある」 「進学実績が良く、周囲のレベルも高いため刺激になる」
気になる点: 「課題の量が多く、慣れるまで大変だと感じることもある」 「施設が全体的に少し古いという意見がある」 「最寄り駅から近いが、路線によってはアクセスが良いとは言えない」
アクセス・通学
電車: 東京メトロ丸ノ内線 「中野富士見町駅」から徒歩約1〜6分 東京メトロ丸ノ内線 「中野新橋駅」から徒歩約11分
バス: JR中央・総武線 「中野駅」南口から京王バスで約10分、「中野車庫」下車徒歩2分、または「富士高校」下車徒歩1分 京王線 「幡ヶ谷駅」から京王バスで約10分、「富士高校」下車徒歩1分
東京都立富士高等学校受験生へのワンポイントアドバイス