京都両洋高等学校は、京都市中京区にある共学の私立高校です。一人ひとりの「輝きたい」という想いに応える多彩なコース設定と、きめ細やかな進路指導で知られています。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が整っており、充実した3年間を送ることができるでしょう。

この記事では、そんな京都両洋高等学校の偏差値や気になる口コミ、学校生活の様子などを、進学アドバイザーの視点から詳しく解説していきます。中学生や保護者の方が本当に知りたい情報をぎゅっと詰め込みましたので、志望校選びの参考にしてください。

あなたの夢を叶えるための大切な高校選び。京都両洋高等学校が持つ独自の魅力や特色を深く知ることで、きっと「この学校で学びたい!」という気持ちが高まるはずです。さあ、一緒にその扉を開いてみましょう。

京都両洋高等学校の基本情報

まずは、京都両洋高等学校の基本的な情報を確認しましょう。

項目 内容
正式名称 京都両洋高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒604-8851 京都府京都市中京区壬生上大竹町13
代表電話番号 075-841-2025
公式サイトURL https://www.kyoto-ryoyo.ed.jp/

京都両洋高等学校の偏差値・難易度・併願校

京都両洋高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおよそ39から52の範囲です。自分の学力や目指す進路に合わせてコースを選べるのが、京都両洋高等学校の大きな魅力の一つです。

  • K特進コース: 50~52

  • J進学コース: 43~45

  • Jキャリアコース: 40~43

  • S探究コース: 38~41

同じくらいの偏差値の高校としては、京都先端科学大学附属高等学校、京都西山高等学校、京都精華学園高等学校などがあります。

合格に必要な内申点の目安はコースによって異なりますが、入試当日の学力試験との総合判断となるため、一概には言えません。しかし、日々の授業に真剣に取り組み、定期テストでしっかりと点数を取っておくことが大切です。

主な併願校としては、同じ私立の京都外大西高等学校、花園高等学校、大谷高等学校などが挙げられることが多いようです。自分の実力や校風などを考慮して、慎重に併願校を選ぶようにしましょう。

京都両洋高等学校に設置されている学科・コース

京都両洋高等学校には、一人ひとりの夢や目標に合わせて選べる4つのコースが設置されています。それぞれのコースで、特色ある学びが展開されています。

  • K特進コース

    国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。少人数制のクラスで、7限授業や放課後の進学講座など、手厚い学習サポートが受けられます。高い目標を持って、仲間と切磋琢磨したい人におすすめです。

  • J進学コース

    文武両道を掲げ、大学進学を目指しながら部活動にも力を入れたい生徒向けのコースです。選抜進学系、進学系、英語留学系の3つの系があり、多様な進路希望に対応しています。勉強も部活も頑張りたい、充実した高校生活を送りたい人にぴったりです。

  • Jキャリアコース

    大学進学から専門学校、就職まで幅広い進路に対応するコースです。2年次からは医療・健康、情報・ITメディア、初等・幼児教育、公務員といった専門的な分野を学べるチャレンジ系を選択することも可能です。将来の夢に向かって、実践的な学びを深めたい人におすすめです。

  • S探究コース

    「なりたい自分」を見つけるためのコースです。「キャリア探究」という授業を通して、様々な職業について学んだり、自分の興味・関心を探究したりします。まだ将来の夢が明確でないけれど、高校生活を通してじっくり自分と向き合いたい人に最適です。

京都両洋高等学校の特色・校風

京都両洋高等学校は、「文武両道」と「人間力教育」を大切にしている学校です。生徒たちは勉強だけでなく、部活動や学校行事にも積極的に取り組んでおり、活気のある雰囲気が特徴です。

  • 校風・生徒の雰囲気: 生徒たちは明るく、元気な生徒が多いようです。コースによって雰囲気は異なりますが、全体的に先生と生徒の距離が近く、アットホームな雰囲気があるという口コミが見られます。

  • 校則: 他の私立高校と比較して、校則は標準的か、やや厳しめという声が多いようです。特に頭髪の染色やパーマは禁止されています。 スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内では電源をオフにするなどのルールが定められています。

  • 宿題の量: コースや選択科目によって異なりますが、特にK特進コースでは、日々の課題や予習・復習が重要になるため、宿題は多めと感じる生徒もいるようです。

  • アルバイト: 原則として禁止されています。

  • 制服: 紺を基調としたブレザースタイルで、落ち着いたデザインが評判です。リボンやネクタイの色で学年を区別するなどの特徴があります。

  • 土曜授業: 土曜授業が実施されているようです。

京都両洋高等学校の部活動・イベント

部活動

京都両洋高等学校は部活動が非常に盛んで、体育系・文化系ともに多くのクラブが活発に活動しています。 全国レベルで活躍する部も少なくありません。

  • 特に有名な部活動:

    • 女子硬式野球部: 全国大会常連の強豪として知られています。専用グラウンドも完備されており、高いレベルでの活躍が期待できます。

    • 女子バレーボール部: 春高バレーへの出場経験もあるなど、実績豊富な部です。

    • 吹奏楽部: コンクールで金賞を受賞するなど、高い演奏技術を誇ります。 定期演奏会も人気です。

    • バドミントン部: 男女ともに全国大会に出場するなど、輝かしい実績を持っています。

    • 陸上競技部: 近畿大会や全国大会での活躍を目指し、日々練習に励んでいます。

この他にも、全国でも珍しい女子相撲部や、アメリカンフットボール部チアリーディング部など、多彩なクラブが活動しています。

イベント

京都両洋高等学校では、生徒たちの手で作り上げる学校行事が年間を通して数多く開催されます。

  • 両洋祭(文化祭・体育祭): 学校全体が最も盛り上がるイベントの一つです。文化祭では各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行い、体育祭ではクラス対抗で熱い戦いが繰り広げられます。

