和歌山商業高等学校は、1904年に創立された120年以上の歴史と伝統を誇る、和歌山県で唯一の商業科単独高校です。 長い歴史の中で、3万5千人を超える卒業生を社会に送り出し、県内はもちろん、全国各地の産業界で活躍する多くの人材を育成してきました。 「県和商(けんわしょう)」や「和商(わしょう)」の愛称で親しまれ、地域社会との強い結びつきを大切にしています。
和歌山商業高等学校の基本情報 
和歌山商業高等学校の偏差値・難易度・併願校 
和歌山商業高等学校に設置されている学科・コース 
ビジネス創造科 地域情報コース : ビジネスで必要となる様々な情報の活用や、ソフトウェア、ネットワークの活用を中心に学びます。 将来、地域の産業界で活躍したい人や、情報系の大学・専門学校への進学を考えている人におすすめです。会計コース : 簿記会計に関する専門的な知識と技術を深く学び、日商簿記2級以上のハイレベルな資格取得を目指します。 企業の経理や会計のプロフェッショナルを目指す人、または経済・経営・商学系の大学への進学を希望する生徒に適しています。
和歌山商業高等学校の特色・校風 
宿題の量 : 宿題の量は、普通科の高校と比較すると、それほど多くはないという声があります。ただし、資格取得のための課題や検定前の勉強は自主的に行う必要があります。校則 : 校則は、他の高校と比較して厳しいという意見が多いようです。 特に頭髪や服装、スマートフォンの使用に関しては厳しく指導されることがあります。 スマートフォンは校内での使用が禁止されており、授業中やテスト中は電源を切る必要があります。 これは、社会人として必要な規律を身につけるという教育方針の表れとも言えるでしょう。生徒たちの雰囲気 : 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、部活動や学校行事には活発に取り組む生徒も多く、メリハリのある学校生活を送っているようです。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能です。制服の評判 : 制服は、男子は詰襟、女子はセーラー服で、伝統的なデザインです。 特に大きな変更はなく、昔ながらのスタイルが受け継がれています。土曜授業 : 現在、土曜授業は実施されていないようです。
和歌山商業高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部 : 特に硬式野球部は甲子園出場経験もある伝統的な強豪校として有名です。 また、相撲部や卓球部もインターハイに出場するなど、輝かしい実績を誇っています。文化部 : 文化部では、ワープロ部や簿記部が全国レベルで活躍しています。 ワープロ部は、タイピングの速さと正確さを競う大会で、過去に何度も全国大会に出場し、大会新記録を樹立したこともあります。 簿記部も全国大会の常連で、日商簿記検定などの難関資格取得に向けて日々活動しています。
イベント 
体育祭 : 毎年6月頃に、多目的ホール「ビッグホエール」を貸し切って盛大に開催されます。 クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げ、学校全体が一体となって盛り上がります。文化祭 : 10月に行われる文化祭は、各クラスが趣向を凝らした展示や模擬店、ステージ発表を行います。 1年生は展示、2年生は舞台発表、3年生は模擬店を担当するのが伝統です。 書道部によるパフォーマンスや、吹奏楽部の演奏なども人気を集めています。修学旅行 : 2年生の2月頃に実施されます。 近年の行き先は東京・横浜方面で、観光だけでなく、ディズニーアカデミーでの研修など、商業高校ならではの学習要素も取り入れられています。 過去には長野県でのスキー研修だった時期もあるようです。和商デパート : 和歌山商業の特色を最もよく表すイベントの一つが「和商デパート」です。これは、生徒たちが模擬株式会社を設立し、商品の仕入れから販売、決算までを実践的に学ぶ販売実習で、毎年多くの地域住民で賑わいます。
和歌山商業高等学校の進学実績 
大学進学 : 取得した資格を活かした学校推薦型選抜(旧指定校推薦・公募推薦)を利用して、有名私立大学や経済・商学系の学部に進学する生徒が多数います。 関西大学、近畿大学、龍谷大学などへの進学実績があります。また、国公立大学では和歌山大学などに合格者を出しています。専門学校進学 : 看護、医療、美容、コンピュータ、簿記法律など、専門的なスキルをさらに高めるために専門学校へ進む生徒も多くいます。就職 : 地元和歌山県内の有力企業や金融機関への就職に強いのが伝統です。 長年にわたる卒業生の活躍により、企業からの信頼が厚く、毎年安定した求人が寄せられます。公務員になる卒業生もいます。
和歌山商業高等学校の特長・アピールポイント 
圧倒的な資格取得実績 : 「資格の和商」として知られ、在学中に全国商業高等学校協会主催の検定で1級を3種目以上取得する「3冠」を達成する生徒が数多くいます。中には9種目全てで1級を取得する「9冠」を達成する生徒もおり、これは全国的にも非常にレベルの高い実績です。実践的な商業教育「和商デパート」 : 生徒が主体となって模擬デパートを運営する「和商デパート」は、企画、仕入れ、販売、経理まで、ビジネスの一連の流れを体験できる貴重な機会です。地域社会との連携 : 地元の企業や自治体と連携したインターンシップや課題研究が盛んに行われています。 実際のビジネス現場に触れることで、社会人として必要なスキルや心構えを学びます。全国レベルで活躍する部活動 : 野球部や相撲部といった運動部だけでなく、ワープロ部や簿記部などの商業系の文化部も全国大会で輝かしい成績を収めています。充実した進路指導 : 就職と進学、どちらの進路にも手厚いサポート体制が整っています。特に、資格を活かした大学への推薦入試や、地元優良企業への就職においては、長年の実績と信頼があります。120年を超える歴史と伝統 : 1904年の創立以来、多くの卒業生を輩出してきました。 この長い歴史の中で築かれたネットワークと「和商ブランド」は、生徒たちの将来にとって大きな財産となります。最新のICT環境 : 商業高校ならではの特色として、コンピュータ室などのICT設備が充実しています。 プログラミングや情報処理の授業を通じて、現代のビジネスに不可欠なスキルを習得できます。
和歌山商業高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 :「資格がたくさん取れるので、進学や就職にとても有利」という声が最も多く聞かれます。 「先生方が熱心で、検定前には遅くまで指導してくれる」など、手厚いサポートを評価する意見も多いです。 「就職率が良く、地元の有名企業に入れる可能性が高い」といった、就職に関する安心感を挙げる声も目立ちます。 「部活動が盛んで、全国大会を目指せる環境がある」と、文武両道を評価する口コミもあります。 「和商デパートなどの行事を通して、実践的なビジネスを学べるのが楽しい」という意見もあります。 
気になる点 :「校則が他の高校に比べて厳しい」という声は、多くの口コミで見られます。 特に、服装や頭髪、スマートフォンの使用に関する規則が厳しいと感じる生徒がいるようです。 「施設や校舎が少し古い」という意見もあります。 「商業科目に興味がないと、授業についていくのが大変かもしれない」という、専門高校ならではの注意点を指摘する声もあります。 「青春を楽しみたい、自由な校風を求めている人には合わないかもしれない」という意見も見受けられました。 
アクセス・通学 
最寄り駅・バス停 :南海「和歌山市駅」からバスまたはタクシーで約15分 JR「和歌山駅」からバスまたはタクシーで約20分 最寄りのバス停は「砂山南」で、下車後徒歩約2〜3分です。 
和歌山商業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

