福岡県立玄洋高等学校は、福岡市西区の自然豊かな環境の中にあり、「向学」「礼譲」「進取」を校訓に掲げる歴史ある学校です。生徒一人ひとりの「なりたい自分」を全力で応援することを教育の柱としており、きめ細やかなキャリア教育には特に定評があります。その取り組みは高く評価され、過去には「キャリア教育優良学校」として文部科学大臣表彰を受賞した実績もあります。
玄洋高等学校の基本情報
玄洋高等学校の偏差値・難易度・併願校
玄洋高等学校に設置されている学科・コース
普通科 : 基礎学力の定着を重視しつつ、幅広い分野の学習を行います。2年次からは文系・理系の選択に加え、それぞれの進路希望に応じた科目を選択できるため、国公立大学や私立大学への進学から、専門学校、就職、公務員まで、多様なゴールを目指すことが可能です。特進クラス : 四年制大学への進学を強く希望する生徒を対象に、1年次から編成されます。 通常クラスよりも応用的な内容を扱い、少人数での手厚い指導が受けられるのが特長です。大学受験に向けたハイレベルな学習環境を求める生徒におすすめです。公務員希望者向け科目 : 近隣の高校にはない特色として、公務員試験対策に特化した学校設定科目『教養国語』『教養数学』『教養社会』『教養理科』が開講されています。 授業の中で本格的な試験対策ができるため、将来、警察官や消防士、市役所職員などを目指す生徒にとって非常に魅力的なコースと言えるでしょう。
玄洋高等学校の特色・校風
宿題の量 : 宿題の量は、特進クラスと普通クラスで差があるようですが、全体的には標準的か、やや少なめという声が見られます。ただし、日々の予習・復習をきちんと行う習慣が求められます。校則 : 校則は、以前は厳しいという意見もありましたが、近年は見直され、スマートフォンの校内での使用が許可される(授業中は除く)など、時代に合わせた柔軟な対応が取られているようです。 服装や頭髪に関する指導は、他の公立高校と同程度の基準で行われているとの口コミが多く見られます。生徒たちの雰囲気 : 生徒たちは全体的に明るく、素直な生徒が多いという評判です。学校行事などではクラス一丸となって盛り上がるなど、協調性のある雰囲気が特徴です。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可される場合もあるようです。学校への申請が必要となります。制服の評判 : 令和6年度から制服がリニューアルされ、男女ともにブレザースタイルとなりました。 夏服はポロシャツが採用されており、機能性も考慮されたデザインは生徒からも好評のようです。土曜授業 : 現在、土曜授業は基本的に実施されていないようです。
玄洋高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 特にサッカー部、野球部、バスケットボール部などが活気があり、学校全体の雰囲気を盛り上げています。 この他にも、陸上競技部、テニス部、剣道部、柔道部、ダンス部など、多彩な部活動が揃っています。文化部 : 文化部の中でも特に有名なのが書道部です。 県の大会で最優秀賞を受賞し九州大会へ出場したり、国際美術展で入賞したりと、全国レベルでの実績を誇ります。 文化祭での書道パフォーマンスは、玄洋高校の名物の一つとなっています。 その他、放送部や吹奏楽部、茶道部など、様々な文化部が活動しています。
イベント
玄洋祭(文化祭) : 毎年6月に行われる文化祭は、最大の盛り上がりを見せるイベントです。クラスごとの展示やステージ発表、文化部によるパフォーマンスなど、多彩な企画で彩られます。特に書道部のパフォーマンスは圧巻です。体育大会 : 9月に行われる体育大会では、各クラスが優勝を目指して熱い戦いを繰り広げます。応援合戦や集団行動など、伝統的な種目も多く、生徒たちの団結力が高まる一日です。修学旅行 : 近年では、沖縄など国内の観光地を訪れることが多いようです。平和学習やマリンスポーツ体験など、学びと楽しみが詰まったプログラムが組まれています。クラスマッチ : 7月と3月の年2回、球技を中心としたクラスマッチが開催されます。 クラスの仲間との絆を深める絶好の機会となっています。
玄洋高等学校の進学実績
国公立大学 : 近年では、佐賀大学、長崎大学、福岡教育大学など、地元の国公立大学への合格者が出ています。特進クラスを中心に、国公立大学を目指す生徒へのサポート体制が整えられています。難関私立大学 : 福岡大学や西南学院大学といった、県内の主要な私立大学への進学者が最も多いボリュームゾーンとなっています。その他、九州産業大学、中村学園大学、福岡工業大学などにも多数の合格者を輩出しています。その他の進路 : 専門学校への進学や、地元企業への就職、そして公務員試験に合格する生徒も毎年一定数います。特に公務員希望者に対しては、独自の対策講座を開講するなど、手厚いサポートが行われています。
玄洋高等学校の特長・アピールポイント
文部科学大臣表彰を受けたキャリア教育 : 生徒一人ひとりの「なりたい自分」の実現を支援する、体系的で手厚いキャリア教育が最大の特長です。公務員試験への手厚いサポート : 授業内で公務員試験対策ができる独自の学校設定科目を設置しており、公務員を目指す生徒にとって非常に有利な環境です。ICTを活用した主体的な学び : 全教室に電子黒板が設置されており、ICTを活用した分かりやすく主体的な授業が展開されています。全国レベルで活躍する書道部 : 県大会での最優秀賞や国際的な美術展での入賞など、輝かしい実績を誇る書道部の活動は学校の誇りです。生徒が主役の活気ある学校行事 : 文化祭や体育大会は生徒会が中心となって企画・運営され、生徒の自主性や人間力を育む貴重な機会となっています。2024年度からの新制服 : 生徒の意見も取り入れられた、機能的で現代的なデザインの新しいブレザー制服が導入されました。自然に囲まれた落ち着いた学習環境 : 福岡市西区ののどかな田園地帯に位置し、生徒は落ち着いた環境で学習や部活動に集中することができます。
玄洋高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方がとても熱心で、親身に進路相談に乗ってくれる」という声が非常に多いようです。 「学校行事がとても楽しく、クラスの団結力が強い。最高の高校生活が送れた」といった、学校生活の充実度を評価する意見も目立ちます。 「公務員を目指すなら玄洋。専門の授業があるのでとても良い」と、特色ある教育内容を評価する声もあります。 「いじめの話は聞いたことがなく、生徒同士の仲が良い印象」という口コミも見られます。 「部活動が盛んで、文武両道を目指せる環境がある」という点も高く評価されています。
気になる点 :「大学進学を目指すなら、本人の強い意志と塾などの活用が必要かもしれない」という意見があります。授業の進度が比較的ゆっくりだという声も見られます。 「最寄り駅から徒歩だと少し距離がある」という、アクセスに関する指摘がいくつか見られます。 一部の口コミでは、「先生によって指導方針にばらつきがある」と感じる生徒もいるようです。 「施設が全体的に少し古い」という意見も散見されます。
アクセス・通学
最寄り駅 :JR筑肥線「九大学研都市駅」から徒歩約18分 JR筑肥線「今宿駅」から徒歩約30分 JR筑肥線「周船寺駅」から徒歩約30分
バス :JR「九大学研都市駅」から昭和バスに乗車し、「玄洋高校」バス停下車(約6分)。 バス停からは徒歩すぐです。
玄洋高等学校受験生へのワンポイントアドバイス