福岡県立糸島高等学校は、120年以上の長い歴史と輝かしい伝統を誇る、地域に根ざした進学校です。「自主積極」の校訓のもと、生徒一人ひとりが主役となり、勉学だけでなく部活動や学校行事にも全力で取り組む活気あふれる校風が魅力です。卒業生は3万7千人を超え、国内外の様々な分野で活躍しています。
糸島高等学校の基本情報
糸島高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値: 普通科:56 程度
主な併願校(私立): 中村学園三陽高等学校 福岡大学附属大濠高等学校 西南学院高等学校 筑陽学園高等学校 東福岡高等学校
糸島高等学校に設置されている学科・コース
普通科: どんなことを学ぶ場所か: 幅広い教養と基礎学力を身につけ、大学進学を中心とした多様な進路希望に対応できるカリキュラムが組まれています。2年次からは文系・理系に分かれ、それぞれの進路目標に合わせた学習を深めていきます。どんな生徒におすすめか: 国公立大学や私立大学への進学を目指している人、まだ将来の夢が明確に決まっておらず、高校生活を通して自分の可能性を探りたい人におすすめです。
糸島高等学校の特色・校風
校風キーワード: 文武両道、自主積極、地域密着宿題の量: 「課題が多い」という声が見られます。特に長期休暇中は課外授業も多く、自分のペースで勉強を進めたい生徒にとっては少し大変に感じることもあるようです。校則: 「周辺の高校と比べると標準的」という意見が多いですが、「校内でのスマホの電源オフ」など、厳しいと感じる部分もあるようです。一方で、頭髪検査などは比較的緩やかだという声もあります。生徒たちの雰囲気: 明るく素直な生徒が多く、学校行事や部活動に積極的に取り組む活気のある雰囲気です。生徒が主体となって企画・運営する文化祭や体育祭は、毎年大きな盛り上がりを見せます。アルバイト: 原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は許可されることもあるようです。制服の評判: 男子は伝統的な学ラン、女子はブレザーです。デザインについては様々な意見がありますが、落ち着いた雰囲気で好感を持つ声も聞かれます。土曜授業: 土曜日に授業や模試が行われることがあります。
糸島高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: 特に野球部は、専用グラウンドを持つなど恵まれた環境で活動しており、地域の期待も高いです。 その他、陸上競技部、サッカー部、テニス部、バスケットボール部など、多くの部が県大会などで活躍しています。
文化部: 文化部の中でも特に有名なのが「歴史部」です。学校内に日本で唯一の高校博物館「糸島高等学校郷土博物館」があり、生徒が発掘した収蔵品は2000点以上にのぼります。九州国立博物館での発表や、日本考古学協会主催のポスターセッションで優秀賞を受賞するなど、全国レベルで高い評価を受けています。 書道部や吹奏楽部などもコンクールで優秀な成績を収めています。
イベント
潤祭(文化祭): 毎年9月に行われる文化祭は「潤祭(じゅんさい)」と呼ばれ、クラスごとの展示やステージ発表、文化部の発表などで大変盛り上がります。準備期間から生徒たちの熱気が高まり、クラスの団結力が深まる一大イベントです。体育祭: 文化祭と並ぶ大きなイベントで、学年やクラス対抗で様々な競技に全力で取り組みます。応援合戦なども見どころの一つで、生徒たちのエネルギーが爆発します。修学旅行: 以前は海外への修学旅行も選択できましたが、近年は国内での実施が中心のようです。東京ディズニーランドなど、生徒にとって思い出深い研修が行われています。
糸島高等学校の進学実績
国公立大学: 九州大学、九州工業大学、佐賀大学、長崎大学、熊本大学、大分大学、宮崎大学、鹿児島大学など、九州地方の国公立大学への進学者が多いのが特徴です。 その他、北九州市立大学や福岡県立大学など、地元の公立大学にも多数合格しています。
難関私立大学: 西南学院大学、福岡大学への進学者が非常に多く、全体の進学実績を牽引しています。 関東のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)や、関西の関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)にも合格者を出しています。
その他の進路: 大学進学だけでなく、専門学校への進学や就職など、多様な進路選択に対応しています。看護・医療系の専門学校への進学者も多いです。
糸島高等学校の特長・アピールポイント
日本唯一の高校博物館: 歴史部の活動拠点でもある「糸島高等学校郷土博物館」は、全国の高校で唯一、文部科学省から博物館相当施設として指定されています。生徒自身が発掘調査に参加するなど、本格的な学びが可能です。地域と連携した探究学習「糸高志学」: 総合的な探究の時間では「糸高志学」と名付けられたプログラムを実施。「教育」「福祉」「街づくり」など、糸島地域が抱える課題について、地域の方々と協働しながら解決策を探究します。最先端のICT教育環境: 校内Wi-Fiが完備され、生徒全員にタブレットが貸与されます。授業や小テスト、宿題など、あらゆる場面でICTを活用した効率的な学習が行われています。文部科学省の研究指定校: 「新時代に対応した高等学校改革推進事業」の研究指定校として、Society5.0に対応する先端的な学びを実践しています。韓国の高校とのオンライン共同研究など、国際的な取り組みも行っています。駅名に校名が入る抜群のアクセス: 2019年に開業したJR「糸島高校前」駅は、学校から徒歩わずか5分という絶好のロケーションです。県立高校の名前がJRの駅名になるのは非常に珍しく、地域からの期待の高さがうかがえます。充実した看護・医療系への進路サポート: 県立高校では珍しい「看護・医療系クラス」を設置し、専門家による講義や大学病院の見学など、夢の実現に向けた手厚いサポートを行っています。活発な国際交流: アメリカのスカイビュー高校と姉妹校提携を結んでおり、海外ホームステイ研修などを通して国際的な視野を広げる機会が豊富に用意されています。
糸島高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「行事がとても楽しく、クラスの団結力が強い」という声が多数あります。文化祭や体育祭は生徒が主体となって作り上げるため、大きな達成感と一体感を味わえるようです。 「部活動が盛んで、文武両道を目指せる環境がある」という点も高く評価されています。 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」といった、学習サポートの手厚さに関する口コミも見られます。 「糸島高校前駅ができて通学が非常に便利になった」という立地の良さを挙げる声も多いです。
気になる点: 「校則が少し厳しいと感じる部分がある」特にスマートフォン校内使用禁止については、不便さを感じる生徒もいるようです。 「課題や課外授業が多く、自分のペースで勉強したい人には大変かもしれない」という意見があります。 「施設が全体的に少し古い」という声も一部で見られます。 「大学進学を重視する雰囲気が強く、専門学校など他の進路を希望する生徒には少しプレッシャーに感じるかもしれない」という口コミもありました。
アクセス・通学
最寄り駅: JR筑肥線「糸島高校前」駅から徒歩約5分 JR筑肥線「筑前前原」駅から徒歩約15分
バスでのアクセス: 昭和バス「前原バスセンター」や「糸島農協前」バス停からもアクセス可能です。
糸島高等学校受験生へのワンポイントアドバイス