共立女子第二高等学校は、八王子市の豊かな自然に抱かれた広大なキャンパスで、のびのびとした学校生活が送れる私立の女子中高一貫校です。130年以上の歴史を持つ共立女子学園の「女性の自立と自活」という建学の精神を受け継ぎ、生徒一人ひとりが自分らしい未来を描けるようサポートしています。東京ドーム約5個分ともいわれる緑あふれる環境は、まさに学びの庭園です。

この恵まれた環境の中で、共立女子第二高等学校では、生徒の知的好奇心を引き出す独自の教育プログラムが数多く用意されています。仲間と共に様々な経験を積み重ねる6年間は、一生涯の宝物となる友情を育み、将来社会で活躍するための確かな土台を築いてくれるでしょう。

この記事では、そんな共立女子第二高等学校の特色や学校生活の様子、生徒たちの声などを、進学アドバイザーの視点から分かりやすくご紹介します。学校選びに悩んでいる中学生と保護者の皆さんにとって、新たな発見のきっかけとなれば幸いです。

共立女子第二高等学校の基本情報

共立女子第二高等学校は、高校からの生徒募集を行っていない中高一貫校です。

項目 内容
正式名称 共立女子第二中学校高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 女子校
所在地 〒193-8666 東京都八王子市元八王子町一丁目710番地
代表電話番号 042-661-9952
公式サイト https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/nichukou/

共立女子第二高等学校の特色・校風

共立女子第二高等学校の校風は「穏やかでのびのび」「落ち着いた雰囲気」といった言葉で表現されることが多いようです。生徒たちは広大な自然の中で、心豊かに学校生活を送っています。

  • 宿題の量:宿題は標準的な量という声が多いですが、コースや学年によって差があるようです。特に、週3回行われる朝テストに向けた学習など、日々の積み重ねが大切にされています。

  • 校則:校則は私立の女子校として標準的、またはやや厳しめと感じる生徒が多いようです。 特にスマートフォンの使用に関しては、朝のホームルームで預ける決まりになっています。 服装や頭髪に関しても定期的な検査があるようです。 アルバイトや寄り道は禁止されています。

  • 生徒たちの雰囲気:全体的に穏やかで真面目な生徒が多いと言われています。 女子校ならではの和気あいあいとした雰囲気で、すぐに友達ができるという声もあります。 いじめに関しては、「ある」という口コミと「少ない」という口コミの両方がありますが、学校側はトラブルに対して丁寧なフォローを心がけているようです。

  • 制服:制服はファッションブランド「ELLE」とのコラボレーションで、生徒からも「かわいい」と評判です。 バリエーションも楽しめ、学校の特長の一つとされています。

  • 土曜授業:土曜授業は基本的にありませんが、行事などが設定される場合があります。

共立女子第二高等学校の部活動・イベント

部活動

共立女子第二高等学校では、多くの生徒が部活動に参加し、充実した学校生活を送っています。運動部・文化部ともに種類が豊富で、中学生と高校生が一緒に活動するクラブも多く、先輩から後輩へと技術や伝統が受け継がれています。

  • 特に有名な部活動:全国大会レベルの実績を持つゴルフ部や、フェンシング部、少林寺拳法部といった珍しい部活動があります。 また、9面ものテニスコートを活かしたテニス部や、バスケットボール部なども活発に活動しています。

  • 文化部:吹奏楽部やコーラス部といった音楽系の部活のほか、和室で作法を学ぶ茶道部や華道部、演劇部、漫画研究部など多彩なクラブが活動しています。

イベント

年間を通じて多彩な行事が開催され、生徒たちは仲間との絆を深めています。

  • 白亜祭(文化祭):毎年9月に行われる最大のイベントで、大変な盛り上がりを見せます。 各クラスや部活動が趣向を凝らした展示や発表を行い、生徒たちの自主性や協調性が育まれます。

  • 体育大会:7月に広大なグラウンドで行われ、クラス対抗で熱戦が繰り広げられます。

  • 修学旅行:中学校と高校でそれぞれ実施されます。 生徒たちにとって忘れられない思い出となるようです。

  • 和躾(なごみ)の日:高校2年生になると、華道・茶道・装道(着付け)といった日本の伝統文化を学ぶ「和躾の日」が設けられています。 これは、国際社会で活躍する日本女性としての教養を身につける貴重な機会となっています。

