神戸市立六甲アイランド高等学校は、神戸市の美しい人工島、六甲アイランドに位置する、個性と自主性を尊重する校風が魅力の公立高校です。1998年に開校し、県下でいち早く全日制普通科単位制を取り入れた学校として知られています。生徒一人ひとりの興味や進路希望に合わせて、自分だけの時間割を作成できるのが、この六甲アイランド高等学校の大きな特徴です。
神戸市立六甲アイランド高等学校の基本情報
神戸市立六甲アイランド高等学校の偏差値・難易度・併願校
神戸市立六甲アイランド高等学校に設置されている学科・コース
人文社会系 : 文学、歴史、地理、公民など、人間や社会について深く探究します。将来、法学、経済学、文学、教育学などの分野に進みたい人におすすめです。総合科学系 : いわゆる理系の分野で、数学、物理、化学、生物などを重点的に学びます。国公立大学の理系学部や、医療・看護系の進路を目指す生徒に適しています。芸術系(音楽コース) : 音楽の専門的な知識や技術を学びます。音楽大学への進学や、将来音楽に携わる仕事を目指す人におすすめのコースです。芸術系(美術・デザインコース) : デッサンや油絵、デザインなど、美術に関する専門的な学習を行います。美術大学やデザイン系の専門学校への進学を考えている生徒に最適です。ビジネス系 : 商業や経済の基礎を学び、簿記などの資格取得も目指せます。将来、経済・経営・商学系の学部に進みたい人や、ビジネスの世界で活躍したい人におすすめです。情報科学系 : プログラミングや情報デザインなど、情報化社会に対応するための知識と技術を学びます。情報系の大学や専門学校への進学を目指す生徒に適しています。人間科学系(生活福祉コース) : 福祉や保育、栄養など、人の生活に密着した分野を学びます。福祉・保育・栄養系の大学や専門学校への進学を希望する人におすすめです。人間科学系(スポーツコース) : 体育やスポーツ科学に関する専門的な知識を学びます。体育大学への進学や、将来スポーツ関連の職業に就きたいと考えている生徒に最適です。
神戸市立六甲アイランド高等学校の特色・校風
校則 : 他の高校と比較して、校則は比較的緩やかだという声が多いようです。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用には一定のルールがあるようです。服装に関しても、制服はありますが、ある程度の着こなしは個人の判断に任されている部分もあるという意見が見られます。生徒の雰囲気 : 生徒たちは明るく活発で、学校行事や部活動にも積極的に取り組む生徒が多いようです。単位制のため、クラスだけでなく「系」や「コース」での繋がりもでき、多様な友人関係を築きやすい環境です。宿題・課題 : 宿題の量は、選択する科目によって異なりますが、全体的には標準的か、やや少なめという声があります。ただし、レポート提出などが課される科目も多く、自主的な学習習慣が求められます。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されていませんが、学業との両立が前提となります。制服 : 制服については、シンプルで機能的という意見がある一方で、もう少しデザイン性が高いと嬉しいという声も聞かれます。土曜授業 : 土曜授業は基本的に実施されていません。
神戸市立六甲アイランド高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 特に女子ハンドボール部、レスリング部、水泳部などは、県内でも強豪として知られ、高い実績を誇っています。グラウンドや体育館などの施設も充実しており、生徒たちは恵まれた環境で練習に打ち込むことができます。文化部 : 美術部や写真部などもコンクールで優秀な成績を収めるなど、活発に活動しています。また、芸術系のコースがあることもあり、音楽系の部活動も盛んです。
イベント
六愛祭(文化祭) : 毎年大変な盛り上がりを見せる文化祭は「六愛祭」と呼ばれ、クラスや部活動ごとの展示や発表、有志によるステージパフォーマンスなど、多彩な企画で彩られます。地域住民も訪れるなど、学校全体が一体となる一大イベントです。体育祭 : 体育祭も、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げ、生徒たちの団結力が一層深まる行事です。修学旅行 : 修学旅行は、生徒たちの見聞を広める貴重な機会となっています。行き先は年度によって異なりますが、平和学習や異文化体験などを通して、多くのことを学びます。
