愛知県立刈谷北高等学校は、1921年(大正10年)に創立された歴史と伝統のある進学校です。地元では「刈北(かりきた)」の愛称で親しまれ、文武両道を掲げ、生徒の自主性を尊重する自由な校風が魅力として知られています。長年にわたり、地域社会をはじめ、様々な分野で活躍する多くの卒業生を輩出してきました。
刈谷北高等学校の基本情報
刈谷北高等学校の偏差値・難易度・併願校
国際探究科:62 普通科:60
名城大学附属高等学校 中京大学附属中京高等学校 愛知工業大学名電高等学校 光ヶ丘女子高等学校
刈谷北高等学校に設置されている学科・コース
普通科
幅広い分野の学習に対応し、基礎学力を着実に身につけることを目指します。2年生からは文系と理系に分かれ、それぞれの進路目標に合わせた専門的な学びを深めていきます。国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒におすすめです。 国際探究科
2023年度に国際教養科から進化した学科で、これからの国際社会で活躍するために必要な力を養います。 ネイティブ講師による実践的な語学の授業や、SDGsなどの地球規模の課題について探究する学びが特徴です。 海外の姉妹校との交流も盛んで、グローバルな視野を広げたい、世界に挑戦したいという意欲のある生徒に最適な学科です。
刈谷北高等学校の特色・校風
刈谷北高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
サッカー部、野球部、ハンドボール部、陸上競技部、弓道部など多くの部が県大会レベルで活躍しています。 陸上競技部は、経験者だけでなく高校から始めた生徒も多く、チーム全体で目標に向かって練習に励んでいます。 文化部
吹奏楽部や放送部、美術部などがコンクールや大会で優秀な成績を収めています。 また、ユネスコ部やボランティア部といった、国際貢献や地域貢献を目的とした珍しい部活動があるのも特徴です。 ギター同好会もあり、多様な興味に応える環境が整っています。
イベント
沢瀉祭(おもだかさい)
9月に行われる学校祭で、文化祭と体育祭の2日間にわたって開催されます。 文化祭では、クラスごとにお化け屋敷やカフェ、映画作成などの企画を考え、創意工夫を凝らした展示や発表が見られます。 体育祭は、3学年合同の色別対抗で行われ、特に応援発表は衣装や振り付けなど全てを生徒たちで作り上げる、最も盛り上がる種目の一つです。 球技大会
年に2回、前期と後期に開催されます。サッカー、バスケットボール、ソフトボールなどの種目でクラス対抗の熱戦が繰り広げられます。 修学旅行・遠足
2年生の修学旅行では、例年広島方面を訪れ、平和学習などを行います。 1年生と3年生は遠足があり、クラスの親睦を深める良い機会となっています。
刈谷北高等学校の進学実績
国公立大学 名古屋大学:20名 名古屋工業大学:14名 愛知教育大学:20名 名古屋市立大学:10名 北海道大学:6名 京都大学:2名 大阪大学:4名
など、旧帝大をはじめとする難関国公立大学に多数の合格者を出しています。
難関私立大学 南山大学:152名 名城大学:256名 中京大学:117名 愛知大学:130名 早稲田大学:2名 慶應義塾大学:5名 同志社大学:26名 立命館大学:68名
など、東海地方の主要私立大学や、関東・関西の難関私立大学にも多くの生徒が進学しています。
刈谷北高等学校の特長・アピールポイント
「国際探究科」でのグローバルな学び
2023年度からスタートした「国際探究科」では、語学力だけでなく、地球規模の課題を自ら見つけ、解決策を探る「探究力」を養います。 海外の姉妹校とのオンライン交流や研修も充実しており、世界を舞台に活躍したい生徒にとって最高の環境です。 生徒の自主性を尊重する自由な校風
校則が比較的緩やかで、生徒の自主性が重んじられています。 学校行事や部活動は生徒主体で運営されることが多く、リーダーシップや協調性を育む機会に恵まれています。 文武両道を実現できる環境
高いレベルで勉強と部活動を両立させている生徒が多いのが刈谷北高校の伝統です。 多くの部活動が県大会以上で活躍しており、充実した高校生活を送ることができます。 伝統の学校行事「沢瀉祭(おもだかさい)」
文化祭と体育祭からなる学校祭は、学校全体が一体となって盛り上がります。 特に体育祭の応援合戦は圧巻で、学年を超えた強い絆が生まれます。 手厚い進路サポート体制
国公立大学や難関私立大学への高い進学実績を誇ります。 平常時や長期休暇中の補習が充実しているほか、生徒がいつでも質問・相談しやすい学習環境が整っており、一人ひとりの進路実現を強力にバックアップします。
刈谷北高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「自由な校風で、生徒の自主性を尊重してくれる」という声が非常に多いです。 自分で考えて行動したい生徒には最適な環境のようです。 「先生方のサポートが手厚く、進路相談にも親身になってくれる」といった、学習環境への満足度も高いです。 「学校行事、特に沢瀉祭が本当に楽しくて、一生の思い出になる」という口コミも目立ちます。 「文武両道が実践できる学校。勉強も部活も本気でやりたい人におすすめ」と、どちらにも全力で取り組める雰囲気を評価する声が多いです。 「国際探究科では、ネイティブの先生の授業が多く、実践的な英語力が身につく」など、専門学科の教育内容に満足している声もあります。
気になる点 「いわゆる『自称進学校』的な側面もあり、課題や補習が多いと感じることもある」という意見が見られます。 「施設が全体的に少し古い」という点を挙げる声もあります。 「自由な校風だからこそ、自分を律する力がないと流されてしまう可能性がある」という、自主性を問われる環境ならではの注意点を指摘する声もありました。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 名鉄三河線 「刈谷市駅」から徒歩約10分 JR東海道本線 「逢妻駅」から徒歩約15分 JR東海道本線 「刈谷駅」から徒歩約20分
刈谷北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス