南三陸高等学校の偏差値・入試日程・併願・アクセス|2027年度入試

南三陸高等学校の2027年度入試の要点は次のとおりです。

  • 進研ゼミ偏差値は、普通科・情報ビジネス科ともに39以下(2026年度の合格可能性判定模試のB判定値)
  • 令和9年度の募集定員は、普通科80人と情報ビジネス科40人の合計120人。宮城県内唯一の地域連携型中高一貫教育校で、募集定員には連携型選抜の人数(普通科48人、情報ビジネス科24人)が含まれる
  • 第一次募集は、普通科が連携型選抜48人・特色選抜16人・共通選抜16人、情報ビジネス科が連携型選抜24人・特色選抜8人・共通選抜8人。共通選抜は学力検査と調査書の比重が5:5
  • 特色選抜と連携型選抜は、調査書135点と学力検査500点の合計635点に、集団面接(A〜Cの3段階評価)を合わせて審査する
  • 学力検査は2027年3月3日(水)、追試験は3月9日(火)、合格発表は3月15日(月)午後3時。県外に住む人向けの全国募集選抜も、第一次募集の日程に合わせて行われる
  • JR気仙沼線BRTの志津川駅から徒歩約15分。校内には、在校生が無料で使える公営塾「志翔学舎」がある

この記事の情報は2026年10月13日時点のものです。

南三陸高等学校は、宮城県本吉郡南三陸町にある県立の高校で、普通科と情報ビジネス科の2つの学科があります。南三陸町内の中学校と連携して6年間の教育を行う地域連携型中高一貫教育を実施し、県外からの生徒を受け入れる全国募集選抜も行っています。この記事では、2027年度入試(令和9年度入試)を受ける中学生と保護者の方に向けて、進研ゼミ偏差値、連携型・特色・共通の3つの選抜の人数と配点、日程、学費、併願の考え方、通学、進路、部活動までを、学校と宮城県の資料、進研ゼミ偏差値をもとにまとめました。

南三陸高等学校はどんな学校?基本情報と沿革

南三陸高等学校(正式名称は宮城県南三陸高等学校)は、全日制の普通科と情報ビジネス科がある男女共学の県立高校です。生徒数は132名(令和8年度のガイドブックの記載)で、令和9年度入試の募集定員は2学科で120人です。学校の紹介は本校の特色のページや、令和8年度の公立高校ガイドブック(PDF)で見られます。

  • 所在地:宮城県本吉郡南三陸町志津川字廻館92番2(〒986-0775)
  • 電話:0226-46-3643
  • 設置:県立(公立)・全日制・男女共学
  • 学科:普通科、情報ビジネス科
  • 募集定員:普通科80人、情報ビジネス科40人(令和9年度入試)
  • 生徒数:132名(令和8年度のガイドブック)
  • 校訓:「真・和・敬」
  • 校是:「志高 志を高く」

学校は、大正13年(1924年)に町立志津川実科高等女学校として創立され、戦時中の志津川高等女学校を経て、昭和23年に県立の男女共学校になりました。平成8年(1996年)に商業科を情報ビジネス科に改め、普通科も類型選択制を取り入れています。平成15年度(2003年)からは、南三陸町内の中学校と連携した地域連携型中高一貫教育が始まりました。県の資料は、南三陸高校を「県内唯一の地域連携型中高一貫教育校」としています。

令和5年(2023年)4月に宮城県志津川高等学校から現在の校名に変わり、同じ年の11月2日に創立100周年の記念式典が行われました。校名変更のとき、在校生や卒業生から「志高」の名を残してほしいという声が多く寄せられ、校是として残されたと、学校のガイドブックに書かれています。平成23年(2011年)3月11日の東日本大震災では、第2体育館が避難所として開放されました。学校の歩みは沿革のページに載っています。

南三陸高等学校の偏差値は普通科・情報ビジネス科とも39以下

ベネッセの「進研ゼミ偏差値」(2026年度の合格可能性判定模試のB判定値)では、南三陸高等学校の学科ごとの偏差値は次のとおりです。

普通科

  • 進研ゼミ偏差値:39以下
  • 募集定員(令和9年度入試):80人

情報ビジネス科

  • 進研ゼミ偏差値:39以下
  • 募集定員(令和9年度入試):40人

偏差値は、模試の種類や年度によって数字が変わるため、目安として見てください。「39以下」のように区分で示されるため、数字だけで細かい差までは分かりません。ほかのサイトの数字とは混ぜず、同じ模試の数字どうしで見比べてください。

宮城県の公立高校は、学力検査の点数に加えて、調査書(内申点)も合否に使います。南三陸高等学校の共通選抜は学力検査と調査書の比重が5:5で、特色選抜と連携型選抜は調査書と学力検査の合計に面接を合わせて審査されます。偏差値だけで決めず、中学校の評定も合わせて見ておく必要があります。くわしい仕組みは、後ろの「入試の日程と仕組み」に書きました。

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南三陸高等学校の普通科と情報ビジネス科の特徴

教育課程の細かい内容は、学校の教育課程のページに、入学年度ごとの教育課程表(PDF)が載っています。ここでは、学科紹介のページとガイドブックに書かれている内容をまとめます。

普通科:2年生から地域創造系と文理系に分かれる

1年生は全員が共通の科目を学び、2年生から「地域創造系」か「文理系」のどちらかに進みます。普通科のページによると、それぞれの内容は次のとおりです。

地域創造系

  • 学ぶこと:学校設定科目の「地域学」と「地域探究学」。地域学は地域の方を講師に招いて南三陸町の産業を学び、企業から出された課題の解決策を考えて提案する。地域探究学は、自分たちで課題を見つけて企画を考え、実践する授業
  • 目指す進路:大学(地域、行政、観光)、専門学校、公務員、民間企業など

文理系

  • 学ぶこと:国公立大学・私立大学の一般選抜(共通テストの利用を含む)に対応したカリキュラム。科目の選択で、文系・理系それぞれの進路に合わせた学習ができる。少人数であることを生かした指導を行う
  • 目指す進路:国公立大学、私立大学、専門学校(看護系)、公務員など

普通科で目指せる検定として、ビジネス文書実務検定、情報処理検定(地域創造系)、食物調理技術検定、実用英語技能検定、実用数学技能検定、日本漢字能力検定が紹介されています。

情報ビジネス科:商業の専門学科で、情報技術も学ぶ

情報ビジネス科のページには、商業の専門学科で、令和6年度に文部科学省のDXハイスクール事業に採択され、空撮ドローン、水中ドローン、VRなどの機器や技術を学べると書かれています。ガイドブックには、簿記や情報処理の学習も載っています。令和4年3月には、カナダに本拠地を置くLinux Professional Institute(LPI)から、日本初の高校アカデミックパートナーに認定されたと学校は書いています。県内外の企業の協力で商品開発やパッケージのデザインなどを体験し、商店街などで販売実習を行った実績も紹介されています。

  • 目指す進路:大学(情報、経済、経営、商学)、専門学校、公務員、民間企業など
  • 目指せる検定:Linux技術者認定資格、日商の簿記検定、全商のビジネス計算実務・簿記実務・ビジネス文書実務・情報処理・商業経済・ビジネスコミュニケーション、実用英語技能検定、実用数学技能検定、日本漢字能力検定、無人航空従事者試験

学校の時間割と、校内の公営塾「志翔学舎」

通常の授業は、朝学習が8時30分から8時40分、1校時が8時50分から始まり、6校時は15時20分までです。完全下校は18時50分です(授業時程のページ)。

校地内の旭朋会館には、公営塾の「南三陸高校学習支援センター志翔学舎」があります。平成29年度に町の支援を受けて設立され、NPO法人キッズドアが運営を任されています。南三陸高校の生徒なら誰でも使え、申し込みや利用料は必要ありません。質問しながらの学習、英語・数学などの学び直し、映像授業、教材の紹介、学習計画づくりの手伝いがあります。開所時間は平日が15時30分から21時、休日が13時から18時で、基本は平日のみの開所です(テスト前や夏休みに開く場合もあります)。くわしくは志翔学舎のページで確認できます。

南三陸高等学校の2027年度入試の日程と仕組み

2027年度入試(令和9年度入試)の日程

宮城県の公立高校入試の日程は、宮城県教育委員会の令和9年度高校入試関係のページで公表されています。学校の年間行事予定にも、3月に「第一次募集・連携型選抜・全国募集選抜」があると載っています。南三陸高等学校が受ける第一次募集の日程は次のとおりです。

