京都聖母学院高等学校は、京都市伏見区の緑豊かな環境に佇む、カトリックの精神に基づいた伝統ある私立女子高等学校です。一人ひとりが神様から与えられた大切な才能を開花させ、「愛と奉仕と正義」の心を持って社会に貢献できる、輝く女性を育むことを目指しています。

高校生活は、将来の夢を見つけ、その実現に向けて大切な一歩を踏み出すための重要な時期です。京都聖母学院高等学校では、生徒一人ひとりの個性を尊重し、夢の実現を力強くサポートするための多彩なコースと充実した学習環境が整えられています。

この記事では、そんな京都聖母学院高等学校の魅力や特色、気になる偏差値や学校生活の様子について、進学アドバイザーとして中学生とその保護者の皆さんにも分かりやすく、詳しくご紹介していきます。ぜひ、あなたの高校選びの参考にしてくださいね。

京都聖母学院高等学校の基本情報

以下に学校の基本的な情報をまとめました。

項目 内容
正式名称 京都聖母学院高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 女子校
所在地 〒612-0878 京都府京都市伏見区深草田谷町1
代表電話番号 075-645-8103
公式サイトURL https://www.seibo.ed.jp/kyoto-hs/

京都聖母学院高等学校の偏差値・難易度・併願校

京都聖母学院高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおむね55から64程度となっています。自分の学力や将来の目標に合わせてコースを選べるのが、京都聖omo学院高等学校の魅力の一つです。

  • Ⅲ類(最難関特進コース): 63-64

  • Ⅱ類(特進コース): 60-62

  • 看護系大学進学コース: 55-58

  • Ⅰ類GSC(グローバルスタディーズコース): 56-59

  • Ⅰ類(大学連携コース): 55-57

難易度の目安

偏差値60前後の高校というと、京都市内では京都市立紫野高校(普通科)、京都府立鳥羽高校(普通科)などが同じくらいのレベル感として挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、オール4に加えて5がいくつかあると安心できるレベルと言えるでしょう。ただし、推薦入試や専願・併願など、入試形態によって求められる基準は異なりますので、必ず学校説明会などで詳細を確認してください。

主な併願校

私立高校のため、京都府内の公立高校との併願が可能です。また、同じようなレベルや校風の私立高校を併願する受験生も多いようです。

  • 京都橘高等学校

  • 龍谷大学付属平安高等学校

  • 京都産業大学附属高等学校

  • 大谷高等学校

  • ノートルダム女学院高等学校

京都聖母学院高等学校に設置されている学科・コース

京都聖母学院高等学校には、生徒一人ひとりの夢や目標に合わせた5つの多彩なコースが設置されています。

  • Ⅲ類(最難関特進コース)

    最難関国公立大学や医学部などへの現役合格を目指すコースです。ハイレベルな授業と手厚いサポートで、高い学力を養成します。

  • Ⅱ類(特進コース)

    国公立大学や難関私立大学への進学を目指します。文系・理系の幅広い進路に対応しており、特に理系大学の指定校推薦枠が充実しています。

  • 看護系大学進学コース

    看護師をはじめとする医療系への進学に特化したコースです。近隣の大学や医療機関と連携した体験プログラムが豊富で、実践的に学べます。

  • Ⅰ類GSC(グローバルスタディーズコース)

    高い英語力を身につけ、国際系の学部や海外大学への進学を目指します。ネイティブ教員による授業や実践的な英語プログラムが魅力です。

  • Ⅰ類(大学連携コース)

    同志社女子大学をはじめ、多くの私立文系大学への進学を視野に入れたコースです。豊富な指定校推薦枠を活用し、希望の進路を実現します。

京都聖母学院高等学校の特色・校風

京都聖母学院高等学校は、全体的に「落ち着いた雰囲気」でありながら、生徒一人ひとりの個性を大切にする「面倒見の良い」校風が特徴です。カトリックの教えに基づいた宗教教育も行われており、穏やかで心豊かな学校生活を送ることができるでしょう。

  • 宿題の量: コースによりますが、進学を目指すコースでは毎日コツコツと取り組むべき課題が出されることが多いようです。特にⅢ類やⅡ類では、予習・復習が欠かせません。

  • 校則: 私立の女子校ということもあり、校則はやや厳しめという声が多いようです。 特に、制服の着こなし(スカート丈は膝丈)、頭髪(肩にかかる髪は結ぶ、染色は禁止)、校内でのスマートフォンの使用禁止などが挙げられます。 学校帰りの寄り道も禁止されています。

  • 生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。女子校ならではの和気あいあいとした雰囲気で、居心地が良いと感じる生徒が多いようです。

  • アルバイト: 原則として禁止されていますが、冬休みの郵便局など、長期休暇中の特定のものは許可される場合があるようです。

  • 制服の評判: 伝統的で品のあるデザインが特徴です。夏服はカーディガンとスカートが2色ずつあり、選ぶことができます。 2023年度からはスラックスも導入され、選択の幅が広がりました。

