神戸鈴蘭台高等学校は、神戸市北区の豊かな自然に囲まれた丘の上に立つ、落ち着いた環境で学べる県立高校です。「共生」「優雅」「創造」を校訓に掲げ、生徒一人ひとりの個性を尊重し、自主自律の精神を育む教育を実践しています。生徒たちは「鈴高(すずこう)」という愛称で、日々の学習や部活動、学校行事に全力で取り組んでいます。
神戸鈴蘭台高等学校の基本情報
神戸鈴蘭台高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:55 普通科国際コミュニケーションコース:56
神戸鈴蘭台高等学校に設置されている学科・コース
普通科 幅広い分野の基礎学力をバランスよく身につけることができます。2年生からは文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に合わせた専門的な学習を進めていきます。将来の夢がまだ具体的に決まっていない人や、大学進学に向けてじっくり考えたい人におすすめです。
国際コミュニケーションコース 英語力の向上はもちろん、異文化理解を深めるための専門的な授業が充実しています。海外研修や留学生との交流など、実践的な学びの機会が豊富に用意されています。将来、国際的な分野で活躍したい、語学力を活かした仕事に就きたいと考えている人に最適なコースです。
文理探究科(令和7年度より改編予定) 文系・理系の枠を超えて、自ら課題を見つけ、解決していく「探究力」を養うことを目的とした新しい学科です。データサイエンスなどの特別講座も開講されており、より高度で専門的な学びを求める生徒におすすめです。
神戸鈴蘭台高等学校の特色・校風
宿題の量:予習が求められる授業が多く、小テストも頻繁に行われるため、日々の家庭学習は欠かせないようです。決して少なくはないですが、計画的に取り組めばこなせる量だという声が多いです。 校則:他の公立高校と比較して、校則は緩やかな傾向にあるようです。 スマホ:朝、昼休み、放課後の使用が認められています。授業中は電源を切るのがルールです。 服装:制服の着こなしについてはある程度の指導がありますが、靴や靴下の色は自由です。また、2025年5月中旬からは、気候などに応じて私服での登校も可能になりました。 頭髪:染髪は禁止されていますが、体育の授業以外では髪型は比較的自由なようです。
生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、行事などでは非常に活発で、クラスの団結力が強いと言われています。女子の比率がやや高いという特徴もあるようです。 アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は申請により許可されることがあります。 制服の評判:女子の制服は、知的で清楚な印象のブレザータイプで、可愛いと評判です。リボンが複数種類あり、気分に合わせて選べるのも人気の理由です。男子は伝統的な詰襟の学生服ですが、令和8年度の入学生からはブレザータイプに一新されることが決定しています。 土曜授業:土曜授業は基本的に実施されていません。
神戸鈴蘭台高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
神鈴祭(文化祭):6月に行われる最大のイベントです。3年生のクラス演劇は非常にクオリティが高いと評判で、毎年多くの来場者を楽しませています。2年生は模擬店、1年生は展示と、学年ごとに役割が分かれており、学校全体で作り上げる一体感が魅力です。 体育祭:9月に開催され、クラス対抗で熱い戦いが繰り広げられます。綱引きや騎馬戦、名物の「根性根性ど根性(土嚢を持ち上げる競技)」など、ユニークな種目が多く、大変盛り上がります。部活動対抗リレーも見どころの一つです。 修学旅行:行き先は年によって異なりますが、生徒たちにとっては高校生活一番の思い出となるイベントです。仲間との絆を深める貴重な機会となっています。 その他のイベント:競技大会(球技大会)や、夏休みにはオーストラリアでの短期海外研修(希望者)なども実施されています。
神戸鈴蘭台高等学校の進学実績
国公立大学:神戸大学、兵庫県立大学、大阪公立大学、岡山大学、広島大学など、地元の大学を中心に毎年安定した合格実績があります。 難関私立大学:関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)へは毎年50名以上の合格者を出しています。産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)へも多数の生徒が進学しています。 その他:神戸学院大学、武庫川女子大学、神戸女子大学などへの進学者も多い傾向にあります。また、大学進学だけでなく、専門学校への進学や就職など、多様な進路選択に対応しています。
神戸鈴蘭台高等学校の特長・アピールポイント
探究活動の充実:全学年で「総合的な探究の時間」が設けられており、生徒が自ら課題を設定し、探求していく活動に力を入れています。 国際交流プログラム:国際コミュニケーションコースを中心に、オーストラリアへの短期海外研修など、グローバルな視野を育む機会が豊富です。 自由で落ち着いた校風:生徒の自主性を尊重する自由な雰囲気と、学習に集中できる落ち着いた環境が両立しています。 活気ある学校行事:「神鈴祭(文化祭)」の演劇など、生徒が主体となって作り上げるイベントは非常に盛り上がり、学校生活を豊かにしています。 2026年度からの新制服導入:男子は伝統の詰襟からブレザーへ、女子も一部改良された新しいデザインの制服が導入されます。 私服登校の導入:気候や体調に合わせて制服か私服かを選べるようになり、より快適な学校生活を送れるようになりました。 豊かな自然環境:六甲の山々に囲まれた緑豊かなキャンパスで、四季の移ろいを感じながらのびのびと過ごすことができます。
神戸鈴蘭台高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「校則が緩やかで、自由な雰囲気なのが良い」という声が非常に多いです。 「文化祭や体育祭などの行事が本当に楽しく、クラスの団結力が深まる」と、イベントへの満足度は高いようです。 「制服が可愛いと周りから褒められる」という意見も多く見られます。 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「落ち着いて勉強できる環境がある」といった学習面でのポジティブな評価もあります。
気になる点: 最も多く指摘されるのが「立地」に関する点です。「最寄り駅から坂道を20分近く登るのが大変」という声は、多くの在校生・卒業生が共通して感じているようです。 「校舎や施設が少し古い」という意見も一部で見られます。 「教師によって指導の熱心さに差があるように感じる」といった声も少数ですが挙がっています。
アクセス・通学
神戸電鉄有馬線「鈴蘭台」駅 から徒歩約20分 阪急バス・神姫バス「水呑」バス停 から徒歩約7分 神鉄バス「中里北公園」バス停 から徒歩約5分
神戸鈴蘭台高等学校受験生へのワンポイントアドバイス