兵庫県立相生高等学校、通称「相高(あいこう)」は、相生市に根ざし、長い歴史と伝統を誇る進学校です。校訓である「自律・創造・敬愛」のもと、生徒一人ひとりが主体的に学び、豊かな人間性を育むことを目指しています。自然に囲まれた落ち着いた環境で、充実した高校生活を送りたいと考えている中学生の皆さんにとって、相生高等学校は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
兵庫県立相生高等学校の基本情報
兵庫県立相生高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:56 普通科 看護医療類型:58
兵庫県立相生高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か:1年生では共通のカリキュラムで基礎学力を固め、2年生から文系・理系に分かれます。 幅広い科目をバランス良く学びながら、自分の適性を見極め、多様な進路に対応できる力を養います。 どんな生徒におすすめか:大学進学を目指しているが、まだ具体的な分野を決めかねている人や、文系・理系両方の可能性を探りたい人におすすめです。
看護医療類型 どんなことを学ぶ場所か:推薦入試で選抜される定員40名のコースです。 通常の学習に加え、看護や医療に関する専門的な知識を学んだり、大学病院での体験学習に参加したりと、実践的な学びが多いのが特徴です。 どんな生徒におすすめか:将来、看護師や医師、理学療法士など、医療系の道に進みたいという強い意志を持っている人に最適の環境です。
兵庫県立相生高等学校の特色・校風
宿題の量 口コミでは「課題が多い」という声が見られます。 特に平日は週3回7時間授業があり、予習・復習をしっかり行う習慣が求められるようです。 コツコツと真面目に取り組む姿勢が大切になります。
校則 全体的に見ると、標準的な校則のようです。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、授業中の使用は禁止など、基本的なルールは守る必要があります。 服装については、男子は学生服、女子はブレザーが指定されています。 スカート丈や靴下など、ある程度の規定はありますが、厳しすぎると感じる生徒は少ないようです。
生徒たちの雰囲気 「真面目で落ち着いている生徒が多い」という評判です。 いわゆる「陽キャ」ばかりでなく、様々なタイプの生徒がそれぞれの学校生活を楽しんでいるようです。いじめが少ないという口コミも多く、安心して過ごせる環境と言えるでしょう。
アルバイト 原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能です。
制服の評判 男子は伝統的な黒の学生服、女子は紺色のブレザーです。 シンプルで清楚なデザインは、保護者や地域の方からの評判も良いようです。
土曜授業 基本的に土曜授業はありませんが、模試や特別な講座が実施されることがあります。
兵庫県立相生高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 ボート部 :相生市の「ペーロン」という伝統行事とも関わりが深く、全国レベルでの活躍を目指せる部活動です。専用の艇庫もあり、本格的に競技に打ち込める環境が整っています。陸上競技部、男子ソフトテニス部 :近年、近畿大会や全国大会へ出場するなど、目覚ましい活躍を見せています。
全体の様子 運動部、文化部ともに活発に活動しており、初心者から経験者まで、誰もが自分のペースで打ち込める雰囲気があります。兼部をしている生徒もいるようです。
イベント
相高祭(文化祭) 毎年6月に行われる文化祭は、模擬店やステージ発表などで大変な盛り上がりを見せます。 クラスや部活動ごとに工夫を凝らした出し物があり、生徒たちの創造性が発揮される場となっています。
体育大会・球技大会 体育大会は9月、球技大会は前期(7月)と後期(3月)に開催されます。 クラス対抗で競い合うため、団結力が一気に高まります。
修学旅行 2年生の1月に実施され、行き先は北海道が定番です。 スキー研修や自然体験など、普段はできない経験を通して、仲間との友情を深めます。
ペーロン競漕体験 2年生の4月には、地域の伝統行事であるペーロン競漕を体験します。 地域とのつながりを肌で感じられる、相生高校ならではの貴重なイベントです。
兵庫県立相生高等学校の進学実績
主な大学進学実績(2023年〜2024年のデータ参考) 国公立大学 :神戸大学、岡山大学、兵庫県立大学、鳥取大学、山口大学など、地元の国公立大学を中心に安定した合格実績があります。難関私立大学(関関同立など) :関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学に合わせて毎年数十名が合格しています。その他 :特に看護医療類型からは、看護・医療系の大学や専門学校への進学者が多くなっています。また、近畿大学や甲南大学、龍谷大学など、産近甲龍レベルの大学にも多数の合格者を出しています。
進学実績に結びつく取り組み 習熟度別授業・少人数授業 :英語・数学・国語などの主要科目で、生徒一人ひとりの理解度に合わせた授業を展開しています。補習・講習 :放課後や長期休暇中には、受験対策や弱点克服のための補習・講習が豊富に用意されており、多くの生徒が活用しています。高大連携 :神戸大学や岡山大学と連携したプログラムがあり、大学の学問に早期に触れる機会が設けられています。 これにより、学習へのモチベーションを高め、具体的な進路目標を設定する助けとなっています。
兵庫県立相生高等学校の特長・アピールポイント
専門性の高い「看護医療類型」 将来、医療従事者を目指す生徒のために特化したカリキュラムが用意されています。大学病院での体験実習など、高校生のうちから専門的な学びを深められるのは大きな強みです。
地域と連携した探究活動 相生市の伝統行事「ペーロン」の体験や、市政への提言活動など、地域社会をフィールドにした学習が充実しています。 生きた学びを通して、社会貢献への意識を高めることができます。
全国レベルで活躍する部活動 伝統あるボート部をはじめ、陸上競技部やソフトテニス部など、高いレベルで活動している部活動があります。 文武両道を目指す生徒にとって、刺激的な環境です。
手厚い進路サポート体制 習熟度別授業や豊富な補習、大学との連携プログラムなど、生徒一人ひとりの進路実現を全力でバックアップする体制が整っています。
落ち着いた学習環境 緑豊かな自然に囲まれた静かな環境で、日々の学習に集中できます。真面目で落ち着いた生徒が多く、お互いに高め合える雰囲気があるのも魅力です。
兵庫県立相生高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、質問に行くと丁寧に教えてくれる」「放課後の補習が充実していて、塾に行かなくても大学受験に対応できる」といった、先生のサポートの手厚さを評価する声が多いようです。 「落ち着いた環境で勉強に集中できる」「真面目な生徒が多いので、いじめの心配が少ない」という、学習環境や人間関係の良さを挙げる口コミも目立ちます。 「看護医療類型は目標が同じ仲間と学べるのでモチベーションが上がる」「専門的な内容を学べて将来に役立つ」など、特色あるコースへの満足度は高い傾向があります。
気になる点 「校舎や体育館などの施設が少し古い」という意見が見られます。ただし、学習に必要な設備は整っています。 「駅から少し坂道を登るのが大変」「場所によってはアクセスが不便」といった、立地に関する声もあります。 「課題が多い」「小テストが頻繁にある」など、学習面での大変さを指摘する口コミも見られますが、これは裏を返せば、学校が学力向上に力を入れている証拠とも言えるでしょう。
アクセス・通学
最寄り駅 JR山陽本線・山陽新幹線「相生駅」から徒歩約10〜15分です。 駅からは北へ向かって少し坂道を登ります。
バスでのアクセス 神姫バス「高校前」バス停から徒歩約4分です。
兵庫県立相生高等学校受験生へのワンポイントアドバイス