北海道岩見沢農業高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る、道内最大規模の農業高校です。 広大な敷地と充実した施設を活かし、農業に関する7つの専門学科で、未来のスペシャリストを育成しています。単に知識や技術を学ぶだけでなく、「いのち」を育むことを通して、生きる力そのものを学べるのが、この北海道岩見沢農業高等学校の大きな魅力と言えるでしょう。
北海道岩見沢農業高等学校の基本情報
北海道岩見沢農業高等学校の偏差値・難易度・併願校
北海道岩見沢農業高等学校に設置されている学科・コース
農業科学科 どんなことを学ぶ？：米や野菜などの作物栽培を中心に、ドローンなどの最新技術も活用しながら、持続可能な農業について幅広く学びます。 どんな生徒におすすめ？：作物を育てることに興味がある人、最新の農業技術を学びたい人。
畜産科学科 どんなことを学ぶ？：乳牛や豚、鶏などの飼育管理を通して、畜産物の生産から環境に配慮した資源循環までを実践的に学びます。 どんな生徒におすすめ？：動物が好きで、家畜の世話や命の大切さを学びたい人。
食品科学科 どんなことを学ぶ？：校内で生産された農畜産物を使い、パンや乳製品などの加工技術や、食品の衛生管理、品質管理について学びます。 どんな生徒におすすめ？：食べることが好きな人、食品開発や製造に興味がある人。
生活科学科 どんなことを学ぶ？：草花の栽培・活用や、地域資源を活かした商品開発などを通して、地域社会の振興について考えます。 どんな生徒におすすめ？：花やデザインに興味がある人、地域の活性化に貢献したい人。
農業土木工学科 どんなことを学ぶ？：農地を整備したり、水路を設計したりと、農業を支える基盤づくりについて、測量や設計、施工の技術を学びます。 どんな生徒におすすめ？：ものづくりやインフラ整備に興味がある人、地域を支える仕事がしたい人。
環境造園科 どんなことを学ぶ？：庭園のデザインや施工、管理技術を学び、自然と調和した快適な空間づくりを目指します。 どんな生徒におすすめ？：植物や自然環境に興味がある人、美しい景観づくりに関わりたい人。
森林科学科 どんなことを学ぶ？：森林の育成や管理、木材の有効利用など、森林資源の循環利用と環境保全について学びます。 どんな生徒におすすめ？：森林や自然環境保護に興味がある人、アウトドア活動が好きな人。
北海道岩見沢農業高等学校の特色・校風
校風のキーワード ：実学尊重、地域貢献、協調性、実践的宿題の量 ：専門的な実習やレポート作成など、学科によって課題はありますが、一般的な普通科高校と比較して極端に多いという声は少ないようです。校則 ：校則は常識的な範囲で定められていますが、一部の生徒からはもう少し自由でも良いという意見も見られます。 スマートフォンの校内での使用は原則禁止で、寮生は決められた時間のみ使用が許可されています。 服装に関する指導は、比較的丁寧に行われる傾向があるようです。生徒たちの雰囲気 ：農業という共通の目標を持つ生徒が多く、学科内の団結力が強いのが特徴です。 生徒同士の仲が良く、お互いに協力し合いながら学校生活を送っている様子がうかがえます。アルバイト ：アルバイトは許可制となっている場合が多いようです。学校生活に支障のない範囲で行うことが求められます。制服 ：制服は男女ともにブレザータイプです。令和6年度入学生からマイナーチェンジされ、より現代的なデザインになりました。土曜授業 ：土曜授業の有無については、年度によって異なる可能性があるため、学校への確認が必要です。
北海道岩見沢農業高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子 ：運動部、文化部ともに様々な部活動があり、活発に活動しています。特に農業高校ならではの「農業クラブ」は、全校生徒が加入し、日頃の学習成果を発表する大会などで輝かしい実績を上げています。主な部活動 ：野球部 ：専用グラウンドで日々練習に励んでおり、本気で野球に取り組みたい生徒が集まっています。弓道部 ：集中力を高め、心身を鍛えることができる武道として人気があります。農業クラブ ：プロジェクト発表や意見発表など、様々な分野で全国大会に出場するなど、高いレベルで活動しています。日々の学習の成果を試す絶好の機会です。その他、陸上部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、吹奏楽部など、多様な部活動があります。
