釧路工業高等専門学校(通称:釧路高専)は、中学を卒業した時点から、5年間にわたって専門的な技術者教育を受けられる、とてもユニークで魅力的な学校です。 一般的な高校とは異なり、大学受験に縛られず、自分の好きな「ものづくり」や「科学技術」の世界にどっぷりと浸かることができます。 卒業後の進路も、大手企業への就職から国公立大学への編入まで、幅広い選択肢が用意されているのが釧路高専の大きな強みです。
釧路工業高等専門学校の基本情報
釧路工業高等専門学校の偏差値・難易度・併願校
釧路工業高等専門学校に設置されている学科・コース
スマートメカニクスコース どんなことを学ぶ?:ロボットやAI、IoTといった最先端の情報技術と、ものづくりの基本となる機械工学を融合した分野を学びます。 どんな生徒におすすめ?:ロボット開発や自動運転技術など、未来のテクノロジーを自分の手で創り出したい人におすすめです。
エレクトロニクスコース どんなことを学ぶ?:電気エネルギーの供給から、半導体、光デバイス、情報通信技術(ICT)まで、現代社会を支える電気・電子工学の幅広い知識と技術を学びます。 どんな生徒におすすめ?:スマートフォンやコンピュータの仕組み、再生可能エネルギーなど、電気や電子の力で社会を豊かにしたい人におすすめです。
建築デザインコース どんなことを学ぶ?:建物のデザイン(意匠)や設計、快適な空間をつくるための環境工学、地震に強い構造などを学びます。道内の高専で建築を学べるのは釧路高専だけです。 どんな生徒におすすめ?:美しい建物や暮らしやすい街づくりに興味があり、デザイン力と工学知識の両方を身につけたい人におすすめです。
釧路工業高等専門学校の特色・校風
校風キーワード:自主自律、実践重視、研究熱心、アットホーム 宿題の量:専門科目が多く、レポートや課題は一般的な高校に比べて多い傾向があるようです。しかし、その分、専門知識が深く身につきます。 校則:校則は比較的緩やかで、生徒の自主性が尊重されているという声が多いです。服装は制服がありますが、頭髪などに関する厳しい規則は少ないようです。スマートフォンの持ち込みも許可されています。 生徒たちの雰囲気:ものづくりや理数系の科目が好きな生徒が集まっているため、真面目で探究心が旺盛な生徒が多いようです。共通の興味を持つ仲間と切磋琢磨できる環境です。女子学生の割合は全体の約19%ですが、多くの女子学生が勉学や部活動で活躍しています。 アルバイト:原則として禁止されていませんが、学業に支障が出ない範囲で行うことが求められます。長期休暇中にアルバイトをする学生が多いようです。 制服:制服はありますが、デザインについての評判は様々です。機能性を重視したデザインと言えるでしょう。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
釧路工業高等専門学校の部活動・イベント
部活動
ロボットコンテスト部(ロボコン部):言わずと知れた高専の華です。毎年NHKで放送される「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」への出場を目指し、学生たちがアイデアを出し合い、設計から製作まで自分たちの手で行います。全国大会で活躍する実績もあり、釧路高専を代表する部活動の一つです。 プログラミング部:プログラミングの技術を競う「全国高専プログラミングコンテスト」など、様々なコンテストに挑戦しています。IT技術者を目指す学生たちが集まり、日々スキルを磨いています。 運動部:野球部やテニス部、バスケットボール部などが高専体育大会(高体連とは別の高専独自の全国大会)で活躍しています。充実した体育施設で、のびのびと活動することができます。
イベント
高専祭(こうせんさい):毎年秋に開催される文化祭です。各クラスや部活動による研究発表、模擬店、ステージ企画などが行われ、地域住民も多く訪れる一大イベントです。学生たちの創造性や技術力を間近で見ることができます。 体育祭:クラス対抗で様々な競技が行われ、学年を超えて交流が深まります。ユニークな競技もあり、毎年大変な盛り上がりを見せるようです。 修学旅行:国内の様々な場所を訪れ、見聞を広めます。一般的な高校とは異なり、工場見学など、高専ならではの研修が含まれることもあります。
