大分国際情報高等学校は、大分市にある私立の高校で、「国情(こくじょう)」の愛称で親しまれています。情報化社会や国際化社会に貢献できる人材の育成を目指しており、専門的な知識や技術を学べるユニークな学科がそろっているのが大きな特徴です。普通科に加えて、ITやデザイン、ものづくりといった分野に特化したコースがあり、自分の「好き」をとことん追求できる環境が整っています。
また、大分国際情報高等学校は、資格取得に力を入れていることでも知られています。国家資格である「ITパスポート」や「基本情報技術者」をはじめ、20種類以上の資格取得をサポートしており、将来の進学や就職に役立つ実践的なスキルを身につけることが可能です。
この記事では、そんな魅力あふれる大分国際情報高等学校について、偏差値や気になる口コミ、学校生活の様子などを詳しく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
大分国際情報高等学校の基本情報
まずは、大分国際情報高等学校の基本的な情報を確認しておきましょう。
| 正式名称 | 
大分国際情報高等学校 | 
| 公立/私立の別 | 
私立 | 
| 共学/男子校/女子校の別 | 
男女共学 | 
| 所在地 | 
〒870-0911 大分県大分市新貝11番40号 | 
| 代表電話番号 | 
097-558-3734 | 
| 公式サイトURL | 
https://kokujou.ed.jp/ | 
 
大分国際情報高等学校の偏差値・難易度・併願校
大分国際情報高等学校の偏差値は、学科・コースによって異なりますが、おおむね39前後とされています。 偏差値だけで見ると、大分県内の高校の中では比較的入学しやすいレベルと言えるでしょう。しかし、専門的な学科・コースでは、特定の分野への興味・関心が重視される傾向があります。
合格に必要な内申点の目安については、公表されていませんが、大分県の私立高校の入試では、中学校での成績や生活態度も評価の対象となります。 日頃の授業に真面目に取り組み、提出物などをきちんとこなしておくことが大切です。
主な併願校としては、同じ大分市内の私立高校である大分東明高等学校、楊志館高等学校、福徳学院高等学校などが挙げられることが多いようです。自分の学力や興味に合わせて、いくつかの高校を比較検討してみることをおすすめします。
大分国際情報高等学校に設置されている学科・コース
大分国際情報高等学校には、普通科に加えて、専門的な知識や技術を学べる3つのコースが設置されています。2026年度からはコースが再編される予定で、より時代に合った学びが提供されることになります。
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普通科
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どんなことを学ぶ場所か:5教科を中心に基礎学力を定着させ、大学進学や就職など、一人ひとりの進路実現を目指します。ICT教育にも力を入れています。
 
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どんな生徒におすすめか:将来の夢がまだ決まっていない人や、文系・理系問わず幅広く学びたい人におすすめです。
 
 
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ITビジネスコース(2026年度より)
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どんなことを学ぶ場所か:プログラミングやコンピュータの活用技術、情報セキュリティなど、ビジネス社会で即戦力となるICTスキルを学びます。
 
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どんな生徒におすすめか:コンピュータやITに興味があり、将来はIT企業などで活躍したい人におすすめです。
 
 
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デザインコース(2026年度より)
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どんなことを学ぶ場所か:タブレット端末を使い、デザインの基礎から専門的なソフトの操作方法まで、丁寧に指導を受けられます。
 
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どんな生徒におすすめか:絵を描くことやものづくりが好きで、将来はデザイナーなどのクリエイティブな仕事に就きたい人におすすめです。
 
 
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ものづくりコース(2026年度より)
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どんなことを学ぶ場所か:電気・電子回路や通信技術など、ものづくりの基礎となる知識と技術を実践的に学びます。
 
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どんな生徒におすすめか:機械いじりや電子工作が好きで、将来は技術者として社会に貢献したい人におすすめです。
 
 
大分国際情報高等学校の特色・校風
大分国際情報高等学校は、「アットホームな校風」と「最先端のICT教育」が大きな特色です。
校風は「質実剛健」「愛と犠牲の精神」「実践躬行」を校訓に掲げており、生徒一人ひとりに寄り添った丁寧な指導に定評があります。先生方は親身になって相談に乗ってくれるという声が多く、勉強が苦手な生徒でも中学校の復習から始めてくれるなど、手厚いサポート体制が整っています。
宿題の量はコースによって差があるようですが、特に専門コースでは課題研究などもあり、主体的に学ぶ姿勢が求められます。校則については、「いつでも面接に行ける格好」という指導方針があり、服装や頭髪に関してはある程度の厳しさがあるようです。スマートフォンの持ち込みは可能ですが、校内での使用は昼休みのみに制限されています。 アルバイトは原則として禁止されています。
生徒たちの雰囲気は、専門的なコースがあるためか、自分の「好き」を追求している真面目で落ち着いた生徒が多いようです。2025年4月からは新しいデザインの制服が導入される予定で、全国的にも注目されるおしゃれな制服になるようです。 土曜授業は基本的にありません。
大分国際情報高等学校の部活動・イベント
部活動
大分国際情報高等学校は、部活動も非常に盛んで、多くの生徒が勉強と両立しながら活動に励んでいます。特に、男子ハンドボール部は全国レベルの強豪校として知られており、過去にはインターハイや全国選抜大会で優勝した輝かしい実績を誇ります。
文化部では、写真部が全国高等学校総合文化祭に3年連続で出場するなど、高いレベルで活動しています。 また、書道部も全国の大会で個人最高賞を受賞するなど、素晴らしい成績を収めています。 珍しい部活動としては、e-sports部があり、最新の設備で活動することができます。 兼部も可能で、中には7つの部活を掛け持ちしている生徒もいるなど、生徒の自主性を尊重する校風がうかがえます。
イベント
大分国際情報高等学校では、年間を通して様々な学校行事が開催され、生徒たちの学校生活を彩ります。
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文化祭(国情祭):毎年秋に開催される文化祭は、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行い、大変な盛り上がりを見せます。地域の方々も訪れる、学校の一大イベントです。
 
