聖園女学院高等学校は、神奈川県藤沢市の緑豊かな丘の上にある、カトリックの教えを大切にする私立の女子校です。広大な敷地は「鳥獣保護区」にも指定されており、落ち着いた環境で6年間を過ごせるのが大きな魅力です。生徒一人ひとりの個性を尊重し、潜在能力を最大限に引き出すことを目指しています。
「人間の尊厳のために」という教育モットーのもと、少人数教育を徹底しているのが聖園女学院の特長です。先生との距離が近く、勉強はもちろん、学校生活の様々な場面で温かいサポートを受けられます。アットホームな雰囲気の中で、生徒たちは互いを認め合い、思いやりの心を育んでいます。
この記事では、そんな聖園女学院高等学校の具体的な特色や学校生活の様子、進学実績などを詳しくご紹介します。歴史と伝統に育まれた温かい校風の中で、知性と品性を兼ね備えた女性へと成長できる、この学校ならではの魅力をぜひ感じ取ってください。
聖園女学院高等学校の基本情報
正式名称 |
聖園女学院高等学校 |
公立/私立の別 |
私立 |
共学/女子校の別 |
女子校 |
所在地 |
〒251-0873 神奈川県藤沢市みその台1-4 |
代表電話番号 |
0466-81-3333 |
公式サイト |
https://www.misono.jp/ |
聖園女学院高等学校の偏差値・難易度・併願校
聖園女学院は長らく完全中高一貫教育を行ってきましたが、2024年度から高校募集を再開しました。 そのため、高校受験における偏差値はまだ定まっていない状況ですが、中学入試の難易度などを参考にすると、相応の学力が求められると考えられます。
高校入試では推薦入試と一般入試(専願・併願)が実施されます。 選抜方法は作文試験と個別面接が中心となり、学力だけでなく、聖園女学院の教育理念への理解や学習意欲が重視されるようです。
併願校としては、同じ神奈川県内の私立女子校である鎌倉女学院、湘南白百合学園、横浜共立学園などを検討する受験生が多いと予想されます。最新の入試情報や求められる学力水準については、必ず学校説明会などで直接確認するようにしてください。
聖園女学院高等学校に設置されている学科・コース
聖園女学院高等学校に設置されているのは「普通科」です。
-
普通科:高校2年生から文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた科目を選択します。 少人数制の利点を活かし、一人ひとりの理解度に合わせたきめ細やかな指導が行われるのが特長です。基礎学力の定着を重視しつつ、探究活動などを通して思考力や表現力を養います。
聖園女学院高等学校の特色・校風
聖園女学院高等学校は、「カトリックの価値観」「少人数教育」「落ち着いた雰囲気」といったキーワードで表される学校です。
生徒たちは「ごきげんよう」という挨拶を交わし、穏やかで品のある雰囲気が特徴です。校則は、スマートフォンの校内使用は原則禁止など、私立女子校の中では比較的厳しいという声もありますが、その分、生徒たちは落ち着いた学校生活を送っているようです。アルバイトは原則として禁止されています。
宿題の量は適度にあるとされ、日々の学習習慣を身につけるためのサポートが整っています。土曜授業は基本的にありませんが、行事などが入ることがあります。制服は、品があり可愛らしいと評判が良いようです。生徒の雰囲気は、全体的に真面目で、おっとりとした生徒が多いと言われています。
聖園女学院高等学校の部活動・イベント
部活動
聖園女学院では、多くの生徒が部活動に参加し、充実した学校生活を送っています。文化部8、運動部9に加え、聖歌隊やハンドベルクワイアといったカトリック校ならではの活動もあります。
-
運動部:特にテニス部は強豪として知られ、専用のテニスコートも3面完備されています。 また、県内でも珍しい弓道部があり、立派な弓道場も備えています。
-
文化部:演劇部、コーラス部、美術部などが活発に活動しています。 茶道部や手芸部など、伝統文化に触れることができる部活動も人気です。
イベント
聖園女学院では、カトリック校ならではの宗教行事と、生徒が主体となる学校行事がバランス良く年間を通して行われます。
-
聖園祭(文化祭):毎年9月に行われる最大のイベントで、各クラスや部活動が趣向を凝らした展示や発表を行います。 在校生や保護者、教員が受験生の質問に答える相談コーナーも設けられます。
