清心女子高等学校は、岡山県倉敷市にある、カトリックの教えを基盤とした歴史と伝統のある私立の女子高校です。130年以上の長い歴史の中で、「心を清くし、愛の人であれ」という校訓のもと、多くの卒業生を社会に送り出してきました。緑豊かな丘の上に立つ広大なキャンパスで、生徒一人ひとりの個性を大切にしながら、知性と品性を兼ね備えた、自立した女性の育成を目指しています。
清心女子高等学校の基本情報
清心女子高等学校の偏差値・難易度・併願校
特別進学コース(難関系・国公立系) : 65 – 68特別進学コース(文理総合系・国際系) : 62 – 64生命科学コース : 65 – 68NDSU進学コース : 55 – 58
清心女子高等学校に設置されている学科・コース
特別進学コース
国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。さらに「難関系」「国公立系」「文理総合系」「国際系」の4つの系に分かれ、希望進路に合わせたきめ細やかな指導が受けられます。 高いレベルで学びたい、目標の大学へ向けてしっかり対策したい人におすすめです。 生命科学コース
医学・歯学・薬学・獣医学部などの理系分野への進路実現に特化したコースです。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定の経験を活かした高度な探究活動や実験が多く、科学の世界に興味がある、将来は医療や研究の道に進みたい人に最適です。 NDSU進学コース
原則として全員が姉妹校であるノートルダム清心女子大学(NDSU)へ進学することを前提としたコースです。 大学での学びを先取りする高大連携プログラムが充実しており、大学進学への安心感を持ちながら、幅広い教養や探究心を育みたい人におすすめです。
清心女子高等学校の特色・校風
宿題の量 : コースや選択科目によって差はありますが、特に特別進学コースや生命科学コースでは、日々の予習・復習が欠かせないため、宿題や課題は多めという声が多いようです。計画的に学習を進める習慣が身につきます。校則 : 全体的に校則は厳しいという口コミが見られます。 特にスマートフォンの校内での使用は原則禁止されており、許可証があっても緊急時以外の使用は認められていないようです。 服装や頭髪に関する指導もきちんとしており、真面目な学校生活を送りたい生徒にとっては安心できる環境と言えるでしょう。生徒たちの雰囲気 : 女子校ならではの和気あいあいとした雰囲気で、生徒同士の仲は良いようです。 内進生(中学からの一貫生)と高入生(高校からの入学生)がいますが、すぐに打ち解けられるという声が多く聞かれます。真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、行事などでは活発に盛り上がる一面もあります。アルバイト : 原則として禁止されています。学業に専念することが第一と考えられています。制服の評判 : 伝統的で品のあるデザインが特徴で、生徒からの評判は良いようです。夏服・冬服ともに清楚な印象で、清心の生徒としての誇りを感じられる制服と言われています。土曜授業 : 特別進学コースの「難関系」「国公立系」と生命科学コースでは、土曜日授業が実施されています。 その他のコース・系は休みとなり、部活動やボランティア活動などに時間を使うことができます。
清心女子高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
清心祭(文化祭) : 毎年9月に開催される最大のイベントです。 各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、模擬店などを出店し、多くの来場者で賑わいます。女子校ならではの華やかで一体感のある盛り上がりが魅力です。体育祭 : 6月に行われ、学年対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。 生徒たちはクラスTシャツなどを揃え、応援にも力が入ります。女子だけの空間なので、全員が主役となって思い切り楽しむことができます。修学旅行 : 高校2年生の10月に実施されます。 行き先は年度によって異なりますが、仲間との絆を深める一生の思い出となる旅行です。クリスマス会 : 12月には、キリスト教系の学校ならではの厳かで美しいクリスマス会が開かれます。 聖歌やハンドベルの演奏、聖劇(タブロー)などが披露され、心温まる時間を過ごします。
清心女子高等学校の進学実績
国公立大学 : 岡山大学、広島大学、香川大学などの中国・四国地方の大学を中心に、旧帝国大学にも合格者を出しています。難関私立大学 : 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学といった難関大学や、GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)、関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)にも安定した合格実績があります。その他 : 姉妹校であるノートルダム清心女子大学への進学者が多いのも特徴です。 また、医学部や薬学部など医療系への進学者も多く、指定校推薦の枠も豊富にあると言われています。
清心女子高等学校の特長・アピールポイント
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の経験を活かした理数教育 : 文部科学省からSSHの指定を受けていた経験を活かし、特に生命科学コースでは大学や研究機関と連携した高度な探究活動や課題研究が行われています。グローバル教育の推進 : スーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイトとしての実績もあり、国際性を育むプログラムが豊富です。 ネイティブ教員による授業や、海外姉妹校との交流、希望者向けの海外研修などが充実しています。「探究活動」の重視 : 全てのコースで、生徒が自ら課題を見つけ、解決策を探る「探究活動」に力を入れています。これにより、大学入試だけでなく、社会に出てからも役立つ思考力や表現力を養います。ノートルダム清心女子大学(NDSU)との高大連携 : 姉妹校であるNDSUへの進学コースが設置されており、大学の講義を先取りして体験できるなど、スムーズな進学をサポートする体制が整っています。キリスト教精神に基づく「心の教育」 : 毎日の朝礼でのお祈りや宗教の授業、クリスマス会などの行事を通じて、他者への思いやりや奉仕の心を育む教育を大切にしています。緑豊かで広大な学習環境 : 倉敷市郊外の小高い丘の上にキャンパスがあり、落ち着いた自然豊かな環境で学習に集中できます。充実した放課後講座 : 「プライム」「アフター6」といった受験対策に特化した講座や、希望者対象の「土曜日セミナー」が開講されており、生徒の学習意欲に応える環境が整っています。
清心女子高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が親身で、質問や相談に丁寧に対応してくれる」という声が非常に多いです。生徒と教員の距離が近く、手厚いサポートが受けられるようです。 「指定校推薦の枠が豊富で、有名私立大学への進学に有利」という意見も多く見られます。 「女子校なので、いじめなどもなく、皆のびのびと過ごせる」「行事がとても盛り上がり、一生の友達ができる」といった、学校生活の充実度に関する高評価が目立ちます。 「英語教育が充実している」「ネイティブの先生と話す機会が多い」など、グローバル教育に関する満足度も高いようです。
気になる点 :「校則が厳しい」という声は多く挙がっています。 特に、校内でのスマートフォン使用が厳しく制限されている点に不便さを感じる生徒もいるようです。 「施設が少し古い」という意見があります。 伝統校であるため、最新の設備が整っているわけではないと感じる部分もあるようです。 「駅から遠く、バス通学になるのが少し不便」といった立地に関する指摘も見られます。 スクールバスはありますが、特に朝は混雑することがあるようです。 「坂の上にあるので、通学が大変」という声も聞かれます。
アクセス・通学
JR中庄駅(北口)から : 両備バスで約7分、「清心学園前」(校内バス停)下車。JR早島駅から : スクールバスで約25分。JR岡山駅(東口)から : 岡電バスで約40分、「清心学園前」(校内バス停)下車。
清心女子高等学校受験生へのワンポイントアドバイス