茨城県牛久市に位置する牛久栄進高等学校は、県内でも有数の進学校として知られ、多くの受験生が憧れる人気の高校です。1987年に開校して以来、「自主・剛健・協和」の校訓のもと、生徒一人ひとりの個性を尊重し、その能力を最大限に引き出す教育を実践してきました。県内初の単位制普通科高校として、生徒が自らの興味や進路希望に応じて主体的に学べる環境が整っているのが大きな魅力です。
牛久栄進高等学校の基本情報
牛久栄進高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
普通科(単位制):62
合格に必要な内申点の目安
主な併願校
常総学院高等学校 土浦日本大学高等学校 東洋大学附属牛久高等学校 つくば秀英高等学校
牛久栄進高等学校に設置されている学科・コース
普通科(単位制) どんなことを学ぶ場所なのか:国語、数学、英語などの必修科目に加え、2年次から始まる豊富な選択科目の中から、自分の進路や興味に合わせてオリジナルの時間割を作成します。文系・理系といった大枠にとらわれず、例えば理系でありながら芸術科目を深く学んだり、文系でありながら情報科学を探究したりすることも可能です。 どんな生徒におすすめか:将来の夢や学びたいことが明確な生徒はもちろん、「高校生活を通して自分のやりたいことを見つけたい」と考えている生徒にも最適です。主体的に学びをデザインしていく力が身につきます。
牛久栄進高等学校の特色・校風
校風を一言で表すと :「自主自律」「文武両道」「活気と落ち着きの両立」
中学生が知りたいリアルな学校生活
宿題の量 :いわゆる「自称進学校」と評されることもあり、課題の量は決して少なくはないようです。特に長期休暇中はしっかりとした量の課題が出される傾向にありますが、日々の学習習慣が身についていれば無理なくこなせるレベルという声が多いです。校則 :他の公立高校と比較すると、校則は比較的緩やかで、生徒の自主性に任されている部分が大きいようです。スマホ :校内での使用は基本的に許可されていますが、授業中の使用は禁止など、節度ある利用が求められます。服装 :制服の着こなしについては、ある程度の指導はありますが、厳しすぎるということはないようです。英国調のブレザースタイルで、特にチェック柄のスカートやネクタイ・リボンは可愛いと評判です。女子はスラックスを選択することも可能です。
生徒たちの雰囲気 :真面目に勉強に取り組む生徒が多い一方で、行事や部活動には全力で楽しむ活発さも持ち合わせています。地頭が良いけれど勉強漬けではなく、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多いという印象です。アルバイト :原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能です。制服の評判 :男女ともにブレザースタイルで、知的で落ち着いたデザインが好評です。特にブルー系のチェック柄のボトムス(スラックス・スカート)は人気があります。夏服は明るいグレー系のチェック柄になります。土曜授業 :基本的には土曜授業はありません。ただし、模試や特別学習会などが実施されることはあります。
牛久栄進高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 サッカー部 :県内でも強豪として知られ、常に上位の成績を収めています。専用のグラウンドなど、練習環境も整っています。空手道部 :全国大会に出場するなど、輝かしい実績を誇ります。弓道部 :関東大会への出場経験も多く、集中して稽古に励んでいます。吹奏楽部 :コンクールでの受賞歴も多く、地域のイベントなどでも演奏を披露しています。
全体の様子 :運動部は15、文化部は15の部があり(2025年時点)、多くの選択肢の中から自分に合った活動を見つけることができます。部活動加入率は非常に高く、ほとんどの生徒が何らかの部に所属して3年間活動を続けています。
イベント
栄進祭(文化祭) :毎年6月に行われる最大のイベントです。クラスごとの企画や文化部の発表、有志によるステージパフォーマンスなど、2日間にわたって学校中が熱気に包まれます。準備期間からクラスの団結力が高まり、最高の思い出になると評判です。栄進カップ(クラスマッチ) :秋に開催される球技大会です。サッカー、バスケットボール、バレーボールなどの種目でクラス対抗戦が行われ、栄進祭とはまた違った盛り上がりを見せます。修学旅行 :2年次の秋に実施されます。近年は関西方面(京都・奈良・大阪など)を訪れることが多いようです。自主研修の時間も多く、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。
牛久栄進高等学校の進学実績
