静岡県立静岡西高等学校は、静岡市葵区の自然豊かな環境の中にあり、「西高(にしこう)」の愛称で親しまれている公立高校です。 1977年に開校し、「求正直(なおきをもとむ)」という校訓のもと、生徒一人ひとりの個性を尊重し、のびのびとした校風が魅力です。 これまで13,000名以上の卒業生を社会に送り出してきました。
静岡西高等学校の基本情報
静岡西高等学校の偏差値・難易度・併願校
静岡西高等学校に設置されている学科・コース
みらい探究コース どんなことを学ぶ場所か:週2時間の探究授業「みらいプロジェクト」などを通して、自分の興味・関心を深く掘り下げ、主体的に学ぶ力を養います。 どんな生徒におすすめか:「好き」なことやこだわりをとことん追求したい人、将来の夢を見つけたい人におすすめです。
スポーツコース どんなことを学ぶ場所か:全員が運動部に所属し、競技力の向上を目指しながら、大学との連携によりスポーツを科学的な側面から学ぶことができます。 スキー実習やマリンスポーツ実習など、多彩な実習も魅力です。 どんな生徒におすすめか:部活動に打ち込みながら大学進学も目指したい人、スポーツに関する専門的な知識を学びたい人におすすめです。
静岡西高等学校の特色・校風
宿題の量:宿題の量は標準的か、やや少なめという声が見られます。ただし、特進クラスや進学を目指す生徒は、自主的に学習に取り組むことが求められます。 校則:校則は「厳しすぎず、緩すぎず普通」という口コミが多いです。 スマートフォンは朝のホームルームで回収され、終礼時に返却される決まりになっています。 行事の際も基本的には使用できないため、この点を不満に感じる生徒もいるようです。 服装検査は定期的に行われますが、常識の範囲内であれば厳しく指導されることは少ないようです。 生徒たちの雰囲気:明るく活発な生徒が多い一方で、真面目に学習に取り組む生徒もおり、バランスが取れていると言えます。 コースやクラスによって雰囲気は多少異なりますが、いじめは少ないという声が多く、過ごしやすい環境のようです。 アルバイト:原則として認められていませんが、特別な事情がある場合は許可制となっています。 制服の評判:令和6年度から制服が新しくなり、デザインが一新されました。 特に女子の制服はスラックスも選択でき、現代的でスタイリッシュなデザインが好評のようです。 土曜授業:基本的に土曜授業はありませんが、3年生の特進クラスなどを対象とした土曜サークル(講習)が実施されることがあります。
静岡西高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子:運動部が11、文化部が5あり、全国大会に出場する部活動もあります。 特に運動部の活躍が目立ち、体育科の先生が多いことも特徴です。 注目の部活動: 少林寺拳法部:全国高校総合体育大会に30回連続で出場するなど、輝かしい実績を誇ります。 弓道部:東海大会に出場するなど、安定した実力を持っています。 陸上競技部:オリンピック選手を輩出した実績があり、東海大会や全国レベルで活躍する選手がいます。 吹奏楽部:一時は廃部の危機に瀕しながらも復活を遂げ、地域での演奏会など積極的に活動しています。
イベント
青陵祭(文化祭):6月に行われる最大のイベントです。 1日目は校内発表、2日目は一般公開され、クラスごとの展示や文化部の発表、有志によるステージなどで賑わいます。 キッチンカーが来るなど、毎年工夫を凝らした企画が人気です。 体育大会:9月に西ヶ谷総合運動場を貸し切って行われます。 スポーツコースの3年生が中心となって企画・運営を行い、生徒主体の活気あふれるイベントです。 修学旅行:2年生の12月に実施されます。近年は広島、岡山、大阪、京都などを巡るコースで、平和学習や班別での自主研修、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン訪問など、学びと楽しみが詰まった充実した内容となっています。
静岡西高等学校の進学実績
国公立大学:静岡県立大学、山形大学、富山大学などへの合格実績があります。 難関私立大学:明治大学、立命館大学、日本大学、駒澤大学などへの進学者もいます。 その他:地元の常葉大学や静岡産業大学、静岡理工科大学などへの進学者が多い傾向にあります。 また、卒業生の約4分の1が専門学校へ進学し、公務員や民間企業への就職など、幅広い分野で活躍しています。
静岡西高等学校の特長・アピールポイント
主体性を育む「みらいプロジェクト」:週2時間設けられた探究活動の時間で、生徒が自らテーマを設定し、深く掘り下げていく授業は、思考力や表現力を養う上で大きな強みです。 本格的な「スポーツコース」:アスリートとしての能力向上はもちろん、東京学芸大学や静岡産業大学と連携し、スポーツを科学的に学ぶことができる専門的なカリキュラムが魅力です。 大学との連携授業:東京大学大学院と共同で「学習法講座」を実施するなど、最先端の学びに触れる機会があります。 生徒が主役の学校行事:文化祭や体育祭は、生徒会や実行委員会、スポーツコースの生徒が中心となって企画・運営しており、大きな達成感を得られます。 自然に恵まれた学習環境:藁科川のほとりに位置し、校舎からは富士山を望むこともできます。 落ち着いた環境で学校生活を送ることができます。 リニューアルされた制服:令和6年度から一新された制服は、機能性とデザイン性を両立しており、生徒からも好評です。 積極的なSNS活用:InstagramやYouTubeなどで学校生活の様子を積極的に発信しており、リアルな雰囲気を知ることができます。
静岡西高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」という声が多く、生徒一人ひとりへのサポートが手厚いようです。 「学校行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」と、イベントへの満足度は非常に高いです。 「部活動に本気で打ち込める環境がある」特に運動部で頑張りたい生徒にはおすすめという意見が目立ちます。 「自由な校風で、のびのびと高校生活を送れる」という点に魅力を感じている生徒が多いです。
気になる点: 「校舎や施設が少し古い」という意見が見られます。 「坂の上にあるので、自転車通学は大変」という声は多く、特に夏場は体力が必要なようです。 「スマートフォンの校内での使用が制限されている」点に不満を感じる生徒もいます。 「進学実績は個人の努力次第」という意見もあり、高いレベルの大学を目指すには塾などを活用する必要があるかもしれません。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス: JR「静岡駅」から、しずてつジャストラインバス牧ケ谷線(向敷地経由)に乗車し、「静岡西高校」バス停で下車(所要時間約20分)。 バス停は学校の目の前にあります。 JR「安倍川駅」から自転車で通学する生徒もいます。
通学エリア:
静岡市葵区や駿河区を中心に、幅広いエリアから生徒が通学しています。多くの生徒は自転車を利用していますが、静岡駅からのバス便も充実しているため、公共交通機関での通学も便利です。
静岡西高等学校受験生へのワンポイントアドバイス