東京都立北豊島工科高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る、ものづくりのプロフェッショナルを育てる専門高校です。2023年度に「北豊島工業高校」から校名を変更し、さらに2024年度からは全国で初めてとなる「都市防災技術科」を設置するなど、常に時代のニーズに合わせて進化を続けています。ものづくりに興味がある、専門的なスキルを身につけて将来社会で活躍したい、そんなあなたにぴったりの学びがここにはあります。
東京都立北豊島工科高等学校の基本情報
東京都立北豊島工科高等学校の偏差値・難易度・併願校
学科・コースごとの偏差値
都市防災技術科:40
難易度・内申点の目安
主な併願校
東京都立北豊島工科高等学校に設置されている学科・コース
都市防災技術科 1年生では、全員が工業の基礎(機械・電気・電子など)を共通して学びます。ここで自分の適性や興味を見極め、2年生からの専門類型を選びます。 2年生からは、より専門的な分野に分かれて学習を進めます。 ものづくり類型:CAD(コンピュータ支援設計)など、工業製品の設計や製造に関する知識・技術を学びます。将来、機械技術者を目指す人におすすめです。 整備・制御類型:自動車の構造やエンジンについて学びます。分解・組み立てなどの実践的な実習を通して、自動車整備のプロを目指せます。 電気類型:発電やモーターなど、電気をエネルギーとして扱う分野を学びます。電気工事士などの国家資格取得も目指せ、社会で即戦力となる技術者を目指す人におすすめです。 電子情報類型:コンピュータや電子回路、プログラミング、通信技術などを学びます。IT社会を支えるエンジニアになりたい人にぴったりです。
東京都立北豊島工科高等学校の特色・校風
宿題の量:専門的な実習やレポート課題などが出されることがあるようですが、多すぎて大変という声は少ないようです。日々の授業をしっかり理解していれば、計画的に進められる量と言えるでしょう。 校則:頭髪の色や服装に関する指導など、一般的な都立高校と同程度の校則があるようです。スマートフォンの使用は、授業中は不可ですが、休憩時間や昼休みは使用できるなど、ルールを守れば比較的自由なようです。 生徒たちの雰囲気:ものづくりが好きで、特定の分野に興味を持っている生徒が多く集まっています。そのため、お互いの興味を尊重し合える、落ち着いた雰囲気があるようです。真面目にコツコツと取り組むタイプの生徒が多いという評判です。 アルバイト:本来は禁止ですが、家庭の事情などを届け出ることで許可される場合があるようです。 制服:令和7年度入学生から新制服に変わります。 現代的で機能的なデザインが期待されます。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。 資格取得のための講習などが開かれることはあるようです。
東京都立北豊島工科高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部:サッカー部、バスケットボール部、硬式野球部、ソフトテニス部、バドミントン部、卓球部など、多くの部が熱心に活動しています。 特に卓球部は、専用の卓球場もあって設備が充実しており、大会で実績を残しているようです。 文化部:軽音楽部やPC・コンピュータ部などがあります。 PC・コンピュータ部では3Dプリンタなどを使って、自分のイメージしたものを形にする活動を行っています。 また、「釣り部」という少し珍しい部活動もあり、霞ケ浦や久里浜などへ釣りに出かけています。
イベント
文化祭(白堊祭):毎年秋に開催され、各クラスや部活動が日頃の成果を発表します。 各類型による専門的な展示「科展」は、工科高校ならではの見どころです。パワーショベルやフォークリフト、ドローンの実演体験が行われることもあり、地域の方々も訪れる人気のイベントです。 体育祭:6月に行われ、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。 修学旅行:3年生の4月に北海道へ行きます。 HR合宿:1年生の5月には、親睦を深めるためのHR合宿(1泊2日)が実施されます。 校外学習:各学年で校外学習が企画されており、社会見学や体験学習を通して学びを深めます。
東京都立北豊島工科高等学校の進学実績
主な進路状況
就職:求人者数は2,000社を超え、生徒は学校で学んだ専門知識を活かせる様々な企業へ就職しています。 学校が長年にわたり築いてきた企業との信頼関係により、多くの優良企業からの求人が寄せられています。 大学進学:ものつくり大学、東京電機大学、日本工業大学、東洋学園大学など、工業系の大学や、学んだ知識を活かせる学部への進学実績があります。 専門学校進学:日本電子専門学校や中央工学校など、より専門的な技術を身につけるための専門学校へ進学する生徒もいます。 また、職業能力開発センターへ進む生徒もいます。
進路サポート
東京都立北豊島工科高等学校の特長・アールポイント
全国初の「都市防災技術科」を設置:地震や水害などの自然災害に対応できる技術者を育成します。パワーショベルやフォークリフト、ドローンなどの操作も学び、社会貢献に直結するスキルが身につきます。 豊富な資格取得サポート:第二種電気工事士や危険物取扱者、ガス溶接など、将来に役立つ国家資格や専門資格の取得を学校全体で強力にバックアップしています。 企業と連携した実践教育「デュアルシステム」:3年生の時に長期間、企業で実習を行うプログラムです。学校の授業だけでは学べない、現場の最先端技術や働くことの厳しさ、やりがいを肌で感じることができます。 100年以上の歴史と伝統:1920年の創立以来、多くの優れた技術者を社会に送り出してきました。卒業生のネットワークや、長年培われた企業との信頼関係が、生徒たちの進路を力強く支えています。 充実した実習設備:実際の現場で使われているような本格的な機械や設備が整っています。コンピュータ室も5部屋あり、最新の技術を学ぶ環境が用意されています。 基礎から学べる安心のカリキュラム:1年生では工業の基礎を共通で学ぶため、入学前に専門知識がなくても心配ありません。自分の興味や適性を見極めてから、2年生で専門分野を選択できます。 高い就職内定率:約8割の生徒が就職を希望し、その内定率は100%を誇ります。 1,000社を超える企業から求人があり、一人ひとりに合わせた手厚い進路指導が行われます。
東京都立北豊島工科高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「資格がたくさん取れる」という声が非常に多いです。 将来の就職に直結する資格を取得できることを魅力に感じている生徒が多いようです。 「就職率が良く、先生方のサポートが手厚い」という評判です。 卒業後の進路について、安心して相談できる環境が整っていることがうかがえます。 「専門的なことを学びたい人には最高の環境」という意見があります。設備が整っており、自分の興味がある分野を深く追求できるようです。 「昔の工業高校のイメージとは違い、落ち着いていて真面目な生徒が多い」という声も見られます。 安心して学校生活を送れる雰囲気のようです。 「意外と良い学校だった」という、入学前のイメージとの良いギャップを感じる口コミもあります。
気になる点
専門高校という特性上、「普通科の大学進学を目指すには少し違うかもしれない」という意見があります。進学希望者は、学校のサポートを活用しつつ、自身での学習計画が重要になるでしょう。 「女子生徒の数が少ない」という点は、気になる人がいるかもしれません。 しかし、男女関係なく和気あいあいとした雰囲気だという声もあります。 立地について、「駅から少し歩く」と感じる人もいるようです。
アクセス・通学
東武東上線「中板橋」駅 北口から 徒歩約9分 都営三田線「板橋本町」駅 A4出口から 徒歩約11分 国際興業バス「北豊島工業高校」バス停から 徒歩約3分 関東バス/国際興業バス「富士見町都営住宅前」バス停から 徒歩約3分
東京都立北豊島工科高等学校受験生へのワンポイントアドバイス