埼玉県立草加西高等学校は、「自主・自律」の精神を育むことを目標に掲げ、生徒一人ひとりの個性を尊重した教育を行っている共学の公立高校です。緑豊かな落ち着いた環境の中で、生徒たちはのびのびと学校生活を送っています。
草加西高等学校の基本情報
草加西高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
普通科:44 – 46
(※偏差値は複数の情報源を参考にしているため、目安としてお考えください。)
難易度の目安
主な併願校
叡明高等学校 浦和学院高等学校 潤徳女子高等学校
草加西高等学校に設置されている学科・コース
文系 国語、地理歴史、公民、英語などを中心に学びます。幅広い教養を身につけ、大学の文学部や法学部、経済学部などへの進学を目指す生徒におすすめです。
理系 数学と理科に重点を置いて学びます。実験や演習を通して探究心を深め、理工学部や農学部、薬学部などへの進学を目指す生徒に適しています。
医療系 看護師や理学療法士など、医療分野の専門職を目指すための基礎を学びます。理系科目に加え、専門的な内容にも触れることができます。
福祉系 介護福祉士や社会福祉士など、福祉分野の専門家を目指す生徒向けの類型です。実習なども通して、実践的な力を養います。
教育系 幼稚園教諭や保育士、小学校教員などを目指す生徒におすすめです。教育に関する基礎知識や、子どもとの関わり方などを学びます。
草加西高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気 : 「落ち着いている」「真面目な生徒が多い」という声がある一方で、「個性的な生徒も多く、お互いを尊重する雰囲気がある」という意見も見られます。全体的に、穏やかな学校生活を送りたい生徒に合っているようです。校則 : 他の高校と比較して「厳しい」と感じる生徒が多いようです。特に頭髪や服装に関する指導は定期的かつ厳格に行われる傾向があります。スマートフォンの校内での使用は原則禁止で、電源を切ってカバンにしまう決まりになっています。宿題の量 : 宿題の量は「普通」または「やや少なめ」という声が多いようです。ただし、進路実現に向けて自分で学習を進める姿勢が求められます。アルバイト : 原則として禁止されていますが、家庭の事情などがある場合は、許可を得て行うことが可能です。制服 : 2007年度に一新されたブレザータイプの制服です。男子はスラックス、女子はスカートですが、女子用にスラックスも導入されています。 落ち着いたデザインで、着こなしやすいと評判のようです。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
草加西高等学校の部活動・イベント
部活動
特に実績のある部活動 弓道部 : 全国大会に出場経験もある強豪として知られています。 集中力を高め、心身ともに成長したい生徒に人気です。陸上競技部 : インターハイへの出場実績があります。 短距離から長距離まで、専門的な指導のもとで記録向上を目指せます。水泳部 : 関東大会に出場するなど、高いレベルで活動しています。
その他の活発な部活動 : 野球部、サッカー部、ラグビー部、ダンス部、吹奏楽部など、多くの部が県大会出場などを目標に活発に活動しています。
イベント
西秋祭(せいしゅうさい) : 毎年秋に開催される文化祭です。クラスごとの企画や文化部の発表、有志団体によるパフォーマンスなどで大変盛り上がります。草加かがやき特別支援学校草加分校と合同で開催されるのも特色の一つです。体育祭 : 6月頃に行われ、学年を超えた団対抗で競い合います。特に応援合戦や部活動対抗リレーは大きな見どころで、学校全体が一体となります。修学旅行 : 2年生の時に沖縄を訪れることが多いようです。平和学習やマリン体験など、学びと楽しみが詰まったプログラムが用意されています。ロードレース大会 : 冬に行われる伝統行事で、男子は約10km、女子は約7kmのコースを走ります。
草加西高等学校の進学実績
国公立大学 : 例年、数名の合格者を出しています。私立大学 : 進学者のボリュームゾーンで、特に日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった「日東駒専」レベルの大学や、獨協大学、文教大学、大東文化大学、千葉工業大学などへの進学者が多い傾向にあります。短期大学・専門学校 : 看護・医療系、保育・教育系、福祉系などの専門学校へ進学する生徒が多いのも特徴です。これは2年生からの類型選択制度が大きく影響していると考えられます。就職 : 公務員や地元企業への就職実績もあります。
草加西高等学校の特長・アピールポイント
多様な進路に対応する「5つの類型選択制」
2年生から文系・理系に加え、医療系・福祉系・教育系という専門的な類型を選べるため、早い段階から夢に向かって具体的な学びをスタートできます。 活気あふれる部活動と充実した施設
弓道部や陸上部をはじめ、多くの部活動が県大会レベルで活躍しています。野球部とラグビー部が使用できる専用の第2グラウンドがあるなど、活動に打ち込める環境が整っています。 生徒が主役の学校行事
文化祭「西秋祭」や体育祭は、生徒会や実行委員会が中心となって企画・運営され、大きな盛り上がりを見せます。 共生社会を学ぶ機会
敷地内にある草加かがやき特別支援学校草加分校との交流が盛んで、文化祭や体育祭を合同で開催するなど、共に活動する中で多様性を尊重する心を育むことができます。 一人ひとりに向き合う丁寧な進路指導
独自のキャリア教育プログラム「西高ブレークスルー」などを通じて、1年生から段階的に進路意識を高めていきます。進路相談室も充実しており、多様な進路実現をサポートする体制が整っています。
草加西高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「自分の興味に合わせて類型を選べるのが良い」 「部活動が盛んで、目標を持って取り組める環境がある」 「落ち着いた雰囲気で、自分のペースで勉強に集中できる」 「体育祭や文化祭などの行事が本当に楽しく、クラスの絆が深まる」
気になる点 「校則が他校に比べて厳しいと感じることがある(特にスマホや頭髪)」 「最寄り駅から少し距離があるので、雨の日などは少し大変」 「施設が全体的に少し古いという意見がある」
アクセス・通学
電車・徒歩 :東武スカイツリーライン「新田駅」西口から徒歩約25〜28分
バス :東武スカイツリーライン「新田駅」東口から朝日バス「獨協大学前駅西口」行きに乗車、「草加西高校入口」バス停で下車し徒歩約4分 JR「川口駅」東口から国際興業バス「安行出羽」行きに乗車、「安行診療所入口」バス停で下車し徒歩約5分
草加西高等学校受験生へのワンポイントアドバイス