  • 出願希望調査(予定):2027年1月12日(火)から1月14日(木)
  • ウェブ出願:2月9日(火)から2月16日(火)午前11時まで(基本情報の登録は1月18日(月)から可能)
  • 中学校からの調査書などの提出:2月9日(火)から2月17日(水)午後3時まで
  • 受験票の印刷:2月19日(金)午後3時以降
  • 学力検査:3月3日(水)
  • 追試験:3月9日(火)
  • 合格発表:3月15日(月)午後3時(ウェブ出願システム)

入学者選抜手数料は2,200円で、一度納めると返されません。出願できる高校・課程・学科・コースは1つだけです。南三陸高等学校には、第2志望にできる学科・コースがありません。出願希望調査は、県内の公立高校を希望する中学3年生について、第1希望の高校ごとの人数を調べて公表するもので、調査と別の高校に出願することもできます。

南三陸高等学校の特色選抜と連携型選抜では、集団面接があります。学校の資料には「1日目に実施」と書かれています。県の要項では、面接等は3月3日の学力検査のあと、または翌日の3月4日(木)に行われ、日時は受験票の交付のときに知らされるとされています。

学力検査と調査書点の計算

学力検査は国語、社会、数学、英語、理科の5教科で、各教科100点満点、時間は各教科50分です。共通選抜の学力検査点は5教科の合計で500点満点です。調査書点は195点満点で、国語・数学・社会・英語・理科は中学3年間の評定を足した数、音楽・美術・保健体育・技術家庭は、3年間の評定を足した数を2倍にした値が使われます。県全体の選抜の方針は、令和9年度の選抜要項(第一次募集の部分)で確認できます。南三陸高等学校の特色選抜・連携型選抜は、後ろで説明するように、調査書の計算が県の標準とは違います。

連携型・特色・共通の3つの選抜で人数が決まっている

南三陸高等学校の選抜の順序は、「特色選抜と連携型選抜が先、共通選抜があと」です。宮城県の公立高校の第一次募集では、共通選抜と特色選抜の2通りで判定され、受験生が方法を選ぶ必要はありません。南三陸高等学校では、これに連携型選抜が加わります。令和9年度の募集人数は、学科ごとに次のとおりです。

普通科(募集定員80人)

  • 連携型選抜:48人(募集定員の60%)
  • 特色選抜:16人(募集定員の20%)
  • 共通選抜:16人(募集定員の20%)

情報ビジネス科(募集定員40人)

  • 連携型選抜:24人(募集定員の60%)
  • 特色選抜:8人(募集定員の20%)
  • 共通選抜:8人(募集定員の20%)

連携型中学校は、南三陸町立の志津川中学校と歌津中学校です。連携型選抜に出願できるのは、次の条件をすべて満たし、連携型中学校の校長が認めた人です。検査の内容は第一次募集に準じます。

  • 令和9年3月に連携型中学校を卒業する見込みであること
  • 南三陸高等学校とその学科を志願する動機や理由が明白で適切であること
  • その学科に対する適性と、興味・関心があること
  • 中学校生活を意欲的に送り、入学後も学校生活を意欲的に送る意志があること

学校の特色のページには、連携中学校以外から入学した場合でも、入学後に学習等での支障は一切ないと書かれています。連携型選抜で選ばれなかった人は、第一次募集に出願した人とあわせて、共通選抜でさらに選抜されます(普通科は16人、情報ビジネス科は8人)。また、第一次募集の特色選抜の合格者が募集人数(普通科16人、情報ビジネス科8人)に満たない場合は、その差の人数を連携型選抜の募集人数に加えることができるとされています。選抜方法は、宮城県教育委員会の選抜方法等一覧にある南三陸高校のPDFで確認できます。

特色選抜と連携型選抜は、調査書135点と学力検査500点の合計635点

特色選抜と連携型選抜の配点は、普通科・情報ビジネス科とも同じです。

調査書

  • 配点:135点
  • 計算のしかた:国語・数学・社会・英語・理科は3年間の評定をそのまま(1.0倍)、音楽・美術・保健体育・技術家庭も3年間の評定をそのまま(1.0倍)