釧路工業高等専門学校の進学実績
就職:就職希望者の就職率はほぼ100%です。 学校推薦制度が充実しており、日本を代表する大手企業から多くの求人が寄せられます。 高専で5年間学んだ専門知識と実践力は企業から高く評価されており、「即戦力」として期待されています。 主な就職先:北海道電力、東京電力、雪印メグミルク、富士電機、三菱電機ビルテクノサービス、キヤノン、ファナックなど、製造業やインフラ、IT関連の優良企業が多数あります。
大学編入(進学):さらに学びを深めたい学生のために、国公立大学を中心とした大学の3年次へ編入する道も開かれています。 多くの学生がこの制度を利用して、より高度な研究に取り組んでいます。 主な進学先(大学編入):北海道大学、室蘭工業大学、北見工業大学、豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、筑波大学、千葉大学など、全国の有名国公立大学への進学実績が豊富です。
専攻科への進学:釧路高専には、5年間の準学士課程を卒業後、さらに2年間高度な専門教育を受ける「専攻科」が設置されています。 専攻科を修了し、大学改革支援・学位授与機構の審査に合格すると、4年制大学卒業と同じ「学士」の学位を取得でき、大学院へ進学することも可能です。
釧路工業高等専門学校の特長・アピールポイント
5年間の一貫した専門教育:中学卒業後すぐに専門分野の学習をスタートでき、大学受験に左右されずに5年間じっくりと好きな分野を深く探究できます。 圧倒的な就職実績:就職率は極めて高く、多くの学生が学校推薦で大手・優良企業に就職を決めています。 企業からの高い評価が、釧路高専の教育の質の高さを証明しています。 国公立大学への編入という選択肢:高専卒業後、北海道大学をはじめとする全国の国公立大学の3年次に編入する道が拓かれています。 高専での学びを土台に、さらに高度な研究者・技術者を目指せます。 実践重視のカリキュラム:実験や実習、卒業研究など、実際に手を動かして学ぶ機会が非常に多いのが特長です。 理論だけでなく、ものづくりの実践力が身につきます。 充実した学生寮を完備:遠方からの学生のために「鶴翔寮(かくしょうりょう)」という学生寮が完備されています。 規則正しい生活の中で、先輩や同級生との絆を深めながら学ぶことができます。 道内唯一の建築分野:北海道内の高専で建築学を専門的に学べるのは釧路高専だけです。 デザインと工学の両面から建築を学びたい学生にとって、貴重な学習環境です。 地域と連携した教育:地域の企業や自治体と連携した課題解決型学習(PBL)などを通して、実践的な問題解決能力を養います。
釧路工業高等専門学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「専門的なことを早くから深く学べるのが最大の魅力。大学受験がない分、自分の好きな研究に没頭できる」 「就職に非常に強く、先生方のサポートも手厚い。大手企業への道が開かれているのは心強い」 「同じ目標を持つ仲間が多く、互いに刺激し合える環境。先生方も専門分野のプロフェッショナルで尊敬できる」 「施設や実験設備が充実している。国立なので学費が比較的安いのもありがたい」 「寮生活が楽しい。親元を離れて自立できるし、先輩や友達との絆が深まる」
気になる点: 「専門科目の勉強は難しく、レポートや課題が多いので、楽をしたい人には向かないかもしれない」 「5年間クラス替えがないので、人間関係が固定されがち。合わないと少し大変かもしれない」 「最寄り駅から少し歩くので、アクセスが良いとは言えない。冬の通学は少し大変」 「工業系の学校なので、女子生徒がまだ少ない。イベントなどは男子が中心になりがち」
アクセス・通学
最寄り駅:JR根室本線「大楽毛(おたのしけ)駅」から徒歩約20分です。 バスでのアクセス:釧路駅前バスターミナルから、くしろバス「(36)白糠線」または「(38)大楽毛線」に乗車し、「高専前」バス停で下車するのが便利です。 通学エリア:釧路市内やその近郊の白糠町、鶴居村、標茶町などから通学している生徒が多いようです。また、学校には学生寮が完備されているため、十勝やオホーツク、根室管内など、道東全域をはじめ、北海道内各地から学生が集まっています。
釧路工業高等専門学校受験生へのワンポイントアドバイス

