会津学鳳高等学校は、福島県会津若松市にある、県内初の中高一貫教育を行う県立高校です。100年近い歴史と伝統を礎に、平成14年に男女共学の総合学科へと進化を遂げました。会津地域の進学指導重点校として、生徒一人ひとりの夢の実現を力強くサポートしています。
会津学鳳高等学校の基本情報
会津学鳳高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
総合学科：52
合格に必要な内申点の目安
主な併願校
会津若松ザベリオ学園高等学校 仁愛高等学校 若松第一高等学校
会津学鳳高等学校に設置されている学科・コース
総合学科 2年次から、より専門的な学びに対応するため、以下の4つの系列に分かれて科目を選択します。 人文社会系列 : 文学、歴史、経済など、人間や社会について深く探究します。将来、文系の大学や学部を目指す人、公務員や一般企業への就職を考えている人におすすめです。数理情報系列 : 数学や理科、情報科学を中心に、論理的な思考力やデータ分析能力を養います。理系の大学や学部、IT関連の仕事に興味がある人にぴったりの系列です。スポーツ健康系列 : 体育や健康科学に関する専門的な知識と技能を学びます。スポーツ系の大学への進学や、将来、体育教師やトレーナーなどを目指す生徒に適しています。芸術文化系列 : 音楽や美術、書道などの分野で、感性や表現力を磨きます。芸術系の大学への進学を希望する生徒や、クリエイティブな分野で活躍したい人におすすめです。
会津学鳳高等学校の特色・校風
校風・雰囲気
キーワード : 文武両道、自主自律、探究心の尊重生徒たちの雰囲気 : 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、部活動や行事には活発に取り組むメリハリのある雰囲気のようです。中高一貫校のため、内部進学生と高校からの入学生がいますが、学校生活を送る中で徐々に交流が深まっていくという声があります。
リアルな学校生活Q&A
宿題の量 : 進学校ということもあり、日々の予習・復習に加え、週末課題などが出されることが多く、宿題の量はやや多めという声が見られます。計画的に学習を進める習慣が大切になります。校則 : 他の高校と比較して、校則はやや厳しめという意見が多いようです。特に、スマートフォンは校舎内での使用が禁止されている点や、服装に関する規定（スカート丈など）が挙げられます。 アルバイトは原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。制服 : 濃紺のブレザースタイルで、落ち着いたデザインが特徴です。リボンやネクタイの色で学年を識別します。評判については、シンプルで良いという声もあれば、もう少しデザイン性があっても良いという声も聞かれます。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
会津学鳳高等学校の部活動・イベント
部活動
なぎなた部 : 全国大会常連の強豪として知られています。インターハイや国民スポーツ大会でも輝かしい成績を収めており、学校の顔ともいえる存在です。陸上競技部 : 東北大会や全国大会へ出場する選手を多数輩出しており、個人・団体ともに高い実績を誇ります。弓道部 : こちらも県大会や東北大会で上位入賞を果たすなど、活発に活動しています。SSH探求部 : スーパーサイエンスハイスクールならではの部活動です。化学、生物、地学などの班に分かれ、興味のあるテーマについて本格的な研究活動を行っています。
イベント
学鳳祭（文化祭）・体育祭・合唱会 : これらは年ごとにローテーションで開催される大きなイベントです。 クラスや部活動単位で企画や発表を行い、学校全体が一体となって盛り上がります。球技大会 : 年に一度開催され、クラス対抗で熱戦が繰り広げられます。クラスの団結力を高める良い機会となっています。修学旅行 : 2年次に実施され、関西方面などを訪れることが多いようです。仲間との絆を深める、高校生活の忘れられない思い出となります。学鳳ウォーク : 全校生徒で長距離を歩く伝統行事です。会津の自然に親しみながら、体力と精神力を養います。
会津学鳳高等学校の進学実績
主な大学進学実績（2024年春）
国公立大学 :東京大学: 2名 東北大学: 7名 福島大学: 12名 会津大学: 6名 福島県立医科大学: 5名 北海道大学: 1名 その他、岩手県立大学、山形大学など多数の国公立大学に合格者を出しています。
難関私立大学 :早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、中央大学などの難関私立大学にも合格実績があります。
進学サポート
SSH（スーパーサイエンスハイスクール）事業 : 先進的な理数系教育や課題探究活動を通して、生徒の科学的思考力や表現力を育成します。 この取り組みが、難関大学への進学実績にも繋がっています。個別指導・面談 : 教員が生徒一人ひとりの学習相談に応じる体制や、年2回の面談週間などを通して、きめ細やかな進路サポートを行っています。大学との連携 : 会津大学などと連携し、大学教授による講義や実験に参加する機会が設けられています。
会津学鳳高等学校の特長・アピールポイント
スーパーサイエンスハイスクール（SSH）指定校 : 文部科学省からSSHの指定を受け、先進的な理数教育や課題探究活動を実践しています。大学や研究機関と連携した本格的な研究に取り組むことができます。多様な進路に対応する総合学科 : 2年次から4つの系列（人文社会・数理情報・スポーツ健康・芸術文化）に分かれ、自分の興味や進路希望に合わせた専門的な科目を学ぶことができます。県内随一の充実した施設 : 約8700平方メートルの広大な敷地に、250人収容の大講義室、全天候型400mトラック、音楽堂、弓道場、6面のテニスコートなど、学習活動と部活動を支える最新の施設が整っています。「チーム学鳳」による手厚い進路指導 : 教職員が一丸となり、面接や小論文指導、国公立大学の二次試験対策まで、生徒一人ひとりの進路実現を全力でサポートする体制が整っています。中高一貫教育の強み : 併設された会津学鳳中学校からの内部進学生と共に学ぶ環境は、お互いに良い刺激を与え合い、高いレベルでの学びに繋がっています。活発な探究活動「SSH探究」 : 全員が履修する「SSH探究」の時間では、自ら課題を発見し、解決していく能力を養います。この経験は大学入試やその先の学びにも大いに役立ちます。国際交流・海外研修 : SSH事業の一環として台湾研修が行われたり、イギリスの大学での教育プログラムに参加したりするなど、国際的な視野を広げる機会が用意されています。
会津学鳳高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「校舎が新しく綺麗で、施設が充実している」という声が非常に多いです。特に体育館やグラウンドなど、部活動に打ち込める環境が高く評価されています。 「SSHの活動が充実しており、探究活動など貴重な経験ができる」といった、学習環境の良さを挙げる声も目立ちます。 「先生方が熱心で、質問すれば丁寧に教えてくれる」など、学習サポートの手厚さを評価する意見もあります。 「進学実績が良く、特に国公立大学を目指すには良い環境」という口コミも多く見られます。
気になる点 :「校則が厳しい」という意見が最も多く見られます。特に、校内でのスマホ使用禁止については、改善を望む声が少なくありません。 「中高一貫校なので、内部生と高校からの入学生（外部生）との間に見えない壁を感じることがある」という声が一部で見られます。 「課題が多い」「小テストが多い」など、学習面での負担がやや大きいと感じる生徒もいるようです。 「先生によっては、生徒への対応に差があると感じることがあった」という少しネガティブな意見も見られました。
アクセス・通学
最寄り駅 :JR磐越西線「会津若松駅」から徒歩約17～20分
最寄りバス停 :会津バス「山見町」バス停から徒歩約2分 会津バス「大塚山入口」バス停から徒歩約4分
会津学鳳高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