学力検査

  • 配点:500点
  • 計算のしかた:国語・数学・社会・英語・理科の得点を1.0倍(各教科100点満点)

面接

  • 配点:A〜Cの3段階評価
  • 形態:集団面接、10分程度(1日目に実施)
  • 内容:志望動機、中学校での活動状況、高校生活への意欲、その他
  • 観点:態度、表現力等

合計

  • 配点:635点
  • 計算のしかた:調査書135点+学力検査500点(面接はA〜Cの評価で、点数には入らない)

調査書の135点は、評定が5段階の場合、5教科の評定を足した最大75点と、4教科の評定を足した最大60点を合わせた数字です。県の標準(共通選抜)では4教科の評定が2倍になりますが、南三陸高等学校の特色選抜・連携型選抜では、4教科も1.0倍です。

審査の対象になるのは、学力検査点と調査書点の合計が高い順に、募集人数の1.2倍の範囲に入った人です。特色選抜は普通科が16人の1.2倍にあたる19人、情報ビジネス科が8人の1.2倍にあたる10人です。連携型選抜は普通科が57人、情報ビジネス科が28人です。対象になった人については、合計点に加えて、面接の結果と、評定には表れない特別活動の記録などを含む調査書の記載を見て、総合的に判断します。

南三陸高等学校の共通選抜は比重が5:5

共通選抜は、学力検査点(500点満点)と調査書点(195点満点)のそれぞれの満点を基準にした相関図で、両方の満点に近い人から順に選びます。学力検査と調査書の比重は、県の制度では7:3、6:4、5:5、4:6、3:7の5通りから各高校が決めます。南三陸高等学校は普通科・情報ビジネス科とも5:5で、5通りの真ん中の設定です。

全国募集選抜(県外に住む人向け)

南三陸高等学校では、宮城県外に住む人を対象にした全国募集選抜も行われています。募集人数は、募集定員とは別に、普通科が8人程度、情報ビジネス科が4人程度です。県の全国募集のページに載っている実施についての資料(PDF)と南三陸高校の資料によると、次のことが決まっています。

  • 出願の条件:志願者と保護者が宮城県外に住んでいて、入学の期日までに宮城県内に住む予定であること。実施校の地域での学びに関心があり、志願の理由がはっきりしていること
  • 事前の訪問:出願を希望する志願者と保護者は、志願先の学校と関係する市町村を事前に訪問し、見学等を行う
  • 身元引受人:宮城県内に住む身元引受人を学校に届け出る(確保は関係市町村に頼める)
  • 日程:第一次募集の日程に合わせて実施する
  • 学力検査:国語、社会、数学、理科、英語
  • 面接:提出した志願理由書に基づいて行う(南三陸高校の資料では、個人面接で10分程度)
  • 配点:調査書135点+学力検査500点=635点に、面接のA〜Cの評価を合わせる

第一次募集と連携型選抜で合格した県内の中学生の数が募集定員に満たない場合は、募集定員からその合格者数を引いた人数を、全国募集の募集人数に加えて合格させることができるとされています。全国募集選抜は、令和5年度から令和9年度までの5年間続ける方針とされています。南三陸高等学校は令和5年度に全国募集選抜(南三陸kizuna留学)を始めて、令和8年3月に第1期生が卒業しました。ガイドブックには、初年度から令和7年度までに24名、令和8年度に9名が入学したと書かれています。出願の手続や提出書類は別に定められるため、全国募集の選抜方法のPDFと学校・県の最新の案内で確かめてください。

追試験と第二次募集

追試験は、3月3日の検査当日に、感染症にかかるなどのやむを得ない事情で学力検査や面接を受けられなかった人のための機会です。3月3日に1教科でも学力検査を受けていれば、学力検査の追試験は対象外です。追試験を受けた人の合否は、第一次募集の判定の中で扱われます。

追試験を受けるには、本人が中学校長に申し出て、中学校長が追試験申請書を3月8日(月)午後3時までにウェブ出願システムで出願先の高校長に提出します。高校長が認めると、追試験受験許可証が通知されます。追試験の学力検査は3月9日(火)、面接等は3月9日(火)または3月10日(水)で、実施の日時は高校長からウェブ出願システムで知らされます。対象は、感染症にかかった人や、本人のせいではない身体・健康上のやむを得ない事情(風邪、忌引き、自然災害、試験会場に向かう途中の事故など)がある人です。

