岐阜県多治見市にキャンパスを構える多治見西高等学校は、生徒一人ひとりの夢の実現を全力でサポートすることを目指す、歴史と実績のある私立高校です。元々は女子校でしたが現在は共学となり、活気あふれる男女が共に学校生活を送っています。中高一貫教育も行っており、落ち着いた環境で学ぶことができます。

多治見西高等学校の最大の魅力は、なんといっても多様な進路希望に対応できる学びの場が用意されている点です。国公立大学や難関私立大学を目指すコースから、専門的な知識や技術を身につける学科まで、幅広い選択肢の中から自分に合った道を見つけることができます。

この記事では、そんな多治見西高等学校について、偏差値や気になる口コミ、学校生活の様子などを詳しく解説していきます。この記事を読めば、きっとあなたも「西高」の魅力に気づき、高校生活への期待に胸が膨らむはずです。

多治見西高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 多治見西高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒507-0072 岐阜県多治見市明和町1丁目18番地
代表電話番号 0572-27-2547
公式サイト https://www.tajiminishi.ed.jp/

多治見西高等学校の偏差値・難易度・併願校

多治見西高等学校は、複数の学科・コースがあり、それぞれで偏差値が異なります。自分の学力や目指す進路に合わせて選べるのが大きな特徴です。

学科・コースごとの偏差値の目安は以下の通りです。

  • 普通科 蛍雪コース:62

  • 普通科 特進コース:53

  • 普通科 総合コース:47

  • 商業科:41

  • 被服科:40

蛍雪コースは、岐阜県内の私立高校の中でも上位に位置し、しっかりとした学力が求められます。特進コースや総合コースは、それに次ぐ難易度となっています。合格に必要な内申点の目安としては、蛍雪コースで30台後半、特進コースで30前後、総合コースで20台後半が一つの基準となるようです。

主な併願校としては、同じ東濃地区の多治見北高校や多治見高校、中京高校、帝京大学可児高校などが挙げられます。多治見西高等学校を第一志望とする受験生も多く、自分の実力や通学の利便性を考慮して併願校を選ぶ傾向があります。

多治見西高等学校に設置されている学科・コース

多治見西高等学校には、生徒の多様な興味や進路希望に応えるための個性豊かな学科・コースが設置されています。

  • 普通科 蛍雪コース

    国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコース。高いレベルの授業と手厚い進路指導で、目標達成をサポートします。

  • 普通科 特進コース

    難関私立大学への進学を目標とするコース。部活動と勉強を両立させながら、効率的に学力を伸ばしたい生徒におすすめです。

  • 普通科 総合コース

    文系大学や短期大学、専門学校への進学を目指すコース。幅広い分野から興味のある授業を選択でき、自分の可能性を広げたい生徒にぴったりです。

  • 商業科

    ビジネスに関する知識やスキルを学び、多様な資格取得を目指す学科。卒業後は就職や大学進学など、幅広い進路に対応できます。

  • 被服科

    和裁・洋裁の専門的な技術と知識を基礎から学べる学科。ファッションやものづくりに興味があり、専門職を目指したい生徒におすすめです。

多治見西高等学校の特色・校風

多治見西高等学校は、「文武両道」と「落ち着いた雰囲気」が共存する学校として知られています。

校風をキーワードで表すと、「規律と自主性の両立」「アットホームな雰囲気」といった言葉が当てはまるでしょう。口コミによると、先生方は親身になって相談に乗ってくれる方が多いようです。

  • 宿題の量:コースによって差があるようですが、特に進学を目指すコースでは、日々の予習復習が欠かせない程度の量は出るようです。

  • 校則:他の高校と比較すると厳しいという声が多く聞かれます。特に、スマートフォンの校内での使用は原則禁止で、見つかった場合は保護者への連絡があるなど、厳しい指導が行われるようです。服装や頭髪に関する規定も細かく定められています。

  • 生徒たちの雰囲気:元女子校ということもあり、全体的に女子生徒の比率が高いですが、共学化が進み、男子生徒も増えています。真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、部活動や行事には活発に取り組む生徒も多いようです。

  • アルバイト:原則として禁止されているようですが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可制で認められることもあるようです。

  • 制服の評判:制服は伝統的なデザインで、生徒からは「少し地味」という意見もある一方で、「清楚で良い」という評判も聞かれます。衣替えの時期が定められておらず、気候に合わせて自分で調整できる点は好評のようです。

  • 土曜授業:基本的に第1・第3土曜日は授業日となっています。

多治見西高等学校の部活動・イベント

部活動

多治見西高等学校は部活動が非常に盛んで、多くの生徒が熱心に活動しています。運動部、文化部ともに充実しており、全国レベルで活躍する部も少なくありません。

  • ソフトボール部:全国屈指の強豪として知られており、全国大会での優勝経験も豊富です。専用のグラウンドも完備されており、高いレベルで競技に打ち込みたい生徒に最適な環境です。