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体育祭:クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。仲間との団結力を深める絶好の機会となっています。
 
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修学旅行:行き先は年によって異なりますが、生徒たちにとっては高校生活一番の思い出となるイベントです。過去には、スキー研修などを実施したこともあるようです。
 
その他にも、クラスマッチや芸術鑑賞会など、多彩な行事が企画されています。
大分国際情報高等学校の進学実績
大分国際情報高等学校は、専門性を活かした多様な進路実現が魅力です。大学進学から専門学校、就職まで、幅広い選択肢の中から一人ひとりの希望に合わせたサポートを行っています。
国公立大学では、大分大学などへの進学実績があります。私立大学では、福岡大学や九州産業大学、立命館アジア太平洋大学 など、地元の大学を中心に多くの合格者を出しています。
また、専門学校への進学者が多いのも特徴で、特に情報系やデザイン系の専門学校で、高校で学んだ知識や技術をさらに深める生徒が多いようです。提携しているKCS大分情報専門学校の講師による資格取得補習が校内で実施されるなど、専門学校への進学サポートも手厚いです。
就職に関しても、地元企業を中心に安定した実績を誇ります。高校で取得した多くの資格が、就職活動において大きな強みとなっています。 進路実現に向けた基礎学力向上のための「国情チャレンジタイム」という独自の取り組みもあり、学校全体で生徒の進路をバックアップする体制が整っています。
大分国際情報高等学校の特長・アピールポイント
大分国際情報高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをまとめました。
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最先端のICT教育環境:全教室に4K対応の電子黒板「BIG PAD」が導入されており、ICTを活用した分かりやすい授業が展開されています。
 
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圧倒的な資格取得サポート:ITパスポートや基本情報技術者といった国家資格をはじめ、20種類以上の資格取得を強力にバックアップ。 提携専門学校の講師による補習も受けられます。
 
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国の認定校ならではの特典:情報処理推進機構(IPA)の認定により「基本情報技術者試験」の午前試験が免除されるなど、大分県の高校では唯一の特典があります。
 
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自分の「好き」を専門的に学べるコース設定:IT、デザイン、ものづくりなど、興味のある分野をとことん追求できる専門コースが充実しています。
 
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全国レベルで活躍する部活動:男子ハンドボール部や写真部、書道部など、全国の舞台で輝かしい実績を誇る部活動が多数あります。
 
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2025年度からの新制服:トレンドを取り入れた、おしゃれで機能的な新しい制服が導入されます。
 
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アットホームで手厚い学習サポート:勉強が苦手な生徒でも、中学校の復習から丁寧に教えてくれるなど、一人ひとりに寄り添った指導が受けられます。
 
大分国際情報高等学校の口コミ・評判のまとめ
在校生や卒業生からは、大分国際情報高等学校に対して様々な声が寄せられています。
良い点:
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「専門的な知識を学びたい人には最高の環境。先生方がとても熱心に指導してくれる。」
 
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「資格がたくさん取れるので、将来の進路に役立つと思う。」
 
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「いじめなどは聞いたことがなく、みんな仲が良い。アットホームな雰囲気が好き。」
 
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「先生との距離が近く、進路相談などに親身に乗ってくれる。」
 
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「部活動が盛んで、勉強以外にも打ち込めるものが見つかる。」
 
気になる点:
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「校則が少し厳しいと感じることがある。特にスマホの使用制限はもう少し緩くしてほしい。」
 
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「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変。」
 
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「学科によっては課題が多く、勉強は楽ではない。」
 
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「施設が全体的に少し古い印象がある。」
 
アクセス・通学
大分国際情報高等学校へのアクセス方法は以下の通りです。
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最寄り駅:JR日豊本線「高城駅」から徒歩約15分
 
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バス:大分バス「新貝」バス停から徒歩約10分
 
大分市内から通学している生徒が中心ですが、別府市や臼杵市など、近隣の市町村からJRを利用して通学している生徒もいます。
大分国際情報高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
大分国際情報高等学校は、「好き」なことをとことん追求したい、専門的なスキルを身につけて将来に活かしたい、と考えているあなたにぴったりの学校です。特に、ITやデザイン、ものづくりといった分野に少しでも興味があるなら、一度オープンスクールに参加して、その魅力を肌で感じてみることを強くおすすめします。
受験勉強においては、まずは中学校の基礎・基本をしっかりと固めることが大切です。特に専門コースを希望する場合は、関連する教科(例えばITビジネスコースなら数学や英語)に力を入れておくと、入学後の学習がスムーズに進むでしょう。面接では、なぜ大分国際情報高等学校で学びたいのか、自分の「好き」を将来どう活かしたいのかを、自分の言葉でしっかりと伝えられるように準備しておきましょう。あなたの熱意が、合格への一番の近道になるはずです。応援しています!
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。