北海道札幌厚別高等学校は、札幌市厚別区に位置する、道内唯一の「芸術系列」を持つ公立の総合学科高校です。普通科目に加えて、音楽や美術の専門的な授業を深く学べるのが大きな魅力で、将来、芸術の道に進みたいと考えている中学生にとっては、まさに夢への第一歩を踏み出せる場所と言えるでしょう。

もちろん、芸術だけでなく、大学進学を目指すための「人文系列」「数理系列」もしっかりと用意されています。自分の興味や関心、そして将来の目標に合わせて、約120もの多彩な科目から自分だけの時間割を作れる「単位制」も、札幌厚別高等学校の大きな特長です。部活動も非常に盛んで、勉強と両立させながら充実した高校生活を送りたい生徒にぴったりの環境が整っています。

この記事では、そんな北海道札幌厚別高等学校の具体的な魅力について、偏差値や校風、進学実績から在校生のリアルな口コミまで、進学アドバイザーの視点から詳しく、そして分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

北海道札幌厚別高等学校の基本情報

札幌厚別高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 北海道札幌厚別高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒004-0069 北海道札幌市厚別区厚別町山本750-15
代表電話番号 011-892-7661
公式サイトURL https://www.sapporoatsubetsu.hokkaido-c.ed.jp/

北海道札幌厚別高等学校の偏差値・難易度・併願校

札幌厚別高等学校への進学を考える上で、偏差値や難易度は気になるところでしょう。ここでは、具体的な目安と併願校について解説します。

偏差値・内申点

札幌厚別高等学校の偏差値は「50」が目安とされています。北海道の公立高校入試では内申点も非常に重要になりますが、合格のためには内申ランク「Dランク」あたりが一つに目安になるようです。もちろん、これはあくまで目安であり、当日の学力検査の得点との合計で合否が決まるため、ランクが少し足りなくても当日点で挽回することも可能ですし、逆にランクが高くても油断は禁物です。

同じくらいの偏差値の高校

札幌市やその近郊で、札幌厚別高等学校と同じくらいの偏差値の高校としては、以下のような学校が挙げられます。

  • 札幌白石高等学校

  • 札幌東商業高等学校

  • 石狩南高等学校

これらの高校と教育内容や校風を比較検討してみるのも良いでしょう。

主な併願校

北海道の公立高校入試では、公立高校同士の併願はできません。そのため、札幌厚別高等学校を受験する場合、併願校は私立高校となります。主な併願先としては、以下のような高校が挙げられることが多いようです。

  • 北星学園大学附属高等学校

  • 北海学園札幌高等学校

  • 札幌日本大学高等学校

  • 北海道科学大学高等学校

  • とわの森三愛高等学校

北海道札幌厚別高等学校に設置されている学科・コース

札幌厚別高等学校は「総合学科」の高校です。1年次では芸術科目などを除き、全員が共通の科目を学びながら自分の興味や進路について考えます。そして2年次から、以下の4つの「系列」に分かれて、より専門的な学習を進めていくことになります。

  • 人文系列

    法律、経済、文学、外国語など、文系の大学や専門学校への進学を目指す生徒におすすめです。国語や地理歴史、公民、英語などの科目を重点的に学びます。

  • 数理系列

    理学、工学、薬学、看護など、理系の大学や医療系の専門学校への進学を目指す生徒におすすめです。数学や理科の専門的な科目を深く探究します。

  • 音楽系列

    音楽系の大学や専門学校への進学を目指したり、将来音楽に関わる仕事に就きたい生徒におすすめです。ソルフェージュや声楽、ピアノ演奏、管弦楽など、専門的な授業を深く学べます。

  • 美術系列

    美術・デザイン系の大学や専門学校への進学を目指したり、クリエイティブな分野で活躍したい生徒におすすめです。素描(デッサン)や絵画、彫刻、ビジュアルデザインなど、実践的なスキルを磨くことができます。