-
クリスマス行事:クリスマスタブロ(降誕劇)やミサ、キャンドルサービスなど、厳かで心温まる行事が行われ、学校全体が特別な雰囲気に包まれます。
-
合唱コンクール:学年全体で取り組む伝統行事で、クラスの団結力が高まります。
-
修学旅行:高校2年次に実施され、平和学習や文化体験など、学びの多いプログラムが組まれています。
聖園女学院高等学校の進学実績
聖園女学院高等学校は、少人数教育ならではの手厚い進路指導に定評があり、多くの生徒が希望の進路を実現しています。
特に、上智大学や南山大学といったカトリック系大学への指定校推薦枠が充実しています。 近年の進学実績を見ると、国公立大学や早慶上智、GMARCHといった難関私立大学へ、安定して合格者を輩出しています。
卒業生の進路は文系が約6割、理系が約3割となっており、多様な分野へ進んでいることがわかります。 放課後や長期休暇中の補習・講習、大学生メンターによる学習支援、予備校講師による受験講座(希望制)など、学校全体で生徒の進路実現をサポートする体制が整っています。
聖園女学院高等学校の特長・アピールポイント
聖園女学院には、他の学校にはない独自の魅力がたくさんあります。
-
カトリックの精神に基づく人間教育:「人間の尊厳のために」というモットーのもと、他者を思いやり、社会に貢献できる女性を育成します。
-
緑豊かな広大なキャンパス:西に富士山、南に江の島を望む丘の上にあり、鳥のさえずりが聞こえる静かで落ち着いた環境で学べます。
-
一人ひとりに寄り添う徹底した少人数教育:先生との距離が近く、学習面から生活面まで、きめ細やかなサポートを受けられます。
-
充実したグローバル教育:ネイティブ教員が常駐し、英語でのコミュニケーション能力を高めるプログラム「MEA (Misono English Academy)」や、希望者対象の海外研修などが用意されています。
-
奉仕の心を育むボランティア活動:日々の活動や宗教行事を通して、他者のために尽くすことの大切さを学びます。
-
伝統ある宗教行事:クリスマスミサなどを通して、豊かな情操を育むことができます。
聖園女学院高等学校の口コミ・評判のまとめ
聖園女学院高等学校の口コミをまとめると、以下のような声が聞かれます。
-
良い点:
-
「先生方がとても親身で、どんな相談にものってくれる」
-
「生徒同士の仲が良く、いじめなどもほとんど聞かないアットホームな雰囲気」
-
「緑が多く静かな環境で、落ち着いて勉強に集中できる」
-
「カトリックの教えに触れることで、思いやりの心が育まれた」
-
気になる点:
-
「校則が少し厳しいと感じることがある(特にスマホの使用など)」
-
「施設の所々に古さを感じるところがある」
-
「最寄り駅から坂道を登るのが少し大変」
アクセス・通学
聖園女学院高等学校へのアクセスは以下の通りです。
-
小田急江ノ島線「藤沢本町駅」から徒歩約12分
-
小田急江ノ島線「善行駅」から徒歩約15分
-
JR・小田急線「藤沢駅」北口から神奈川中央交通バスで「聖園女学院前」下車すぐ
通学している生徒は、藤沢市、鎌倉市、横浜市、茅ヶ崎市など、神奈川県内の広範囲にわたります。
聖園女学院高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
聖園女学院高等学校は、穏やかで落ち着いた環境の中で、自分自身とじっくり向き合い、知性と品性を磨きたいと考える人にぴったりの学校です。先生方のサポートが非常に手厚いので、勉強や学校生活で不安なことがあっても安心して相談できます。
2024年度から始まった聖園女学院の高校入試では、学力試験だけでなく作文と面接が重視されます。 なぜ聖園女学院で学びたいのか、将来どんなことに挑戦したいのかを自分の言葉でしっかり伝えられるように準備しておくことが大切です。また、学校の教育理念である「人間の尊厳のために」という言葉の意味を自分なりに考え、共感できる点をまとめておくと良いでしょう。温かい校風の中で充実した3年間を送りたいと強く願うあなたの挑戦を、心から応援しています。
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。