第二次募集は、第一次募集の結果が出たあとも席が残った学科・コースだけで行われ、実施する学校は3月15日(月)午後3時に発表される予定です。日程は、出願が3月16日(火)から3月18日(木)の午前11時まで、検査が3月19日(金)、合格発表が学校によって3月19日(金)か3月23日(火)です。第一次募集に合格した人は、第二次募集に出願できません。対象になるのは、病気や事故などで第一次募集を受けられなかった人と、国公立・私立のどの高校にも合格していない人です。私立高校に合格していても、最終の入学手続をしなければ、後者に当たります。

南三陸高等学校の第二次募集の配点は、普通科・情報ビジネス科とも合計525点と公表されています。調査書が225点(国語・数学・英語は1.0倍、社会・理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭は2.0倍)、学力検査が300点(国語・数学・英語の各100点)で、面接は個人面接(10分程度)をA〜Cの3段階で評価します。ただし、第二次募集が実施されるかどうかは、第一次募集の結果しだいです。

南三陸高等学校の学費と就学支援金

宮城県の県立高校(全日制)の授業料は年額118,800円で、5月15日・8月15日・11月15日・2月15日の年4回に分けて納めます。入学金は5,650円で、入学を許可された日から15日以内に納めます。これらは宮城県の県立高等学校授業料等のページに載っています。

  • 入学者選抜手数料:2,200円(出願時)
  • 入学金:5,650円
  • 授業料(全日制):年額118,800円
  • 公立高校(全日制)の就学支援金:月額9,900円(年額に直すと118,800円)

文部科学省は、2026年(令和8年)の4月から就学支援金の所得制限をなくし、国公立高校でも授業料にあたる額が支給されるとしています(文部科学省の就学支援金のQ&A)。宮城県の就学支援金のページによると、対象は、国籍や在留資格の条件に当てはまる生徒で、所得制限はありません。就学支援金は申請が必要で、在学校の案内に沿ってオンラインで手続きし、期限の目安は4月中旬とされています。令和9年度の制度の細かい扱いは、入学前に学校と県の案内で確かめてください。

制服や教科書、教材などの費用は、確認できた学校の資料に金額が載っていませんでした。必要な費用は、学校の説明などで確かめてください。

南三陸高等学校を受験するときの併願と併願校の選び方

宮城県の公立高校は出願できる学校が1校だけ

宮城県の公立高校の第一次募集では、出願できる高校・課程・学科・コースは1つだけです。南三陸高等学校に出願した場合、同じ年の第一次募集で、ほかの公立高校には出願できません。南三陸高等学校には、第2志望にできる学科・コースもありません。また、県外の国公立高校に合格した人は、宮城県の公立高校の第一次募集に出願することはできません。

私立高校の入試日と、県立の日程の並び方

宮城県私立中学高等学校連合会の令和9年度の入試期日一覧によると、私立高校の推薦入試と特待生・奨学生の選考は、2027年1月13日(水)に全校が一斉に行います。一般入試はA日程が1月26日(火)、B日程が1月28日(木)で、合格発表は1月29日(金)以降です。南三陸高等学校の出願(2月9日から)と学力検査(3月3日)、合格発表(3月15日)は、いずれも私立の入試のあとになります。私立の入学手続の期限と、公立の合格発表の前後関係は、各校の令和9年度の募集要項で確かめてください。

進研ゼミ偏差値が同じ「39以下」の宮城県内の私立高校

同じ「進研ゼミ偏差値」で、南三陸高等学校と同じ「39以下」にある宮城県内の私立高校のコースの一部は次のとおりです(2026年度の合格可能性判定模試のB判定値)。所在地の遠近や通学のしやすさ、入試の中身は、この一覧には含めていません。

東陵高校

  • 所在地:気仙沼市
  • コース:普通科総合進学コース(39以下)。同じ学校の普通科特別進学コースは40〜44
  • 入試日:推薦入試1月13日、一般入試はA日程の1月26日のみ(B日程は実施しない)