  • 土曜授業: 土曜日も授業が行われています。

京都聖母学院高等学校の部活動・イベント

部活動

京都聖母学院高等学校では、多くの生徒が部活動に加入し、勉強と両立しながら充実した学校生活を送っています。 運動部、文化部ともに活発に活動しています。

  • ダンス部: 全国大会の常連で、数々の輝かしい実績を誇ります。 中学・高校ともに全国トップレベルの実力で、エネルギッシュなパフォーマンスは見る人を魅了します。

  • 新体操部: こちらも全国大会に出場するなど、高いレベルで活動しています。 しなやかで美しい演技が持ち味です。

  • バトントワリング部: 全国大会出場経験があり、体育祭や文化祭での華やかな演技はイベントを大いに盛り上げます。

  • 文化部: 茶道部や調理同好会など、落ち着いた雰囲気で楽しめる部活動もあります。 放送部は学校行事のアナウンスなどで活躍しています。

イベント

学校生活を彩るイベントも、京都聖母学院高等学校の大きな魅力です。

  • 学院祭(文化祭): 毎年9月に行われる最大のイベントです。 各クラスの出し物や文化部の展示、そして体育館でのダンス部や吹奏楽部などによるステージ発表は大変な盛り上がりを見せます。 3年生は食品模擬店を担当し、クラスでお揃いのTシャツを作るなど、団結力が深まる行事です。

  • 体育祭: 5月に開催され、クラス対抗で様々な競技に熱中します。

  • 合唱コンクール: 6月に行われ、クラスごとに練習の成果を発表します。美しいハーモニーが響き渡る、感動的なイベントです。

  • 修学旅行: 高校2年生の秋にシンガポールを訪れます。 異文化に触れる貴重な体験ができると、生徒たちに人気の行事です。

京都聖母学院高等学校の進学実績

京都聖母学院高等学校は、国公立大学から難関私立大学、看護・医療系、海外大学まで、幅広い進路に対応できる高い進学実績を誇ります。

  • 国公立大学: 2024年度は、京都府立大学、京都府立医科大学、大阪公立大学など、合計20名の合格者を出しています。

  • 難関私立大学: 「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)には合計44名が合格しています。

  • その他: 協定校である同志社女子大学へは、I類の「同志社女子大学クラス」から多くの生徒が進学します。 また、看護系大学進学コースからは、京都看護大学をはじめとする多くの看護・医療系大学や専門学校へ進学しています。 豊富な指定校推薦枠があるのも大きな強みです。

進学実績を支える取り組みとして、放課後や長期休暇中に開かれる進路講習や7限講習など、手厚いサポート体制が整っています。

京都聖母学院高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、京都聖母学院高等学校ならではの魅力を5つのポイントにまとめました。

  • 夢を実現に導く5つの専門コース: 最難関大学進学から、看護・医療、グローバル、大学連携まで、一人ひとりの目標に合わせた専門的な学びが可能です。

  • 豊富な指定校推薦枠: 協定校の同志社女子大学をはじめ、関西の有名私立大学を中心に、多くの大学・短大から推薦枠が寄せられています。 これは、卒業生の活躍と学校への信頼の証です。

  • 充実のグローバル教育: ネイティブ教員が常駐する「イングリッシュラーニングセンター」を完備し、実践的な英語力を養います。 海外大学への推薦制度も整っています。

  • カトリックの精神に基づく人間教育: 毎日の祈りの時間や宗教行事を通して、感謝の心や他者を思いやる心を育みます。 「ライフマネジメント」といったオリジナルプログラムで、豊かな教養を身につけます。

  • 駅から徒歩すぐの緑豊かなキャンパス: 京阪本線「藤森」駅から徒歩約3分という非常に便利な立地ながら、広大で緑あふれる落ち着いた学習環境が広がっています。

京都聖母学院高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からの声を集めてみました。学校選びの参考にしてください。

  • 良い点:

    • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれるなど、サポートが手厚い」という声が多く聞かれます。

    • 「指定校推薦の枠が豊富で、関西の有名私立大学へ進学したい人にはおすすめ」という意見が多数あります。

    • 「女子校なので気兼ねなく、のびのびと学校生活を送れる」「お嬢様学校と言われるだけあり、ギスギスした感じがなく雰囲気が良い」といった人間関係に関するポジティブな口コミも目立ちます。

    • 「駅から近くて通学がとても便利」という点も高く評価されています。

  • 気になる点:

    • 「校則が厳しい」という声は多く挙がっています。 特にスマートフォンや頭髪、服装に関する指導が厳しいと感じる生徒がいるようです。

    • 「外部から入学した生徒は、説明会で聞いていた話と違うと感じることがある」という意見もありました。

    • 「先生と生徒の上下関係が厳しい」と感じる生徒もいるようです。

アクセス・通学

京都聖母学院高等学校へのアクセスは非常に便利です。

  • 京阪本線「藤森」駅: 南改札口から徒歩約3分

  • 京阪本線「龍谷大前深草」駅: 東口から徒歩約10分

  • JR奈良線「JR藤森」駅

  • JR奈良線「稲荷」駅

京都市内からはもちろん、宇治市や城陽市、また大阪方面や滋賀方面からも多くの生徒が通学しています。

京都聖母学院高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでくれてありがとうございます。京都聖母学院高等学校は、明確な目標を持って、落ち着いた環境でじっくりと学びたいと考えているあなたに、特におすすめの学校です。特に、将来は看護や医療の道に進みたい、あるいは指定校推薦を利用して関西の有名私立大学に進学したいという強い意志があるなら、京都聖母学院高等学校はその夢を力強く後押ししてくれるでしょう。

受験勉強においては、まずは基礎を固めることが大切です。特に英語と数学は、コースによっては習熟度別の授業が行われるため、中学段階の基礎学力は非常に重要になります。また、推薦入試を考えている場合は、中学校での成績(内申点)が大きく影響しますので、日々の授業を大切にし、定期テストでしっかりと点数を取れるように頑張りましょう。

京都聖母学院高等学校で過ごす3年間は、あなたの可能性を大きく広げ、かけがえのないものになるはずです。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。