北海道札幌厚別高等学校の特色・校風

札幌厚別高等学校は、芸術系の学科があることから、個性的で表現力豊かな生徒が多いと言われています。学校全体としては「文武両道」と「自主自律」を掲げており、勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で取り組む活気のある雰囲気が特徴です。

  • 宿題の量

    宿題の量については、系列や選択科目によって差があるようですが、「多い」と感じる生徒もいるようです。特に進学を目指す系列では、日々の予習復習が欠かせません。

  • 校則

    校則は、周辺の高校と比較すると標準的か、やや厳しめという声が多いようです。頭髪の染色やパーマ、化粧は禁止されています。スマートフォンは持ち込み可能ですが、校内での使用は原則として禁止されており、放課後に親との連絡などで使用が許可されるというルールのようです。

  • 生徒たちの雰囲気

    真面目な生徒から活発な生徒まで様々ですが、特に芸術系列にはユニークな感性を持った生徒が集まる傾向があります。全体的に、自分の好きなことや目標に向かって一生懸命な生徒が多いようです。

  • アルバイト

    アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、学校に申請し許可を得ることで可能になる場合があります。

  • 制服

    制服は男女ともに紺色のブレザーです。ネクタイを着用します。デザインについては、シンプルで良いという意見もあれば、もう少し可愛かったら嬉しいという声も聞かれます。

  • 土曜授業

    土曜授業は基本的にありません。

北海道札幌厚別高等学校の部活動・イベント

部活動

札幌厚別高等学校は部活動が非常に盛んで、全校生徒の約9割が何らかの部に加入していると言われています。運動部、文化部ともに多くの部が全道大会や全国大会で活躍しています。

  • 運動部

    特にサッカー部は全国大会出場の経験もある強豪として知られています。ラグビー部も女子選手が北海道代表として全国大会に出場するなど活躍しています。そのほか、野球部、バスケットボール部、バレーボール部、陸上競技部など、多くの部が活発に活動しています。

  • 文化部

    文化部では、放送局が全国高校総合文化祭の常連で、高い実績を誇っています。また、芸術系列がある学校ならではの吹奏楽部、管弦楽部、美術部、書道部なども盛んです。茶道部やボランティア部、漫画イラスト部といったユニークな部活動も存在します。

イベント

札幌厚別高等学校では、生徒が主体となって作り上げる学校行事が多く、一年を通して活気に満ちています。

  • 厚高祭(学校祭)

    毎年7月上旬に2日間の日程で開催される最大のイベントです。クラスごとの発表や、部活動・有志によるステージ発表など、大変な盛り上がりを見せます。

  • 体育大会

    9月に行われる体育大会も、クラス対抗で熱い戦いが繰り広げられる人気の行事です。

  • 見学旅行

    2年次の10月には、3泊4日の見学旅行(修学旅行)が実施されます。近年は広島・京都・大阪方面を訪れているようです。

  • 芸術学習発表会

    12月には、音楽系列と美術系列の生徒が1年間の学びの成果を発表する「芸術学習発表会」が開催されます。

北海道札幌厚別高等学校の進学実績

札幌厚別高等学校は、総合学科の特性を活かし、多様な進路実現をサポートしています。国公立大学から私立大学、短期大学、専門学校、そして公務員や民間企業への就職まで、生徒一人ひとりの希望に応じた幅広い実績があります。

  • 国公立大学

    近年では、北海道教育大学、室蘭工業大学、小樽商科大学、札幌市立大学、公立千歳科学技術大学などへの合格者を出しています。

  • 私立大学

    道内の私立大学への進学者が多く、特に北星学園大学、札幌学院大学、札幌大学、北海学園大学などには毎年多数の生徒が進学しています。また、芸術系列の生徒を中心に、多摩美術大学や東北芸術工科大学といった道外の有名美術大学や音楽大学への進学者もいるのが特徴です。

  • その他の進路

    短期大学や、看護・医療系、保育系、調理・製菓系などの専門学校へ進む生徒も多くいます。また、北海道警察や自衛隊などの公務員になる生徒や、民間企業へ就職する生徒もいます。