大崎中央高校

  • 所在地:大崎市
  • コース:普通科の介護福祉コース、総合コース、保育コース(いずれも39以下)
  • 入試日:推薦入試1月13日、一般入試はA日程1月26日・B日程1月28日

仙台大学附属明成高校

  • 所在地:仙台市青葉区
  • 学科:スポーツ創志科、食文化創志科、福祉未来創志科、普通科(いずれも39以下)
  • 入試日:推薦入試1月13日、一般入試はA日程1月26日・B日程1月28日

偏差値は「39以下」のような区分で示されているため、同じ区分の学校でも実際の難しさが同じとは限りません。また、公立高校の合否は、学力検査と調査書、面接で決まります。この偏差値はあくまで目安として、模試の結果と中学校の先生との相談で決めてください。

南三陸高等学校へのアクセス・通学

南三陸高等学校は、宮城県本吉郡南三陸町志津川字廻館92番2にあります。ガイドブックによると、JR気仙沼線BRT(バス高速輸送システム)の志津川駅から徒歩約15分、志津川中央団地駅から徒歩約20分です。志津川駅から南三陸町の乗合バスに乗ると、約3分と書かれています。

通常の授業は6校時までで、完全下校は18時50分です。スクールバスや、県外から入学する生徒向けの寮については、確認できた学校の資料に記載がありませんでした。全国募集選抜で出願する場合は、宮城県内に住む身元引受人が必要です(確保は南三陸町などの関係市町村に頼めます)。学校の年間行事予定には、4月の「バイク通学許可証交付式」、5月の「バイク実技講習会」、8月の「バイク許可交付式」が載っています。バイクでの通学は許可が必要な形とみられますが、許可の条件や対象は、確認できた資料には書かれていません。通学や住まいのことは、学校への問い合わせ(電話0226-46-3643)で確かめてください。

南三陸高等学校の進路・部活動・学校生活

卒業生の進路(学校案内の過去3年間)

ガイドブックには、過去3年間の進学者・就職者の数が載っています。年度の表記はガイドブックのままです。

R7

  • 大学:12
  • 短期大学:5
  • 専各学校:19
  • 就職(県内):14
  • 就職(県外):1
  • その他:1
  • 卒業生計:52

R6

  • 大学:10
  • 短期大学:4
  • 専各学校:17
  • 就職(県内):14
  • 就職(県外):2
  • その他:0
  • 卒業生計:47

R5

  • 大学:11
  • 短期大学:0
  • 専各学校:6
  • 就職(県内):24
  • 就職(県外):4
  • その他:0
  • 卒業生計:45

主な進路先(令和8年3月卒業生、括弧内は人数)として、大学は宮城大学、東北学院大学(2)、東北工業大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学(2)、尚絅学院大学、東北文教大学、立教大学、東京国際大学、城西国際大学が載っています。専修各種学校には、花壇自動車大学校(3)、仙台ヘアメイク専門学校(3)、宮城調理製菓専門学校(2)、仙台医療・スポーツ専門学校(2)などがあり、就職先には南三陸町職員、登米村田製作所(2)、トヨテツ東北(2)、日本郵便東北支社などが挙げられています。学校の進路状況のページには、年度ごとの進路状況のPDFがあります。

部活動

学校のページには、運動部11、文化部5、愛好会1が載っていて、全生徒がいずれかの部活動に所属していると書かれています。運動部は、弓道、剣道、硬式野球、男子サッカー、柔道、女子ソフトテニス、卓球、男子バスケットボール、バドミントン、女子バレーボール、陸上競技です。文化部・愛好会は、音楽、軽音楽、自然科学、商業、総合文化(美術と手芸)、郷土芸能愛好会です。ガイドブックには、部活動の統廃合により、次年度以降に変更になる場合があるという注記があります。陸上競技部は、毎年東北大会に出場し、これまで延べ24名がインターハイに出場したと紹介されています。くわしくは部活動のページにあります。

学校行事と施設

学校の行事には、初代校長の名にちなんだ「尾形杯」があります。クラスごとに合唱コンクール、体育祭、文化祭の成績の合計点を競うもので、平成2年に始まりました。施設は、令和4年に第一体育館が改築され、令和5年に人工芝のテニスコートになりました。第二体育館、弓道場、グランドもあり、コンピュータ室は主に情報ビジネス科、情報処理室は主に普通科が使います。

