余市紅志高等学校は、北海道余市町にある総合学科の道立高校で、自分の興味や将来に合わせて学びを組み立てられるのが大きな魅力です。旧余市高校・旧仁木商業高校・旧古平高校の再編で生まれた学校で、地域と強くつながりながら新しい学びを育ててきました。校名の「紅志」には、余市の果実や夕陽のように豊かでたくましく、高い志をもって育ってほしいという願いが込められています。

余市紅志高等学校は、教室での授業だけでなく、農業・福祉・ビジネス・国際理解などの分野で体験的に学べる授業が豊富です。しかも総合学科なので、入学後に「自分は何に力を入れたいか」を考えながら系列(学びのコース)を選べるのが特徴です。高校に入ってから進路をじっくり決めたい人にとって、余市紅志高等学校はかなり心強い場所になります。

さらに、町の人や企業、福祉施設などと一緒に活動する機会が多く、「地域の中で学ぶ高校」としての存在感も強い学校です。行事や部活動でも生徒が前に出て活躍する場面が多く、高校生活を通して“自分の得意や好き”を見つけやすい環境が整っています。これから余市紅志高等学校を知ろうとしている皆さんに向けて、できるだけ具体的に紹介していきますね。

余市紅志高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 北海道余市紅志高等学校
区分 公立
共学/別学 共学
所在地 〒046-0022 北海道余市郡余市町沢町6丁目1番地
代表電話番号 0135-23-3191
公式サイトのURL https://www.yoichikoshi.hokkaido-c.ed.jp/

余市紅志高等学校の偏差値・難易度・併願校

余市紅志高等学校の入試は総合学科での募集となっており、最新の偏差値は41前後が目安です。北海道内では「基礎を固めて着実に点を取れるタイプの学校」といった位置づけで、同じくらいの偏差値帯の高校として、標茶高校や斜里高校、札幌東豊高校などが挙げられます。

募集は1学年40名規模のため、年によって倍率が上下しやすい点は知っておきたいところです。小さめの定員だからこそ、入学後は先生との距離が近く、進路相談や授業のフォローが受けやすいという良さにもつながっています。

内申点(通知表)の目安としては、まず中学校の授業を大切にして、定期テストで安定して点を取れる状態を作るのが一番の近道です。偏差値帯的には「オール3前後をベースに、当日点でしっかり上乗せする」イメージで考えると、現実味のある目標設定になるはずです。

併願校は、通学圏の私立高校を選ぶ人が多く、小樽・札幌方面の私立(例:小樽双葉高校、北海学園札幌高校、札幌創成高校など)を受けて安全策を取るケースが一般的です。住んでいる地域や通学手段で選択肢が変わるので、説明会で実際の通学イメージをつかんでおくと安心ですよ。

余市紅志高等学校に設置されている学科・コース

余市紅志高等学校は総合学科(単位制)の1学科ですが、学びの柱として4つの系列が用意されています。入学後に基礎を学び、2年次以降に自分の進路や興味に合わせて系列を深めていくスタイルです。

  • 文理総合系列
     普通教科を幅広く学び、大学・短大・公務員など多様な進路に対応。まだ将来が決まりきっていない人や、まずは基礎力を伸ばしたい人におすすめ。

  • 農業系列
     野菜・果樹・食品加工など、余市らしい農業や食の学びが中心。体験が多いので、自然や食に関わる仕事に興味がある人にぴったり。

  • 福祉・生活系列
     介護や福祉、生活デザイン、食や健康などを実習と一緒に学ぶ系列。人の役に立つ仕事や、暮らしの分野に関心がある人に向きます。

  • ビジネス系列
     簿記・情報処理・地域ビジネスなど実践的な科目がそろい、就職や専門学校進学にも強い系列。パソコンや経営、マーケティングに興味がある人におすすめ。

余市紅志高等学校の特色・校風

余市紅志高等学校の校風を一言で表すなら、地域密着、体験重視、そして自分で選ぶ学び、です。総合学科として「好きや得意を見つけ、伸ばしていく」流れがはっきりしており、進路を探しながら高校生活を作れるのが強みです。

宿題については、各教科で課題が出され、それをきちんとやり切る姿勢を大切にする学校です。休み期間中にも学習計画を立て、提出物をやりきることが求められており、コツコツ型の勉強習慣が身につきます。

校則は「極端に厳しい」というより、生活面の安全やマナーを大事にするタイプです。例えば、外出時の帰宅目安が21:30までとされていたり、頭髪の加工(過度な染色や加工)はしないよう求められています。スマホも「使い方のマナーを守ってトラブルを防ぐ」方針で指導されるので、安心して学校生活を送れる雰囲気があります。

アルバイトは完全禁止ではなく、許可願を出して学校と相談しながら行う形です。家計の事情や進路に向けた経験としてやっている生徒もいるようで、「無許可はダメだけど、ちゃんと手続きをすればできる」という現実的なスタンスです。

制服は落ち着いたブレザースタイルで、地域の高校としてはきちんと感のある印象。派手すぎず、でも堅すぎないデザインなので、毎日着ても飽きにくいという声があります。

なお、口コミサイトでは投稿数が多くないため、学校の空気感は説明会やオープンスクールで実際に見て確かめるのが一番確実です。

余市紅志高等学校の部活動・イベント

部活動

余市紅志高等学校は部活の種類がコンパクトにまとまりつつ、実績のある部が光る学校です。設置されている部活・同好会は、運動系にバドミントン部、テニス部、スキー部、バレーボール同好会といったラインアップ、文化系には演劇部、放送局、ボランティア局、漫画イラスト同好会、軽音楽同好会、学校PR局などがあります。