共立女子第二高等学校の進学実績

共立女子第二高等学校は、大学進学率が非常に高く、現役進学率は99%を超えています。 生徒一人ひとりの希望進路に合わせた手厚いサポートが魅力です。

  • 国公立大学:茨城大学、信州大学、山梨大学、横浜市立大学などへの合格実績があります。

  • 難関私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学といった難関大学への合格者も輩出しています。 また、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)へも多数の生徒が進学しています。

  • 共立女子大学・短期大学への進学:大きな特長として、併設校である共立女子大学・短期大学への推薦制度が充実している点が挙げられます。 推薦権を保持したまま他の大学を受験できる「併設校特別推薦制度」があり、安心して外部大学にチャレンジできる環境が整っています。 2025年3月の卒業生では81名がこの制度を利用して進学しています。

  • 進学サポート:総合型選抜や学校推薦型選抜で大学へ進学する生徒が増えている傾向があり、学校側も手厚くサポートしています。 3年次には共立女子大学で大学生と一緒に授業を受けられるプログラムもあり、大学での学びを先取りできます。

共立女子第二高等学校の特長・アピールポイント

他の学校にはない、共立女子第二高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをご紹介します。

  • 東京ドーム約5個分の広大な自然環境:都内有数の広さを誇るキャンパスには、豊かな緑があふれています。 この環境を活かし、校内の菜園での野菜作りや野外観察など、体験を重視した理科教育が実践されています。

  • 充実した学習施設:6万冊の蔵書を誇る図書館や、4つの理科実験室、本格的な総合グラウンドや9面のテニスコートなど、大学レベルの施設が整っています。

  • 「探究学習」と「英語教育」の二本柱:自ら課題を見つけて解決する力を養う「探究学習」と、国際社会で活躍するための「英語教育」に力を入れています。 英語コースでは、高校1年次に全員が約3ヶ月間のニュージーランドへのターム留学を経験します。

  • 「セルフリーダーシップ」の育成:目の前の課題に自分らしく取り組む自発的な力「セルフリーダーシップ」の育成をミッションに掲げています。 生徒主体の活動を通じて、自分の人生の主人公であるという自覚を育みます。

  • 無料のスクールバス:JR「八王子駅」、JR・京王線「高尾駅」から無料のスクールバスが運行されており、多くの生徒が利用しています。 通学の負担が少なく、保護者にとっても安心な点です。

  • 体験を重視した独自の教育プログラム:3年間で100冊の本を読む「3-100計画」や、礼儀作法を学ぶ「礼法」の授業、日本の伝統文化に触れる「和躾(なごみ)の日」など、人間性を豊かにするユニークなプログラムが豊富です。

  • 安心の進路サポート:共立女子大学への推薦権を保持しながら他大学を受験できる制度は、生徒の進路選択の幅を広げ、安心してチャレンジできる環境を提供しています。

共立女子第二高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生、保護者からは様々な声が寄せられています。

  • 良い点

    • 「自然豊かで広大なキャンパスでのびのびと過ごせる」という声が非常に多いです。

    • 「先生方が親身で、面倒見が良い」と感じている生徒・保護者が多いようです。

    • 「施設が新しく綺麗で充実している」という点も高く評価されています。

    • 「女子校なので、気兼ねなく学校生活に集中できる」という意見もあります。

    • 「共立女子大学への推薦制度があるので、安心して大学受験に臨める」という点は大きな魅力と捉えられています。

  • 気になる点

    • 「駅から遠く、スクールバスを利用する必要がある」という点が挙げられます。

    • 「自然が豊かな反面、虫が多い」という声もあります。

    • 「校則が厳しい」と感じる生徒もいるようです。特にスマホの使用制限については意見が分かれる点です。

アクセス・通学

共立女子第二高等学校への通学は、無料のスクールバスが大変便利です。

  • JR「八王子駅」南口:スクールバスで約20分。

  • JR・京王線「高尾駅」北口:徒歩5分の学園バスターミナルからスクールバスで約10分。

八王子市、日野市、多摩市、あきる野市、相模原市など、幅広いエリアから生徒が通学しています。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。