佐賀工業高等学校は、1898年(明治31年)の創立から125年以上の歴史を誇る伝統校です。 長い歴史の中で、28,000名を超える卒業生を社会に送り出し、その多くが日本のものづくりを支える技術者として、県内はもちろん全国各地で活躍しています。 「至誠剛健(誠実で、心身共に逞しく)」を校訓に掲げ、専門的な知識や技術の習得だけでなく、人間教育にも力を入れているのが佐賀工業高等学校の大きな魅力です。
佐賀工業高等学校の基本情報
佐賀工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
佐賀工業高等学校に設置されている学科・コース
機械科
「ものづくり」の基本となる機械技術を学びます。機械の設計から製作まで、幅広い知識と技術を習得し、あらゆる産業分野で活躍できる人材を目指します。 機械システム科
自動化された機械の仕組みや生産システムについて学びます。ロボットやコンピュータ制御など、最先端の技術に触れながら、未来の工場を支える技術者を目指したい人におすすめです。 電気科
電気を「つくる・送る・使う」という一連の流れを総合的に学びます。エネルギー問題やインフラ整備など、社会に不可欠な電気のプロフェッショナルを目指します。 電子科
スマートフォンやロボットなど、身の回りのあらゆる電子機器に応用されている最先端技術を学びます。電気の基礎から情報技術まで幅広く学習し、未来のエレクトロニクス産業を担いたい生徒に最適です。 情報システム科
コンピュータのハードウェアからソフトウェア、ネットワークまで、情報技術に関する専門知識を幅広く学びます。プログラミングやシステム開発に興味があり、IT業界で活躍したい人に向いています。 建築科
快適で安全な建物を造るための知識と技術を学びます。設計(デザイン)から施工管理まで、建築に関する専門的なスキルを身につけ、人々の暮らしを支える仕事に就きたい人におすすめです。
佐賀工業高等学校の特色・校風
宿題の量
専門教科が多く、実習やレポート作成などがあるため、宿題の量は普通科の高校に比べて多いと感じる生徒が多いようです。しかし、その分、専門的な知識や技術がしっかりと身につきます。 校則
校則は、頭髪や服装に関してやや厳しいという声があります。工業高校として、将来社会に出たときに困らないよう、規律を重んじる指導が行われているようです。スマートフォンの使用については、校内でのルールが定められており、マナーを守った使用が求められます。 生徒たちの雰囲気
ものづくりが好きで、真面目に学習に取り組む生徒が多い印象です。男子生徒の比率が高いですが、女子生徒も各学科で専門知識を学んでいます。部活動が盛んなこともあり、活気があり、仲間との絆を大切にする雰囲気があります。 アルバイト
アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可制で認められることがあるようです。 制服
伝統的な学生服(学ラン)とセーラー服で、落ち着いたデザインです。制服については、可もなく不可もなくといった評判が多いようです。 土曜授業
基本的に土曜授業はありません。
佐賀工業高等学校の部活動・イベント
部活動
ラグビー部
佐賀工業といえばラグビー部、と言われるほど全国的に有名な強豪校です。 全国高等学校ラグビーフ-ットボール大会(花園)の常連校であり、過去には準優勝の実績もあります。 「不撓不屈」を信条に、日々厳しい練習に励んでいます。 野球部
野球部も伝統があり、過去には春1回、夏2回の甲子園出場経験があります。 強豪ひしめく佐賀県で、再び甲子園を目指して活気のある練習を行っています。 工業高校ならではの文化部
電気科学部や建築デザイン部など、専門学科の学びを活かせる文化部も充実しています。 高校生ものづくりコンテストなどの各種競技会に積極的に参加し、全国レベルで活躍する生徒もいます。
イベント
佐工祭(文化祭・体育祭)
佐工祭は、文化祭と体育祭からなる学校最大のイベントです。 文化祭では、各学科が日頃の学習成果を発表する展示や、クラスごとの模擬店、文化部のステージ発表などで盛り上がります。体育祭は、学科対抗で行われる競技が多く、生徒たちの熱気と団結力が見どころです。 人工芝のグラウンドで、快適に競技に打ち込むことができます。 修学旅行