特に有名なのがスキー部で、余市町がスキーと縁の深い地域であることもあり、学校のすぐ裏にジャンプ台がある恵まれた環境で活動できます。冬だけでなくサマージャンプの想定練習もでき、競技志向の生徒にとっては大きな魅力です。

また演劇部は後志支部で最優秀賞を取って全道大会に進出するなど、北海道内でも注目される実績があります。舞台づくりを通して表現力やチームワークを育てたい人にはとても刺激的な部活です。

バドミントン部も近年勢いがあり、小樽地区代表として全道大会に初出場を決めた実績があって、努力が形になりやすい雰囲気が伝わってきます。

全体として、少人数校らしく「一人ひとりが役割を持って活動しやすい」部活動環境です。経験者も初心者も一緒に取り組む場面が多いので、やってみたい気持ちがありさえすればスタートしやすい学校だと言えます。

イベント

行事は、地域の人にも開かれた学校祭や、総合学科らしい研究発表会が柱です。学校祭ではクラスの出店やステージ発表などを通して学年を越えた一体感が生まれやすく、生徒たちの「自分たちで作る楽しさ」が大きく出る行事になっています。

学びの成果を発表する場として、総合学科研究発表会や校内学習成果発表会があり、探究や実習で得た経験を言葉やプレゼンでまとめる力が育ちます。こうした「学びのアウトプットの場」が多いのも、余市紅志高等学校ならではです。

余市紅志高等学校の進学実績

余市紅志高等学校の卒業後の進路はかなり幅広く、大学・短大・専門学校・就職・公務員などに分かれます。全体の傾向としては、大学進学が少数、専門学校がやや多め、就職も一定数いるというバランスで、いろいろな道を選べる学校だと分かります。

直近の主な進学先としては、北海道文教大学、北海学園大学など道内の私立大学、光塩学園女子短期大学、札幌デザイナー学院をはじめとする専門学校などが目立ちます。就職では、余市農業協同組合や地域企業、物流・小売・観光など多様な分野に進んでいます。

進路につながる取り組みとして、系列ごとの実習や課題研究に加え、大学・専門学校の先生を招いた出前講座、面接・小論文指導、検定対策などが行われ、早い段階から「自分の未来を考える経験」が積めるようになっています。

余市紅志高等学校の特長・アピールポイント

余市紅志高等学校の良さを、特に大事なポイントに絞ってまとめます。

  • 総合学科で時間割を自分で作れる
     4系列から選び、進路や興味に合わせて学びをカスタマイズできる仕組みがあります。

  • 農業・食品分野を地域の中で本格的に学べる
     果樹や野菜、食品製造など、余市の産業と直結した実習科目が豊富です。

  • 福祉・生活分野の地域連携が強い
     福祉施設との交流やバリアフリー農園など、体験を通して学ぶ活動が続いています。

  • 資格・検定に挑戦しやすい支援体制
     商業・情報系を中心に幅広い検定が受けられ、検定料補助などもあるため挑戦のハードルが低いです。

  • 演劇部やスキー部など、実績ある部活がある
     全道レベルで活躍する部があり、少人数でも「本気でやる環境」が整っています。

  • 学校が地域づくりのハブになっている
     学校運営協議会や地域との協働が進み、授業や行事に地域の力が入ってきています。

余市紅志高等学校の口コミ・評判のまとめ

余市紅志高等学校は総合学科の公立校としては珍しく、口コミの公開数が多くない学校です。だからこそ、見えている声と学校の公式情報を合わせて整理します。

良い点としてよく挙がるのは、「系列が分かれていて自分の興味に合わせて学べる」「実習が多く、座学だけではない学びができる」「地域の人と関わる行事や活動があり、成長を実感しやすい」といったところです。

一方で気になる点としては、「定員が少ないのでクラスの雰囲気に左右されやすい」「進学一本の学校ではないため、自分で目標を作らないと流されやすい」といった注意点が考えられます。総合学科の良さは自由度の高さにありますが、そのぶん「やりたいことを探しに行く姿勢」があるほど満足度が上がる学校だと言えます。

アクセス・通学

余市紅志高等学校の最寄りはJR函館本線の余市駅で、駅からスクールバスで約10分です。

周辺エリアからの通学目安は、仁木駅からJRで約5分、小樽方面からはJRで約25分、札幌方面からはJRで約60分ほどで余市駅に到着します。バス利用では、塩谷から約20分、積丹・岩内・共和など後志管内各地からの路線もあり、広い範囲から通う生徒がいます。通学の中心は余市町・仁木町・古平町・積丹町・岩内町など後志地域で、小樽や札幌からの通学者も一定数いるのが特徴です。

余市紅志高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

余市紅志高等学校を目指すなら、「何に興味があるかはまだ決まっていないけど、高校でいろいろ試して見つけたい」という気持ちを大事にしてほしいです。余市紅志高等学校は、文理・農業・福祉・ビジネスと学びの幅が広く、授業や実習、発表会を通して“自分の進路の種”を育てられる場所です。

受験勉強では、まず中学内容の基礎を丁寧に固めることが一番の近道になります。特に英語・数学・国語の基本問題を落とさず取れる力は、余市紅志高等学校に入ってから系列選択をするうえでも土台になります。自分のペースで前に進める学校だからこそ、入学前の今から「毎日少しずつ積み上げる習慣」を作っておくと、高校生活が一気に楽しくなりますよ。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。