金沢龍谷高等学校は、石川県金沢市にある、浄土真宗本願寺派の教えを建学の精神とする私立高校です。「感謝のこころ」と「グローバルマインド」を育むことを教育の柱とし、生徒一人ひとりの夢の実現を力強くサポートしています。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が整っており、充実した3年間を送ることができるでしょう。

これからの高校生活に胸を膨らませている中学生の皆さんと、その成長を温かく見守る保護者の皆様へ、金沢龍谷高等学校がどのような学校なのか、その魅力を具体的にお伝えしていきます。特進SGコースと普通コースの2つのコースがあり、それぞれの目標に合わせたきめ細やかな指導が受けられるのも、金沢龍谷高等学校の大きな特長です。

この記事では、偏差値や進学実績といった学習面だけでなく、学校生活を彩る部活動やイベント、在校生や卒業生からのリアルな口コミまで、詳しく解説していきます。ぜひ、あなたの高校選びの参考にしてください。

金沢龍谷高等学校の基本情報

金沢龍谷高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 金沢龍谷高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒920-0374 石川県金沢市上安原町169-1
代表電話番号 076-240-7777
公式サイト https://www.kanazawa-ryukoku.jp/

金沢龍谷高等学校の偏差値・難易度・併願校

金沢龍谷高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、自分の学力や目標に合ったコースを選ぶことができます。

  • 特進SGコース:48程度

  • 普通コース:40程度

同じくらいの偏差値の高校としては、特進SGコースでは石川県立金沢西高等学校や小松市立高等学校、普通コースでは石川県立金沢向陽高等学校などが挙げられます。難易度を具体的にイメージするためには、中学校の成績が大きく関わってきます。推薦入試では、特進SGコースで中学2・3年の9教科5段階評定の合計が「60」以上、普通コースでは「50」以上が目安とされています。

私立高校のため、石川県内の多くの受験生が公立高校と併願して受験する傾向があります。主な併願校としては、星稜高等学校や金沢学院大学附属高等学校などがよく選ばれているようです。金沢龍谷高等学校は、自分の目標に向かって努力する生徒をしっかりとサポートしてくれる学校です。

金沢龍谷高等学校に設置されている学科・コース

金沢龍谷高等学校には、生徒一人ひとりの進路目標に合わせて選べる2つのコースが設置されています。それぞれのコースで、夢の実現に向けた特色ある学びが展開されています。

  • 特進SGコース

    国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。部活動との両立を図りながら、高いレベルの学力を身につけたい生徒におすすめです。海外の大学進学を目指す生徒へのサポートもあります。

  • 普通コース

    多様な進路希望に対応できるカリキュラムが組まれており、落ち着いた環境でじっくりと学びたい生徒に最適です。 2年次からは進学コース(文系・理系)と就職コースに分かれ、より専門的な学習を進めていきます。

金沢龍谷高等学校の特色・校風

金沢龍谷高等学校は、「落ち着いた雰囲気」と「文武両道」がキーワードの学校です。仏教系の学校ということもあり、礼儀や感謝の心を大切にする穏やかな校風が根付いています。

生徒たちのリアルな声を聞いてみると、様々な側面が見えてきます。

  • 宿題の量:コースによって差があるようですが、特に特進コースでは課題が多いと感じる生徒もいるようです。しかし、それは学力向上のための手厚いサポートの裏返しとも言えます。

  • 校則:他の高校と比較して「厳しい」という声が多く聞かれます。特に頭髪や服装に関する指導は定期的かつ厳格に行われるようです。 スマートフォンの校内での使用は原則禁止されており、SNSの利用に関しても厳しい指導があるとの口コミが見られます。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、部活動や学校行事には活発に取り組む生徒も多く、メリハリのある学校生活を送っているようです。いじめが少ないというポジティブな評判もあります。

  • アルバイト:原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合には許可制で認められることもあるようです。

  • 制服:男女ともにブレザータイプで、落ち着いたデザインが評判です。

  • 土曜授業:土曜日にも授業が行われる日があります。

金沢龍谷高等学校の部活動・イベント

部活動

金沢龍谷高等学校は、部活動が非常に盛んで、生徒たちは勉強と両立しながら熱心に活動に打ち込んでいます。運動部、文化部ともに充実しており、多くの部が県大会や全国大会で活躍しています。

特に、男子バスケットボール部は全国大会の常連として知られ、強豪校としてその名を轟かせています。また、女子バレーボール部や野球部、サッカー部なども県内で上位の成績を収めています。文化部では、吹奏楽部が各種コンクールで金賞を受賞するなど高い実力を持っています。 さらに、全国でも珍しい能舞台が校内にあり、能楽同好会が活動しているのも金沢龍谷高等学校ならではの特色です。

イベント

金沢龍谷高等学校の学校生活は、多彩なイベントで彩られています。生徒たちが主体となって創り上げる行事は、クラスや学年の絆を深める貴重な機会となっています。

  • 文化祭(藤花祭):毎年9月頃に2日間にわたって開催される「藤花祭」は、最大のイベントの一つです。 ステージ発表や模擬店、文化部の展示など、キャンパス全体が熱気に包まれます。 地域の方々も訪れ、大変な盛り上がりを見せるようです。

  • 体育祭:文化祭と並行して行われることが多く、クラス対抗のリレーや応援合戦などで競い合います。部活動対抗リレーは特に見応えがあるようです。

  • 修学旅行:2年次には、生徒全員がハワイへ修学旅行に行きます。 美しい自然や異文化に触れるだけでなく、パールハーバーでの平和学習や現地の学校との交流などを通して、国際感覚を養う貴重な体験ができます。

