徳島県内で長い歴史と伝統を誇る、徳島県立鳴門高等学校。1909年(明治42年)に徳島県立撫養中学校として開校して以来、1世紀以上にわたって地域社会を担う多くの人材を輩出してきました。文武両道を掲げ、学業と部活動の両方で生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。
鳴門高等学校の基本情報
鳴門高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:51
鳴門高等学校に設置されている学科・コース
普通科 : 2年次から文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた学習を進めます。単位制を導入しており、生徒一人ひとりの興味や関心、進路目標に合わせて多様な選択科目から自分だけの時間割を作成できるのが大きな特長です。 また、教職を目指す生徒向けに鳴門教育大学と連携した学校設定教科『Educationプログラム』を開講するなど、特色ある教育活動も行われています。
鳴門高等学校の特色・校風
校風 : 野球部をはじめとする部活動が盛んなことから、活気がありエネルギッシュな雰囲気です。同時に、100年以上の歴史を持つ伝統校としての落ち着きも感じられます。生徒たちは学校行事や部活動に熱心に取り組む一方で、日々の学習にも真面目に向き合っています。宿題の量 : 宿題の量は、特別進学クラスなどでは放課後補習が必須になるなど、進学を目指す生徒にとっては少なくないようです。 通常のクラスでは標準的な量という声が多いですが、予習・復習を習慣づけることが求められます。校則 : 校則は、他の公立高校と比較して標準的か、やや厳しいと感じる生徒もいるようです。特にスマートフォンは校内での使用が原則禁止されており、服装検査なども定期的に行われるという口コミが見られます。生徒の雰囲気 : 明るく活発な生徒が多い一方で、真面目に学習に取り組む生徒も多く、多様な個性を持つ生徒が集まっています。部活動を通じて先輩・後輩のつながりが強く、学校全体に一体感があるようです。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可される場合もあるようです。制服 : 制服は男女ともにブレザースタイルです。 ネクタイとリボンが選択でき、女子はスラックスも選べるなど、現代的な配慮もされています。 デザインについては、「可愛い」「格好良い」と評判が良いようです。土曜授業 : 現在、土曜授業は基本的に実施されていないようです。
鳴門高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 何と言っても有名なのが硬式野球部です。春9回、夏14回(2025年時点)の甲子園出場経験を誇る全国レベルの強豪校です。 野球部のアルプススタンドで繰り広げられる阿波踊りを取り入れた応援は、甲子園の名物の一つにもなっています。 サッカー部、ラグビー部、陸上競技部なども県内では常に上位の成績を収める強豪として知られています。文化部 : 文化部も活発に活動しています。特に、阿波踊り部や百人一首部といった、徳島や日本の伝統文化に根ざした珍しい部活動があるのが特徴です。 吹奏楽部やダンス部なども地域のイベントに積極的に参加し、活躍しています。
イベント
渦潮祭(文化祭) : 毎年秋に開催される文化祭は「渦潮祭(うずしおさい)」と呼ばれ、大変な盛り上がりを見せます。クラスごとの展示やステージ発表、文化部によるパフォーマンスなど、多彩な企画で賑わいます。体育祭 : 体育祭は、鳴門・大塚スポーツパークのサブグラウンドを借りて本格的に行われます。 クラス対抗で様々な競技に熱中し、学年を超えて団結力を高める一日となります。修学旅行 : 2年次には修学旅行が実施されます。近年では北海道を訪れ、ラフティングやカヌーなどの自然体験、小樽散策、ジンギスカンや夜景観賞など、盛りだくさんの内容で仲間との絆を深めています。
鳴門高等学校の進学実績
国公立大学 : 地元の徳島大学や鳴門教育大学への進学者が最も多く、毎年コンスタントに合格者を出しています。 その他、香川大学、愛媛大学、高知大学といった四国内の大学や、岡山大学、鳥取大学など中国地方の大学への進学者も見られます。難関私立大学 : 関西大学、同志社大学、立命館大学といった関西の難関私立大学や、近畿大学、京都産業大学などにも合格者を出しています。その他の進路 : 四国大学や徳島文理大学といった県内の私立大学への進学者が非常に多いのが特徴です。 また、専門学校への進学や、公務員をはじめとする地元企業への就職など、多様な進路選択が実現されています。進学サポート : 鳴門教育大学の大学院生による学習サポート「Miraiサポート」が実施されており、基礎学力の定着を支援しています。 また、放課後や長期休暇中の補習も充実しており、生徒の学力向上を力強くバックアップしています。
鳴門高等学校の特長・アピールポイント
鳴門教育大学との密な連携 : 教員を目指す生徒のための特別プログラム『Educationプログラム』の開講や、大学院生による学習サポートなど、地元の教育大学との強固な連携体制が整っています。単位制による柔軟な学び : 生徒一人ひとりの興味や進路に合わせて、多くの選択科目の中から自分だけの時間割を作ることができます。これにより、主体的に学ぶ姿勢が育まれます。グローバルな視点を育む国際交流 : ドイツの姉妹都市リューネブルク市との交換留学など、国際交流の機会が豊富に用意されており、異文化理解を深めることができます。全国レベルの部活動 : 甲子園常連の硬式野球部をはじめ、多くの部活動が全国や四国大会で活躍しています。高いレベルで文武両道を実践したい生徒にとって、最高の環境です。地域に根ざした探究活動 : 「総合的な探究の時間」では、「地域の活性化につながる取組の提言」をテーマに、フィールドワークなどを通して地域課題の解決に取り組みます。
鳴門高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「部活動がとても盛んで、本気で打ち込める環境がある」という声が多数あります。 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「補習などが手厚い」など、学習サポートの充実を評価する意見が多いようです。 「渦潮祭や体育祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」といった、学校行事の盛り上がりを魅力に挙げる声も目立ちます。 「歴史と伝統があり、地域からの信頼が厚い学校だと感じる」という意見も見られます。
気になる点 :「校舎や体育館などの施設が少し古い」という点を指摘する声があります。 「校則が少し厳しいと感じることがある。特にスマホの使用についてはもう少し緩やかでも良いのでは」という意見が見られます。 「駅から近いが、場所によっては少し歩く必要がある」といった通学に関する声もあります。 「文武両道は大変。勉強と部活の両立には強い意志が必要」という、レベルの高さゆえの意見も聞かれます。
アクセス・通学
最寄り駅 :JR鳴門線「撫養駅」から徒歩約8分 JR鳴門線「鳴門駅」から徒歩約10分
バス :徳島バス「鳴門高校前」バス停から徒歩約2〜3分 徳島バス「鳴門郵便局前」バス停から徒歩約10分
鳴門高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