受験指導の立場から見た南三陸高等学校

ひとことで言うと

宮城県内唯一の地域連携型中高一貫教育校で、普通科と情報ビジネス科があります。入試は連携型・特色・共通の3つの選抜に全国募集が加わり、募集の大半は連携型選抜の枠です。

観点ごとの特徴

難易度

  • 事実:進研ゼミ偏差値は普通科・情報ビジネス科とも39以下
  • 受験生にとっての意味:偏差値は区分で示される目安にとどまるため、中学校の評定と学力検査の両方を見ておく

入試の形

  • 事実:募集定員のうち、普通科の48人(80人中)と情報ビジネス科の24人(40人中)が連携型選抜で、対象は連携型中学校を卒業見込みの人。特色選抜は普通科16人・情報ビジネス科8人、共通選抜も同じ人数。特色選抜・連携型選抜は面接あり
  • 受験生にとっての意味:連携型中学校(志津川中学校、歌津中学校)の卒業見込みかどうかで、使える枠が変わる。特色選抜と共通選抜は枠の人数が少ないため、受ける選抜の人数と配点を先に確認する

不合格のリスク

  • 事実:公立は第一次募集で出願できる学校が1校だけ。第二次募集は、定員に満たない学校・学科・コースだけで行われる
  • 受験生にとっての意味:第一次募集で合格できなかった場合に備え、私立高校を含めた受験校の組み合わせと、各校の手続の期限を早めに確かめておく

進学

  • 事実:令和7年度の卒業生52人のうち、大学12人、短期大学5人、専各学校19人、就職は県内14人・県外1人(学校案内の進学者・就職者数)
  • 受験生にとっての意味:進路は大学、短大、専門学校、就職に分かれる。志望する進路の実績は、学校の説明で確かめたい

通学

  • 事実:志津川駅から徒歩約15分、志津川駅から乗合バスで約3分。完全下校は18時50分
  • 受験生にとっての意味:BRTや乗合バスの時刻と通学時間を、事前に確かめる

費用

  • 事実:授業料は年額118,800円。就学支援金は月額9,900円(年額に直すと同額)
  • 受験生にとっての意味:授業料の面では、就学支援金の対象になれば負担を抑えられる制度がある。制服・教材などの費用は別に確認する

学習の支援と部活

  • 事実:校内の公営塾「志翔学舎」を、在校生は無料で使える。運動部11、文化部5、愛好会1で、全生徒がいずれかに所属
  • 受験生にとっての意味:放課後の学習の場と部活動を、入学後にどう組み合わせるか、学校の説明などで確かめられる

こんな受験生に向いている

  • 南三陸町の産業や地域の課題を題材にした学びに関心があり、普通科の地域創造系を考えている人
  • 簿記・情報処理、Linux、ドローンなど、商業と情報の資格や技術に取り組みたい人(情報ビジネス科)
  • 大学、専門学校、公務員、就職までを視野に入れて、進路を決めていきたい人
  • 県外に住んでいて、南三陸町での学びに関心があり、全国募集選抜を考えている人
  • 放課後に、校内の公営塾を使いながら学習を進めたい人

検討するときに確かめたいこと

  • 連携型選抜の出願資格(連携型中学校の校長が認めることなど)と、手続の流れ。連携型中学校は志津川中学校と歌津中学校です
  • 令和9年度の志願状況(倍率)。県の資料では確かめられなかったため、この記事には載せていません
  • 説明会などの日程(令和8年度のオープンキャンパスは2026年8月7日(金)に行われました。それ以降の説明会などの日程は、2026年10月13日の時点で、学校のページで確認できませんでした)
  • 全国募集選抜の出願手続と提出書類、事前の訪問、身元引受人の手配
  • スクールバスや寮は、確認できた学校の資料に記載がない。バイク通学の許可の条件や対象も、確認できた資料には書かれていない
  • 制服、教材などにかかる費用

