稚内高等学校は、日本最北端の街・稚内で学べる道立高校として、長い歴史と地域からの信頼を積み重ねてきた学校です。普通科・商業科・衛生看護科という3つの学びがそろい、「大学進学を目指したい人」「資格や実務力を身につけたい人」「看護師として地域医療を支えたい人」まで、将来像に合わせて選べるのが大きな特徴です。稚内高等学校なら、自分の進路を具体的に描きながら高校生活をスタートできます。

さらに稚内高等学校は、単位制を取り入れた柔軟な学習や、地元ならではの体験学習も魅力です。たとえばカーリング授業や地域インターンシップなど、稚内という土地だからこそできる学びが日常にあります。広い空と海に囲まれた環境で、勉強も部活も行事も、自分らしく伸び伸び挑戦できる雰囲気があるという声が多いようです。

この記事では、稚内高等学校の偏差値や学科の特色、校風、進路実績、リアルな口コミまでをまとめます。稚内高等学校が気になっている人が「通ったらどんな3年間(衛生看護科は5年間)になるのか」をイメージできるように、できるだけやさしい言葉で紹介していきます。

稚内高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 北海道稚内高等学校
区分 公立
共学/別学 共学
所在地 〒097-0017 北海道稚内市栄1丁目4番1号
代表電話番号 0162-33-4154
公式サイト https://www.chikou.hokkaido-c.ed.jp/

稚内高等学校の偏差値・難易度・併願校

稚内高等学校の最新偏差値は、普通科[単位制]が51、衛生看護科が48、商業科[単位制]が45とされています。普通科は「道北エリアの標準~やや上位」くらいの位置づけで、授業内容も進学を意識したものが多め。衛生看護科は専門性が高い分、入学後の学習量は多いですが、看護師を目指す人には一直線の環境です。商業科は偏差値だけでなく「資格や実習の実績」で評価される学科なので、数字以上に“向き不向き”が大切になります。

北海道の公立入試は、内申(調査書)と学力検査をほぼ同じ重さで見る方式が中心です。稚内高等学校でも、普段の成績と当日の点の両方が大事だと考えておきましょう。実際の合格者データを見ると、普通科では中学の9教科評定合計が40点前後(45点満点中)を取れている先輩が多かったという記録があり、内申はしっかり積み上げておくと安心です。

同じくらいの偏差値帯の公立校としては、名寄高等学校普通科など「偏差値50前後の道北・宗谷の公立普通科」が比較対象になりやすいです。併願校は公立同士の併願が難しいため、私立が中心になります。稚内市内では稚内大谷高等学校(普通科)が現実的な併願先として挙げられることが多いようです。

稚内高等学校に設置されている学科・コース

稚内高等学校の全日制には次の学科があります。

  • 普通科[単位制]
    国語・数学・英語などの基礎を固めつつ、選択科目で進路に合わせた学びを深めます。大学や専門学校など幅広い進路に対応したい人におすすめ。

  • 商業科[単位制]
    簿記、情報処理、ビジネス系の学習や検定に力を入れる学科です。事務・販売・公務員・経営分野に興味がある人、資格で強みを作りたい人向き。

  • 衛生看護科(5年一貫)・看護専攻科
    高校3年+専攻科2年の5年間で看護師を目指す学科です。道内でも設置校が少なく、地域医療とつながった実習が多いのが特徴。早い段階から「看護師になりたい」と決まっている人にぴったりです。

稚内高等学校の特色・校風

稚内高等学校の校風を一言でいうと、地域密着、面倒見がよい、文武両道、そして落ち着いた雰囲気といった言葉が近いでしょう。最北の都市にある学校らしく、地元の行事や医療、産業と結びついた学びが多いのが特徴です。単位制のため、自分の進路に合わせて学びを組み立てやすいという利点もあります。

校則については、制服・頭髪・身だしなみの基準がしっかり決められており、染髪やパーマは禁止、制服もブレザー正装を基本に端正さを大切にする方針です。「厳しすぎて息苦しい」というより、「高校生としての最低限のルールは守る」空気が強いタイプと考えるとよいでしょう。

宿題や課題は、普通科は進学を意識した量が出る傾向、商業科や衛生看護科は検定・実習に直結した課題が多い傾向があります。特に衛生看護科は実習前後の記録や学習が重なるため忙しくなりやすいですが、その分「自分が看護師に近づいている実感がある」という声も見られます。

スマホの扱いは、授業中の使用は禁止で、学校生活の場面ごとにルールがある運用が一般的です。SNSトラブル防止の指導も行われているので、休み時間の使い方も含めて学校の指示に沿って行動することが求められます。アルバイトは、学科や家庭状況、部活との両立の観点から「許可制で認められる場合がある」という学校が北海道では多いため、希望する場合は入学後に担任へ相談する形になります。

制服は男女ともブレザースタイルで、学年カラーのネクタイ・リボンが変わる仕組み。落ち着いた色合いで「大人っぽくてかっこいい」「市内でも評判がよい」と感じる生徒が多いようです。土曜授業は原則として少なめで、行事や進路行事のときに実施されるケースが中心です。全体としては、真面目で穏やかな生徒が多く、必要なときはしっかり切り替えて取り組む雰囲気があると言われます。

稚内高等学校の部活動・イベント

部活動

稚内高等学校の部活動は運動部・文化部ともに揃っており、加入している生徒も多い学校です。運動部は男子・女子バスケットボール、バレーボール、バドミントン、サッカー、野球、陸上、卓球、剣道、テニスなどがあり、放課後は体育館やグラウンドで活気ある雰囲気。文化部は吹奏楽部、写真部、美術部、書道部、科学部、茶道部、放送局、図書局、商業クラブなどがあり、こちらも地域の場で発表したり大会に出たりする機会があります。