神戸市立六甲アイランド高等学校の進学実績
国公立大学 : 神戸大学、兵庫県立大学、大阪教育大学など、地元の国公立大学を中心に合格者を出しています。難関私立大学 : 関西学院大学、同志社大学、立命館大学、関西大学といった「関関同立」や、甲南大学、近畿大学、神戸学院大学など、関西の主要な私立大学に多数の合格者を輩出しています。その他の進路 : 大学進学だけでなく、専門学校で専門的な知識や技術を身につける生徒や、就職を選ぶ生徒もいます。一人ひとりの希望進路に合わせて、きめ細やかな進路指導が行われています。
神戸市立六甲アイランド高等学校の特長・アピールポイント
自分だけの時間割が作れる「単位制」 : 2年次から約140もの科目の中から自分の興味や進路に合わせて科目を選択できます。大学のように主体的に学ぶスタイルで、早くから専門性を高めることが可能です。文部科学省指定「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」 : 理数教育に重点を置くSSHに指定されており、先進的な科学技術や探究活動に触れる機会が豊富にあります。地域と連携した探究学習「神戸学」 : 2、3年次で履修する「神戸学」では、身近な地域社会の課題を探究し、解決策を考えます。思考力やプレゼンテーション能力が自然と身につきます。国際色豊かなロケーション : 六甲アイランドという土地柄、外国人住民も多く、国際交流の機会に恵まれています。学校としても、海外の学校との交流などを通じてグローバルな人材育成に力を入れています。多様な進路に対応する6つの「系」と4つの「コース」 : 人文社会系から芸術、スポーツ、情報、ビジネスまで、幅広い分野を専門的に学べる環境が整っています。活気あふれる部活動と学校行事 : 多くの部活動が県大会以上で活躍しており、文武両道を実現できる環境です。六愛祭(文化祭)などの学校行事も生徒主体で運営され、非常に盛り上がります。充実した施設・設備 : 比較的新しい学校のため、校舎や設備が綺麗で充実しています。特に、専門的な学習に対応した実習室などが整っているのも魅力です。
神戸市立六甲アイランド高等学校の口コミ・評判のまとめ
自由な校風と自主性の尊重 : 「単位制なので自分の好きなことを学べる」「校則が厳しすぎず、のびのびと過ごせる」といった、自由な校風を評価する声が非常に多いです。先生との距離が近い : 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「質問しやすい雰囲気がある」など、教員との良好な関係を挙げる口コミも目立ちます。多様な友人関係 : 「系やコースが違う生徒ともミックスホームルームで交流できる」「色々な興味を持った友達ができる」など、単位制ならではの人間関係の広がりを魅力に感じる生徒が多いようです。進路の選択肢が広がる : 「1年生の時にじっくり自分の進路を考え、2年生から専門的なことを学べるのが良い」「多様な系・コースがあるので、入学してから夢を見つけられる」といった、カリキュラムの柔軟性を評価する声が多数あります。学校行事が楽しい : 「文化祭(六愛祭)は本当に盛り上がる」「体育祭はクラスの団結力が強まる」など、生徒が主体となる行事への満足度は高いようです。
駅から少し歩く : 最寄り駅の六甲ライナー「マリンパーク駅」からは徒歩すぐですが、JRや阪神の駅からは六甲ライナーへの乗り換えが必要です。自主性が求められる : 「自由な分、自分でしっかりしないと流されてしまう」「単位を落とさないように自己管理が必要」など、自主性が求められる環境に戸惑う声も一部あります。授業の進度 : 「受験に関係ない科目も履修する必要があるため、受験科目に特化した学習がしにくい場合がある」という意見や、「授業の進度が少し遅いと感じることがあった」という口コミも見られます。施設の場所 : 六甲アイランドという人工島にあるため、神戸市内の中心部からは少しアクセスに時間がかかると感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
最寄り駅 :神戸新交通六甲ライナー「マリンパーク駅」下車、徒歩約1〜3分 神戸新交通六甲ライナー「アイランドセンター駅」下車、徒歩約7分
バスでのアクセス :神戸市バス「六甲アイランド高校前」バス停下車、徒歩約1分
神戸市立六甲アイランド高等学校受験生へのワンポイントアドバイス