北海道函館工業高等学校は、1911年（明治44年）に設立された、道内で最も歴史と伝統のある工業高校です。「自主創造」の校訓のもと、ものづくりを通して未来のスペシャリストを育成することに力を注いでいます。専門的な知識や技術を基礎からじっくりと学び、実践的な実習を通して即戦力となる力を身につけることができるのが、この函館工業高等学校の大きな魅力です。
北海道函館工業高等学校の基本情報
北海道函館工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
電子機械科：49 建築科：49 工業化学科：49 環境土木科：49 電気情報工学科：49
北海道函館工業高等学校に設置されている学科・コース
電子機械科 どんなことを学ぶ？：ロボットやコンピュータ制御など、機械と電子の両方の知識・技術を学びます。創造的なものづくりができるエンジニアを目指します。 どんな生徒におすすめ？：ロボット製作やプログラミングに興味がある人、新しいものを創り出すのが好きな人におすすめです。
建築科 どんなことを学ぶ？：快適で安全、そして美しい建物をデザインし、実際に建てるための設計や施工の技術を学びます。 どんな生徒におすすめ？：家やインテリア、街づくりに興味がある人、絵を描いたり模型を作ったりするのが得意な人に向いています。
工業化学科 どんなことを学ぶ？：物質の変化（化学反応）を利用して、新しい素材や製品を開発するための知識と技術を実験を通して学びます。 どんな生徒におすすめ？：実験が好きで、環境問題や新エネルギー、食品や薬品など、化学の力で社会に貢献したいと考えている人におすすめです。
環境土木科 どんなことを学ぶ？：道路や橋、ダムなど、人々の生活を支える社会基盤（インフラ）の整備と、自然環境との共存について学びます。 どんな生徒におすすめ？：地図に残るような大きな仕事がしたい人、街づくりや防災、環境保全に関心がある人にぴったりです。
電気情報工学科 どんなことを学ぶ？：電気エネルギーの作り方や送り方、コンピュータやネットワークなどの情報通信技術について幅広く学びます。 どんな生徒におすすめ？：電気工事や電子工作、プログラミングやネットワーク技術に興味があり、次世代の社会を支えたい人に最適です。
北海道函館工業高等学校の特色・校風
校風のキーワード：自主創造、実践重視、資格取得に積極的、地域との連携
宿題の量：専門教科に関するレポートや製図などの課題が出されることがあるようですが、毎日大量の宿題に追われるというよりは、実習や資格取得に向けた勉強に時間を費やす生徒が多いようです。 校則：他の高校と比べて、特別に厳しいということはないようです。ただし、長期休暇明けなどには服装や頭髪の検査が行われることがあります。スマートフォンの使用については、授業中の使用は禁止されていますが、休み時間などは常識の範囲内で使用できるという声があります。 生徒たちの雰囲気：ものづくりが好きで、特定の分野に強い興味を持つ生徒が多く集まっています。真面目で落ち着いた雰囲気がありつつも、実習や部活動では活発に活動する生徒が多いようです。女子生徒の割合は学科によって異なりますが、建築科などは比較的女子生徒が多い傾向にあります。 アルバイト：アルバイトは届け出をすれば可能ですが、学業や部活動との両立が求められます。 制服：伝統的な学ラン（男子）とブレザー（女子）で、落ち着いたデザインが特徴です。特に大きな変更はなく、長年親しまれている制服です。 土曜授業：基本的に土曜授業はありません。
北海道函館工業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部：特にラグビー部や弓道部、陸上部などが強豪として知られています。その他にも、野球部、サッカー部、バスケットボール部、テニス部など、多くの運動部が日々の練習に励んでいます。 文化部・外局：工業高校ならではの部活動が盛んです。例えば、マイコン部や自動車部、計算機器部などでは、専門知識を活かして様々なコンテストに挑戦しています。また、吹奏楽局や美術部、写真部なども活発に活動しています。
イベント
函工祭（学校祭）：毎年秋に開催される学校祭は、各クラスや文化部による展示、模擬店、ステージ発表などで大変盛り上がります。特に、各学科の特色を活かした専門的な展示や体験コーナーは、工業高校ならではの見どころです。 体育祭：球技大会などの形式で実施され、クラス対抗で熱戦が繰り広げられます。普段の実習とは違う、生徒たちの活気あふれる姿を見ることができます。 宿泊研修・見学旅行：1年生では宿泊研修、3年生では見学旅行（修学旅行）が実施されます。これらの行事を通して、仲間との絆を深め、視野を広げる貴重な経験ができます。 インターンシップ（2年生）：実際に企業へ出向き、就業体験をします。学校での学びが社会でどのように活かされているのかを肌で感じることができ、将来の進路を考える上で非常に重要な行事となっています。
北海道函館工業高等学校の進学実績
就職：道内外の優良企業から多くの求人が寄せられ、就職率は非常に高い水準を維持しています。製造業、建設業、情報通信業など、各学科で学んだ専門性を活かせる企業への就職が中心です。 国公立大学：室蘭工業大学など、工業系の国公立大学への進学者を輩出しています。 私立大学：北海道科学大学、北海道情報大学、金沢工業大学など、工業系の学部を持つ私立大学への進学者が多い傾向にあります。 専門学校：より高度な専門技術を身につけるため、各種専門学校へ進学する生徒もいます。
北海道函館工業高等学校の特長・アピールポイント
100年以上の歴史と伝統：道内で最も歴史のある工業高校として、多くの卒業生が産業界で活躍しており、そのネットワークと信頼が強みです。 高い就職率と優良企業への実績：長年の実績により、企業からの厚い信頼を得ており、安定して高い就職率を誇ります。 充実した資格取得サポート：第二種電気工事士や危険物取扱者、各種技術検定など、将来に役立つ多くの国家資格や検定の取得を学校全体で強力にバックアップしています。 専門性を深める5つの学科：機械、建築、化学、土木、電気・情報と、工業の主要分野を網羅する5つの学科があり、自分の興味に合わせて専門的な学びを追求できます。 実践的な実習設備とカリキュラム：各学科に専門的な実習棟や最新の機器が整備されており、座学で学んだ知識をすぐに実践で試せる環境が整っています。 社会とつながるインターンシップ：2年次に実施されるインターンシップ（就業体験）は、働くことの意義を学び、自分の将来像を具体的に描くための貴重な機会となっています。 「ジュニアマイスター顕彰制度」への積極的な参加：資格取得やコンテストでの成績をポイント化して表彰する制度に力を入れており、生徒の学習意欲向上につながっています。
北海道函館工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点： 「就職に非常に強く、先生方のサポートも手厚い」 「専門的な知識が身につき、将来の夢が明確になった」 「資格がたくさん取れるので、自信につながる」 「同じ目標を持つ仲間が多く、刺激し合える環境が良い」 「先生方が親身になって話を聞いてくれる」 「実習が多く、実際に手を動かしながら学べるのが楽しい」
気になる点： 「工業高校なので、普通科目に比べて専門科目の授業が多い」 「施設や設備が少し古いと感じる部分もある」 「男子生徒の割合が多い学科もある」 「課題やレポート、資格の勉強が大変な時期もある」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス： 函館市電 「柏木町」電停より徒歩約5分 函館市電 「深堀町」電停より徒歩約8分
バスでのアクセス： 函館バス 「工業高校前」バス停すぐ
北海道函館工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
