大分県立海洋科学高等学校は、県内で唯一の水産・海洋系の専門高校です。 広大な海を舞台に、航海や船の機関、食品加工など、海に関わるスペシャリストを目指せるユニークな学びが待っています。普通科の高校とは一味違い、実践的な実習を通して、将来の仕事に直結する専門知識と技術を身につけることができるのが、この大分県立海洋科学高等学校の最大の魅力です。
大分県立海洋科学高等学校の基本情報 
大分県立海洋科学高等学校の偏差値・難易度・併願校 
海洋科:36 
大分県立海洋科学高等学校に設置されている学科・コース 
航海コース どんなことを学ぶ?:大型実習船「翔洋丸」での航海実習などを通して、船の操縦や航海に必要な知識・技術を学びます。 国家資格である海技士の免許取得を目指します。 どんな生徒におすすめ?:将来、船長や航海士として国内外の海で活躍したい人、船の運転に興味がある人におすすめです。 
機関コース どんなことを学ぶ?:船の心臓部であるエンジンや機械の仕組み、整備方法などを学びます。 こちらも海技士(機関)の免許取得を目指します。 どんな生徒におすすめ?:機械いじりが好きな人、船を動かす仕組みに興味がある人、縁の下の力持ちとして船を支えたい人に向いています。 
食品コース どんなことを学ぶ?:魚のさばき方から、缶詰や練り物などの水産加工品の製造、品質管理、流通までを総合的に学びます。 商品開発にも挑戦できます。 どんな生徒におすすめ?:食べることが好きな人、料理や食品開発に興味がある人、水産物のおいしさを多くの人に届けたい人におすすめです。 
大分県立海洋科学高等学校の特色・校風 
校風キーワード:実践重視、資格取得に強い、仲間との絆 宿題の量:専門教科の実習やレポートが多く、一般的な普通科高校とは違う大変さがあるようです。しかし、その分専門的な力が身につきます。 校則:実習での安全確保や、将来船員として規律ある生活を送るために、頭髪や服装に関する校則は厳しいという声が多いようです。スマホの校内での使用は、ルールが定められているようです。 生徒たちの雰囲気:海が好きで、明確な目標を持っている生徒が多く、真面目で活気がある雰囲気です。実習など、共同作業が多いため、生徒同士の連帯感が強いのも大分県立海洋科学高等学校の特長です。 アルバイト:原則として禁止されているようです。学業と専門的な実習に集中するための環境が整えられています。 制服:男子は黒の学ラン、女子はブレザーで、落ち着いたデザインが評判です。 土曜授業:基本的に土曜授業はありませんが、実習やイベントなどで登校日になることがあります。 
大分県立海洋科学高等学校の部活動・イベント 
部活動 
カッター部:10数人でオールを漕いで速さを競う、まさに海の高校ならではの部活動です。チームワークが不可欠で、厳しい練習を通して心身ともに鍛えられます。 相撲部:全国レベルの実力を誇り、多くの大会で優秀な成績を収めています。 その他:運動部ではヨット部や野球部、文化部では水産クラブや機械工作部など、専門知識を活かせる部活動もあります。 
イベント 
乗船実習:最大のイベントは、なんといっても大型実習船「翔洋丸」に乗って行う長期航海実習です。 2年生の航海コースと機関コースの生徒は、約2ヶ月間にわたってハワイ沖まで航海し、マグロはえ縄漁業実習などを行います。 この経験を通して、技術はもちろん、仲間との絆や人間的にも大きく成長することができます。 翔洋祭(文化祭):毎年秋に開催される文化祭です。各コースの学習成果の発表や、実習で製造した缶詰などの販売が行われ、地域の人々も楽しみにしている人気のイベントです。 体育祭:クラス対抗で様々な競技に熱く燃え上がります。カッター部によるデモンストレーションなど、海洋科学高校らしいプログラムも見どころです。 
大分県立海洋科学高等学校の進学実績 
国公立大学:水産大学校や東京海洋大学など、水産・海洋系の難関大学へ進学する生徒がいます。 専攻科への進学:高校卒業後、さらに2年間専門知識を学ぶ「専攻科」が設置されています。 ここで学ぶことで、より上級の海技士免許の取得を目指すことができ、大型船舶の船長や機関長への道が拓けます。 就職:就職希望者の内定率は非常に高く、多くの生徒が海運会社、漁業会社、水産加工会社、食品メーカーなど、学校で学んだ知識を活かせる優良企業に就職しています。海上保安庁や水産庁などの国家公務員になる卒業生もいます。 
大分県立海洋科学高等学校の特長・アピールポイント 
大型実習船「翔洋丸」での本格的な航海実習:ハワイ沖までの長期航海は、一生忘れられない貴重な体験となります。 多数の国家資格・専門資格の取得が可能:海技士、潜水士、クレーン運転士、危険物取扱者など、将来に直結する多くの資格取得を学校が強力にサポートします。 全国レベルで活躍する部活動:カッター部や相撲部など、目標を高く持って打ち込める環境があります。 地域と連携した商品開発やイベント:実習で製造した缶詰は地域のイベントでも大人気です。 地域貢献を通して実践的に学ぶ機会が豊富にあります。 充実した実習設備:実際の現場に近い環境で学べるよう、シミュレーターや食品加工室、小型船などが整っています。 専門知識豊富な教員陣:元船長や機関長など、現場経験豊富な先生から直接指導を受けられます。 卒業後の多様な進路:高い就職率はもちろん、専門大学や専攻科への進学など、自分の目標に合わせた進路選択が可能です。 
大分県立海洋科学高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点: 「将来の夢が明確な人には最高の環境。就職にとても強い。」 「航海実習は大変だったけど、最高の思い出。仲間との絆は一生もの。」 「専門的な資格がたくさん取れるので、自信につながる。」 「先生方が現場出身なので、話が面白く、実践的なことを教えてくれる。」 「普通の高校では絶対にできない体験ができるのが魅力。」 
気になる点: 「実習が多く、体力的にはきついこともある。」 「校則、特に頭髪指導が厳しいと感じることがある。」 「専門分野に特化しているので、途中で進路を変えたいと思った時に選択肢が限られるかもしれない。」 「駅から少し距離があるので、アクセスが少し不便。」 
アクセス・通学 
最寄り駅: JR日豊本線「熊崎駅」から徒歩約20分 JR日豊本線「臼杵駅」から徒歩約24分 
通学エリア: 
臼杵市内からの通学者が多いですが、県内唯一の水産・海洋系高校ということもあり、大分市や佐伯市など、県内の広い範囲から生徒が集まっています。遠方からの生徒のために寮も完備されています。 
大分県立海洋科学高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