最新の大学進学実績(2025年入試結果)
国公立大学 :合計94名(現役・既卒含む)主な大学:筑波大学 5名、茨城大学 38名、東北大学 1名、北海道大学 1名、千葉大学 4名、埼玉大学 6名、東京都立大学 2名など。
難関私立大学 :早慶上理ICU(早稲田・慶應義塾・上智・東京理科・国際基督教):合計17名 GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政):合計97名
その他 :日本大学(68名)や東洋大学(97名)など、多くの生徒が有名私立大学に合格しています。 多様な進路希望に対応しており、芸術系や体育系の大学、専門学校へ進学する生徒もいます。
進学実績を支える取り組み
栄進ゼミ(課外) :早朝や放課後、長期休業中に開かれる進学補習です。大学受験を見据えたハイレベルな講座が多数用意されており、多くの生徒が参加しています。個別添削指導 :教員が生徒一人ひとりの答案を丁寧に添削し、記述力の向上をサポートします。単位制を活かしたカリキュラム :生徒一人ひとりの進路希望に合わせた時間割を作成できるため、受験に必要な科目を効率よく、深く学ぶことができます。自習室の開放 :土日や長期休暇中も自習室が開放されており、集中して学習に取り組める環境が整っています。
牛久栄進高等学校の特長・アピールポイント
県内初!自由度の高い「単位制」普通科
自分の興味関心や進路に合わせて時間割をカスタマイズできるため、主体的に学ぶ姿勢が身につきます。 国公立大学100名を目指す手厚い進学サポート
「栄進ゼミ」と呼ばれる豊富な課外授業や個別添削指導など、夢の実現を後押しする体制が整っています。 活気あふれる部活動と学校行事
勉強だけでなく、部活動や「栄進祭」などのイベントにも全力で打ち込む「文武両道」の精神が根付いています。 自主性を尊重する比較的自由な校風
厳しすぎない校則のもと、生徒一人ひとりが自分で考え、責任ある行動をとることが求められます。 つくば研究学園都市に隣接する恵まれた立地
大学や研究機関との連携プログラムなど、知的好奇心を刺激する機会に恵まれています。 国際交流プログラムの充実
海外の姉妹校との交流や、希望者による海外研修などを通して、グローバルな視野を養うことができます。 生徒の学びを支える充実した施設
自習室や図書館、情報処理室など、学習に集中できる環境が整備されています。
牛久栄進高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「先生たちのサポートが手厚い」 :進路相談や質問に親身になって対応してくれる先生が多いという声が多数あります。特に受験期には、遅くまで個別指導をしてくれるなど、熱心なサポートが心強いようです。「行事が本当に楽しい」 :栄進祭(文化祭)や栄進カップ(クラスマッチ)は、クラスが一致団結して非常に盛り上がると評判です。準備期間も含めて最高の思い出になるという口コミが多く見られます。「自由な校風で過ごしやすい」 :校則が厳しくなく、生徒の自主性が尊重されるため、のびのびとした高校生活が送れるという意見が多いです。「勉強と部活を両立できる環境」 :文武両道を掲げているだけあり、どちらにも真剣に取り組む仲間が多く、刺激し合える環境が良いと評価されています。「制服が可愛い・かっこいい」 :英国調のブレザー制服は、生徒からの人気が非常に高いです。
気になる点
「課題が多いと感じることがある」 :「自称進学校」と揶揄されるように、日々の課題や長期休暇の宿題の量が多いと感じる生徒もいるようです。計画的に進めないと大変かもしれません。「駅から少し距離がある」 :最寄りのひたち野うしく駅からバスを利用する必要があり、特に雨の日や朝のラッシュ時はバスが混雑するのが難点という声があります。「施設が部分的に古い」 :校舎全体が新しいわけではなく、一部の施設や部室などは古さが感じられるという意見も見られます。「文系より理系の進学に強い印象」 :進学実績を見ると、理系学部の合格者が多い傾向があると感じる生徒もいるようです。ただし、文系でも難関大学への合格者は多数います。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR常磐線「ひたち野うしく駅」東口より、関東鉄道バス「牛久栄進高校」行きに乗車、終点下車(約4〜6分)。 つくばエクスプレス「つくば駅」(つくばセンター)より、関東鉄道バス「ひたち野うしく駅」行きに乗車、「牛久栄進高校」下車(約16分)。
通学エリア
牛久市、つくば市、土浦市、龍ケ崎市、取手市など、県南地域の広い範囲から生徒が通学しています。つくばエクスプレスや常磐線の沿線に住む生徒が多い傾向があります。
牛久栄進高等学校受験生へのワンポイントアドバイス