  • 進学サポート

    夏休みや冬休みには進学講習が開かれるなど、生徒の進路実現に向けたサポート体制も整っています。北海学園大学や札幌大学など、多くの大学から指定校推薦枠も得ています。

北海道札幌厚別高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、札幌厚別高等学校ならではの魅力をまとめました。

  • 道内唯一の「芸術系列」

    公立高校で音楽や美術を専門的に学べるのは、札幌厚別高等学校の最大の強みです。専門の教員が複数名在籍し、充実した設備の中で本格的な指導を受けられます。

  • 自分だけの時間割を作れる「総合学科・単位制」

    約120もの豊富な選択科目から、自分の興味や進路希望に合わせて自由に科目を選択できます。将来の夢につながる学びを高校時代からスタートさせることが可能です。

  • 活発な部活動

    多くの部が全道・全国レベルで活躍しており、文武両道を目指せる環境です。仲間と切磋琢磨しながら、人間的にも大きく成長できるでしょう。

  • 多彩な学校行事

    生徒が主役となって盛り上がる「厚高祭」をはじめ、体育大会や見学旅行など、高校生活を彩るイベントが充実しています。

  • 多様な進路実現

    大学進学から専門学校、就職まで、生徒一人ひとりの目標に合わせたきめ細やかな進路指導が行われています。

  • 充実した施設

    音楽室や美術室はもちろん、個人レッスン室やデザイン室、デッサン室、トレーニングルームなど、専門的な学習や部活動に打ち込める施設が整っています。

  • 国際交流の機会

    過去には海外の学校との交流事業なども行われており、異文化に触れるチャンスもあるようです。

北海道札幌厚別高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、札幌厚別高等学校について様々な声が寄せられています。ここでは、ポジティブな口コミと、少し気になる点を公平にご紹介します。

  • 良い点

    • 「芸術を本気で学びたい人には最高の環境。専門的な先生から直接指導してもらえるのが嬉しい」という声が多数あります。

    • 「総合学科なので、自分の好きなことや将来やりたいことを見つけやすい」

    • 「部活動が盛んで、先輩後輩の仲も良く、充実した毎日を送れる」

    • 「厚高祭などの行事が本当に楽しく、クラスの団結力が強まる」

    • 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」

  • 気になる点

    • 「駅から少し距離があり、バスを利用するか、結構歩く必要があるのが少し不便」という意見があります。

    • 「校則が少し厳しいと感じることがある。特にスマートフォンの使用ルールについては、もう少し緩やかになればという声も」

    • 「施設が全体的に少し古いと感じる部分がある」

    • 「やりたいことが決まっていないと、豊富な選択科目を前に逆に迷ってしまうかもしれない」

アクセス・通学

札幌厚別高等学校への主なアクセス方法は以下の通りです。

  • JR函館本線「厚別駅」から徒歩約18分〜22分

  • 地下鉄東西線「新さっぽろ駅」から中央バスを利用

    • 白27山本線に乗車、「厚別高校」バス停で下車、徒歩約4〜5分

    • 白38厚別通線に乗車、「厚別高校」バス停で下車、徒歩約8〜10分

  • 地下鉄東西線「ひばりが丘駅」からもバスの利用が可能です。

札幌市内全域から生徒が通学していますが、特に厚別区、白石区、清田区など、近隣の区から通う生徒が多いようです。

北海道札幌厚別高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

札幌厚別高等学校は、「好きなこと」や「夢中になれること」を見つけ、それをとことん追求したいと考えている君にぴったりの学校です。特に、音楽や美術の世界に少しでも興味があるなら、これ以上ない環境が待っています。自分の「好き」を原動力に、同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨しながら、充実した3年間を過ごすことができるでしょう。

受験勉強においては、まず内申点をしっかり確保することが大切です。Dランク以上を目標に、日々の授業態度や提出物を大切にしてください。学力検査では、5教科をバランスよく勉強することが合格への近道です。苦手科目をなくし、得意科目をさらに伸ばすことを意識して、計画的に学習を進めていきましょう。札幌厚別高等学校で、君だけの未来を「創る力」を育んでください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。