多摩大学附属聖ヶ丘高等学校は、多摩丘陵の豊かな自然に囲まれた、落ち着いた環境で高校生活を送りたいと考えている受験生にぴぴったりの学校です。一人ひとりの生徒に寄り添うアットホームな雰囲気が魅力で、「勉強も部活動も、自分のペースでじっくり取り組みたい」という声が多く聞かれます。

この学校の大きな特長は、生徒の主体性を育む「探究学習」に力を入れている点です。地域社会と連携した課題解決型の学習などを通して、机の上だけでは学べない実践的な力を養うことができます。

この記事では、そんな多摩大学附属聖ヶ丘高等学校の詳しい情報や在校生からのリアルな声をお届けします。学校選びで悩んでいる中学生と保護者の皆さんにとって、きっと役立つ情報が見つかるはずです。

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 多摩大学附属聖ヶ丘高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒206-0022 東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1
代表電話番号 042-372-9393
公式サイト https://www.hijirigaoka.ed.jp/

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校の偏差値・難易度・併願校

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校は、落ち着いた環境の中で着実に学力を伸ばしたい生徒に人気の学校です。偏差値は一つの目安ですが、自分に合った学校かどうか、様々な角度から見ていきましょう。

  • 普通科: 偏差値 52

同じくらいの偏差値の高校としては、都立府中西高等学校、都立山崎高等学校、私立では八王子実践高等学校、鶴川高等学校などがあげられます。合格に必要な内申点の目安は、5科でおおよそ20前後が目標となるでしょう。

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校を第一志望とする受験生の多くは、併願校として、桜美林高等学校、八王子学園八王子高等学校、錦城高等学校、拓殖大学第一高等学校などを選ぶ傾向があります。

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校に設置されている学科・コース

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校の普通科は、2年次から文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に対応したカリキュラムで学びます。

  • 普通科

    • 2年次より文系・理系コースに分かれます。少人数制を活かし、一人ひとりの進路希望に合わせたきめ細やかな指導が特徴です。国公立大学や難関私立大学を目指す生徒から、多摩大学への進学を考える生徒まで、幅広い目標に対応しています。

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校の特色・校風

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校は、「アットホーム」「少人数教育」「探究学習」といったキーワードで表される学校です。

1学年が約120名と少人数なため、生徒と先生の距離が近く、親身な指導を受けられるのが大きな魅力です。 落ち着いた雰囲気の中で、自分のペースで学習に取り組みたい生徒に向いていると言えるでしょう。

  • 宿題の量:標準的という声が多いようです。

  • 校則:服装や頭髪に関する指導は比較的しっかりしているという口コミが見られます。スマートフォンの使用については、校内でのルールを守ることが求められます。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多いようです。少人数ということもあり、学年全体が和気あいあいとした雰囲気だと言われています。

  • アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可される場合もあるようです。

  • 制服:男子はブレザー、女子はセーラー服タイプのブレザーで、落ち着いたデザインが評判です。夏用にはポロシャツもあります。

  • 土曜授業:基本的にはありませんが、行事や模試などが行われることがあります。

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校の部活動・イベント

部活動

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校では、多くの生徒が部活動に参加し、文武両道を目指しています。運動部・文化部ともに活発に活動しており、特にダンスドリル部や漫画イラスト研究部は全国レベルの実績を誇ります。

  • ダンスドリル部:全国高校ダンスドリル選手権大会で何度も入賞している強豪です。表現力を磨き、チーム一丸となって高い目標を目指したい人におすすめです。

  • 野球部:元プロ野球選手を輩出していることでも知られています。都大会ベスト16を目標に、日々練習に励んでいます。

  • 漫画イラスト研究部:「まんが甲子園」の常連校であり、全国大会で決勝に進出した実績もあります。

  • 天文部:校内にある天体観測室の本格的な望遠鏡を使って活動できる、珍しい部活動です。

運動部は野球部、サッカー部、硬式テニス部、バスケットボール部、水泳部、剣道部などがあり、文化部も吹奏楽部、交通機関研究部、自然科学部、ESS部など多岐にわたります。

イベント

生徒が主体となって運営する行事が多く、学校全体で盛り上がります。

  • 体育祭(5月):全学年が赤・白・青の3色に分かれて競い合う、学校で最も盛り上がる行事の一つです。 2025年度からは体育館での開催となり、天候を気にせず楽しめるようになりました。

  • 記念祭(文化祭、9月):中学と高校が合同で開催する文化祭で、「聖祭(ひじりさい)」と呼ばれています。クラスや文化部、有志団体が工夫を凝らした企画を発表し、多くの来場者で賑わいます。