中でも吹奏楽部は地域イベントへの参加や定期演奏会など、稚内の文化活動を支える存在として長く親しまれています。文化部でも「外に向けた発信」を大切にする雰囲気があり、発表や展示の機会が多いのも特徴です。

イベント

稚内高等学校の年間行事はかなり充実しています。学校祭(文化祭にあたる行事)は複数日にわたって行われ、クラス企画や部活動の発表で盛り上がる稚高の中心イベントです。体育祭も2日構成で、学年やクラスのまとまりが強くなるきっかけになります。

また稚内高等学校ならではの特色として、カーリング授業が年間計画に組み込まれており、地域の施設を使って本格的に体験します。最北の地ならではのスポーツ文化に触れられる貴重な学びです。

普通科・商業科では2年次を中心にインターンシップ(職場体験)が行われ、地元企業や公的機関で働く体験を通して進路のリアルを学びます。衛生看護科は学年ごとの実習が段階的に入り、3年次には基礎実習、専攻科では統合実習など、現場に近い学びが続きます。さらに衛生看護科では戴帽式(看護師の道へ進む決意を新たにする式)もあり、医療系ならではの大切な節目になります。

修学旅行(見学旅行)も複数日程で計画され、道外の大学や施設見学、文化体験など「進路と視野を広げる旅」になっているのが特徴です。

稚内高等学校の進学実績

稚内高等学校は宗谷・道北の進学拠点として、国公立大学への進学者を毎年出しています。近年の実績例では、小樽商科大学、北海道教育大学(旭川・札幌・岩見沢・函館各校)、名寄市立大学、室蘭工業大学、北見工業大学、釧路公立大学、旭川市立大学など、道内外の国公立に幅広く進学しています。

私立大学では北海学園大学や北海道医療大学、日本医療大学、北星学園大学など道内私立への進学が目立ち、地元から通いやすい大学を選ぶ生徒も多い傾向です。

商業科は、大学・短大・専門学校に加え、公務員や地元企業への就職も重要な進路になります。検定やインターンシップの経験が評価され、事務系・販売系・公務員系などへ進む例が多いようです。

衛生看護科・専攻科は、5年間で看護師国家試験合格を目指す進路が中心で、卒業後は宗谷管内や道北の病院・施設など地域医療を支える就職につながっています。高校の段階から実習が多いぶん、「現場力がつく」と感じる生徒が多いようです。

進学に向けた取り組みとして、年間を通じた模試、放課後や長期休業中の講習、学習セミナー、面接・小論文対策などが計画的に入っており、特に3年生は共通テスト対策の模試や講習が密に組まれています。

稚内高等学校の特長・アピールポイント

稚内高等学校ならではの強みをまとめると、次のようになります。

  • 創立100年を超える伝統校で、地域に根差した安心感がある。

  • 普通科・商業科・衛生看護科の3学科がそろい、進学も資格も看護師も目指せる総合力がある。

  • 衛生看護科と看護専攻科の5年一貫で看護師を目指せる、道内でも希少な学びの場。

  • 普通科と商業科は単位制で、将来に合わせた科目選択がしやすい。

  • カーリング授業など、最北の地域性を生かした体験型の学びがある。

  • 全商・日商系の検定が年間に多数組まれ、資格取得支援が手厚い。

  • 清風寮という寮があり、遠方や離島からの進学でも生活面のサポートを受けやすい。

稚内高等学校の口コミ・評判のまとめ

稚内高等学校へのポジティブな口コミでは、「先生が進路相談に熱心」「地域の中で落ち着いて学べる」「行事や部活がほどよく盛り上がる」「制服が良い」「衛生看護科の専門学習が本格的でやりがいがある」といった声が多いようです。また「最北の環境で、仲間との距離が近く、助け合う雰囲気がある」という評価も見られます。

一方で気になる点としては、「冬の通学が大変」「衛生看護科は忙しく、覚悟が必要」「校舎や設備に古さを感じる場所もある」「進学を強く目指すなら自分で計画的に勉強する必要がある」といった意見が挙がっています。全体としては、学科ごとの目的意識が合えば満足度が高くなりやすい学校、といえるでしょう。

アクセス・通学

稚内高等学校の最寄り駅はJR宗谷本線の南稚内駅で、徒歩約22分ほど。稚内駅からも通学可能ですが距離があるため、バスや自転車を利用する生徒が多いようです。

学校周辺には宗谷バスの市内線が走っており、「栄」周辺のバス停から通うルートも組みやすい地域です。天候や季節で移動手段が変わるため、冬はバス、夏は自転車という使い分けをする生徒もいます。

通学圏は稚内市内が中心ですが、周辺の町村や離島から寮を利用して通う生徒もおり、宗谷管内の広い地域から集まる学校といえます。

稚内高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

稚内高等学校を目指すなら、まずは中学校の成績を安定させつつ、5教科の基礎力を早めに固めておきましょう。普通科は「コツコツ型で進学も視野に入れたい人」、商業科は「資格や実務で自分の武器を作りたい人」、衛生看護科は「看護師になりたい気持ちがはっきりしている人」に特に向いています。稚内高等学校は学科ごとに目標が明確なので、自分の進みたい道を一度しっかり考えてみると、入学後の伸び方も大きく変わります。北の最前線で学ぶ3年間(5年間)は、きっとあなたの視野を広げてくれるはずです。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。