金沢龍谷高等学校の進学実績

金沢龍谷高等学校は、生徒一人ひとりの進路希望に合わせた手厚いサポートにより、国公立大学から私立大学、専門学校、就職まで幅広い進路実績を誇ります。特に近年、進学実績が向上していると評判です。

国公立大学では、地元の金沢大学をはじめ、富山大学、福井大学などへの合格者を出しています。私立大学では、関東のGMARCHや関西の関関同立といった難関大学への合格実績もあります。また、多くの生徒が北陸地方の大学や短期大学へ進学しています。

就職に関しても、地元企業からの評価が高く、15年連続で就職内定率100%を達成しているのは特筆すべき点です。 この高い実績は、夏季進学補習や合宿学習会、スタディサプリの導入など、学校全体で進路実現をバックアップする体制が整っていることの証と言えるでしょう。金沢龍谷高等学校は、多様な未来を描く生徒たちを力強く後押ししてくれる学校です。

金沢龍谷高等学校の特長・アピールポイント

金沢龍谷高等学校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。ここでは、その中でも特に注目すべきポイントをいくつかご紹介します。

  • 仏教精神に基づく人間教育:「感謝のこころ」を育むことを教育の根幹に据え、学校独自の「こころ・感謝」の授業などを通じて、豊かな人間性を養います。

  • 全国唯一、校内に能舞台を設置:日本の伝統文化である能楽に触れることができる貴重な環境です。能楽同好会も活発に活動しています。

  • グローバル教育の推進:生徒全員が参加するハワイへの修学旅行や、希望者向けの海外語学研修、留学支援制度などが充実しており、実践的な英語力と国際感覚を磨くことができます。

  • 充実したICT環境と施設:最新のパソコンが120台設置されたPCルームや、Wi-Fi環境が整備されており、ICTを活用した授業が展開されています。 また、1000名収容の講堂や2つの体育館、茶室など、県内でもトップクラスの施設を誇ります。

  • 手厚い通学サポート:無料のスクールバスが4つのコースで運行されており、遠方からの通学も安心です。

  • eスポーツ部の設置:新しい文化であるeスポーツに挑戦できる部活動があり、多様な生徒の興味関心に応えています。

  • 中高一貫教育の開始:2023年度から中等部が開設され、6年間を見通した計画的な教育がスタートしました。

金沢龍谷高等学校の口コミ・評判のまとめ

金沢龍谷高等学校について、在校生や卒業生からは様々な声が寄せられています。ここでは、ポジティブな口コミと気になる点を公平にご紹介します。

良い点:

  • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「質問しやすい雰囲気がある」など、教員のサポートが手厚いという声が多数見られます。

  • 「施設が新しく、きれいで過ごしやすい」という意見も多く、特に講堂や体育館などの充実した設備は高く評価されています。

  • 「いじめはほとんど聞いたことがない」「落ち着いた生徒が多い」といった、穏やかな学校生活を送れるという口コミも目立ちます。

  • 「部活動が盛んで、目標に向かって頑張れる環境がある」と、文武両道を目指す生徒からの満足度も高いようです。

気になる点:

  • 「校則が厳しい」という声は最も多く聞かれます。特に、頭髪やスマートフォンの使用に関する規則を窮屈に感じる生徒がいるようです。

  • 「最寄り駅から距離があり、アクセスが少し不便」という意見もあります。 ただし、無料のスクールバスが運行されているため、それを活用している生徒が多いようです。

  • 「特進コースは課題が多くて大変」という声もあり、高い目標を持つ分、日々の学習負担は大きいと感じる場合があるようです。

アクセス・通学

金沢龍谷高等学校へのアクセス方法と、通学している生徒の傾向についてまとめました。

  • 最寄り駅からのアクセス

    • JR北陸本線「野々市駅」から自転車で約10分

    • JR北陸本線「西金沢駅」から自転車で約15分

  • バスでのアクセス

    • 金沢駅からの北鉄バス(51番みどり線、54番上安原線)を利用し、「上安原(金沢龍谷高校前)」バス停で下車、徒歩約1分。

  • 無料スクールバス

    寺井、内灘、鶴来、金沢駅西の4コースで無料のスクールバスが運行されており、多くの生徒が利用しています。

金沢市内からはもちろん、野々市市、白山市、能美市など、比較的広いエリアから生徒が通学しているようです。

金沢龍谷高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

金沢龍谷高等学校を目指す皆さん、こんにちは!進学アドバイザーとして、最後に皆さんへ応援メッセージを送ります。

金沢龍谷高等学校は、明確な目標に向かってコツコツと努力を続けたい生徒、そして先生方の手厚いサポートを受けながら自分の可能性を伸ばしたいと考えている生徒に特におすすめの学校です。落ち着いた環境で学習に集中できるだけでなく、部活動や学校行事を通して、かけがえのない仲間との絆を深めることができるでしょう。

受験勉強においては、まず中学校3年間の基礎を徹底的に固めることが何よりも大切です。特に英語と数学は、毎日の積み重ねが力になります。過去問を解いて出題傾向に慣れておくことも有効です。推薦入試を考えている人は、日々の授業態度や提出物を大切にし、内申点を意識して学校生活を送りましょう。皆さんの努力が実を結び、春には金沢龍谷高等学校の門をくぐれることを心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。