  • 修学旅行: 京都両洋高等学校の修学旅行は、国際交流に力を入れているのが大きな特徴です。

    • ベトナム: J進学コースやS探究コースの生徒は、主にベトナムを訪れます。現地の学生との交流や文化体験を通して、異文化理解を深めます。

    • セブ島(フィリピン): K特進コースやJ進学コース英語留学系の生徒は、セब島での語学研修を中心とした修学旅行を経験します。 他コースの生徒も選択することが可能です。

京都両洋高等学校の進学実績

京都両洋高等学校は、生徒一人ひとりの進路希望に合わせた手厚いサポート体制が整っており、国公立大学から難関私立大学、専門学校、就職まで、幅広い進路実績を誇ります。

2024年度の主な大学進学実績

  • 国公立大学: 10名

    • 奈良女子大学、滋賀大学、東京都立大学、京都府立医科大学 など

  • 難関私立大学(関関同立など): 61名以上

    • 関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学 など

  • 産近甲龍: 116名

K特進コースでは7割以上の生徒が国公立大学や難関私立大学に合格するなど、コースごとの目標達成率も高い水準にあります。

また、大学進学だけでなく、看護・医療系の専門学校や、公務員、一般企業への就職など、多様な進路を実現しているのも京都両洋高等学校の強みです。

進学実績を支える取り組みとして、放課後や長期休暇中に開かれる進学講座や補習が充実しています。 経験豊富な先生方が、個別の質問にも丁寧に対応してくれるため、安心して受験勉強に取り組むことができます。

京都両洋高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、京都両洋高等学校ならではの魅力的な取り組みを7つのポイントにまとめました。

  • 多彩な4つのコース設定: 生徒一人ひとりの学力や目標、興味に合わせて最適なコースを選べるため、自分のペースで着実に成長できます。

  • 人間力教育プログラム「7つの習慣J®」: 世界的なベストセラーを基にしたプログラムを導入し、主体性やコミュニケーション能力など、社会で生きるために必要な力を育みます。

  • 充実したICT教育: 全生徒がiPadを活用し、授業や探究活動を行います。 これからの時代に不可欠な情報活用能力を自然と身につけることができます。

  • グローバルな視野を養う修学旅行: ベトナムやセブ島への修学旅行を通して、生きた語学や異文化に触れる貴重な体験ができます。

  • 全国レベルで活躍する部活動: 女子硬式野球部をはじめ、多くの部活動が全国の舞台で活躍しています。文武両道を目指す生徒にとって、最高の環境が整っています。

  • 手厚い進路サポート体制: 放課後講座や個別指導など、生徒の進路実現に向けたきめ細やかなサポートが充実しています。

  • 探究学習プログラム「MY QUESTION」: 答えのない問いに対して、自ら課題を設定し探究していくプログラムを通して、思考力や表現力を磨きます。

京都両洋高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。学校選びの参考として、良い点と気になる点の両方を見てみましょう。

  • 良い点:

    • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、勉強や進路の不安が解消された」という声が多く聞かれます。

    • 「部活動がとても盛んで、目標に向かって仲間と頑張る経験ができた」

    • 「文化祭や体育祭などの行事が楽しく、クラスの団結力が強まった」

    • 「コースがたくさんあるので、自分に合った環境で勉強できるのが良い」

    • 「いじめは少ない印象。生徒同士の仲が良い」という意見も見られます。

  • 気になる点:

    • 「校則が少し厳しいと感じることがある」特に服装や頭髪に関する指導が厳しいという声があります。

    • 「施設が全体的に少し古い」という意見が一部で見られます。ただし、近年新しい体育館が完成するなど、改善も進んでいるようです。

    • 「コースによって生徒の雰囲気に差がある」と感じる生徒もいるようです。

    • 「食堂が少し混雑する」という口コミもあります。

アクセス・通学

京都両洋高等学校は、複数の駅から徒歩圏内にあり、交通の便が非常に良いのが特徴です。

  • 最寄り駅からのアクセス:

    • 京福電気鉄道(嵐電)嵐山本線 「西大路三条」駅 から 徒歩約1~3分

    • 京都市営地下鉄東西線 「西大路御池」駅 から 徒歩約3~5分

    • 阪急京都線 「西院」駅 から 徒歩約6~8分

    • JR嵯峨野線 「二条」駅 から 徒歩約12分

京都市内はもちろん、亀岡市や南丹市、滋賀県など、幅広いエリアから生徒が通学しています。

京都両洋高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでいただき、京都両洋高等学校の魅力が伝わったでしょうか。最後に、進学アドバイザーとして、受験生のみなさんにメッセージを送ります。

この学校は、「自分の可能性を信じて、何かに打ち込みたい!」と考えている生徒に特におすすめです。勉強を頑張りたい、部活動で高みを目指したい、自分の好きなことを見つけたい、どんな想いにも応えてくれる懐の深さが京都両洋高等学校にはあります。

受験勉強においては、まずは基礎を固めることが何よりも大切です。苦手な科目をなくし、得意な科目はさらに伸ばす努力を続けましょう。そして、オープンキャンパスや学校説明会にはぜひ参加してください。先生方や先輩たちの雰囲気を肌で感じることで、モチベーションがさらに高まるはずです。夢に向かって頑張る皆さんを、心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。