  • 放送部:NHK杯全国高校放送コンテストの常連で、アナウンスや番組制作など、様々な部門で全国大会に出場しています。

  • ソフトテニス部、弓道部:これらの部活動も東海大会や全国大会に出場する実績を持っています。

  • 文化部:アカペラ部、マンガ部、クッキング部、筝曲部など、ユニークで多彩な部活動があり、それぞれの興味関心に合わせて活動を楽しむことができます。

イベント

学校生活を彩るイベントも多治見西高等学校の魅力の一つです。

  • 西高祭(文化祭):毎年9月に行われる学校祭は、クラスごとの展示やステージ発表、有志によるパフォーマンスなどで大変盛り上がります。生徒たちが主体となって企画・運営し、クラスの団結力が深まる一大イベントです。

  • 体育祭:クラス対抗で様々な競技に臨み、優勝を目指して競い合います。応援合戦なども見どころの一つです。

  • 修学旅行:行き先は年度によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。

  • 球技大会:学期ごとに行われ、クラス一丸となって白熱した戦いを繰り広げます。

多治見西高等学校の進学実績

多治見西高等学校は、多様なコース設定を活かし、生徒一人ひとりの進路実現を力強くサポートしています。特に蛍雪コースを中心に、国公立大学や難関私立大学への合格者を多数輩出しています。

2024年度の大学入試合格状況によると、以下のような実績があります。

  • 国公立大学:名古屋大学、大阪大学、北海道大学、岐阜大学、愛知教育大学、名古屋市立大学、愛知県立大学などへ合格者を出しています。

  • 難関私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)、関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)などへも多数の合格者を出しています。

  • その他の進路:南山大学や中京大学、名城大学といった東海地区の主要私立大学への進学者が多いのも特徴です。また、商業科や被服科からは、専門学校への進学や地元企業への就職など、多様な進路を選択しています。

放課後や長期休暇中には無料で参加できる補習や講習が数多く開かれており、生徒の学力向上と進路実現をきめ細かくサポートしています。

多治見西高等学校の特長・アピールポイント

多治見西高等学校には、他校にはない独自の魅力がたくさんあります。

  • 多様な学科・コース:国公立大学進学から専門職まで、自分の夢に合わせた学びの道を選択できます。

  • ICT教育の推進:生徒一人1台のタブレット端末を活用し、協働学習や個別最適化された学びを実践しています。

  • 全国レベルの部活動:ソフトボール部をはじめ、多くの部活動が全国の舞台で活躍しており、文武両道を高いレベルで実現できます。

  • 充実した進路サポート体制:「西高進路DAY」や進学・就職ガイダンスなど、1年生の時から将来を見据えたキャリア教育が充実しています。

  • きめ細やかな個別指導:先生方が親身に生徒一人ひとりと向き合い、学習面から生活面まで丁寧にサポートしてくれるという声が多いです。

  • ミツバチプロジェクト:校内でミツバチを飼育し、採れたはちみつを販売するなど、ユニークな探究活動を行っています。

  • アットホームな校風:規律の中にも温かみのある雰囲気で、生徒たちはのびのびと学校生活を送っています。

多治見西高等学校の口コミ・評判のまとめ

多治見西高等学校について、在校生や卒業生からは様々な声が寄せられています。

  • 良い点

    • 「先生方がとても親身で、質問や相談にいつでも乗ってくれる」という声が非常に多いです。

    • 「コースが細かく分かれているので、自分と同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境が良い」

    • 「部活動が盛んで、本気で打ち込みたい人には最高の環境だと思う」

    • 「進路指導が手厚く、面接練習や小論文対策など、きめ細かくサポートしてもらえた」

    • 「友達と協力して乗り越える学校行事が多く、とても楽しい」

  • 気になる点

    • 「校則が厳しい。特にスマホの使用に関してはもっと緩やかになっても良いと思う」という意見が目立ちます。

    • 「私立なので施設が綺麗かと思っていたが、思ったより古い部分もある」

    • 「体育科の先生方の指導が厳しいと感じることがある」

    • 「駅から少し距離があるので、アクセスが少し不便」

アクセス・通学

多治見西高等学校へのアクセス方法は以下の通りです。

  • 最寄り駅

    • JR太多線「小泉駅」から徒歩約4分

    • JR太多線「根本駅」から徒歩約19分

    • JR中央本線・太多線「多治見駅」からは距離があります。

多くの生徒は、JR太多線を利用して通学しています。多治見市、土岐市、瑞浪市など東濃地区から通う生徒が中心ですが、可児市や愛知県春日井市方面から通う生徒もいます。

多治見西高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

多治見西高等学校を目指す皆さん、こんにちは!進学アドバイザーとして、最後に皆さんへエールを送ります。

多治見西高等学校は、「自分の目標に向かって、真面目にコツコツと努力できる生徒」に特におすすめの学校です。面倒見の良い先生方がたくさんいるので、自分から積極的に質問に行ったり、相談したりできる生徒は、きっと大きく成長できるでしょう。また、勉強だけでなく部活動にも本気で打ち込み、充実した3年間を送りたいと考えている君にもぴったりの場所です。

受験勉強においては、まず基礎学力を徹底的に固めることが大切です。特に蛍雪コースや特進コースを目指す人は、中学校の学習内容を完璧に理解した上で、応用問題にもチャレンジしていきましょう。多治見西高等学校の入学試験は記述式の問題も含まれるため、日頃から自分の考えを文章で表現する練習をしておくと、本番で必ず役に立ちます。あなたの夢を、西高で叶えてください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。