例年、11月頃に修学旅行が実施されます。 行き先は年によって異なりますが、仲間と共に過ごす数日間は、高校生活の中でも特に思い出深いものとなるでしょう。 工場見学・インターンシップ
工業高校ならではの行事として、工場見学やインターンシップ(就業体験)が重視されています。 1、2年生のうちから実際の企業の現場を体験することで、将来の進路について具体的に考える貴重な機会となっています。
佐賀工業高等学校の進学実績
就職
卒業生の多くが、学校で学んだ専門知識と技術を活かして、製造業や建設業、情報通信業など、様々な分野の企業に就職しています。 地元の大手企業や優良企業からの求人も多く、高い就職率を誇ります。学校の進路指導も手厚く、生徒一人ひとりの希望に合わせたサポートが行われています。 国公立大学
進学を希望する生徒の中には、国公立大学へ進学する生徒もいます。主な進学先としては、地元の佐賀大学などが挙げられます。 私立大学・専門学校
工業系の知識をさらに深めるため、福岡工業大学、久留米工業大学といった工業系の私立大学や、専門学校へ進学する生徒も多数います。
佐賀工業高等学校の特長・アピールポイント
125年以上の歴史と伝統
1898年の創立以来、佐賀県の工業教育をリードしてきた歴史と伝統があります。 多くの卒業生が産業界で活躍しており、そのネットワークは生徒たちの大きな財産です。 6つの専門学科で未来のスペシャリストを育成
機械、電気、情報、建築など、社会の基盤を支える6つの専門学科が設置されており、興味や関心に合わせて深く学ぶことができます。 高い就職率と手厚い進路サポート
地元企業との強い連携により、毎年高い就職率を維持しています。 インターンシップや工場見学など、早期から職業観を育む機会が豊富に用意されています。 全国レベルで活躍する部活動
ラグビー部を筆頭に、多くの運動部が全国大会で活躍しています。 また、ものづくりコンテストなど、工業高校ならではの文化部の活動も盛んです。 充実した資格取得支援
在学中に様々な国家資格や検定に挑戦できる環境が整っています。 資格取得は自信に繋がり、進学や就職の際に大きなアピールポイントになります。 地域社会への貢献活動
「ものづくり」の技術を活かして、地域のイベントに参加したり、案内板を製作したりするなど、地域に貢献する活動にも積極的に取り組んでいます。 快適な学習環境
グラウンドは人工芝が整備されており、体育の授業や部活動、体育祭などを快適に行うことができます。
佐賀工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「専門的な知識や技術が身につき、将来の夢が明確になった」という声が非常に多いです。資格取得に熱心な先生が多く、サポートが手厚い点も高く評価されています。 「就職に強い」という評判は本物で、大手企業や地元優良企業への就職実績が豊富な点に満足している卒業生が多いようです。 「部活動が盛んで、仲間と熱い3年間を過ごせた」という口コミも目立ちます。特にラグビー部などの強豪部活での経験は、大きな財産になっているようです。 「工業系の専門分野に同じ興味を持つ仲間と出会えて、楽しく学校生活を送れた」という声もあります。
気になる点 「校則が少し厳しい」と感じる生徒がいるようです。特に頭髪や服装に関する指導が厳しいという意見が見られます。 「専門教科の勉強や実習、レポートが大変」という声もあります。楽して卒業したいと考えている人には向かないかもしれません。 「男子生徒の割合が高い」ため、学校生活の雰囲気が合わないと感じる女子生徒もいるかもしれません。 「駅から少し距離がある」ため、通学が少し不便だという意見もあります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR長崎本線「佐賀駅」南口から徒歩約20分、自転車で約10分です。 佐賀駅バスセンターから市営バスを利用し、「佐賀工業高校前」バス停で下車すると、徒歩約1分です。
通学エリア
佐賀工業高等学校は専門学科のみを設置しているため、佐賀県内全域から生徒が通学しています。 佐賀市内の生徒が最も多いですが、近隣の市町からJRやバスを利用して通学している生徒もたくさんいます。
佐賀工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

