広島県呉市に佇む呉三津田高等学校は、1907年の開校から110年以上の歴史を誇る、地域屈指の伝統的な進学校です。長い歴史の中で、数多くの卒業生を社会に送り出してきました。校訓である「質実剛健」の精神のもと、生徒たちは日々勉学や部活動に励み、活気に満ちた学校生活を送っています。
呉三津田高等学校の基本情報
呉三津田高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:64-65
呉三津田高等学校に設置されている学科・コース
普通科 1年次 :全員が共通のカリキュラムで学び、幅広い知識の基礎を固めます。2年次以降の類型 文科類型 :主に文系大学への進学を目指す生徒向けの類型です。国語、地理歴史、公民、英語などの科目を重点的に学び、人文科学、社会科学、国際関係など、幅広い分野への探究心を深めます。理科類型 :主に理系大学への進学を目指す生徒向けの類型です。数学、理科の科目を深く学び、科学的な思考力や問題解決能力を養います。医療、工学、農学など、専門分野への進学に対応します。理数探究類型 :理科類型の中でも、特に探究活動に力を入れたい生徒におすすめの類型です。自ら研究テーマを設定し、数学と理科の授業時間を使って主体的に研究活動を行います。 高度なレベルでの学習や研究に取り組みたい人に最適な環境です。
呉三津田高等学校の特色・校風
校風・雰囲気 :「真面目な生徒が多い」「落ち着いて学習に取り組める環境」といった声が多く聞かれます。伝統校らしい、規律を重んじる雰囲気があるようです。宿題・課題 :「課題は多い」という意見が多数見られます。 授業の進度も速く、日々の予習・復習が欠かせないようです。 しっかりとした学習習慣が求められる環境と言えるでしょう。校則 :比較的厳しいと感じる生徒が多いようです。 特に服装や頭髪、スマートフォンの使用に関しては、細かい規則が定められています。 例えば、靴下は白・黒・紺の標準的なもの、化粧やピアスなどの装飾品は禁止されています。 一方で、こうした規律が「学業に集中できる環境につながっている」という肯定的な意見もあります。生徒の雰囲気 :学習意欲の高い生徒が多く、互いに切磋琢磨しあえる環境です。 クラスの仲も良く、行事などでは団結して盛り上がるようです。アルバイト :原則として禁止されているようです。制服 :伝統的な詰襟(男子)とセーラー服(女子)で、清楚なデザインが評判です。土曜授業 :基本週2回、7時間授業の日があります。
呉三津田高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子 :運動部、文化部ともに多くの部が活動しており、活気に満ちています。特に、放送部や応援団部、陸上部、ハンドボール部などが強豪として知られています。特筆すべき部活動 放送部 :全国大会の常連校として非常に有名です。 アナウンスや番組制作など、様々な部門で輝かしい実績を残しています。応援団部 :男女ともに応援団部があり、学校行事や部活動の大会などで力強い応援を繰り広げます。その姿は、呉三津田高校の風物詩の一つとも言えるでしょう。書道部、吹奏楽部など :文化部も活発で、地域のイベントに参加するなど、発表の機会も多いようです。
イベント
大運動会 :毎年6月頃に開催される体育祭です。 全校生徒がクラスや団に分かれて競い合い、応援合戦なども非常に盛り上がります。三津田祭 :文化祭にあたるイベントで、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、ステージパフォーマンスを繰り広げます。詩のボクシング :他の高校ではあまり見られない、呉三津田高校の伝統的かつ独創的な行事です。 クラスで考えた詩を代表者が朗読し、表現力などを競い合います。この行事を通して、クラスの団結力が一層深まります。修学旅行 :例年、海外(シンガポールなど)を訪れることが多かったようですが、近年の状況により変更がある可能性もあります。 グローバルな視野を広げる貴重な機会となっています。
呉三津田高等学校の進学実績
国公立大学
2024年度の入試では、京都大学1名をはじめ、旧帝国大学+一工に10名が合格しています。 地元の広島大学には例年20名前後、その他、岡山大学、愛媛大学、山口大学など、中四国地方の国立大学へ多数の合格者を出しています。 難関私立大学
早慶上理ICUに8名、GMARCHに10名、関関同立には74名が合格するなど、全国の有名私立大学にも多くの合格者を輩出しています。 その他の進路
ほとんどの生徒が大学進学を希望しますが、一部専門学校への進学や就職を選ぶ生徒もいます。
呉三津田高等学校の特長・アピールポイント
歴史と伝統に裏打ちされた教育
創立110年を超える歴史の中で培われた教育理念と、地域からの厚い信頼が学校の基盤となっています。 「詩のボクシング」などのユニークな学校行事
生徒が主体となって作り上げる独創的な行事は、表現力や協調性を育み、一生の思い出になります。 グローバル教育の推進
「呉から世界へ、世界から呉へ」をスローガンに、国際社会で活躍できる人材の育成を目指しています。 姉妹校への短期留学制度や、5日間の英語漬け研修「グローバル・スタディーズ・プログラム」など、国際感覚を養う機会が豊富です。 探究的学習「GAYA」の実践
総合的な探究の時間「GAYA」では、実社会と結びついた課題発見・解決学習を推進しています。 特に「社会探求プロジェクト」では、呉市をフィールドに課題を発見し解決策を探る活動を行い、思考力や協働性を高めます。 ICT教育の積極的な導入
いち早くiPadを授業に活用するなど、最先端のICT環境を整備し、深い学びを実現しています。 高い国公立大学現役合格率
手厚い進路指導と学習サポートにより、国公立大学への現役合格率は6割を超えるなど、確かな進学実績を誇ります。 活発な部活動と文武両道の実践
全国レベルで活躍する部活動も多く、勉強だけでなく部活動にも全力で打ち込める環境が整っています。
呉三津田高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「学習意欲の高い生徒が多く、互いに高め合える環境が良い」という声が多数あります。 「先生方のサポートが手厚く、進路相談にも親身になってくれる」と、指導の質の高さを評価する口コミが多く見られます。 「行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強まる。最高の思い出が作れる」といった、学校行事に対する満足度の高い意見が目立ちます。 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら充実した高校生活が送れる」という、文武両道を体現できる環境を評価する声も多いです。
気になる点 「校則が厳しい」という意見は、多くの口コミで見られます。 特に服装やスマートフォンの使用に関する規則を窮屈に感じる生徒もいるようです。 「課題の量が多く、授業の進度も速いので、ついていくのが大変」という声もあります。 高いレベルの学習が求められるため、自主的な学習習慣が不可欠です。 「坂の上にあるため、夏場の通学が大変」という、立地に関する意見も見られます。 JR呉駅から徒歩圏内ですが、坂道を上る必要があります。 「施設が少し古い」と感じる部分がある、という声も一部あります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR呉線「呉駅」から徒歩約10〜18分 広電バス 平谷線「呉駅前」行き乗車、「二河公園」バス停下車、徒歩約5分
通学エリア
呉市内から通学する生徒が中心ですが、広島市や東広島市など、JR呉線沿線の広いエリアから多くの生徒が通っています。
呉三津田高等学校受験生へのワンポイントアドバイス