秋田県立男鹿海洋高等学校は、その名の通り「海」について専門的に学べる、秋田県で唯一の水産科を持つ高校です。 広大な日本海を望む男鹿半島の恵まれた環境で、海のプロフェッショナルを目指せるユニークな学校、それが男鹿海洋高等学校です。普通科も設置されており、水産科の生徒と共に学ぶ中で、多様な価値観に触れることができます。
男鹿海洋高等学校の基本情報
男鹿海洋高等学校の偏差値・難易度・併願校
学科・コースごとの偏差値 海洋科: 36 食品科学科: 38 普通科: 39
難易度の目安
偏差値を見ると、基礎的な学力をしっかりと身につけていれば、合格の可能性は十分にあると言えます。大切なのは、中学校での基本的な学習内容を確実に理解しておくことです。特に、水産科(海洋科・食品科学科)を志望する場合は、理科や数学への興味・関心が高いと、入学後の学習にもスムーズに取り組めるでしょう。内申点については、日々の授業に真面目に取り組み、提出物をきちんと出すなど、基本的な学校生活を大切にすることが評価につながります。 主な併願校
秋田県の公立高校入試では、原則として他の公立高校を併願することはできません。そのため、男鹿海洋高等学校を第一志望とする場合、併願校は私立高校から選ぶことになります。近隣のエリアや、自分の学力に合った私立高校を検討すると良いでしょう。具体的な併願校としては、秋田市内の私立高校などが候補に挙がることが多いようです。
男鹿海洋高等学校に設置されている学科・コース
海洋科
船の運航や漁業、海洋環境など、海に関する幅広い知識と技術を学びます。大型実習船での航海実習や、ダイビング実習など、実践的な授業が多いのが特長です。将来、航海士や漁師、海洋調査、さらには洋上風力発電関連の仕事に就きたい人におすすめです。 食品科学科
水産物を中心とした食品の加工、製造、衛生管理、流通について学びます。 サバの缶詰やカマボコなどを製造する実習を通して、商品開発のノウハウも習得できます。 食べることが好きで、将来は食品開発や品質管理、製造の分野で活躍したい人にぴったりの学科です。 普通科
一般的な普通教科を中心に学びながら、進学を目指します。この学科のユニークな点は、学校独自の「男鹿学」という探究学習があることです。 地域の自然や文化を学ぶ中で、水産科の生徒と交流したり、乗船体験や食品加工体験をしたりと、男鹿海洋高等学校ならではの学びが経験できます。
男鹿海洋高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気
海という共通の興味を持った生徒が集まるため、専門学科には一体感があり、生徒たちは活気にあふれています。実習など協力して行う授業が多いため、自然と協調性が身につくようです。普通科の生徒も、専門学科の生徒と交流する機会が多く、お互いに良い刺激を受け合っています。全体的に、真面目で目標に向かって努力する生徒が多いという評判です。 宿題・校則
宿題の量は、学科や選択科目によって異なりますが、特に専門学科では実習レポートなどの課題が出されることが多いようです。校則については、頭髪や服装に関する規定があり、パーマや染髪は禁止されています。 アルバイトは長期休業中のみ可能で、学校の許可が必要です。 スマートフォンの校内での使用については、一定のルールが定められているようです。全体的には、社会に出てから困らないための、基本的な規律を重んじる校風と言えるでしょう。 制服・その他の情報
制服は、年度によってデザインが変更されることがあります。過去には学ランスタイルでしたが、近年リニューアルされたという情報もあります。 評判については、個人の好みにもよりますが、機能性を重視したデザインのようです。土曜授業は基本的にありませんが、実習や行事などで登校日となる場合があります。
男鹿海洋高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
運動部の中でも特に有名なのが「カッター部」です。カッターボートと呼ばれる手漕ぎボートで速さを競う競技で、チームワークが何よりも重要になります。東北大会や全国大会の常連であり、厳しい練習を通して心身ともに大きく成長できます。また、「相撲部」も強豪として知られており、全国レベルで活躍する選手を輩出しています。 文化部
文化部で圧倒的な存在感を放っているのが「郷土芸能部」です。 男鹿の伝統芸能である「なまはげ太鼓」の迫力ある演奏は、地域のお祭りや各種イベントで披露され、高い評価を得ています。 テレビ番組で取り上げられることもあり、男鹿海洋高等学校の顔ともいえる部活動です。
イベント
乗船実習
海洋科の生徒にとって最大のイベントが、大型実習船「翔洋丸」で行われる長期間の乗船実習です。実際の海で航海術や漁業技術を学ぶこの経験は、教科書だけでは決して得られない知識と自信を育みます。 蒼涛祭(そうとうさい)