  • 修学旅行:中学3年次にニュージーランドへ2週間のホームステイに行くプログラムが用意されており、異文化理解を深める貴重な機会となっています。

  • 合唱コンクール:聖ヶ丘三大行事の一つで、クラス一丸となって美しいハーモニーを創り上げます。

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校の進学実績

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校は、生徒一人ひとりの進路希望に合わせた丁寧な進学指導で、国公立大学や難関私立大学への合格実績を着実に伸ばしています。

近年の主な進学実績(2024年度)は以下の通りです。

  • 国公立大学:東京都立大学など、6名が合格しています。

  • 難関私立大学(GMARCH):学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学などに合計31名が合格しています。

その他、成蹊大学、成城大学、東京都市大学、日本体育大学など、多様な大学への進学実績があります。 また、併設の多摩大学への推薦入学制度も整っています。

放課後や長期休暇中には多くの講習や補習が開講されており、生徒の学力向上をサポートしています。 また、「SSR (Self Study Room)」と呼ばれる放課後学習支援教室では、大学生に勉強を教えてもらうことも可能です。

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校の特長・アピールポイント

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校には、他にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • 地域と連携した本格的な「探究学習」:高校から始まる「探究」の授業では、多摩市役所と連携し、地域課題の解決に向けた活動に取り組みます。 机上の空論で終わらない、社会とつながる学びが経験できます。

  • 少人数制ならではの温かい校風:1学年約120名という規模だからこそ実現できる、生徒と教員の距離の近さが自慢です。 どんなことでも気軽に相談できるアットホームな雰囲気があります。

  • 充実した施設設備:校内には屋内温水プールや天体観測室といった珍しい施設があります。 また、多摩大学と共有のコンビニや学食も利用可能です。

  • 「A知探Q」というユニークな講座:教科の枠にとらわれない多彩なテーマの講座が開講され、生徒の知的好奇心を刺激します。

  • 生徒の自主性を重んじる生徒会活動:生徒が提案した企画を先生が真摯に受け止め、サポートしてくれる校風があります。

  • グローバルな視野を育む国際交流:中学のニュージーランド修学旅行をはじめ、留学プログラムも充実しており、世界へ視野を広げる機会が多く用意されています。

  • 文武両道を体現する活発な部活動:全国レベルで活躍する部活動があり、勉強と両立しながら自分の好きなことに打ち込める環境が整っています。

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、学校生活の様々な面について多くの声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「少人数なので、先生の目が行き届いている」といった、手厚いサポート体制を評価する声が非常に多いです。

    • 「生徒がおっとりしていて、いじめなどの話は聞かない」「落ち着いた環境で学校生活を送れる」という、穏やかな校風に関する口コミも目立ちます。

    • 「探究学習など、普通の授業とは違う学びが面白い」と、特色ある教育内容に満足している声もあります。

    • 「体育祭や文化祭などの行事がとても盛り上がる」と、学校行事の楽しさを挙げる生徒も多いです。

    • 「施設が綺麗で、特にグラウンドの人工芝が気持ちいい」という意見も見られます。

  • 気になる点:

    • 「最寄り駅からバスに乗る必要があり、少し不便」「坂の上にあるので、通学が大変」といった、アクセスに関する指摘が一部あります。

    • 「校則が少し厳しいと感じることがある」という声も聞かれます。

    • 「大学の附属校だが、ほとんどの生徒が外部の大学を受験する」という点を、良くも悪くも特徴として挙げる意見がありました。

アクセス・通学

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校へのアクセスは、複数の駅からバスを利用するのが一般的です。

  • 京王相模原線・小田急多摩線「永山駅」からバスで約12分、「多摩大学」停留所下車。

  • 京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」からバスで約16分、「多摩大学」停留所下車。

永山駅と聖蹟桜ヶ丘駅からはスクールバスも運行されています。

通学している生徒は、多摩市、八王子市、稲城市、町田市、日野市など近隣の市に加え、神奈川県の川崎市や相模原市など、幅広いエリアから集まっているようです。

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校は、「落ち着いた環境で、自分の興味や関心をじっくりと深めたい」と考えているあなたに、まさにおすすめの学校です。先生と生徒の距離が近くアットホームな雰囲気なので、学習面でも生活面でも安心して相談できるでしょう。特に、答えのない問いに仲間と協力して取り組む「探究学習」は、あなたの知的好奇心を大いに刺激してくれるはずです。

受験勉強においては、まずは基礎学力の定着を最優先にしてください。3教科の入試なので、苦手科目を作らないことが大切です。過去問を繰り返し解き、出題傾向に慣れておきましょう。多摩大学附属聖ヶ丘高等学校で、充実した3年間を送りませんか。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。