静岡県立焼津中央高等学校は、焼津市に位置し、「文武両道」を校是に掲げる歴史ある進学校です。生徒一人ひとりが高い目標を持ち、学習と部活動、学校行事に全力で取り組む活気あふれる校風が魅力です。地域からの信頼も厚く、多くの生徒が充実した3年間を過ごしています。
焼津中央高等学校の基本情報
焼津中央高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値: 普通科:57
合格に必要な内申点の目安: 35前後がひとつの目安と言われています。ただし、これはあくまで目安であり、当日の学力検査の得点とのバランスが重要になります。内申点に不安がある場合でも、当日の試験で高得点を取ることで合格の可能性は十分にあります。
同じくらいの偏差値の他の高校: 公立:静岡城北高等学校、富士宮西高等学校、袋井高等学校、富士東高等学校など 私立:静岡学園高等学校、藤枝明誠高等学校など
主な併願校: 静岡県の公立高校入試では、基本的に公立高校の併願はできません。そのため、焼津中央高等学校を受験する場合、併願校は私立高校から選ぶことになります。 主な併願先としては、藤枝明誠高等学校、静岡学園高等学校、常葉大学附属橘高等学校、静岡翔洋高等学校などが挙げられることが多いようです。
焼津中央高等学校に設置されている学科・コース
普通科: 普通クラス: 幅広い進路に対応できるカリキュラムで、基礎学力の定着から応用力の育成までを目指します。部活動や学校行事にも力を入れたい生徒におすすめです。特進クラス: 各学年に2クラス設置されており、難関大学への進学を目指す生徒のためのクラスです。 普通クラスに比べて数学や英語の授業時間数が多く設定されるなど、より高度な学習内容に取り組みます。高いレベルで切磋琢磨したい生徒に適しています。
焼津中央高等学校の特色・校風
校風のキーワード: 文武両道、自主自律、地域との連携宿題の量: 「課題が少し多い」と感じる声が見られますが、計画的に取り組むことで十分にこなせる量のようです。 特に1、2年生のうちは課題が多いと感じる傾向があるようです。校則: 全体的に見て、校則はそれほど厳しくないという意見が多いようです。 ただし、学校敷地内でのスマートフォンの使用は原則禁止など、守るべきルールは定められています。生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事などでは非常に盛り上がるなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。いじめは少ないという声が多く、安心して学校生活を送れる環境のようです。アルバイト: 原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。制服: 2025年度(令和7年度)入学生から制服が新しくなりました。 ブラックデニムのブレザーに、スラックスとスカートを自由に組み合わせられるスタイルで、ユニバーサルデザインにも配慮されています。土曜授業: 土曜日には補講や模擬試験が実施されることがあります。
焼津中央高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: レスリング部: 創部60年以上の歴史を誇り、全国大会優勝者やオリンピック選手も輩出している名門です。弓道部: 全国優勝を目標に掲げ、日々厳しい練習に励んでいます。野球部: 「人間形成」と「県大会ベスト8」を目標に活動しており、焼津球場を利用して練習することもあります。その他、サッカー部、陸上競技部、バレーボール部、テニス部なども県大会出場を目指して活発に活動しています。
文化部: 合唱部: 高校では全国的に珍しいオペラ公演を行うことで有名です。 衣装や大道具もすべて部員の手作りで、毎年6月には焼津市文化センターで本格的な公演を行っています。吹奏楽部: 県内でも有数の部員数を誇り、東海大会出場を目指して練習に励んでいます。科学部: 大学と連携し、「海洋ゴミ」や「クワガタムシ」といったテーマで本格的な研究活動を行っています。その他、書道部の書道パフォーマンスや、写真部、新聞部、茶道部、華道部など、多彩な文化部が活動しています。
イベント
文化祭(中央祭): 毎年秋に開催される学校最大のイベントです。クラスごとの展示やステージ発表、文化部の公演など、多彩な企画で盛り上がります。特に3年生の演劇はレベルが高いと評判です。体育祭: クラス対抗で様々な競技に臨み、団結力を高めます。応援合戦なども見どころの一つです。修学旅行: 近年では、沖縄などを訪れることが多いようです。平和学習や文化体験など、学びの多いプログラムが組まれています。球技大会: 年に2回開催され、クラス一丸となって各種球技で競い合います。
焼津中央高等学校の進学実績
主な国公立大学合格実績(2024年度入試など): 京都大学: 1名 名古屋大学: 2名 大阪大学: 1名 金沢大学: 3名 静岡大学、静岡県立大学など地元の国公立大学にも多数合格しています。
主な難関私立大学合格実績(2024年度入試など): GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政): 21名 関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館): 18名 早慶上理ICU: 3名
その他の進路: 多くの生徒が4年制大学へ進学しますが、短期大学や専門学校へ進む生徒もいます。
進学サポート: 土曜補講や長期休暇中の講習、外部講師による大学入学共通テスト対策講座「スパイラルアップセミナー」など、手厚い進学サポート体制が整っています。 また、卒業生を招いての進学講演会なども開催され、生徒の学習意欲と進路意識を高める取り組みが行われています。
焼津中央高等学校の特長・アピールポイント
文武両道を体現する環境: 学習と部活動の両方に全力で打ち込める環境が整っており、心身ともにバランスの取れた成長が期待できます。手厚い進路指導とサポート体制: 特進クラスの設置や、多彩な講習・補習、卒業生との交流などを通じて、生徒一人ひとりの進路実現を強力にバックアップします。活発な探究活動(SDGs探究など): 大学や地域と連携した「SDGs探究活動」など、主体的な学びを深める機会が豊富に用意されています。伝統のオペラ公演(合唱部): 高校の部活動としては非常に珍しく、本格的なオペラ公演を長年にわたり続けており、学校の大きな特色となっています。中高大連携事業: 大学と連携した最先端の授業を体験できる機会があり、知的好奇心を刺激し、進路意識を高めることができます。2025年度からの新制服: 生徒の意見も取り入れられた、機能性とデザイン性を両立した新しい制服が導入されます。グローバル教育の推進: 希望者対象の福島県「British Hills」での語学研修など、グローバルな視野を育むプログラムも実施されています。
焼津中央高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「文武両道で、勉強も部活も頑張りたい人には最高の環境」 「学校行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が深まる」 「いじめが少なく、落ち着いた雰囲気で学校生活が送れる」 「進学実績が良く、周りの生徒の意識も高いので刺激になる」
気になる点: 「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変」 「校舎が少し古いと感じる部分がある」 「課題が多いと感じることがある」 「典型的な自称進学校という意見もある」
アクセス・通学
最寄り駅: JR東海道線「西焼津駅」北口から徒歩約15分
主な通学エリア: 地元の焼津市内から通学する生徒が最も多いですが、隣接する藤枝市や島田市、静岡市などから通う生徒も多くいます。
焼津中央高等学校受験生へのワンポイントアドバイス