イベント
北農祭（学校祭） ：毎年多くの地域住民が訪れる一大イベントです。生徒たちが育てた新鮮な野菜や、製造した加工品（パン、ベーコン、ジャムなど）の販売は大変な人気で、長蛇の列ができます。クラスごとの出店やステージ発表もあり、学校全体が一体となって盛り上がります。収穫感謝祭 ：秋の実りに感謝し、全校生徒で収穫した農産物を味わうイベントです。自分たちの手で育てたものを食べる喜びは格別で、食と命の大切さを実感できる貴重な機会となっています。修学旅行 ：行き先は年度によって異なりますが、見聞を広め、仲間との絆を深める大切な行事です。
北海道岩見沢農業高等学校の進学実績
主な進路 ：就職が最も多く、次いで専門学校、大学・短大への進学となっています。就職 ：公務員（国家公務員、地方公務員）への就職率が高いことが大きな特徴です。 特に、農林水産省や北海道開発局、市町村役場の技術職など、学んだ知識を直接活かせる職場に多くの卒業生を輩出しています。 民間企業へは、農業関連企業（JA、食品メーカー、種苗会社など）をはじめ、建設業、製造業、販売業など幅広い業種に就職しています。
進学 ：国公立大学 ：帯広畜産大学や弘前大学など、農学系の大学へ進学する生徒がいます。私立大学 ：酪農学園大学、北海学園大学、札幌学院大学など、道内の私立大学への進学者が多いです。専門学校 ：農業大学校のほか、看護、医療、調理、美容など、各自の興味関心に応じた分野の専門学校へ進学しています。
北海道岩見沢農業高等学校の特長・アピールポイント
道内最大規模の広大なキャンパスと充実した施設 ：広大な農地や演習林、最新の設備が整った実習棟など、専門的な学びを深めるための環境が整っています。7つの専門学科から選べる多様な学び ：農業の生産から加工、土木、造園、森林、生活まで、自分の興味に合わせて専門分野を深く探求できます。実践重視のカリキュラム ：全校生徒が参加する農業クラブ活動や豊富な実習を通して、社会で役立つ実践的な知識と技術が身につきます。高い公務員就職率 ：特に、農業や林業、土木関連の技術職公務員を目指す生徒にとって、非常に有利な環境です。地域に根差した「食」と「農」の拠点 ：生徒が生産・製造した農産物や加工品を販売する「岩農ショップ」は地域住民にも人気で、実践的な販売・経営を学べます。国際交流プログラムの実施 ：アメリカやフランスの農業高校との交流などを通して、グローバルな視点を養う機会があります。2つの寮を完備 ：遠方からの生徒のための「北光寮」と、農業経営者を目指す生徒のための教育寮「自成寮」があり、集団生活を通して協調性や自立心を育むことができます。
北海道岩見沢農業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 ：「農業について深く学びたい人には最高の環境。実習が多くて楽しい」 「学科の仲間との絆が深く、団結力がすごい。一生の友達ができた」 「先生方が専門的な知識を持っていて、熱心に指導してくれる」 「学校祭（北農祭）がとても盛り上がる。自分たちで作ったものを売る経験は貴重」 「公務員を目指すなら、手厚いサポートが受けられるのでおすすめ」
気になる点 ：「校則が少し厳しいと感じることがある。特にスマホの使用ルールはもう少し緩やかだと嬉しい」 「一部の施設が古いと感じる部分がある」 「駅から少し距離があるため、アクセスが不便に感じる人もいるかもしれない」 「学科によっては、体力的にハードな実習もある」
アクセス・通学
最寄り駅 ：JR「岩見沢駅」駅からのアクセス ：岩見沢駅から徒歩で約25分 岩見沢駅前のバスターミナルから中央バスに乗車し、「スポーツセンター前」で下車、徒歩約2分
通学エリア ：岩見沢市内から通学する生徒が最も多いですが、空知管内全域や、寮を利用して道内各地から生徒が集まっています。
北海道岩見沢農業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
