和歌山県立日高高等学校は、御坊市にある歴史と伝統を誇る進学校です。1914年に和歌山県立日高高等女学校として創立されて以来、地域社会をリードする多くの人材を輩出してきました。文武両道を教育理念に掲げ、知・徳・体の調和がとれた人間性の育成を目指しています。
和歌山県立日高高等学校の基本情報 
和歌山県立日高高等学校の偏差値・難易度・併願校 
普通科 : 50総合科学科 : 58
和歌山県立日高高等学校に設置されている学科・コース 
普通科 どんなことを学ぶ場所か:幅広い分野の基礎学力をバランス良く学び、多様な進路希望に対応できるカリキュラムが組まれています。2年生からは文系・理系のコースに分かれ、より専門的な学習を進めます。 どんな生徒におすすめか:まだ将来の夢が明確に決まっていないけれど、大学進学を目指してしっかり勉強したい生徒におすすめです。 
総合科学科 どんなことを学ぶ場所か:理数系の科目に重点を置き、探究的な学習や課題研究を通して科学的思考力を養います。中高一貫教育の利点を活かし、継続的・系統的な学習が展開されます。 どんな生徒におすすめか:理科や数学が好きで、将来は国公立大学の理系学部や医療系への進学を考えている生徒に最適な学科です。 
和歌山県立日高高等学校の特色・校風 
宿題の量 :宿題は毎日出され、量はやや多めという声があります。特に予習・復習をしっかり行う習慣が求められるようです。校則 :他の高校と比較すると、校則は標準的か、やや厳しめと感じる生徒もいるようです。頭髪や服装に関する指導は定期的に行われます。スマートフォンの校内での使用は、基本的には許可されていません。生徒たちの雰囲気 :真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動では非常に盛り上がるなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。アルバイト :アルバイトは原則として禁止されていませんが、学校への届け出が必要です。制服 :制服は伝統的なデザインで、男子は詰襟、女子はセーラー服です。落ち着いたデザインで、保護者からの評判は良い傾向にあります。土曜授業 :土曜授業は基本的にありませんが、模試や補習が行われることがあります。
和歌山県立日高高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部 特に硬式野球部は、過去に甲子園出場経験もある伝統ある部です。地域からの応援も熱く、常に上位を目指して活動しています。 陸上競技部やなぎなた部なども、近畿大会や全国大会に出場する選手を輩出するなど、高い実績を誇ります。 
文化部 吹奏楽部は、各種コンクールで優秀な成績を収めており、地域のイベントなどでも演奏を披露する機会が多くあります。 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)やSGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定校であった経験を活かし、科学系の部活動や国際交流に関連する部活動も活発です。 
イベント 
文化祭(日高祭) :毎年秋に開催される文化祭は、クラスごとの展示やステージ発表、文化部による発表など、多彩な催しで大変盛り上がります。一般公開もされ、多くの来場者で賑わいます。体育祭 :学年やクラス対抗で様々な競技が行われ、生徒たちの熱気と団結力が感じられる一日です。応援合戦なども見どころの一つです。修学旅行 :例年、2年生の冬に実施されます。行き先は年度によって異なりますが、生徒にとっては高校生活の大きな思い出となるイベントです。その他 :球技大会や芸術鑑賞会、探究学習の発表会など、年間を通して様々な行事が企画されています。
和歌山県立日高高等学校の進学実績 
国公立大学 2024年度の卒業生(2025年4月時点)では、国公立大学に43名が現役で合格しました。 主な合格先としては、神戸大学(1名)、和歌山県立医科大学(医学部1名を含む)、和歌山大学(7名)、大阪公立大学(1名)などが挙げられます。 
難関私立大学 関西の主要な私立大学への進学者も多く、2024年度は近畿大学(27名)、京都産業大学(34名)、龍谷大学(25名)などとなっています。 関西学院大学や関西大学、同志社大学、立命館大学といった「関関同立」にも合格者を出しています。 
その他の進路 大学進学だけでなく、看護・医療系の専門学校への進学を選ぶ生徒も多いです。 また、公務員や民間企業へ就職する生徒もおり、多様な進路に対応しています。 
進学サポート 授業や補習は大学入試を意識した内容となっており、探究型学習を取り入れることで、思考力や表現力を磨き、自らの進路を切り開く力を養っています。 近年は、総合型選抜や学校推薦型選抜での合格者が増加しており、部活動や探究学習での経験が評価されていると考えられます。 
和歌山県立日高高等学校の特長・アピールポイント 
SGHネットワーク校としての国際交流 
中国やデンマークの姉妹校との相互訪問や、海外からの教育旅行団の受け入れなど、国際交流が盛んです。 グローバルな視野を広げる貴重な機会が豊富にあります。 充実した探究学習 
SGHやSSHでの取り組みを継承し、総合的な探究の時間などを通じて、生徒が主体的に課題を発見し解決する力を養います。 この経験は大学入試やその先の学びにも繋がります。 中高一貫教育の実施 
附属中学校が併設されており、6年間を見通した系統的な教育が行われています。 高校から入学する生徒にとっても、質の高い学習環境が整っています。 地域に根差した伝統校 
100年以上の歴史を持ち、地域社会からの信頼が厚い学校です。多くの卒業生が様々な分野で活躍しており、強固なネットワークを築いています。 文武両道を実践できる環境 
勉学と部活動の両方に全力で打ち込める環境が整っています。高いレベルで両立を目指す生徒が多く、互いに切磋琢磨しながら成長できます。 手厚い進路指導 
生徒一人ひとりの希望や適性に応じた、きめ細やかな進路指導が行われます。 補習や個別指導なども充実しており、安心して受験に臨むことができます。 ICT環境の活用 
図書館やICTを活用した学習環境の充実を図っており、主体的な学びをサポートしています。 
和歌山県立日高高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 「先生と生徒の距離が近く、親身に進路相談に乗ってくれる」という声が多く聞かれます。 「文武両道を掲げているだけあり、勉強も部活も本気で取り組める環境がある」と評価されています。 「SGHの指定校だったこともあり、国際交流や探究活動など、特色あるプログラムが充実している」という意見があります。 「真面目な生徒が多く、落ち着いて勉強に集中できる環境が良い」と感じる生徒が多いようです。 「歴史と伝統があり、地域からの信頼が厚い学校だと感じる」という声もあります。 
気になる点 「校則が少し厳しいと感じることがある」という意見が見られます。特に服装や頭髪に関する指導が厳しいと感じる生徒がいるようです。 「自称進学校と感じることがある」といった厳しい意見も一部で見られます。 「施設や設備が少し古い部分がある」という指摘もあります。 「最寄り駅から少し距離があるため、アクセスが不便に感じる」という声も聞かれます。 
アクセス・通学 
最寄り駅からのアクセス JRきのくに線「御坊駅」から自転車で約7分 紀州鉄道「学門駅」から徒歩約1分 紀州鉄道「紀伊御坊駅」から徒歩約6分 
バスでのアクセス 「日高病院前」バス停から徒歩約4分 
通学エリア 
御坊市、日高川町、美浜町、日高町、印南町、由良町といった日高郡全域から多くの生徒が通学しています。一部、有田市や田辺市から通う生徒もいるようです。 
和歌山県立日高高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