併願の組み方

宮城県の公立高校は、第一次募集で出願できる学校が1校だけです。南三陸高等学校を第一志望にする場合は、私立高校を受けるかどうかも含めて、各校の要項で日程と入学手続の締め切りを確認してください。私立の推薦入試(1月13日)と一般入試(1月26日、1月28日)は、南三陸高等学校の出願より前です。国公立・私立のどの高校にも合格していない場合は、3月16日から始まる第二次募集に出願できます(実施するのは定員に届かなかった学校・学科・コースのみ。私立高校に合格していても、最終の入学手続をしなければ出願できます)。

南三陸高等学校の進研ゼミ偏差値は39以下です。今の成績との差が気になるなら、入試までの時間で苦手を補える相談先を早めに探しておくのも一つの方法です。

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南三陸高等学校の受験でよくある質問

南三陸高等学校の偏差値はどのくらい?

進研ゼミ偏差値(2026年度の合格可能性判定模試のB判定値)では、普通科も情報ビジネス科も39以下です。公立高校の合否は、偏差値だけでなく、学力検査と調査書、面接で決まります。

南三陸高等学校の入試はいつ?

学力検査は2027年3月3日(水)、追試験は3月9日(火)、合格発表は3月15日(月)午後3時です。出願(ウェブ出願)は2月9日(火)から2月16日(火)午前11時までです。

募集人数と選抜の種類は?

募集定員は普通科80人、情報ビジネス科40人です。普通科は連携型選抜48人、特色選抜16人、共通選抜16人、情報ビジネス科は連携型選抜24人、特色選抜8人、共通選抜8人です。ほかに、県外に住む人向けの全国募集選抜(普通科8人程度、情報ビジネス科4人程度)があります。

連携型選抜は誰が受けられるの?

令和9年3月に連携型中学校(南三陸町立の志津川中学校と歌津中学校)を卒業する見込みで、志願の動機や理由が明白で適切であることなど、いくつかの条件を満たし、中学校の校長が認めた人が対象です。連携型中学校は南三陸町立の志津川中学校と歌津中学校で、校長が認めることなどの条件があります。手続は、在籍する中学校に確かめてください。

学力検査と内申点(調査書)の比重は?

共通選抜では、学力検査点は500点満点、調査書点は195点満点で、比重は5:5です。特色選抜と連携型選抜は、調査書135点と学力検査500点の合計635点に、面接のA〜Cの評価を合わせて審査します。

南三陸高等学校の入試に面接はある?

特色選抜、連携型選抜、全国募集選抜には面接があります。特色選抜と連携型選抜は集団面接、全国募集選抜は個人面接で、どちらも10分程度です。共通選抜の選抜方法には、面接の記載がありません。

県外からでも受験できる?

全国募集選抜があります。志願者と保護者が宮城県外に住んでいて、入学の期日までに宮城県内に住む予定であること、志願の理由がはっきりしていることが条件です。事前の訪問と、宮城県内に住む身元引受人の届け出も必要です。

南三陸高等学校の授業料はいくら?

宮城県の県立高校(全日制)の授業料は年額118,800円です。公立高校(全日制)の就学支援金は月額9,900円で、年にすると同じ額になります。就学支援金は申請が必要です。入学金は5,650円です。

まとめ:南三陸高等学校の偏差値・入試日程・併願

  • 南三陸高等学校は、普通科80人と情報ビジネス科40人の県立高校で、進研ゼミ偏差値はどちらも39以下
  • 2027年度入試は、学力検査が3月3日(水)、合格発表が3月15日(月)。出願は2月9日(火)から2月16日(火)午前11時まで
  • 募集は連携型選抜、特色選抜、共通選抜の3つで、連携型選抜の枠が全体の60%。共通選抜は学力検査と調査書の比重が5:5、特色選抜と連携型選抜は調査書135点と学力検査500点の合計635点に面接を合わせる
  • 県外に住む人向けの全国募集選抜があり、身元引受人や事前の訪問が必要
  • 授業料は年額118,800円で、就学支援金は月額9,900円(年額に直すと同じ額)
  • 宮城県の公立高校は出願できる学校が1校だけ。私立との併願は、各校の要項で日程を確認する

入試の日程や配点は変わることがあります。出願の前に、学校の入試情報のページと、宮城県教育委員会の選抜方法等一覧のページで最新の内容を確認してください。

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