毎年秋に開催される学校祭(文化祭)です。 食品科学科の生徒が実習で製造したサバの缶詰や水産加工品は、毎年大人気で、販売開始前から行列ができるほどです。 各クラスや文化部による展示や発表、郷土芸能部のなまはげ太鼓の演奏など、大いに盛り上がります。 体育祭・修学旅行
クラス対抗で様々な競技に熱中する体育祭や、仲間との絆を深める修学旅行など、高校生活を彩る楽しいイベントも充実しています。
男鹿海洋高等学校の進学実績
主な進学先 国公立大学 : 水産系の大学を中心に、専門知識をさらに深めるための進学実績があります。私立大学 : 秋田大学やノースアジア大学など、県内の大学への進学者がいます。 また、海洋系の専門知識を活かせる石巻専修大学など、県外の大学へ進学する生徒もいます。専門学校 : 秋田情報ビジネス専門学校や東京ECO動物海洋専門学校など、より実践的なスキルを身につけるための専門学校も人気の進路先です。
主な就職先
水産科の卒業生の多くは、在学中に取得した資格や専門知識を活かし、水産関連企業や海運会社、食品製造会社などへ就職します。求人倍率も高く、安定した就職実績を誇っています。普通科の卒業生も、県内の様々な企業へ就職しています。 進路サポート
在学中に、小型船舶操縦士や潜水士、危険物取扱者など、将来に役立つ多くの資格取得に挑戦できるのが大きな強みです。 進学希望者には補習や個別指導、就職希望者には手厚い面接指導など、一人ひとりの目標達成に向けたきめ細やかなサポート体制が整っています。
男鹿海洋高等学校の特長・アピールポイント
大型実習船「翔洋丸」での本格的な航海実習
実際の海を舞台にした長期乗船実習は、航海士や船の機関士を目指す生徒にとって、夢への大きな一歩となる貴重な体験です。 実践的な食品開発と販売
食品科学科では、サバ缶などの水産加工品を自分たちの手で製造し、文化祭や地域のイベントで販売まで行います。 商品開発から流通までを学べる実践的なカリキュラムです。 「なまはげ太鼓」で地域と世界に文化を発信
郷土芸能部は、男鹿の伝統文化を継承し、その迫力あるパフォーマンスで多くの人々を魅了しています。 地域貢献だけでなく、生徒の自信と表現力を育んでいます。 将来に直結する多彩な資格取得
小型船舶操縦士、潜水士、クレーン運転士、危険物取扱者など、在学中に様々な専門資格の取得をサポート。就職や進学に有利になります。 地域を学ぶ独自の探究学習「男鹿学」
普通科で実施される「男鹿学」では、男鹿半島の自然や文化、産業について深く探究します。 地域への理解と愛着を深めながら、課題解決能力を養います。 全国から仲間が集まる「地域みらい留学」
「地域みらい留学」制度を導入しており、秋田県外からも多くの生徒を受け入れています。 多様なバックグラウンドを持つ仲間との出会いが、視野を広げてくれます。 仲間と絆を深める寮生活
学校の敷地内には「北辰寮」という男子寮があり、遠方からの生徒も安心して学校生活を送ることができます。 共同生活を通して、協調性や自立心を育みます。
男鹿海洋高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「海や船が好きなら最高の環境。実習が多くて楽しいし、普通の高校ではできない経験がたくさんできる」 「専門的な資格がたくさん取れるので、就職にとても有利だと感じた」 「先生方が親身になって進路相談に乗ってくれる。就職のサポートが手厚い」 「郷土芸能部(なまはげ太鼓)の活動は、高校生活一番の思い出。人前で表現する自信がついた」 「寮生活を通して、一生付き合える仲間ができた」 「食品科学科で商品開発を学べたのが良かった。自分たちが作った缶詰が売れた時は感動した」
気になる点 「専門性が高いので、水産分野に興味がないと授業が少し大変かもしれない」 「駅から少し距離があるので、アクセスが不便に感じることもある」 「寮は男子寮しかないので、遠方から入学したい女子生徒は下宿などを探す必要がある」 「校則が少し厳しいと感じる部分があった」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR男鹿線「男鹿駅」から徒歩約21分 男鹿駅からバスを利用する場合、「男鹿海洋高校前」バス停で下車(所要時間約8分)
通学エリア
地元の男鹿市や潟上市、南秋田郡からの通学者が多い傾向にあります。 また、学校敷地内に男子寮(北辰寮)が完備されているため、秋田県内全域や県外から入学する生徒もいます。 「地域みらい留学」制度を利用して、全国から生徒が集まっています。
男鹿海洋高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

